2018年01月09日

フルーツパーラー レモンがいろいろたいへんな件





高島屋新宿店地下にあったフルーツパーラー・レモンが突然撤退したのは2012年のこと。新宿店だけでなく、東京にあった2店舗を閉店し、本拠地・名古屋の3店舗だけを残すと伝えられた。

レモンを経営していたのは(株)カタオカインターナショナルフルーツ(Webアーカイブ)。代表の片岡隆春氏は、テレビで『山本益博が「果物の師匠」と仰ぐ』と紹介されたフルーツ界の有名人。服部調理師専門学校のサイトには特別講師として今でも掲載されている。
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農林水産省のサイトには「果物の楽しみ方」(PDF)(HTML)という片岡氏の講演録があり、美味しい果物の選び方や切り方を話していて面白い。宮内庁にりんごジュースを献上したら紀子様が気に入られ、招待を受け作り方をレクチャーしたエピソードや、「本物を売る」ことが世間になかなか受け入れてもらえない難しさを語っている。


ふと、「あれからレモンは名古屋で繁盛しているのだろうか」と気になり検索したところ、意外な事実が。

倒産情報:(株)カタオカインターナショナルフルーツ(愛知)(データマックス)
2016年8月23日事業停止。負債総額3億円。他のサイトには「昭和56年8月設立のフルーツパーラー経営業者。百貨店内などでフルーツジュースやフルーツゼリーなどを販売し、各地に店舗展開していた。しかし、長期のデフレ経済と昨今の厳しい消費不況に売上高は減少、不採算店の閉鎖など行ってきたが、業績の改善には及ばず今回の事態に至った」とある。

調べていくと、16年10月4日に同社は名古屋地裁より破産手続開始の決定を受け、17年7月19日には片岡氏が破産の末免責を受けていた

あの美しく、おいしいジュースやデザートは失われてしまいもう食べることはできないのか… 
東京からの全面撤退もあまりに唐突だった。たしかに少々値は張ったかもしれない。今も食べログに残る新宿店のメニューの一部。

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しかし実際食べてみれば、プロがベストのタイミングで提供するフルーツでこの味なら決して高くないと思えた。フルーツとはたしかに不要不急の、余裕がなければ後回しにされてしまうものかもしれない。長く続いたデフレ環境では、最高のフルーツを出すというコンセプトの店は、東京では高島屋、名古屋では松坂屋という客単価の高いデパートですら厳しかったのだろう。いや、デパートという高いマージンを取られる場所に出店していたことも余計に苦しくなった理由の一つだろうか。


そういえば1846年(弘化3年)創業の老舗で、千疋屋と並ぶ高級果物店の万惣も店じまいしてしまった。

2012年4月16日 池波正太郎が語る万惣

ここは東日本大震災による建築規制の変更が閉店の直接の理由ではあるが、その影響があるのは神田須田町の本店だけで、銀座松坂屋や新丸ビルの支店には関係がなかった。それでもすべての店舗を閉めてしまったのは、高級な果物を商うにはあまりに厳しい環境だったということだろう。


残念なことだなあ、と嘆いていたところまた思いがけない情報が。

丸栄フルーツパーラー”レモン”は"檸檬屋"として再オープンした模様(おいしいなごや)

レモン閉店後の16年9月から片岡氏の息子が、丸栄百貨店の店舗を引き継いだという。仕入れ先、パーラーのレシピ、店構え、店員もそのまま。えーっと会社は破産したわけで取引先とは大丈夫なのと思ったが、話がついたのでしょう。公式サイトを探してみたけど見当たらない。ともかく店としては続いてるようだし、よかったよかった。

と思ったらさらに、

名古屋の老舗百貨店閉店へ=「丸栄」、18年6月末(時事)
 名古屋市にある老舗百貨店、丸栄は18日、2018年6月末に閉店すると発表した。建物の老朽化が進んだ上、消費者の百貨店離れで業績改善は難しいと判断した。外商など一部を除き、古くから地元で親しまれた大手百貨店の一角が消えることになる。
 1615年に前身となる呉服店が創業。近年は主力の婦人服が苦戦して売り上げが低迷し、医薬品会社の興和(名古屋市)の傘下で立て直しを図っていた。興和は周辺ビルも含めて最大約2000億円を投じて跡地を再開発し、27年をめどに新たな商業施設の開業を目指す。
 記者会見した丸栄の浜島吉充社長は、「テナント化を進めてきたが、業績改善のめどが立たなかった」と説明。興和の山下孝治副社長は、丸栄の屋号について「個人的に社名は残したいが、(再開発の)施設に残ることはないだろう」との見方を示した。(2017/12/18-17:59)

どうやら6月には檸檬屋も否応なしに閉店ということらしい。なんだかたいへん。まだ紆余曲折ありそうだが、なんとか生き残ってほしいものである。

<追記>丸栄閉店後の7月15日、栄から大須に場所を移し路面店として再開した模様。こじんまりとした店のようだ。長く続くことを祈る。
posted by kaoruww at 23:19| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

17年Twitter @kaoruww をふりかえる

結局2017年はブログを一度しか更新しなかった。

ブログを読むデバイスは現在ほとんどスマホになっているらしい。ブログの更新をPCで行っていてスマホで読む機会がほぼないが、試しに当ブログをスマホで見てみると、下にスクロールするたび誤クリック狙いのSeesaaのバナー広告が追いかけてくる。その他の広告もうっとおしい。こんなブログを進んで読みたくないのは当たり前だろう。スマホ全盛になりずいぶん時間が経ったが、ようやくSeesaaから引っ越したいと真剣に思った。でも年に一度しか更新しないなら引っ越してもあまり意味がない気もする。今後の検討課題としておこう(先送り)。

恒例の、流れては消えていく主な前年のツイートを記録しておく。


番外


6位


5位



4位


3位
田代まさしの“おじさん”住吉会西口総裁 厳戒体制で行われた「忍ぶ会」ルポ (週刊朝日)
「僕の大好きな叔父さんが昨夜亡くなりました。僕達兄妹を、おふくろが亡くなって以来自分の子供以上に面倒をみてくださった叔父さん! 僕達兄妹は叔父さんの親戚でいれたたことをおふくろの妹である叔母さんに感謝するとともに、叔父さんのことを誇りに思って、これからも生きて行きます。合掌」
(田代まさしのツイートがツーショット画像とともに削除されているため補足)


2位


1位
RT+FABの合計では、これが当アカウントの歴代1位ツイートとなった。今はなきSMAP強しということで、また来年お会いしましょう。やっぱ引っ越そうかなあ。

posted by kaoruww at 05:12| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月25日

