2009年07月05日

ASDA シュナンブラン

世界最大の売上げを誇るアメリカのウォルマートが西友に初めて出資したのが02年のこと。なかなか業績が上向かず、一時は撤退かともささやかれたが、08年に完全買収を行なった。その後急速にEDLP(エブリデイロープライス)という「常に近隣競合店より安いことを保証する」路線に力を入れ、折からの大不況による顧客の低価格志向とマッチし、現在はそこそこの業績と伝えられる。

ウォルマートは海外進出にあたっては、「流通」という国によって商習慣や嗜好の違いが大きい業種であることを考慮してか、単独で進出するのではなく、進出国ですでに地歩を築いている企業を買収する戦略を取っている。イギリスにおいてはASDA(アズダ)を99年に買収した。

このASDAのワインシリーズである「ASDA エクストラスペシャル」が昨年末から西友で取り扱われるようになった。現在は580円から1290円まで、9種類が発売されている。

西友 ASDA WINE

西友が企画広告で書かせたのだろう記事にもリンクしておく。

『黒船』が来た!西友580円ワインの実力(All About)

当ブログの読者は私の怪しげなテイスティングよりも、チェーンストア方面の事柄に興味を持つ人が多かろう。日本一ワインをたくさん売っているレストランはどこでしょう、というクイズの答えを知っている人もいるかもしれない。くしくも、そのサイゼリヤのハウスワインがマグナム1本1060円。マグナムは2本分なので1本当たり530円。ASDAの南アフリカ産シュナンブラン580円と同じ価格帯なのである。もっともサイゼリヤの方は、グラスを冷やし、テーブルまで持ってきて、飲み終わったら下げて洗う、も込みの値段だが。

今このシュナンブランを開けてみた感想は、「よくある1000円ぐらいのテーブルワインと同じようなものだから、だったら580円の方がお得だ」というもの。これは褒めているのだろうか。

サイゼリヤの方がいいと思うが、あまりこの価格帯で上だの下だの言ってもはじまらない。明らかに味が無いとかゴムみたいな匂いがするとか、どう考えても商品レベルに達していない劣化したものだって普通に売られているのだから、これはちゃんとした部類に入る。

わざわざ買いに行くまでもないが、近所に西友があるのなら試してみてもいい。気に入れば良し、気に入らなければ料理に使ってしまえばいいだけだ。いずれにせよ、この値段なら後悔はしないだろう。
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2008年01月08日

チョコレートのオタクアイテム化

4日発売の料理通信2月号の特集「ショコラ・ブランドすべて見せます!」がちょっとおもしろい。最近ブランド系(ブルガリ・アルマーニ等)が増えている背景や、店をブランド系とアルチザン系(職人系ぐらいな意味か)に分類し、マッピング図を作ったりしている。チョコレート(この特集ではかたくなに「ショコラ」と表記)が好きな人にはおもしろく読める特集だろう。私には酒との相性を考える記事が興味深かった。

私はそんなにチョコ好きというわけでもないのだが、時々たっかいチョコをおすそ分けしてもらったりすると、やっぱりおいしいとは思う。自分じゃ1粒500円もするようなものは絶対買わないだけに、たまにもらうとラッキー感が強い。ピエール・マルコリーニで行列して買ってきたなどと言われると、自分が絶対並ばないものだからますますありがたみが増す。細かいことはわからないから、食ってしまえば「あー、こりゃうまいね」で終わりなんだけども。

この特集で、「ショコラ(そうだショコラだ)は女性から男性にプレゼントすることが多いけど、男性はもっと女性にショ(略)を積極的にプレゼントしたらいかが」みたいなことをおばさんの専門家が言っていた。たしかに最高級の物でも贈り物としては手頃な値段だし、なかなかいいような気もする。でも相手がチョコが好きだと知ってしまうと、これは逆にあげづらい。人によって好みがぜんぜん違うからだ。私は以前、有名店のチョコレートがこんなに高いことがまったく理解できなかったのだが、今では納得している。これは酒と同じ嗜好品なのであり、希少なシングルモルトや長いこと寝かせたワインと同じカテゴリーなのだとわかったからだ。アルコール分解酵素が少ない女性にとっての酒みたいなもんか、と思ったらむしろ安く思えてきた。また、チョコ好きな女性がチョコを語っているときは、ハイになったり陶酔したりと酔っぱらっているようでもある。そして考えてみればチョコレートは酒と同様、オタクアイテム化しやすい要素がある。

オタクアイテム化しやすいものの特徴として「門外漢には同じに見えるが、微妙な差異が決定的に重要」というのがある。オーディオやクルマが典型だ。酒だって飲まない人にとっては「どうせ酔ったら同じだろ」という感じだろうし。ここに歴史や技術のうんちくが入ってくると、もう果てしなき泥沼になる。最近のチョコレートのブランド化には、マリーアントワネットがどうとかカカオの産地が保存技術がと、まさにこれらのうんちくが大いに寄与している。冒頭のリンク先には「ショコラ検定」なんてのもあるし。チョコを口に入れて舌で溶かさず、いきなり噛んだりしたらすごい勢いで怒られそうだ。


そんなわけでチョコレートをプレゼントしたいのはやまやまなのだが(便乗して自分も食べちゃうし)、チョコ好きにチョコをあげるのは、なかなか難しいのである。
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2007年10月13日

いやホレ、今日は週末だから仕方なしに呑むけども

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」(amazon)などというタイトルの本を手に取るような向上心、あるいはがっついた欲望を失って久しいのだが、このエントリーを読んでちょっと興味を覚えたので読んでみた。いや本屋でさらっとチェックしただけだが。

勝間和代さんの本:無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法(On Off and Beyond)

類書との違いは、ITの徹底活用、耳からの情報入手にMP3プレーヤーを推奨、開発が進む速読技術の導入、マインドマップの作成と、しっかりお金を投資しながら最新技術を駆使して「自然と勉強を続ける体勢を作る」ところに重きが置かれているところ。このような仕組みを構築した上で、費用対効果の高い英語や会計などを勉強しようと勧める。「自分にもできるかも」と思わせるのがこういうハウツー本のポイントだとすると、それは十分にクリアされていると思う。上記エントリー内で渡辺千賀さんが「私のマッキンゼー時代の同僚なのですが、「個性」というオーラが全身から50センチ四方に常に放射されているような人です」と書いているのだが、ご本人のblogを見ても、その個性的というか意思的な表情というのは見て取れる。

そして同じ著者により昨日出版されたのが「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」で、たまたま紀伊国屋書店新宿南館で平積みになっているのを見かけた。いやこれはすごい。3人の女の子を働きながら育てているから無駄にできる時間がない、と徹底的に時間対効果で報酬を測定しながら行動するのだ。

著者はわき毛や眉毛のレーザー脱毛と月に一回のまつ毛パーマを勧める。なぜか。もちろん時間の節約になるからだ。女性がこういう観点から美容を語るのを初めて見た。新しい。化粧自体が無駄ではないかという意見もあるかもしれないが、見た目を良くすれば扱いも良くなるから必要なのだとも書いている。いちいち筋が通っていて間断ない。

