2013年春のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」も今週でついに最終回を迎える。物語の最初から最後まで観る朝ドラはちょっと記憶にない。最近では「ゲゲゲの女房」を最後まで観たものの、最初の子供時代を観てないし、「カーネーション」は傑作だったと思うが、こっちは最後の1ヶ月で主人公が尾野真千子から夏木マリに替わった段階で挫折した。
「あまちゃん」は最初からずっと物語に乗れていたのだが、震災後のところでちょっと乗れなくなった。主人公・アキがいきなり北三陸に帰ると言い出すところ。故郷の状況が心配だから様子を見てきたいというのはよくわかるが、突然東京での仕事を放り出す形で地元に帰ってそのまま居着いてしまうのだ。舞台を前半の舞台である北三陸に戻すにも、もう少しやり方はないものかと思ったが、ともあれまた東北で物語は動きはじめ、最終週までやってきた。どうやら最後まで観ることになりそうだ。
と、ドラマを観てない人にはよくわからない話をしつつ、この作品で一気にブレイクした主人公・アキ役の能年玲奈と、アキの母・春子の若い頃を演じた有村架純が「あまちゃん」以前にCMで共演していたというので記録しておこう。能年の女優としての将来はよくわからないが(おもに使い道が)、有村はおそらくこれから10年20年と仕事に切れ目なく女優として活躍し続けるのではないだろうか。うまいよね。あとGMTのリーダー・入間しおり役の松岡茉優も息の長い女優になるのだろう。
能年と有村が共演したのは2011年のディズニーリゾート・春のキャンパスデーパスポートのCM。有村にとってこれが初のCMだったとのこと。

左が能年・真ん中が有村。能年の見た目の印象が、あまちゃん以前と多くの人が初めて知ったあまちゃんのアキとではかなり違うために、ネットでは色々言われているらしい。成長ですよ成長。たぶん。もう2枚はひろい物。

両はじですね。

少し小さい画像だが、全体的にこのCMでは有村がセンター付近にいることが多かったようだ。この2年後、2人はあまちゃんをきっかけに大きく飛躍することになる。
それはおめでたくてけっこうなのだが、能年が所属する芸能事務所・レプロの若手女優、川島海荷は一気に追い抜かれてしまった。さらに川島がメンバーであるアイドルグループ・9nineは、あまちゃんの劇中歌「暦の上ではディセンバー」を能年のバーターで歌わせてもらった後輩グループ・ベイビーレイズに激しく追い上げられている。ついには9nineが出られないミュージックステーション出演も先を越されてしまい、ライブで泣き出す始末(泣いてるのはPerfumeのセンター・西脇綾香の妹)。半沢直樹がどうとか言ってるのは、次の9nineのシングルが半沢を演じた堺雅人主演ドラマ「リーガル・ハイ」のオープニングテーマになっているからだ。こっちの曲はヒロインを演じる新垣結衣がレプロなので、そのバーターである。正直「バーター同士で小競り合いしながら勝手にガンバレや」としか言いようがない。
そんなこんなで、ブログは4ヶ月もあいだを置かず、月イチぐらいは更新しようかなーと思っております。来年2月でブログ開設10周年だしね。そこまではなんとか。