16年Twitter @kaoruww をふりかえる

15年のツイッターまとめは1月末日に更新したが、16年まとめはゴールデンウィーク目前となった。ブログをずいぶんご無沙汰しているけれど、やはりホームはホーム。ツイッターは人目に触れる機会は圧倒的に多いがあちらは都会の現住所。ブログは若くして離れたふるさとといったところだ。年末くらいは帰郷するのである。今回は年末に更新できなかったからゴールデンウィークになったのはそういう理由だ。(適当)

16年に流れては消えていった主なツイートを記録しておく。

第8位



第7位



第6位



第5位



第4位



第3位



第2位



第1位
これは15年のリンガーハット連続ツイートと同様、まとまった話題なのでひとつということで。








前エントリでトップバリュはまとめたのでかぶってしまうが、そこは記録ということで。ではまた来年お会いしましょう。
posted by kaoruww at 00:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月14日

消費者の信頼をギリギリまで試しにくるイオンのPBトップバリュ、ギリギリどころか大幅にアウト



























































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2016年08月13日

タワーレコード立川立飛店に行ってきた

前回更新からまた3ヶ月経ってしまいブログの書き方を忘れかけているので備忘のようなものを手短かに書きます。

前々回の「多摩地方のタワーレコードに行ってきた」というエントリは、タワーレコード吉祥寺店の東京パフォーマンスドール(TPD)と、できて間もないららぽーと立川立飛で行われたアップアップガールズ(仮)のイベントの模様だったが、今回はららぽーと立川立飛のTPD「恋愛カオス」のリリースイベントである。

お盆の土曜日13時と16時半に屋外会場で行われたタワレコ主催のミニライブ。同じタワレコ主催でフードコートでも15時半と16時半にライブをやっていたらしい。立川立飛のタワレコは屋外・フードコート・インストアと3か所の会場を使い多数のイベントを行っている。



フードコートでのライブって観たことないけど、なかなかやりにくそうな環境ですね……

ともあれ私は屋外会場へ。すでに2回目のリハーサルが始まっていた。リハーサル終了後「もうすぐ始まりますので」というアナウンスがあり手持ち無沙汰にしていたところ、なんとメンバーがチラシを配り始めた。多摩モノレール駅直結のららぽーとに入るところに屋外会場があるため、通りすがりの人がわりといる。おじいさんなどにも積極的にチラシを渡していて、ライブと握手会、さらに撮影会までやるのにアイドルは大変だ。

そうこうするうちにライブ開始。最初は衣装の上にNHKのどーもくんTシャツを着て準備運動として一曲。

いったん舞台袖にはけてTシャツを脱いで本番開始。4曲連続、MC、2曲で締め。計7曲だからTPDのリリースイベントとしては大盤振る舞いだろう。1部は5曲だけだったようだし。セットリストと恒例のヲタ晒し画像を。

屋外なので、タワレコ吉祥寺の天井が低く圧迫感のある謎デッドスペースを利用したイベント会場と違い、開放感があって気持ちがいい。お客の人数的には中央線の駅から徒歩数分の吉祥寺店と、さらに多摩モノレールに乗り換えて徒歩0分の違いはあるが、おおむねこんな感じでしょう。

「恋しさと せつなさと 心強さと」が始まった時「あーTPDは小室の曲が多いから小室カバーもやるようになったのかー」と思ったが、よく考えてみたら(よく考えなくても)篠原涼子はTPDのOGなんだった。今は市村正親の嫁として認識してるので忘れてた。これを出した時は、まだ篠原はTPDに所属していたそうな。辞めてなかったとは知らなんだ。だったらTPDの関連曲としてカバーしてもOKですね。

TPDは相変わらず良いパフォーマンス。改めてみんなスタイルがいい。ひとり茉麻的な感じでムチッとした人がいるが、他は全員シャープ。腹筋バッキリの子もいる。みんな普段から厳しく節制してるんだろう。えらいなあ。

握手会は9人を3組に分けてどれかを選ぶシステム。司会のにいちゃんが「一曲入り500円のシングルでも握手券が付きますからお気軽にー」と言っている。ヲタが全員と一回握手しようとすると3枚1500円払うことになり、CD1枚で全員握手という普通のシステムより枚数・売り上げともに稼げる。なるほど。

MCでは、明日は上西さんが9人のうちで初めて20歳になるという話で盛り上がっていた。久しぶりに1期の人気曲「十代に罪はない」をやったのは、そういう事情だからと。2013年6月から始まった第2期TPDも4年目に入ったが、まだまだみんな若いのだ。手短かと言いつつそこそこ長くなったのでこのへんで。

posted by kaoruww at 21:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月06日

一部上場企業にまではびこる水素水ビジネスに、理化学メーカーがまさかの参入

疑似科学・インチキと批判され、オカルト商法じみた怪しげなビジネスをする小規模業者しか手がけていなかった水素水を、東証一部上場の大企業・伊藤園が売りはじめて話題になった。

これが公式サイトだが、惹句の一つ一つがうさんくさいながらも薬事法的に尻尾をつかませないという内容。優秀な人材のリソースをこんな詐欺的商法に使っていること自体、十分犯罪的であろう。




当然ながらこんなインチキ商品を売りだすとは大企業にあるまじきことと批判されている。しかし若い女性を中心に「なんとなくカラダに良さそう」というイメージで人気があるようだ。

意識高い系の女優さんを例に挙げてしまい申し訳ない。


そして、やたら儲かっているので新規参入が絶えないという水素水業界に思わぬ企業が登場した。


HARIO? HARIOってあのコーヒーとか調理器具の?