こんなところだけ紹介してしまうとおもしろ本だと思われかねないがそうではなくて、私も大いに共感したのが依存性薬物をやめるべきだというくだり。著者は酒もタバコもやっていたそうだが、もうキッパリやめたそうだ。時間の活用という観点からすれば酒なんて本当にロクでもないものだ。実のところ私は一日3〜4時間はグラスの底を眺めて暮らしている。しかも毎日毎日。失った膨大な時間を考えると気が遠くなりそうだ。「酒のない人生なんて味気ないではないか」という言葉がアル中の自己正当化であるということがわからなくなるほどには、私はまだ進行していない。それなら味を楽しむだけにしておいて、なにも酩酊するまで呑まなくたっていいのだ。習慣になると呑まなきゃ眠れないような気がしてくるが、実際には睡眠は浅くなるし朝はどんよりしているしで呑まないほうが間違いなく快適なのだ。それは私もよーくわかっている。

そんなわけで、呑むのが習慣になってからどれぐらいになるのかわからないが、初めて「禁酒してみようかな」と思った次第。意志薄弱な私にそう思わせただけでも大した本だと思う。キリのいいところで、来年の正月あたりから始めてみるというのはどうだろうか。(←絶対失敗する奴)

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2007年09月29日

トマーテを飲んだ

Yahoo!のトピックスにトマト酒ブームとか書かれていたのでメモ。

酒とトマトはブラッディマリーやレッドアイなど古くからある組み合わせなので外さないだろうと思い、トマーテを飲んだのだ。アサヒとカゴメの共同開発ということで、ここのところ大々的に宣伝している。そのドリカムの出るCMはいつもながらなんとなく不快だが、アサヒで出しているカクテルパートナーはプレミアム カシスオレンジがとてもおいしかったし、まあ大丈夫だろうと思ったのだ。で、飲んでみたが、まずかった。缶を見ても何の酒がベースになっているのか書いてない段階で疑問はあった。飲んでみると、これは甲類焼酎、つまり純アルコールともいうべき風味の無い酒を使っているのではないか。味気ないことはなはだしい。カクテルパートナーとのレベルの差が大きすぎる。こっちも腕の立つバーテンダーにレシピを作ってもらった方がよかったのではないか。
posted by kaoruww at 19:20| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

中毒者の論法

『「タバコは百害あって一利なし」のウソ』 武田良夫著(評:速水健朗)〜禁煙は、国策であるべきか?(日経ビジネスオンライン)

タバコの害については疫学的結論は既に出ていて神学論争ではないのだが、それでも異論を唱える論文を中毒者達が心のよりどころにしているという現実がある。自分のことを「中毒である」と認めてしまえば楽なのだが、頑としてそうしない。真実から目を背けるところが大人として恥ずかしく、ドラッグを嗜む者として覚悟がない。まわりの人は強制的に煙を吸わされる実害のみならず、そういう大人としてのダメさを軽蔑しているふしがある。しかし中毒者は当該ドラッグに関する認知が歪んでしまっているために、決してそのことに気づきはしない。

この書評を読んで興味深いところが1点あった。国家が個人の楽しみに口を挟むのはパターナリズムだと批判しているのだという。

タバコ中毒の人達の嫌煙者に対する罵倒の代表が「アメリカの運動にかぶれやがって」というものだった。今でもそう言いたがる人は多い。しかし航空会社や空港のタバコに関する扱いを見ても明らかなように、分煙は全世界的な傾向だ。全世界の街角でとまでは言わないが、少なくとも先進国ではそうなっている。だから嫌煙者を「アメリカかぶれ」と罵ることが難しくなったのだろう、その結果出てきたのがこの「分煙は管理社会化運動だ」という論法ということのようだ。なるほど。いろいろ考えるものだと感心する。

私も酒というドラッグを日常的に摂取するから分かるのだが、このように中毒者というのは問題を自分のことではなく、一般的かつ大きな問題にすりかえたがる傾向がある。問題はアメリカでもパターナリズムでもなく、自分が誰かの目の前で吐き出している煙なのだ、ということを考えたくない。考えると分煙という不自由を受け入れざるを得なくなるからだ。

中毒の何が恐ろしいかといって、ふだん十分常識的で、大抵のことにまともな判断をする人でも、その中毒になっている薬物に関しては突然わけの分からないことを言い出すことだ。しかもそれについて話すときは形相まで変わってしまう。薬物の怖さとは認知を歪ませ、その結果人格までも歪めてしまうことなのだ。たとえドラッグの種類は違っても、ごく軽いものであっても、依存ぎみなのは私も同じだ。おかしな人にならないように、十分気をつけたいと思う。
posted by kaoruww at 16:26| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月12日

インディ→税金→やっぱり酒

以前、日本で行なわれるインディカーシリーズで燃料にエタノールを使うから酒税を払うことになるかも、という話題について書いた。アレは結局払わなくて済むことになったそうだ。

インディ第3戦、エタノール燃料「納税義務なし」(読売新聞)

理由は結局のところ「飲むわけじゃないから」ということらしい。なんだそりゃ、と思って調べてみたら、工業用アルコールというのは酒税がかからないのだね。でも中身は醸造用アルコールと全く同じなので、不正軽油同様厳しいチェックがあるらしい。


アルコール事業法について
(経済産業省)
 工業用アルコールは、成分的には酒類と同じであるが、酒類のみに高額の酒税がかかることから、工業用アルコールが不正に飲用に使用されるインセンティブが働くため、これを抑制しアルコールが工業用途に安定的に供給されることを確保するための一定の流通管理が不可欠である。
 すなわち、工業用アルコールの製造、販売、使用等を行う者について、用途の確認、実績の把握を的確に行うための方策として許可制を採用するとともに、報告徴収等を通じた事後的なチェックを実施する。

なるほどねーと思うが、この場合元々使途なんか明確なのである。
だったらなんで
インディカーの燃料はエタノール98%に2%のガソリンを混ぜたものだが、関東経済産業局は「90%以上のエタノールを含むものは、酒に転用できる特定アルコールとみなされ、基本的に、酒税と同額の税負担が発生する」(アルコール課)との見解を示していた。
なんてことを言っていたのか。ここからまたガソリンを抽出して飲めるようにするなんて思っていたわけではあるまい。一応カマしておいて頭を下げさせ、後になって「お目こぼし」みたいな形で幕を引いて恩を売るという役人が良くやるパターンだろう。私は「インディにとってもホンダにとってもたいした金じゃないんだから払っちまえ」とか思っていたのだが、こういうやり口を見るとやっぱり腹が立つ。実にいやらしい。

そういやホンダと経産省というか通産省は4輪進出の時に大喧嘩していたのだった。本田宗一郎がバイク専業メーカーから自動車作りに乗り出そうとした時通産省の官僚に呼びつけられて「競争が激しくなるから自動車を作るのは許さない、第一やってもすぐに潰れる」と言われ、「株主でもないのにそんなことを言われる筋合いはない」と席を蹴立てて帰ってきたというのは有名な話だ。通産省の産業育成政策に楯突くことなど考えられなかった時代である。まさかそんなことをいまだに根に持っているわけではないだろうが……