実はこのHARIOという会社、一般にはキッチンまわりのメーカーとして知られるが、日本の科学・化学を支える縁の下の力持ちだ。ビーカー・フラスコ・ガラス管、はては小柴昌俊教授がノーベル物理学賞を受賞するきっかけになった実験施設・初代カミオカンデのガラス部分を製作したという技術力のあるメーカーなのである。

HARIO-理化学用・工業用ガラス
20インチ光電子増倍管開発ストーリー(浜松ホトニクス)
陽子崩壊実験ではタマを水中に長期間にわたって沈めるという点を考慮し、水に直接触れるガラスバルブにはハリオ32という耐水性に優れたガラス素材を採用した。ハリオ32はフラスコや電子レンジ用食器、コーヒーサイフォンなどに使われている耐熱性にも優れたガラスで、膨張係数が32と小さくて硬い。この種のガラスの光電子増倍管への採用は、これが初めてであった。

こんなちゃんとした会社がなぜエセ科学で儲けようとするのか。単なるポットをぼったくり価格で売ることが恥ずかしくないのか。これまで積み重ねてきた業績の自己否定だと思わないのか。これまで真面目に製品を作ってきた職人が気の毒だ。

「水素水などしょせんただの水だから飲んだところで害はない」と、擁護というより事態を矮小化する向きもある。でもそれでいいのだろうか。エセ科学がはびこるということは、思わぬ悲劇を自ら招くということだ。母親は我が子によかれと思ってあやしげなものを飲ませ、お年寄りは長寿を願って危険なものを食べる。そしてそれぞれが奇妙な健康法にハマり医者の言うことは無視する。人にも勧める。現代社会を未開の部族が闊歩するようなものだ。いいわけがない。

伊藤園のような大企業がモラルをかなぐり捨ててインチキな商売をするばかりでなく、科学に携わるメーカーまでもが参入する水素水。「立派な会社がやってるんだから」と信用する人を一方的に責めることはできない。科学者のみなさんに措かれては、エセ科学で金儲けする同業者?に公開質問状を出して企業理念を問い質してもいいし、ましてやそんな企業が理化学機器を作っていたら当然買わないという意思表示をして抗議すべきではないだろうか。エセ科学を広める者は科学者を侮辱していると考えるべきだろう。
posted by kaoruww at 22:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

多摩地方のタワーレコードに行ってきた

前回の更新から半月経ってませんが、ブログの書き方を忘れないうちに更新します。3日のうち2日リリースイベントに行くなんて初めてのことなので記録ということで。


新旧の東京パフォーマンスドール(TPD)「ダイヤモンドは傷つかない」動画を貼ったツイートをした翌2月11日の建国記念日。これまで何度か行ったことのあるタワーレコード吉祥寺店へ。ここは吉祥寺駅からほど近いヨドバシカメラ吉祥寺店の中にあるが、イベントは6Fの店舗内ではなく2Fで行う。この2Fのスペースというのが妙な所で、普段はドアが閉まっていて入れないデッドスペース。天井が低いから臨時のステージに上がった演者が手を挙げると届いてしまいそうだし、お客もジャンプ禁止という場所だ。


私は14時からの1回目に行った。開始3分ほど前に到着すると、今までこの会場で見たイベントで一番お客が多い。ステージはまるで見えない。前半分ほどのスペースは事前にCDを買ったお客が優先的に入れるスペースで、そこは全員着席(とはいえ椅子はなく冷たい地べたに座る)なのだが、そこすら見えない。

一番後ろでだめだこりゃと思ったが、もうすぐ始まるし2、3曲音だけ聴いていこうかと立っていると開演の注意事項を伝えるアナウンスが始まった。声出し禁止ジャンプ禁止など店内イベントの中でもなかなか厳しい環境のようだが、私にはヲタの胴間声が響くようなイベントよりよほどありがたい。

最後に意外な展開が。スタッフが後ろから見たところ、ステージがまったく見えないので優先スペースで座っている人たちは極力前に詰めて座ってほしい、そして空いた後方の座りスペースに入りたい方はどうぞ、というもの。立ち見客を減らしたいということのようだ。後ろの人にはいい話のはずだが、こういう時不思議と殺到したりはしない。立ち見は「ちょっと見てみよう」というフリの客も多いし、いったん入って座ったら途中で退席するのは厳しい。私にしてもまったく見えないんだからちょっと聴いて出ようかなと思っていたくらいだ。

それでも立錐の余地もない立ち見客が少しづつ優先スペースの中に入っていく。私は一番後ろにいたのだが、急遽作られた優先スペースへの入り口側にいたものだからまわりにいる人たちの動きに流されるように中に入ってしまった。え、これ途中で出られないなと困惑したが、優先スペースはさすがに見通しがいい。お尻は冷たいがミニライブだしそう長くはないだろうということで、ありがたく鑑賞させてもらうことにした。

オーバーチュアの音が鳴り響き、ライブスタート。小さなステージで動きにくいはずだが、頻繁なポジションチェンジもスムーズで、鍛えられたダンスには見ごたえがあった。生で見るとかっこよさが際立つ。

TPDのイベント恒例のライブ後のヲタ晒し。今はどこのアイドル現場も似たようなものかもしれないが、TPDの場合旧TPDヲタ(当時はファンと言った)がいるためか、特に歴戦の勇士(婉曲表現)が多いかもしれない。





2部のヲタ晒しツイートに「#ヨドバシ大好きですよ笑」とフォローが入っていた。「十代に罪はない」もいい曲だなあ、というかこういう小室サウンドに親しんだ世代が足を運ぶので一曲目からツカミはOKということなのだろう。久しぶりのリリースイベントだったらしく、ヲタも待ちかねていたのか大盛況であった。5曲だが充実した内容で、基本在宅の私がチケット買って見に行こうかなと思ったくらいだから、通りすがりの人にアピールしたいインストアイベントとしては大成功なのではないだろうか。
 
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金融市場がリーマンショック級の混乱の予感に怯える12日を終え、明けて13日土曜日。15年12月10日にグランドオープンしたばかりのららぽーと立川立飛にあるタワーレコードでアップアップガールズ(仮)のリリースイベントがあるというので、ストアコンパリゾンという名目で行ってみた。



1回目の13時の回の様子がこれ。ららぽーと立川立飛でのアイドルイベントはこれが初めてだそうだが、ちょっと客入りが少ないような。JR立川駅から多摩モノレールに乗って2駅目の立川立飛駅直結なのだが、1.5kmほどを4分乗って210円という多摩モノレール価格。公共交通機関はバスしかないライバルのイオンモールむさし村山に比べればなんぼかマシかもしれないが、実際行ってみると天気のいい土曜にしてはフードコートも混んではおらず、オープン間もないのにちょっと心配な感じ。

私が行ったのは2回目の16時。客入りは1回目とほぼ変わらず。

今回はいつものコスチュームではなく、メンバーによるスタイリングで一人当たりの予算は7777円とのこと。他のメンバーはそれぞれ年相応に見えるのに、古川小夏さん(右)だけはららぽーとに子連れで買い物に来たセレブ妻みたいになっていたのは不思議であった。

左の森咲樹さんはすっかりきれいなおねえさんになっていて、11日に見たTPDの上西星来さんがRayの専属モデルなのだから、森さんだって背は高いしどこかのモデルになっていてもいい。でもファッション方面は弱そうですねアプガのマネジメントは。




2月の屋外イベントだが天気に恵まれ寒くはなかった。ここも大声を出したりジャンプは禁止で、快適に見られてラッキー。アプガは安定のパフォーマンスで最前数列のおまいつの皆さんは汗をかくほど盛り上がっていたが、これくらいの客数でやるのはちょっともったいない気はした。今年は武道館を目指しているそうで、このリリースイベントも4月5日発売のタイトル未定曲の予約を取るためのもの。オリコン3位が目標で、これで勢いをつけ武道館へということらしい。

武道館は東京女子流・ベイビーレイズなどがけっこうなガラコン(クラシックのガラ・コンサートではなくガラガラコンサートの略)をやってしまい、そこから失速したと言われている。また成功した場合でも、目標を達成した後ヲタに達成感が出てしまい熱が冷める傾向も指摘されている。

アプガの武道館宣言はかなり不安を感じるところだが、アイドルは長くやればえらいというものでもないし、もし武道館にたどり着くという大きな花火を打ち上げられたなら以て瞑すべしということかもしれない。せっかくだからさんざん武道館でやると言っておいて、チケットを発券したら会場が日本武道館ではなく綾瀬の東京武道館だったというギャグをやってほしい気もする。

アプガはハロプロではないがアップフロントではあり、もし日本武道館が決まればハロヲタも恥をかかせないように足を運ぶことだろう。そういうところハロヲタは義理堅いのである。後先考えずに、行けるチャンスがあるなら行ってしまった方がいい。終わった後のことはその時考えればいいことだ。健闘を祈る。
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2016年01月31日

2014年・15年Twitter @kaoruww をふりかえる

1月も最終日になってようやくブログを書く気になりました。1月中は正月ですからね。あけましておめでとうございます。

前回更新したのが7月27日なので半年ぶり。いやーブログにまとめて書くような出来事もなくてねえ。15年の初更新は2月11日で「8月15日の更新から早半年」なんて書いている。パターンが同じ。15年の更新回数はたった4回。でもすっかりツイッターに移行してるからこんなもんでしょう。なのに一応ブログがホームという意識はあるから不思議。留守しっぱなしだけども。

ブログに書くネタがなくて13年にツイッターでRTされたツイートランキングをまとめたことがある。流れて消えるものだから記録しておこうと思って。これが13年分だったから14年分もやってるはず…と思ったらやってなかった。さっそく忘れている。忘れてたことすら今知った。そういうわけなのでfavstarのベストツイートに残っていた14年・15年分を記録しておきます。

2014年
5位


4位


3位


2位

消費税が5%から8%に上がった直後。1年9か月前だがずいぶん昔のことのように思えますね。

1位

この事実を知らない人が多かったようで、周知した甲斐があるというもの。


そして15年分。
同じように5位から並べようとしたものの、4〜7位が「リンガーハットを日本マクドナルド出身の社長がダメにした」というサイゾー系ビジネスジャーナルのデタラメな記事を批判した連続ツイートによるものなので、個別のツイートを貼っても意味が通りにくい。誰かがTogetterにまとめていたのでそれにリンクしておきます。この方が楽なので。代表して4位にあたる、連続ツイートの始まりを。


3位

「週刊文春もこんな年寄り向け記事を載せるようになってしまったか。そのうち週刊新潮と区別がつかなくなるのかな…」などと思っていたらさにあらず。16年に入ってからベッキーの不倫をすっぱ抜きすべてのCM打ち切り、休業へ。さらに甘利TPP担当大臣に賄賂ネタを仕込んで辞任に追い込むという大暴れ。考えてみればSMAPの独立・解散の大騒動も1年前の文春によるメリー喜多川独占インタビューから始まったものだ。自ら事件に火をつける放火魔としてとてつもないパワーを発揮していて、そら恐ろしいくらいである。

2位

2015年はアイドル戦国時代が終わった年として記録されるのかもしれない。その象徴的な出来事はももいろクローバーZ紅白歌合戦落選(その後なぜか卒業宣言)ということになるのだろうが、こういうのもありましたねという裏の記録。

1位

RTもこれくらいになるとクソリプも増えるし多少のうっとおしさが出てきますね。このツイートにより13年2月28日の、引用だけで自分の言葉が一文字もないツイートが最多RTという状態がようやく終わった。


私はどんなものがRTされるかわからないし、わからないから狙って書くこともできない。たまにネタツイートっぽいことを書くこともあるが、自分がおもしろければそれでいいやどうせひとりごとなんだし、と思っている。でも結果としてウケればそれはそれでうれしいものだ。最近、テレビ放送直後の時事ネタをお約束のフォーマットに入れてつぶやいた。大喜利は苦手なのでふだんは参加しないのだが、これは我慢できなかった。


年明け一発目からホモネタかよ! ということで、今年もブログ更新は少なくなりそうです。ツイッターはゆるゆるやってるのでそちらをということでひとつ。
posted by kaoruww at 00:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

「アイドル紅白歌合戦」なる番組を放送した東京メトロポリタンテレビジョンの見解を問う

2015年7月26日(日)25:00〜26:00、つまり月曜が始まったばかりの真夜中に東京を放送エリアとするMXテレビ(のサブチャンネルMX2)で「第3回アイドル紅白歌合戦」なる番組をやっていることを知った。きっかけはこのツイート。

画面は一見して妙だ。狭苦しいスタジオに固定カメラ。地下アイドルの下にはもっと下があったのかと思い知らされるルックスとパフォーマンス。司会者の下手な仕切り。なにより不可解なのはその司会者たちだ。総合司会を名乗る女と紅組白組それぞれに男の司会がいるのだが、白組の司会者が異様なのだ。スーツを着たでかい図体で仏頂面のまま微動だにせず、滑舌の悪いしゃべりで白組出場者に毒づくのだが、どういうわけか他二人の司会者はこの男を持ち上げるようなリアクションしか取らない。












明らかに変だ。臭う。臭くて鼻が曲がりそうだ。番組のエンドロールで制作会社の名前が流れた。さっそくぐぐったところ、あっさり疑問が解けた。

会社案内に「映像スタッフ・タレント・俳優の養成所の経営」とある。ここに総合司会の女と仏頂面の男が所属している。白組として出演した無名のアイドルもいる。そしてこの制作会社の代表の名前で検索すると、やはり。あの仏頂面で素人丸出しなのにやたら持ち上げられていた男の画像が出てきた。あの男が社長だったのだ。自分の事務所の所属タレントを使い、しょぼいイベントを開き、自分で司会をして、それをU局のサブチャンネルの枠を買って深夜に流しているわけだ。この会社は他にも学習塾の経営をしているが、総合司会の女のプロフィールには「現役学習塾の講師でもある」と書かれている。自給自足か。