役人の法運用などずいぶん恣意的なものだし、もっとさかのぼって立法の経緯まで考えるとアホらしくなることもある。ワインと焼酎の税率が低かったのは、政界のドンと言われた金丸信と政府税調のドン山中貞則が、それぞれ山梨と鹿児島を地盤としていたからだ。もう2人とも死んでしまったし、ワインはともかく焼酎はかなり税率が上がったけれども。ともかくビールなんてマゾヒスティックな酒は最初の一口だけで十分です。消費税と合わせると4割近くが税金てひどすぎる。ワインなんて1割ぐらいだし。


私はというと、暖冬とはいえ3月ぐらいからようやく寒くなって、冷えたバーボンソーダを呑んでいたら凍えてしまったから、今は紙パック入り芋焼酎の水割りになっている。何がいいってゴミが少ない。バーボンの瓶は3日に1本出るわ、ソーダのペットボトルは潰れないわで処理が面倒だった。重いし。紙パックはいいですよー。しかも今は1.8リットルで1週間ほど持つようになった。ソーダは口当たりがいいからつい呑み過ぎてしまうが、今はそんなことはない。計算するとアルコール量が3割方減っている。素晴らしい。寝覚めもなかなかよい。そろそろγーGTPを確認してみようかと思っている。ちょっと楽しみ。
posted by kaoruww at 23:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

ヴーヴ・ヴェルネ・ルージュ

きのう呑んだ酒のレビュー(っていうのか)が酔っぱらってしまいできなかったので、もう昼だが記録しておく。

ヴーヴ・ヴェルネ・ルージュ 750ml インポーターはメルシャン。
フランスの発泡性ワインだが、シャンパーニュ地方のものではないのでヴァン・ムスー(スパークリングワイン)と呼称される。ググってみたらオンラインショップで税込み1197円、レストランで2520円で出していた。なんで近所のスーパーで400円そこそこで売られていたのかは謎。普段のバーボンソーダのコストとたいして変わらないのでうっかり買ってしまった。赤の泡物など飲む機会自体がない。冷蔵庫に入れるのを忘れていて、速く冷やしたいから冷凍庫に2時間入れる。ひどい。

で、味なんだが、甘い。普段の調子で塩鮭の切り身をツマミにし、一応マヨネーズをつけてみたりもしたがダメだった。裏のラベルには「食中酒からデザートまで幅広くお楽しみ下さい」と書いてあり、多少甘めなのは覚悟していたのだが・・・食中はどうかなあ、コレ。オンラインショップの説明には「シャルマー法(タンク内二次発酵)による、豊かな泡立ち、果実味あふれる、爽やかな甘口が飲みやすい赤のスパークリングワイン」とある。明白に甘口の泡物として売られていた。まぎらわしいからラベルに食中酒とか書かないでほしい。

大体アルコールの薬理効果を求めているだけなのに、変に好奇心を持つからいけない。
これが750ml×11%=82.5で、
普段はバーボン3分の1本だから
700ml÷3×40%=93.33
になるわけで、けっこう量的には呑んでるはずなのに非常に物足りない。結局バーボンソーダを2杯呑んでしまい、最終的には普段より多くのアルコールを摂取することとなった。反省。
posted by kaoruww at 13:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

休肝終了

ここ4日間酒をほとんど呑まなかった。2日目に水割り1杯呑んだだけだ。これも酔ったんだかどうかわからないぐらいの量だったし。きっかけは特にないのだが、しいて言えばたまたまウチに酒がなくなったからだ。そのまま買いに行かなかったらこうなった。2日目も少し残っていたやつを整理したという感じ。

で、昨日はスーパーに行きいつもの安バーボンとソーダを買ってきた。呑んでみたら効く効く。あっという間に酔った。ボトル4分の1でもう眠気に耐え切れず即就寝。500mlのソーダ1本で割ったから、酒250円とソーダ90円で計340円。豚丼1杯でベロベロと思うとたいへんコストパフォーマンスが良い。ビバ家呑み。たまに酒を抜くのは大事である。なかなか難しいけど。それに今、朝起きて書いているのだが全然残っていない。目覚めがさわやかである。この程度が適量なのだろう。呑まない間も普通に眠れたしイライラすることもなかった。どうも依存症ではないらしい。

あと、呑まない日はblogを書きにくくなるようだ。「まあわざわざ書かなくてもいいか」と思うらしい。夜書くときはたいてい呑みながらだしなあ。少しだけ呑んだ日(10日)はやっぱり書いてるし。

というわけでまだ瓶に4分の3残っているので、また書き始める予定。
posted by kaoruww at 06:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

記念カキコ

このごろ書く前にすっかり呑んだくれて出来上がってしまい、書く気も書くこともあったのに眠気に耐えられず寝てしまうことがしばしばある。
今日はまだ呑んでない。これから呑むのだ。だから今の内に。

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酒の種類によって、すごく呑んだような気になることもあればそうでもない時もある。アルコールの量自体は同じようなものなのに。あれは不思議だ。

たとえば私はここのところバーボンソーダ一本やりなのだが、その毎日のアルコール摂取量を計算してみよう。
700(ml・一本)×0.4(5分の2)×0.4(度数40%)=112(ml)である。
 
これをビールに直すと
112÷0.05(%)=2240(ml)であり、大瓶換算では
2240÷633=3.53(本)である。なんだ大瓶3本半?そんなもんかーという感じだ。

しかしこれが日本酒になるとまるで印象が変わる。
112÷0.16(%・日本酒平均)=700(ml)となり、700÷180(合)=3.88(合)である。約4合。私は滅多に日本酒を呑まないので、たぶん4合呑んだらその非日常的な量に泥酔してしまうと思う。


いま気付いたが、ウィスキー1本と日本酒1升のアルコール量はほぼ同じなのだな。へーー。

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でもって、さっきすごく久しぶりにAmazonのアフィリエイトのリポートを見てみた。売れるわけないと思っていたから全く見ていなかったのだ。いや大変な衝撃を受けましたYO!ううう売れていました。たった3冊しか紹介してない書評カテゴリから。びっくりしたわホントに。

なんでこんなに驚いているかというと、これまで実験とネタのためにアドセンスとリンクシェアをちょこっとやったけれども、当然成果なんか無い。アドセンスは6回しかクリックされてないし(うち2回は自分)、リンクシェアはもちろんゼロ。なぜ君達はマヌケなエクササイズ乗馬機がキライなんだ。全く納得いかない。僕も使ってるけどとってもイイ感じだよ!


もちろんウソだ。すまない。


当blog初めてのことだからちょっと詳しく書いてみよう。もちろん誰が買ったかは私にもわからない。あくまでAmazonのリポートでわかることだけである。

中島らもの「今夜、すべてのバーで」と同じく中島らもの「心が雨漏りする日には」、そしてサリンジャーの本も1冊。えええ。どこのどなたなのかしら。明らかに「今夜、すべてのバーで」から同じ作家の別の本に行って、さらに別の作家の本に行った同一人物だと思われる。だってこれしか反応ないし。


なぜこれがこんなにうれしいのだろうか?
売上げは3冊で1580円だ。紹介料は直接紹介した「今夜、すべてのバーで」が3%で他の2冊は1.05%。計27円。つまり、金額の問題ではない。

この書評は中島らもが亡くなったというニュースを聞いて、本棚の単行本を引っ張り出してエンディングを引用しながら書いたものである。
実のところ、これは書評ではない。私なりのらもさんへの追悼文だった。

それに感応した人がいたらしい、というのは実際のところblogを書いていてもそんなにわかるわけではない。こういう形ででもハッキリわかるというのは理屈抜きにうれしいことだ。でも、これがどんな風に読まれるかまではわからない。「つまんなかったよ」ということになるかもしれないけれど、それはそれで「ツボが違ったんですねあっはっはー」と言うほかない。

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この初めてのリアクションの報酬(27円)が手元に届くのは、あと何年も先のことのはずだ。でもその時きっと「この時読んだ人はどう感じたんだろうなー」と考えるのだろう。


結局アフィリエイトの面白さはこういうことなのかもしれないな。確かに興味深いことだ。
posted by kaoruww at 23:57| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月08日

休みだけどまだ昼なんで呑んでません!