会社のサイトには出たがりらしくやたら詳しい社長の経歴が書かれているが、製薬会社を脱サラし、独立して調剤薬局を開き、あげく自分で自分につけた芸名が「ドクターHIRO」というのはなにやら物悲しくなくもない。


これまでにも自分で番組を制作し、自分で枠を買って流しているらしい。これだけなら千葉テレビで「ハロー・ジャガー」を自腹で放送し続けていたジャガーさんと同じだから別に問題はない。

千葉テレビの枠を買った男がいた? ジャガーさん、「自分」を11年半放送(産経)

問題はこの仏頂面の男、去年7月に約3億円を脱税し、在宅起訴されているのだ。
横浜地検は2日、法人税法違反罪で、いずれも調剤薬局運営の「サードセブン」(横浜市金沢区、旧コスモ薬局)と「セカンドセブン」(千葉県市川市、旧ケイツー)を起訴し、実質経営者のY代表(49)=横浜市港南区=を在宅起訴した。起訴状によると、Y代表は2011年までの3年間で、2社の所得計約3億円を隠し、法人税計約8600万円を免れたとされる。(時事 2014/10/02-21:30)

コスモ薬局経営者 脱税してまで作った、お色気映像作品がヒドい!(TOCANA)
まだ自身の身銭を切りつつ、芸能事務所兼制作プロダクションを運営し、自身の目標をかなえたのならば、わからないでもない。しかし、制作資金のほとんどが、経営する会社で脱税し、得た「黒い資金」であるならば、微笑ましい話ではすまなくなるのは明白だろう。

旧UHF局もBSデジタル局も、枠を埋めるコンテンツを集めるのに四苦八苦している。その結果タイムテーブルは通販番組だらけになり、特に深夜は通販専門チャンネルと変わらない有り様だ。だからといって地上波ではとても放送できないような低クオリティのコンテンツでも、枠さえ売れたら流してもかまわないものだろうか。

まして、いくら金に色はついてないとはいえ、去年脱税で起訴され今年2月13日に懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けたばかりの犯罪者からの金である。

8700万円脱税で有罪 元薬局経営者に横浜地裁(産経)
国井恒志裁判官は「架空経費の計上や広告宣伝費の水増しなどさまざまな手段で所得を隠した態様は悪質」と指摘した。

MXは「試験電波を流しっぱなしにしている枠が少しでも金になるなら歓迎だ」という方針なのだろうか。監督官庁の総務省の意見を聞きたいところだ。

※2014.12.29放送 第2回アイドル紅白歌合戦オープニング(有罪判決前)
posted by kaoruww at 22:23| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

「ドグラ・マグラを読むコツ」がご好評をいただいてる件

ハロープロジェクトのもっとも新しいグループ・こぶしファクトリー。衝撃的なネーミングに唖然としたものだが、そのリーダー・広瀬彩海さんが当ブログで最も息長く読まれているエントリを参考にしてくださったようだ。

チャカポコ♡広瀬彩海(こぶしファクトリー オフィシャルブログ)
日本三大奇書と呼ばれる、ドグラ・マグラ

上下巻合わせて、2週間くらいかかりましたね、、、、
今までの本で一番読み切るのに時間がかかったかも。。


読んでは本を閉じて読んでは閉じて。

って感じで、

もう挫折しそう……でもこれ読み切ったらすごい。読みたい!

って思ったときに、


チャカポコですよ笑笑

有名だと思うんですけど、
意味が分からないチャカポコという言葉、、(ネタバレしそうなのでこの辺で。)
このチャカポコで何千人、何万人という方がこの本に挫折したのだろうか、、、

チャカポコはさすがに雰囲気だけ楽しんでさらっと流しました。
あれはなんというか、
ラップ?みたいな感じで読めって何かに書いてあったので。笑

ドグラ・マグラを読むコツ(qzmp blog)
ラップとして読め!

Aの「キチガイ地獄外道祭文」は、この物語の真の主役ともいえる九州帝国大学医学部の正木教授が、世の精神医学への無理解や精神病院における患者への虐待などを告発するために路上で行ったパフォーマンスの内容を、パンフレットにしたものである。これを普通の文章だと思って読むとひどく読みにくい。冒頭部分を引用する。

▼ああア――アア――あああ。右や左の御方様(おんかたさま)へ。旦那御新造(ごしんぞ)、紳士や淑女、お年寄がた、お若いお方。お立ち会い衆の皆さん諸君。トントその後は御無沙汰ばっかり。なぞと云うたらビックリなさる。なさる筈だよ三千世界が。出来ぬ前から御無沙汰続きじゃ。きょうが初めてこの道傍(みちばた)に。まかり出(い)でたるキチガイ坊主……スカラカ、チャカポコ。チャカポコチャカポコ……

これを文章だと思ってはいけない。歌詞なのだ。路上に立つパフォーマーが、医学界という権威への怒りを、虐げられる人たちへの同情を、通りすがりの人の足を止めて聞かせるプロテストソングなのである。

歌詞は基本的に7・7・7…と7文字で進行する。ラップを歌うように足でリズムをとるもよし、右手のマウスでスクロールしているのなら、左手で机を叩くもよし。まわりに人がいなければ声を出してもいいし、なんなら「YO!」「チェケラ!」などの合いの手を入れるのもいいだろう。ともかくこれは歌である。普通の文章として読んではいけない。

7年半ほど前に書いたエントリにもかかわらず、今でも毎日アクセスがある。そこそこ検索上位にきているからだが、累積PVはこれが一番多いかもしれない。はてなブックマークのコメントでも好評をいただいているようで、多少なりともドグラ・マグラ読者のサポートになっているなら、クリスマスイブに「キチガイ」を連発するエントリを書いた甲斐があるというものだ。

上記の広瀬さんのエントリに「少女地獄」所収の「何でも無い」が好きだとあるが、オンラインマガジン・電脳マヴォに漫画化された作品「なんでもない」が掲載されている。作者は佐藤菜生。整理された構成で読みやすく、姫草ユリ子の奇妙な魅力をうまく描いている。


そういうわけで、ブログをやってると誰に読まれるかわからないものだなあと思いました。長く鍛えられていただけあって新人らしからぬ安定したパフォーマンスをみせるこぶしファクトリーのデビュー曲「念には念」のライブの模様を貼っておきます。アイドルネッサンスのエントリが続いたので「T-Rexのカバー?」と思うかもしれませんが違います。オリジナルです。広瀬さんと井上さんのナイスガールトレイニー組のドスの効いた歌声が素敵ですね。YouTubeよりニコニコ動画に上がってる方がいい感じなのでそちらを。