はい、備忘録の時間ですよ。


3月29日にやった献血の検査結果が届いた。

私が今興味あることランキングベスト3は

1位 野茂英雄の今後の成績
2位 滝沢乃南の今後の眉

なわけだが、3位は読者諸兄姉なら既にお分かりのはず。

3位 自分のγーGTPの数値

である。

もう少し自分のことに興味を持ちたいものだといったことはさておき、これまでの推移と併せて一挙に羅列。標準値は10〜65IU/Lである。

04年4月  29
04年12月 41
05年7月  51
05年10月 43
05年12月 37
06年4月  52 

はい、みごと自己新記録更新であります。

あと、今回初めて標準値から外れた数値が出た。しかもふたつ。
総蛋白  標準値6.5〜8.2のところ6.4
赤血球数 標準値425〜570のところ422

まあどっちもほとんど誤差といったところだし、断り書きとして「上記の標準値は、献血を希望された方々の検査結果から算定したもので、正常または異常を表すものではありません」とある。だからこれについてはまあいいんだけど、やはり気になるのはガンマである。新記録はやはりうれしくない。

「気にしてんなら酒減らせよ」ということなのだが、その気が全くないだけに余計に気になるというか。「まだ呑める」と確認しているのだろうか?いやむしろ心のどこかで「いつ超えるのかな」と、その時を待ってるところがある気もする。
ここらへんは異常心理と言っていいのだと思うが、こういう志向はある種の酒飲みに典型的なものなのかもしれない。

何度か引用した中島らもの「今夜、すべてのバーで」の中で、主人公・小島が医者・占い師・友人の3人に「35歳で死ぬ」という託宣を受け、アル中になることを警戒し資料を読み漁るようになったとある。

ついには「アル中の本を肴にしてウィスキーをあおる、というのがおれの日課にさえなった

ううむ、本ではなくwebだが、時々こういうの読みながら呑むなあ。人ごとではない。


で、今になってようやくわかったんだが、この作品に出てくる天童寺不二雄・さやかの兄妹の「天童寺」って、丹波国の酒呑童子からとったのか。気付くの遅いって。

こういう昔から知ってる作品の謎かけみたいなのに今さら気付くとすごく驚くことがある。この間isologueに「ナニワ金融道」の主人公・灰原の名前について、「・・・もしかして、「グレーゾーン」金利だから「灰原」だったのか?」とあり、「な、なんだってー!?」と思った。


こういうのってタモリ倶楽部の「ソラミミアワー」で、すごくメジャーでよく知ってる曲なのに変な日本語に聞こえる部分があることを知らされた驚きに似ていますね、となんだかたとえを微妙に失敗したところで終了です。
posted by kaoruww at 14:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

ただのメモです

今日はメモだけでアレだが。

アエラという更年期障害が出始めたおばさんしか読まない雑誌があるが、その巻末にソムリエが自宅で飲むワインの紹介をする連載がある。写真は撮る側の自己満足丸出しで最悪なのでそこは何の参考にもならないのだが、記事のほうはたまに読む。もちろん雑誌は買わないけど。

最新号で紹介されてたのがフランスの泡物。
私は名前を覚えられないタチなのでメモしておく。
ラ・テット・ノワール・フリュッテル・ブラン・ド・ブラン(オーレ・ジャパン)


あとコンビニの新製品を紹介する連載もある。ミニストップにプレスサンドというのがあるのだが、4月1日にシュリンプを挟んだものが開始。これはうまそう。
posted by kaoruww at 23:21| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

死にかけた

皆さんも注意して下さいねというか自分への戒めのために書いておくんですけど。

いい調子で呑んでいたわけですよ。結局ボトル5分の2ぐらい。いつもより余計に呑んでいたわけです。で、寒かったわけです。足なんか冷えちゃって。「うーこりゃ寒い」とか言って風呂に入ったわけです。普段はシャワーで済ませがちなんですがそれじゃ暖まるまいということで湯船に入って。
気持ち良かったわけです。「うー極楽極楽」とか唸ってたわけです。思えばそれがまずかった。湯船を出るタイミングを逸したわけですね。
なんかのぼせてきたような気がしたわけです。そろそろ上がるかな、とよっこらせと湯船を出たとたんなんか常ならんヘンな感じがしまして。もう血の気が引いているというか脳に酸素が行ってないというか意識朦朧ですわ。このままスパーンと倒れたらまずいというわけでとりあえずしゃがんで。もうほとんど意識不明です。「座らなきゃ」と思っても椅子のことが思い浮かばずヒイコラいって風呂のフタ閉めてそこに座りました。ここだけ見ても異様な状態だったことがわかります。そんでもってしばらく座ってたんですが今度は寒くなってきたわけです。でもまるで状態は良くならない。この状態のままシャワーを体にかけようと思っても立ち上がれない。頭まで痛くなってきた。
この段階で初めて「もしかしたら死ぬかも」と思いました。
寒さで震えがきて、もう必至に無理矢理シャワーを取って体にお湯をかけ、しばらくそのまま。しかしずっとこのままというわけにもいかない。風呂の外に出よう、と決意したんですが怖いのは風呂と脱衣場の気温差です。ここで開けたら一気に心臓がギュッと縮んで止まるのではないかという恐怖。考えた末に扉を半分ほど開けてバスタオルを取り風呂場で体を拭き、上半身にバスタオルをきっちり巻いてようやく脱衣場へ。チラッと鏡を見た時の顔がすごかった。顔が真っ白で目だけ異様に充血してるの。こんな顔初めて見た。そのまま慎重に部屋へ戻り、横たわりました。実は風呂場で動けないままシャワーを体にかけてる時、「もうあの部屋には戻れないかもしれない」と思ったのです。横になり、意識が戻ってきて「もう大丈夫」と確信できたらとたんに眠気が襲ってきて寝てしまいました。

やってはいけないことばかりやっているわけです。
@酒を飲んで
A風呂場の寒暖差の大きい季節に
B首までゆっくり湯船に浸かる
と。死にたいのかと。いいかげんにしろと。

ともかく人生で一番死に近づいた状態だったようです。

まだ死にたくねえ。もうちょっと楽しい思いをしてからにしてほしい。
いやもう反省。本当に危なかった。
もう酒呑んだら絶対風呂には入らないぞ、と固く誓ったのであります。
posted by kaoruww at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

血と酒の話

小学生の頃、日曜日に近所の教会に行っていた時期があった。別にクリスチャンというわけでもないのに。

きっかけは覚えていない。ただ遊びに行っていた感覚だった。

高い天井、賛美歌、御布施(って仏教用語か。なんていうんだアレ)の袋が回ってきて何がしかのお金を入れる。それぞれが非日常のちょっと面白いような不思議なような、なんだか特別な時間だった。

キリスト教の洗礼ではパンと赤ワインを口にする。イエス・キリストと一体化するための儀式だ。
白いパンはキリストの肉を、赤ワインはキリストの血を表す。
これを飲み込むとイエス様が我が身に入りひとつになる、というわけだ。

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吉祥寺にある酒飲み達のランドマーク「いせや」本店が建て替えられると、11月2日付けの読売新聞朝刊武蔵野版に出ていた。来年5月までに壊し再来年9月に地上14階地下2階のビルを建て、その中に入るのだという。

1928年に創業し55年に改築された、この駅前らしからぬ趣きを湛えたこの店は私にとって思い出深い場所である。

この店で出されるものがうまいのまずいの言うぐらい野暮な事はない。グルメ的な観点で論ずるべきでない店の代表である。たたずまい・客層・雰囲気のすべてがある種の調和を生み出し、地域の人達に日常的に愛されることの幸せを全身で体現しているような、そんな店だ。

学生時代は昼間から頻繁に訪れたものだが久しく行っていない。しかし近い将来失われて二度と再び還ってこないと知ったからには、残り少ない時間をなるべくここで過ごすことを心掛けるほかあるまい。


いせやから始まった私の酒に関するもろもろの思い出は、取り壊しの直前までここで書き連ねることにしよう。

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献血で健康被害5万6500人---厚労省が治療費など制度化検討 

要約すると「二〇〇四年度に献血した延べ約五百四十万人のうち、めまいを起こしたり、気分が悪くなったりした人が五万六千五百人余りに上っ」たと。

でもって「治療が必要とされ医療費や交通費を受け取った人は八百二人」で、

八百二人のうち最も多かったのは、採血時の神経損傷で29%。次いで皮下出血が17%だった。続いて、採血への不安や緊張が引き金になってめまいや意識不明に襲われる血管迷走神経反応(VVR)が12%。VVRによる転倒が15%。採血針でけがをして筋肉が委縮する難治性の反射性交感神経性委縮症(RSD)も1%あった

というわけだ。


つまり献血をした人の100人に一人が体調を崩し、540万人のうち8人が採血針で神経を傷つけて治りにくいけがをしてしまうということらしい。数字を見れば分かる通り統計的な誤差の範囲のはなしなんだけれども。

でもこれを読んで行きたくなくなる人はたくさんいるんだろうな。別に行かなくたって誰からも文句なんか言われないわけだし。だからってこういう数字を隠すわけにもいかないし。日本赤十字もつらいところではある。

こっちの記事には「今年9月には、東京都内の男性(37)が献血直後に転倒し、死亡している」とあり、そういやこないだ献血に行った時、やたらナースも問診の医者も「帰り道で気持ち悪くなったらすぐしゃがんでくださいね」とか「ホームの端に立たないで下さいね」とか何度も言っていたことを思い出した。なるほど。こういうことがあったからか。

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10月25日に吉祥寺タキオンで行なった献血の結果が届いた。恒例になりましたγーGTPの発表であります。ジャーン。


これまでの数値のおさらいをしておきます。紙の日記よりblogの便利な所は、右上の検索窓に「献血」と入れるとすぐにこれまでの結果が出てくるようなところでしょうか。


標準値は10〜65IU/L。


04年4月  29
04年12月 41
05年7月  51


着実に上がっております。
さあ今回はどうなっているのでしょうか。


ドコドコドコドコドコ(←ドラムロールです)



ドコドコドコドコドコ(しつこい)



じゃん!!



05年10月 43



へっ、へってるうう。どうなってんの?


えーっと、ここのところ酒量が増えているわけだが。ボトル3分の1でも呑み過ぎなのに5分の2いってる。なのになぜ。


歯を食いしばり。君はゆくのか。そんなにしてまで。



とりあえずおめでたいことである。


だから祝杯をあげてしまい現在ベロベロ。




おやすみなさい。


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2005年10月29日

今日の料理2

昨日の料理に不満が残り、再度つまみ作り。


きゅうりと大根の浅漬け

文句なし。うまい。


豚肉に片栗粉つけたの

料理名がヘンだがすごいテキトーなものなので。豚しゃぶにしようかと思ったのだがなんかつまらないと思い少しアレンジ。

@豚肩肉に塩コショウをする
A袋に@と片栗粉を入れよく振る
B沸騰した湯に投入し出来上がり

これは下ごしらえと言うのではないのか。普通はここから茹で野菜といっしょに炒めてオイスターソースで味をつけて五香粉を振って中華料理の出来上がりなのだが、めんどうなのでこれでおしまい。
塩コショウぐらいではほとんど味がついておらず、やっぱり醤油をかけて食べる。これも醤油・酒・ゴマ油・きざみネギなど入れたつけダレでも作ればそれっぽくなるんだがそれもせず。作る意欲はあるのにめんどくさがるというのはどういう了見なのか。味は予想通りのそれなりのものだったが。


ゆでたまご2個

作り方省略。



書き始めてから「書くんじゃなかった」と思ったがもう遅い。


酒が無くなったんで明日は買ってこなければ。
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2005年10月28日

今日の料理

久しぶりにつまみをオリジンやサバ缶に頼らず自分で作ってみよう。


きゅうりと大根の浅漬け

@きゅうり1本・大根を同じぐらいの量、それぞれ拍子切りにする。
Aスーパーの、品物を自分で詰めるところにあるビニール袋(もちろん新品)に@を投入。
B塩と顆粒のカツオだしを入れる。
Cよく振って全体に塩をまぶし、少し力を入れてまな板に押さえつけて揉む。
D袋から空気を抜いて口をしばり冷蔵庫に一時間ほど放置

<ポイント>特になし

<結果>塩が足りない。カツオだしは多すぎたかもしれない。結局醤油をかけて食べた。



牛肉の黒酢炒め

@合わせ調味料を作る。醤油・みりん・おろしニンニクを混ぜて、ここにほんのちょっと黒酢を入れる。酸っぱいと感じるほど入れてはダメで、ほんとに少し。
A玉ねぎを適当に切る
B牛肩切り落としを油を熱したフライパンに投入。少し色が変わったら玉ねぎ投入。全体にしんなりしたところで合わせ調味料を入れて、サッと混ぜたら出来上がり。

<ポイント>肉を漬け込むやり方もあるが、焦げやすいので最後に一気に合わせ調味料を入れたほうがよいようだ。

<結果>なかなかうまくできた。みりんをもう少し減らして甘みを抑えたほうがつまみには合うだろう。



コーンオムレツ

@卵を割り、缶詰のホールコーン・塩コショウと共に混ぜる。
Aフライパンを熱し、油を引いて卵を投入。バーッと成型し出来上がり。(←はしょり過ぎ)

<ポイント>オムレツの成型については何度も失敗して覚えるほかない。

<結果>これまで状態のよかったフライパンがなぜか絶不調になっていて卵がくっついてしまい、しかもコーンが多すぎたらしくなかなか成型できなかった。ようやく形になった時には火が通り過ぎていた。失敗と言って差し支えなかろう。うむ。




<全体の講評>まあこんなもんだ。あとフライパンがショック。
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2005年10月22日