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2015年03月28日

東急百貨店池袋店 8F屋上スカイデッキ広場に行ってきた

中央線の人間である私にとって、池袋は未知の国だ。古くは埼玉県民の都内における橋頭堡であり、現在は中国人の租界となっているこの街。西武と東武の線路から流れ込む土着民の息づかいと中華の野性味が混じりあった独特の雰囲気は、時折訪れる者に疎外感を抱かせるに十分である。

新宿から埼京線で1駅5分なのにこれだけ遠く感じるのは不思議なことだが、そのため東武百貨店にはほぼ足を踏み入れたことがない。ここの8F屋上にイベントスペースがあり、盛んに利用されているとは聞いていた。最近は少子化もあってかデパート屋上の子供向け遊具が減り、一等地にもかかわらず有効に活用されていないケースが多いようだが、池袋東武は現役なのだという。ここで今日、T-Palette Recordsのレーベルメイトであるアイドルネッサンスとlyrical schoolの合同イベントが行われた。







この幅広い客層にアイドルネッサンスの「名曲をカバーする」というコンセプトは有効ではなかろうか。何しろ2曲目が村下孝蔵の「初恋」。けっこうな年齢の人にまで耳を傾けさせる曲を持っているのは強みだろう。シーンが細分化された現在、こういった場に積極的に出ていくのはいいかもしれない。

暑いほどの好天の下、いい曲を聴いて満足したので食事をして帰ろうかと思ったのだが…







ツイートにアーティストの固有名詞がない。控えめな検索よけといったところだが、いつの間にか金融クラスタのフォローが増えているようで、あまりこういう話が流れてくるのもどうなんだろうということもある。そのわりにはけっこう気にせず書いてるような気もするけど。

この「ソロの子」というのは武藤彩未。サンシャインシティの新星堂が3部にわたるイベントをやっていて、その2部だったらしい。

iPop Monthly Festival presented by 新星堂 vol.39  
img00000795.jpg
≪第1部≫11:00〜(出演:Ange☆Reve/SiAM&POPTUNe/妄想キャリブレーション)
≪第2部≫14:00〜(出演:武藤彩未)
≪第3部≫17:30〜(出演:GALETTe/X21)

う〜ん1部の人たちは知らないなあ。なんか奇をてらったグループ名だなと思ったことがあるくらいで。3部はもめ事が多い九州アイドルシーンからやってきた人たちと、13年2月1日にいじったオスカーの人たち。まだやってたのか。13年をふりかえる大晦日のエントリでは
現代に甦った美少女クラブ21(甦るニーズなし)ことX21はいまだに曲も出さず、しかしオスカーとテレ朝の特別な関係を利用して「GO!オスカル!X21」なる冠番組を開始した。なんでオスカルなのか知らないが、こんな名前にするなら全員男装でもしたらどうか。それじゃ腐男塾か。ともあれ一番目立つMCは、ゴリゴリ剛力こと剛力彩芽なのであり、これじゃX21と剛力のどちらを売り出したいのかわからない。「露出が増えりゃなんでもいいから両方まとめて出しちまえ」ということかもしれないが、剛力が出るだけで観るのを避ける視聴者だっているのだし、抱き合わせるのがいいことかどうかは不明である。

けっこうひどいこと書いてるが、この「GO!オスカル!X21」っていまだにやってるんだよね誰が観てるのか知らないけど。

武藤彩未が終わったらアイドルネッサンス2部開始の15時が近づいていた。せっかくだからもう一回観るかと東武百貨店へ。ライブを終えたばかりのlyrical schoolが客席から見守る中、私はその背中越しにアイドルネッサンスを観ることとなった。


屋外でのこういったイベントも、天気さえ良ければなかなかいいものだ。さまざまな人が集まるデパートの屋上、そこに漂うのどかさが、同じような顔ぶれになりがちなヲタの皆さんが作り出す雰囲気を中和していることも見逃せない。


これで3回連続アイドル現場レポートになってしまった。これではドルヲタブログと言われても申し開きができない。さんざん在宅だと言ってきたのに。困ったことであるよ。
posted by kaoruww at 22:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月11日

AKIBAカルチャーズ劇場へ(3度目)

8月15日の更新から早半年。前回はAKIBAカルチャーズ劇場に行った話で、それっきりブログを書いていなかったが、実は翌週も劇場に行っていた。動員と物販売り上げを競った夏の新人公演の結果はこちらのレポートを。

「デビュー直前アイドル5組新人公演同窓会〜シンデレラは私です!〜」イベントレポート(idolbox)

1位1954ポイント、2位1935ポイント。19ポイントという僅差で勝利したのはアイドルネッサンス。図らずも少々貢献したようである。

新人公演の1位獲得により定期公演「アキバで頑張るネッサンス!!」が始まり、好評につき年明けから新たな定期公演「アキバで高まるネッサンス!!」が開始。半年前の更新から久しぶりにブログを書く気になったのは、今日「アキバで高まるネッサンス!!vol.4」を観に行ったからである。まるでドルヲタブログのようでいたたまれない。

12月にはソニー所属でありながらタワーレコードのアイドル専門レーベル T-Palette Records への参加も決まり、注目度も高まっているようだ。

〜T-Palette Records参加!サプライズ発表〜【12.13ドキュメント(前編)】
〜サプライズ!そして壇上へ…〜【12.13ドキュメント(中編)】
〜ぶっつけ本番で「17才」を披露!〜【12.13ドキュメント(後編)】

今回3度目のライブ鑑賞ということになるが、前回よりレポは手短かに。



聴きたかった3曲がいきなり1、2、3曲目に並んでしまい、もうこの時点で十分なくらい。



大江千里の「YOU」をカバーするおっさんホイホイぶりには舌を巻いた。MVの真っ白なブレザーと真っ白なネクタイは、スタイルとしてはオーソドックスでありながら十分非日常的だ(初めて衣装を見た時の動画)。「17才」では完成したばかりのMVをメンバー全員で観る動画を公開したが、「YOU」でもMV初見動画を公開している



村下孝蔵「初恋」。校庭から屋上へのワンカット撮影は「青春を形作る器」である校舎の空気を懐かしく甦らせる。見方によっては校舎が主役にも思えるMVだ。(メイキング前編後編