酒カテゴリに入れときます

ミュージシャン・岡村靖幸被告、覚せい剤で実刑判決


岡村靖幸被告(40)の判決が21日、東京地裁であった。って、げっ、岡村ちゃん40代ですか。ふぇーー。


以前「アーティスト岡村靖幸、犯行理由も芸術的?」という記事を読んで悲しく思っていたんだけど
「検察官「財布の中に売人のイラン人のケータイ番号が書かれたメモが入ってたんだけど、これは?」
  被告人「よくわかりません。覚えてないです」 
 

  とか

 「麻薬撲滅リングを作って、そういう運動をしたい」あたりが特に)、どーうなっちゃってんだよ♪とベタなことを言いたくなるぐらいミジメだ。普通に認めりゃいいのに。再犯なんだから何を言ったって実刑は間違い無いんだし。


私は「酒カテゴリ」を設定しているぐらいだし「中毒・依存」についてはこれまでも自分なりに思うところを繰り返し書いている。酔っ払いが何を書いているか興味を覚えた人は右上の検索窓に「中島らも」とか「岡村」とか入れるとなんか出てきます。


これに関しては「違法か合法か」は本質的な問題ではない。
なぜなら時代によって扱いが違う、それどころか現代でも国家によって法的な扱いが違う、というかなり政治的かつ恣意的な話なのである。本質論とは程遠い。


ならばこの問題の本質とは何か?


「個人」と「社会」の関係に於いて、何かに(薬物に限らない)依存する事により双方に生じる苦しみを極力減らすにはどうすべきか、という問題意識のことではないかと私は思う。


自分の事で言えば、私はたまたま日本政府が認めている(それどころかこれによって多額の税金を毟り取っている)酒が体質に合っているから刑務所に放り込まれずに済んでいるに過ぎない。喫煙者だって同じことだ。コーヒーやチョコレート等の精神状態を変える食品が好きな人も同じだ。

たまたま時の政府によって違法とされていないというだけで、私も多くの人も彼とさほど変わりはしないのだと思っている。


おそらくここまで読んで私が岡村靖幸を擁護していると読む人が多いのではないかと思う。

確かにそういうところもある。しかし裁判所よりも厳しく指弾しているつもりもある。


自分の行動がルールを破ってしまう事はある。生きていれば確かにそういうこともあるのだ。
だが、破ることによって起きる事はすべて自分で引き受けるしかない。
それは時代や場所によってコロコロ変わってしまう法律なんてもの以前の、「自己」と「他者」との約束のようなものだ。


要は、やっておいて「覚えてません」はねえだろバカということである。



懲役1年6ヶ月か。執行猶予中の再犯だから前の2年の刑が足されて3年6ヶ月。中で問題が無ければ2年半そこそこで仮出所だ。規則正しい生活で昔みたいなスリムな岡村靖幸に戻って出てきてほしいと思う。


<参考> 本日出所(勉強になるなあ)
       岡村靖幸氏からのメッセージ  

<追記 2007/03/03>
出所したことが伝えられた。おそらく初犯の判決が1年半、再犯も1年半で計3年。仮釈放は3分の2を経過したあたりだから全体で2年。これだと2007年10月頃ということになるが、3月の時点で釈放されているということは、拘置所にいた期間が引かれているのではないかと思われる。が、もちろんここらへんは憶測だ。ここを見た人が「教えて!goo」に質問したりもしたようだ。心配している人が多いようで、「まったく愛され系とは岡村ちゃんのことやで」とか思う。ちなみにこのしゃぶしゃぶ(初犯の執行猶予期間中にまた覚醒剤で逮捕されること)のあとにまた覚醒剤で捕まる人は半数以上という。
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2005年10月06日

酒も文も少ない

コンビニの麦焼酎18度180mlを2本。今日はこれだけ。でもこの程度の量で本当はいいのだ。あるとつい飲みすぎてしまう。

書くことないんで以上で。
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2005年09月26日

呑み方がシブ過ぎる

コンビニの麦焼酎18度を2本で360ml。ストレートで。でもちょっと余った。
つまみが無くて納豆2パックじか食い。えー。


締めに鯵の塩焼きとご飯、「昔ながらの中華そば 味噌味」。なんか間違ってる気がする。


今日はダメな日だった。明日に期待しよう。
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2005年09月23日

炭酸水について

shop99で1000ml入りソーダ発見。いつもはカナダドライの500mlのを90円で買っている。「倍入って値段はほぼおんなじ!」とちょっとうれしいような気もしたが、よく考えてみると割って呑む量としては500ミリでちょうどいいのに1000ミリ入ってたら余計に呑んでしまう危惧がある。だからって次の日と二日に分けたら気なんか抜けてしまうし。
「まあ残った半分はそのまま呑んじまえ」ということにして購入。

で、よく冷やしてフォアローゼズを割って呑んでみた。炭酸が弱い。ダメだっ!!
というわけで別に迷う必要などなく、これからもカナダドライで行くことに決定。

ツマミはやはりオリジンの「ナッツとコーンのサラダ」とか「かぶの浅漬け」など。このナッツのサラダ定番にしてくんないかしら。うまいなあ。


以上でーす。
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2005年09月20日

久米仙

今このblogを見てみたらところどころ文字化けしていてびっくりした。昨日アップした時はちゃんとしてたのに。とりあえずseesaaのせいにしておこう。ばかー。

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今日買った酒は「久米島の久米仙」という泡盛。株式会社久米島の久米仙だって。なんとなく地味目なHPを予想していたら英語バージョンどころかフランス語、簡体中国語バージョンまであり売上高31億円の会社としては異例に立派なものであった。フランス人も泡盛飲むのか。

600ml入り30度。半分呑むことにする。水割りで。
泡盛も久しぶりだなあ。たまにはいいもんである。

今日は以上で。
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2005年09月19日

いつの間にか朝ごはんの話に

酒が無い。


スーパーまで行くのも面倒で近所のセブンイレブンへ。コンビニは酒たけーんだよ。なにこの値段。中身はおんなじなのに。ふじゃけるな。うむむむ、どうしよう。

結局さつま白波の300mlコンビニバージョンを買う。度数は25度。芋焼酎なんて久しぶりだなあ。アルコール量は75mlで、一日これぐらいにとどめておけば問題ないのだ。二日酔いもしないし。

日記に書く機会がなかったが、なぜかここのところ酒量が増えていたのだ。ここ3日でバーボンを1本空けてしまった。私にとっては700mlで40度のバーボンを4日かけて呑むというのが自分自身に課した最後の約束だというのに。


芋は普通に水割りで呑んだ。うむ、なかなか。
アルコールだったらなんでも歓迎する私が唯一呑めなかった酒が芋焼酎だった。

学生の頃、机の引出しの一番奥が私の酒蔵だった。そこに好奇心に駆られて買ってきたいろんな国のいろんな酒を隠して親の目を盗んでちびちびやっていた。

でも芋焼酎はつらかった。夏場に生ぬるいやつを割らずに呑んだのだ。隠れて呑んでいたから割る物がなかったのだ。ひどい匂いだ。臭すぎる。なにこれ。
鹿児島県民の鼻粘膜の健康状態を本気で心配したものである。