ライブの予約番号も前2回は50番あたりだったが今回は200番台。祝日ということもありほぼ満員だったようで、満足度の高い公演だった。センター石野理子さんの歌唱は半年前と同様に見事。成長期に喉を壊してしまった東京女子流の歌唱担当メンバーの悲劇を見るに、この大器が順調に経験を積んでいくことを祈るばかりだ。「つつがなく成長していただきたいものである」という前エントリの締めを改めて繰り返しておこう。

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そういうわけで今年初めてのブログ更新は2月となり、まだ正月の挨拶すらしていない。あけましておめでとうございました。2014年の更新はたったの4回。今年はさらに減りそうな予感がするが、果たして何回書くのだろうか…?
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2014年08月15日

AKIBAカルチャーズZONEに行ってきた

コミケが開かれ、ヲタクの皆さんが湾岸地帯に巡礼しているのを尻目に秋葉原へ行ってきた。目的地はAKIBAカルチャーズZONEである。

AKIBAカルチャーズZONE(Wikipedia)

古くからのアキバ者には旧LAOXザ・コンピュータ館(ザコン)と言った方がわかりやすいでしょうか。「ジェイコム男」として一躍有名になった個人投資家B・N・F氏が170億円で購入したといわれるこのビル。7月にラジオ会館が新装開店したのにあわせ、1・2階に入居していたK-BOOKSがそちらに移転したとのこと。今日行ってみたら2階は新たに店が入っていたが1階は空いたままで、暑さから逃れた客が涼んでいた。早く入居を決めないともったいないことである。


このビルの地下に劇場がある。2013年10月1日にオープンしたAKIBAカルチャーズ劇場だ。場所柄アイドルのイベントが行われることが多い。個人的なことだが、私はアイドル現場というものに縁がない。CDショップで行われるインストアイベントなどを遠目に見たことはあるが、特定のグループの公演をわざわざ見に行ったことはないのだ。いろいろ理由はあるが、一番の理由は「客がみんな立ち上がってサイリウムを振り回し、あまつさえイベントのあいだ中ジャンプし続ける奴までいる」のがイヤだということ。ともかく人混みが嫌いな私にとって、押し合いへし合いした上に汗まみれの男たちにもみくちゃにされるなど、タダどころか金をもらってもお断りだ。

しかしこのAKIBAカルチャーズ劇場にはアイドルがイベントをする箱としては際立った特徴がある。着席が義務づけられているのだ。後方のスペースでは立ってもいいが、椅子席では着席が必須。これなら映画館とさして変わらない。ということでお盆まっただ中にアイドル単独公演初鑑賞となった。

ソニーミュージックがプロデュースしているアイドルネッサンスというグループ。「ソニーが保有する名曲をアイドルがカバーし蘇らせる」という意味でルネッサンスらしい。先日つぶやいた私のツイートを貼っておこう。






と、このようにソニーの懐かしい曲を歌うということで、お客の年齢層は高いのではないかと予想しつつ劇場へ。

アイドル現場に縁がないので他の現場と比べることはできないが、高齢化著しいドルヲタの現在を思えばそこそこ若い衆もいるし、まあこんなものか。風のうわさに聞く「40、50は鼻垂れ小僧」といわれている真野恵里菜のライブよりはたぶん若い。

この日のセットリストはこちら。


いきなり「PTA〜光のネットワーク」(ユニコーン・90年「おどる亀ヤプシ」より)から始まる。TMネットワークのパロディー曲だ。MCを入れず立て続けに「夏の決心」(大江千里・94年)。おっさんホイホイすぎる。もちろん歌う本人たちはまだ生まれてない。その他サンボマスターやらスカパラやらといろいろあって、最後にアイドルネッサンス初めてのCD、Base Ball Bearの「17才」(07年)でエンディング。正式デビュー前ということもあり、本人たちはたいへん初々しく新鮮、だが曲はなじみ深いというおもしろい公演だった。

このイベントは夏限定の「新人公演」の一部で、曜日がわりの5組が動員数を競っている。さらに生写真を買うとシールが入っていて、それをロビーに掲示してあるメンバーの名前を書いた紙の横に貼り売上げを競う。これも加味され1位になったグループは10月からの定期公演に起用されるという仕組み。動員数は土曜日にまとめて更新されるというが、アイドルネッサンスは5組の中で唯一一度も動員を落とさず、尻上がりに客が増えている。私が行った4回目公演はさらに増えていた。着席強制だから一列の客数と列をかければだいたいわかる。見た限り後方の立ち客も含め170人から180人といったところ(追記・153人と発表。1割強多く見積もってしまった)。3回目より大幅に増えていたようだ。生写真やTシャツも全て完売したとアナウンスがあったが、機会損失はもったいない。ツイッターでお客の反応を見ても評判がいいようだし、お盆休みが終わっても平日金曜の13時からという無茶な時間にもかかわらずドルヲタ層がしっかりやってくるのかもしれない。有給休暇特典を使う人もいるのだろうか…?

私は知らないで帰ってしまったのだが、公演終了後にソニーの運営スタッフとお客とのミーティングのようなものがあったらしい。ツイッターでその内容を報告してくれている人がいたのでいくつか引用させてもらおう。










ティーンエイジの彼女たちが歌うことにより、これまで聴いたことのある曲が違う顔を見せる、リアリティを増した形で聴こえてくる瞬間がたしかにあった。ここがアイドルネッサンスというグループ、アイドルネッサンスというプロジェクトの最大の特徴であり魅力ではないだろうか。
「握手会は考えてない」(他の人のリポートでは「今のところ」ともあったが)というのはさすがソニーというべきか。若いというより幼さの残る子どもに接触目的の客を近づけるようなことをせず、歌やダンスといったパフォーマンスを重視し長くやっていきたいというあたりにスタッフの誠実さが伺える。リポートをしてくれた人々も口をそろえてスタッフの真面目さを讃えていた。

どうもお客の大部分がファンミーティングがあることを知っていてイベント終了後も残っていたようだが、こういう情報にうとくさっさと帰ってしまうあたりが初現場の悲しさである。当然ながらドルヲタ友達なんてのもいないしね。初めて現場の空気を吸って感じたことだが、熱心に現場通いをする人たちはステージを楽しみにしているのと同じくらい、現場で会うドルヲタ仲間とのコミュニケーションを楽しんでいるようであった。

最後にメンバーのことにも少し触れておこう。前掲の私のツイートはあんなふうだが、動いてるところを見ればちゃんとかわいらしいのでご心配なく。ただし私の場合もはや完全に父親目線であるが。センターの石野理子さんはセンターを任されるだけあって、単に歌が上手いだけでなく声にいろんな成分があり、人を惹きつける歌唱をするシンガーだった。おそらくSMAは5年以上かけて育て、アイドルというよりアーティストとしてデビューさせることを考えているのではなかろうか。(14年春のアクターズスクール広島発表会動画。「このたび私はソニーミュージックアーティスツさんと育成契約し、新規アイドルプロジェクト・アイドルネッサンスの候補生として毎週東京に通っています」)