でも、いまではすっかり呑めるようになった。なったどころかむしろ好物だ。生ぬるいのをそのまま呑めと言われればやっぱりどうかと思うが、水割りもお湯割りもよいものである。

結局、焼酎に関しては麦はどうでもよくて米か芋にとどめを刺すと思っている。

大人になった、ってことかしら。


でも銘柄にうるさいことを言うようなマニアではない。焼酎は最近すっかりおたくアイテムというか変にマニアックになっていますね。

「さつま白波」なんてコンビニで売ってるぐらいだし、普段酒を飲まない人でも聞いたことがあるのではないだろうか。この300mlの小さな瓶には小さな字でこんなことが書いてある。

薩摩の風光や気質さながら、ことさら媚びずことさら凝らず-----。これが時空を超えて飲みつがれ、愛されつづけてきた秘訣です。

要は「あんまり手をかけてませんよ」ということなのだが、これが「大量生産・大量消費」の大メーカーが、自らのオーソドックスな製法を正当化するために使うレトリックだったとしても、別にそれはそれでいいではないか、と思う。嗜好品だから凝ろうと思えば無限に凝れるわけで、やりたかったらそれぞれにプレミアム物を大枚はたいて買うなり自宅で密造酒を作るなりすればいいことである。

鹿児島では自宅で芋焼酎を作る家庭が結構あると聞いた。いいなあ、それ。


普通にちゃんとした物を安価に安定供給する、ということを続けている法人や個人が私は好きらしい。グルマンと褒められるはずもないのに本気でチェーンのファミレスを褒めたりするしな。


うぬぬ、今度本気でデニーズの(特に朝食の)素晴らしさを褒めてみようか。
いや、何かの間違いでホテルのつまらない朝食に2000円も出さざるをえない時は本当に腹が立つけど、デニーズの朝食メニューのクオリティの高さはそういう思いをした人にこそ是非知って欲しいのだ。

あと松屋の朝食も。また松屋かよ。いや、あなどってはいけませんよ奥さん。
日本外食産業の最後の開拓地は朝食なんである。普及してないだけに金鉱脈なのだ。

つまり朝テキトーなもので済ませがちな一労働者としても言いたいことはたくさんあるって事なんですよおぉぉぉ!
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2005年09月02日

結局書いたし

ぬー書くことない。酒量だけ記録しておこう。

18度の麦焼酎200ml。こ、これっぽっち。
がんばってる、がんばってるぞ!!

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いや今日は久しぶりに更新無しにしようと思ってたんだが、2ヶ月休んでないと休むにも踏ん切りがいるような気がする。

無意味な強迫観念だなー。
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2005年08月29日

突然甘党

酒を飲みたくなくなった。

昨日の夕飯から夜勤を終えて6時半頃フラフラになって帰ってくるまでほとんど何も食べていなかった。シャワーを浴びてそのまま呑みはじめ、多少のツマミは食べたもののそのまま熟睡。午後2時過ぎに起きた時には頭が痛かった。珍しく二日酔いである。量は大して呑んでいなかったが食べてなかったのがいけなかったらしい。

で、いつもならそんなことがあっても夕方には飲みたくなっているのだ。不思議なくらいに。でも今日は呑みたい気が湧いてこない。けっこうダメージがあるらしい。

そういうとき酒飲みというのは不思議な行動をとる。

猛然と甘いものを欲するのだ。

栄養学的に言えば酒もお菓子も「糖」である。酒飲みというのは普段「甘いものは苦手で」とか言っているが、実際は人一倍糖を摂取しているわけだ。だから風邪をひいたり体調が悪くなったりして酒を受け付けなくなると、途端に普段の態度をかなぐり捨てて甘味求めるようになるのだ。


私は近江屋洋菓子店が好きなことからもわかるようにラグジュアリーなケーキが嫌いだ。「えらそーに」「気取りやがって」と思っている。そりゃ食べりゃうまいがこんだけ高かったらうまくなきゃ怒られるよと思う。シャトレーゼやコージーコーナーのような、工場で作られたケーキを手頃な価格で販売しているチェーン店はもっとまともに評価されてしかるべきだと思っている。コンビニの生菓子より当然ながら質はいいし。
このジャンルもまた生業店第一主義ともいえるマニアが幅を利かせている。男のラーメン屋、女のケーキ屋といった構図か。


しかし駅前まで行くのがめんどくさい。不本意ながらコンビニで済まそう。
そうだ。SHOP99のケーキが結構売れ行きがいいらしい。何度も行ったことがあるが、99円のケーキは買ったことがない。いっぺん食ってみっか、というわけでモンブラン(通常の山型ではなくショートケーキのような三角形。じゃ、モンブランじゃなくマロンショートとか言った方がいいのでは)とアップル生シュー(エクレア型のシュー生地に生クリームを挟み、上にりんごのコンポートのみじん切りを乗せたもの)を購入。ついでにこれまた珍しいことにやたら牛乳を飲みたくなり、いちおう健康に気を使って低脂肪乳1リットル(これも99円)も買い、締めて312円。

それでも物足りずコンビニ寄って焼プリンとたらみのミックスフルーツゼリー。全部合わせて600円ほど。

帰ってきて早速ガツガツ食べ始める。モンブランは、あー、そーねー、値段相応というか。でもこれで文句を言うのは筋違いだと思う。狙いが違うし、こういうものがあったっていい。いろんなジャンルのものが市場にあり、気分次第でお客が選べればそれでいいのだ。「これでいいや」という人もいるだろうし。

まあ他のもそれなりだが、私はこれらの物にケチをつける気にはやはりならない。これはこれでよし。あー、たらみのゼリーは普通においしかったですが。

やはり体調がおかしいと思ったのは、牛乳をすごい勢いで飲むのだ。砂漠で3日間水を飲んでいなかった人がオアシスを見つけたようにガバガバと。1リットル飲んでも足りない感じがしたほどだ。よほど体が欲するものを牛乳が含んでいたのだろうか。


そういうわけで図らずも休肝日になってしまったわけである。
普段どおりのほうがいいのか、こっちのほうがいいのか、よくわからない。

いずれにせよ糖尿には気をつけよう、と思った。
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2005年08月17日

予想された失敗の記録

酒が無くなったので近所のスーパーへ。

いつものように1000円ほどの安バーボンを買うつもりだったのに変な酒発見。日本盛グリーンパック。なにこれ。300mlのペットボトル入り。糖質50%OFF。はぁそうですか。いかにも味度外視といったオーラが漂う。

「取り扱い中止のため」と書かれた値札には「300円→100円 66%OFF!」とある。ううむ安い。安酒を偏愛するライフスタイルを変えたいと思っているのについくぎ付けに。1升だったら600円か。それは安すぎますね。大丈夫か。

いくら私が安酒好きとは言っても三増酒は全く飲まない。アレは鼻をつまんで呑むのも御免だ。バンバンTVコマーシャルを流している紙パック入りの酒(「まる」とか)を呑む人はよほど鼻や舌が駄目になってるんじゃなかろうか。
私は日本酒はほとんど呑まないが原材料のところは一応見る。「米・米麹」だけなら純米酒、そこに「醸造用アルコール」が入れば本醸造、さらに「糖類・調味料」が加わると悪名高い三増酒である。

ラベルを見ると本醸造らしい。まあ本醸造の中にはちゃんとしたのもあるしね、となぜか言い訳しつつ2本購入。

ウチに帰って検索してみる。出てきたのがコレ。ううむ高見盛のこの笑顔。なんとなく取り扱い中止の訳がわかったような気が。広告も味もダメだったということか。

むかしマーケティングの本にダメな例として、すっかり過去の人になった司葉子をいつまでも広告に使い続けた司牡丹の事がのっていた記憶がある。社長が気に入ってたらしい。こっちは日本盛が高見盛。酒造業界の限界を見た思いだ。

HPにモニターの意見として「軽い口当たりでした」とか「日本酒独特の後味がなくさっぱりしてました」とか書いてある。なぜか「物足りない感じもした」とマイナスのことものせてある。ふーん。


呑んでみる。


んーーまー、ねぇ。


甘からず(甘からず?)

辛からず(辛からず?)

うまからず(まずいのかよ!!)


とダチョウ倶楽部を引用してしまったが、まあそんな感じ。


安いのが取り柄というか、通常の300円だったら買いません。
売り切り処分やむなしといったところ。


以上です!編集長!(←誰)
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2005年08月03日

酒日記

今日は18度の麦焼酎を400ml飲んだ。減らしてるつもりなんだがどうも酔い方が以前とさほど変わらない感じなので計算してみよう。

純粋なアルコール量としては400×0.18で72ml
これまではバーボンをおおよそ3日に1本空けていた。度数は40度。
700÷3×0.4で93.3ml
50%減らすはずだったのに22.8%しか減らせてない。いかんですよ。

バーボン一本を4日持たせるように努力したらどうか?
700÷4×0.4で70ml。んあー、こんなもんなのかなぁ。
でも減らしてるのに酔い方があんまり変わらないというのなら、体へのダメージが少ない分こっちの方がいい。これぐらいなら苦にならないし。


でももうちょっとがんばる、予定。弱気。
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2005年07月22日

ドラッグの選び方

おととい「続きはまたあした」とか書いておきながら元の切り上げのことを急遽書いてしまったのでその続き。


この間献血に行ったことを書いたがそのときの検査報告が届いたのである。
何はなくともγーGTP。どっどどどうなのよ、とハガキをペリッとはがしてみると、だはあ。

γーGTP(がんま・じーてぃーぴー)
GOT・GPTと同じくたんぱく質を分解する酵素のひとつ。アルコールや薬剤などが肝細胞を破壊したときや、結石・がんなどで胆管が閉塞したときに、血中に出てくるもので、肝臓や胆道に病気があると異常値を示す。とくにアルコール性肝障害の指標として有効である。


標準値は10〜65IU/L。

04年4月は29。
04年12月は41。

そして今回05年7月は51。


きてる。確実にきてます。


他の数値は動かざること山の如しといった感じでほとんど変わっていないのにγーGTPだけが着実に上昇している。体は正直だ。


ほとんど機能してない書評カテゴリで中島らもの「今夜、すべてのバーで」の事を書いたのだが、あらためてよい本だと思う。
人は合法か非合法かを問わず自分に合ったドラッグを選ぶ。この場合のドラッグとは「摂取することによって精神状態が変わる物」ぐらいな意味だ。コーヒーやチョコレートという通常ドラッグと認識されていない食品から、合法だが体にダメージを与える酒・タバコ、そして非合法の薬物。
依存のメカニズムについては医学的にかなり解明されてきているが、ではなぜ人は依存してしまうのか、ということはよくわかっていない。
それは精神医学・薬学といった学問より哲学や文学が扱ったほうがいい領域かもしれない。
ともあれたまたま合法の、あるいは宗教的禁忌に触れないドラッグが体に合った人はラッキーである。私は厳格なイスラム教の国で暮らすのは難しい。暑い国ならなおさらビールぐらい飲みたいし。


とにもかくにも、おれは酩酊の手段としてアルコールを選んだ。日本に生まれて、それが一番法的に安全で廉価なドラッグだったからだ。(中略)腐ったお上に捕まるのなぞまっぴらごめんだ。 (「今夜、すべてのバーで」より)


岡村ちゃんがなぜイリーガルな薬物に手を出したのかはわからない。ただ倫理的な面で断罪する気はさらさらない。モラルの基準をどこに置くかは哲学上の大問題だ。大哲学者達で意見が分かれることについて気軽に結論を出せるわけがない。
また、社会的な意味でも批判はしない。売人や生産者は別だが、薬物使用で捕まるのは賭博で捕まるのと同様加害者と被害者が同一人物だからだ。最終的には自己責任である。
法的には、そうですね、刑務所行きになるのだろうから乱れた生活を税金使って矯正してもらえて本人的にはラッキーかもね、ぐらいか。

まあ非合法だからこその刺激があった、とは考えられる。アイスクリームが開発されたとき、初めて食べたヨーロッパの王女が「なんておいしいんでしょう。でも禁じられていればもっとおいしいでしょうね」と言ったという。なるほどそういう感じ方もあろう。有名人が違法薬物を摂取することで負うリスクは大きい。それを薬理効果以上の刺激に感じる者もいるだろう。このへんも芸能人の薬物事件が後を絶たない理由の一つではないだろうか。


ともあれ私がリーガルドラッグしかやらない理由は、中島らもが私よりはるかに明晰に書いてくれている。


γーGTPが標準値を超えつつある。酒をやめる気はまるでないが、ほっといても健康でいられるほど若くはないのだという自覚もある。
これからも酒を楽しみたいので少しは健康管理に気をつけなければいけない。


これからは週に一日は酒を飲まないことにしよう。



一応来月から。



すでに逃げ腰。
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2005年07月15日

酒カテゴリを作りました

酒がなくなったんで近所のスーパーに。ここは何でも安いんである。いつも安バーボンをカナダドライの500mlのソーダ(90円・やすー)で割ってばかりなのでたまには別のものを、と思いカティサークを買ってみる。本体価格950円。さっそくウチに帰って飲んでみる。うっ、スコッチってこんな味だったっけ?あー、端的に言ってまずい。安バーボンは飲めても安スコッチはたとえソーダで割っても厳しいか。バーボンに慣れちゃったせいもあるだろう。

さっきから「安」ばかり連発してるわけだが、私が酒に求めるものはまず第一に「酩酊」という薬理効果なので、いかに効率よく酩酊できるかという観点からの選択になる。つまり単位あたりのアルコール価格が低い物を選ぶということになる。味の優先順位はその下だ。以前このあたりのことは散々電卓で計算し倒して(←バカ)日本に於いてはやはり労働者の酒、甲類焼酎が安いという結論になった(工業用アルコールなどは除く・いくらなんでもこれは飲みたくない)。

しかしサワーなどに使われる甲類焼酎というのはともかくまずいんですね。純粋なエチルアルコールなので他の成分を含んでいません。だから味も香りも無く、安いのはいいけどまずくて飲めたものではありません。結局味の要素を全く無視することはできないらしいということになり乙類焼酎→スコッチ→カナディアンときて現在のところバーボンに落ち着いている、というわけです。
突然ですます調になっていますがそういうことです。

で、このカティーサークは酒が切れたときの非常用にしまっておくとしてやっぱりバーボンにしようと思います。

やっぱり微妙にアル中のような気がしてきました。ご静聴ありがとうございました。
posted by kaoruww at 23:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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