椎名林檎のようにホリプロタレントスカウトキャラバンで慣れない水着を着て審査に臨んでいた人もいるし、芸能界に入るきっかけはさまざまである。ファンは将来のソロデビューを気長に待つのもいいだろう。つつがなく成長していただきたいものである。

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2014年06月14日

肉屋さんが歯科実習用の下顎を売っている件

松任谷由実が「右に見える競馬場 左はビール工場」と歌ったのは「中央フリーウェイ」ですが、このサントリー武蔵野ビール工場の隣に大東京綜合卸売センターはあります。朝の5時6時から始まって昼過ぎには店を閉めてしまうというプロ向けの、でも一般のお客さんも買える大型市場です。鮮魚食肉惣菜などなどなんでも揃っているので、見てまわるだけでも楽しいものです。

大東京綜合卸売センター

さて、なにかお買い得品はないかなとウェブサイトを見ていたら、肉屋さんのページに妙な記載がありました。

「歯科実習用の下顎 
大雄で取り扱っています。」

それも肉より先に、ページ冒頭にリンク付きでフィーチャーされています。こんな感じに。

daiyuu.jpg

http://www.fuchu-doc.co.jp/kakuten/shokuniku/daiyu_monthly.htm

肉屋の副業として歯科材料屋を?
ほかの歯科材料は売ってないの?実習用下顎限定?
トップでプッシュしてるということはウインナーより力を入れてるの?
ていうか上顎はないの?

これはリンクをクリックせざるを得ません。

daiyuu2 .jpg

http://www.fuchu-doc.co.jp/kakuten/shokuniku/daiyuu_ago.htm

お気軽に☆と言われても…
URLはdaiyuu_agoなんだ…
なぜかたくなに下顎だけなの…

リンク先を見ても謎は解決しませんでした。
しかたない、こういう時はGoogle先生に聞こう、と「大雄畜産 下顎」で検索。
するとFacebookにこんなページが!

受講生の皆様
お問い合わせの多かった豚下顎の購入先をお知らせします。
【ブタ下顎注文先】

(株)大雄畜産
〒183-0025
東京都府中市矢崎町4−1
大東京総合卸売りセンター5通路
tel:042-364-8674
fax:042-369-4542

※注文時にSBCからの紹介とお伝え下さい。
同価格(\1.050)での購入が可能になります。

以上、よろしくお願いします

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=409478805766723&id=213833851997887

そういうことだったのか…
この教室は歯科医や歯科助手に形成外科の技術を教えているようです。

http://www.clubsbc.com/

「3日間の豚実習では2名に対し1名の講師が付き、できるまで徹底指導いたします」とのこと。
「豚実習」っていうのね…

疑問は氷解したけれど、上顎はどーすんのという疑問は残ったままです。どなたかご存じないでしょうか…?



<追記>「肉屋さんが歯科実習用の下顎を売ってる理由はわかった。でもなんで下顎だけなの?」という疑問について、歯科医をされている方がTwitterに書き込んでくださいました。お礼かたがた貼らせていただきたいと思います。








と、最後のツイートは引用しなくていいのかもしれませんが、なるほどー。
下顎は外せるけど上顎は頭蓋骨の一部だから、切り取るのが大仕事になってしまうんですね。下顎だけで練習しても人間の上顎に対応できるのでしょう、きっと。ありがとうございました。

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これは新しいブログサービスが始まったというのでアカウントを作り、お試しで6月5日に書いたものである。場所が違うので少し文体も変えてみた。1回書いて早くも気が済んでしまったわけだが。

今年の2月末で当ブログも丸10年だというのに、Twitterばかりやっててアニバーサリーエントリもなしの放置っぷりである。10年を期して他のところで書いてみるかと思うも、1回書いただけで飽きてるんだからもうダメだ。チビチビ書いてるとどうしてもブログの更新意欲が湧いてこない。

いろいろアップデートしたい話題はあるのだ。当ブログで追い続けてきた外食チェーンストアに関していくつもの大きな動きがあった。マクドナルド原田は業績不振で退任、吉野家安部も退任、そして東京チカラめし撤退にすき家でバイトが反乱し世にそのブラックぶりが知れ渡るという、長年のウォッチャーとしては書いておかねばならぬことばかりである。しかしもともとアクセス稼ぎという発想がないことと相まって、推移を記録しておくことすらサボってしまった。

年明けの次の更新が今回の6月だから、このペースだと次は年末であろうか。ほとんど生存報告になっているが、いちおうここがホームだという意識は(まだ多少)残っているので、RSSリーダーの更新で見かけたらよろしくということでひとつ。でもRSSリーダー自体がなくなってきてるんだよね。Webの世界は10年でまるっきり景色が変わってしまうなあと遠い目になっております。
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2014年01月02日

NHK高校講座がNHK上層部の意向によりエンタメ路線となったことでなにが起きたか

内藤正典(Wikipedia)
内藤 正典(ないとう まさのり、1956年9月29日 - ) は、日本の社会学者・地理学者・国際政治学者。同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科長・教授、一橋大学博士 (社会学)。
専門は中東の国際関係、特にヨーロッパにおけるムスリム移民の研究、9・11以降はイスラムと西欧世界との関係、現代トルコの政治と社会。80年代まではシリアを中心としたアラブ地域研究を行ってきたが、フィールドワークに重点を置くため、政治的な事情でトルコに研究対象を移し、さらに、9.11以降はヨーロッパ在住ムスリム移民および西欧とイスラームの衝突を抑止するための研究・著作を中心に発表。


























NHK高校講座・地理 出演者紹介魚拓










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2014年01月01日

2013年Twitter @kaoruww をふりかえる

ここ数年、ろくにブログを書いてない。2013年もまたほぼツイッターの更新ばかりとなった。

ツイッターを始めた直後、ブログエントリにツイッターのアカウント名を書いたり、リンク集に入れたりしていた。その当時(09年)ブログの一人称「私」に堅苦しさを感じていたこともあり、ツイッターでは少し書き方を変えてみようと考えた。でもそういう別の一人称「おれ」でやっている場所にブログから誘導するのはどうなのかな、ということで、いつしかブログとツイッターは切り離して運用するようになった。時折ツイッターの方にブログエントリのURLを貼ることはあるが、ブログからは古いエントリを掘らないと行けない。あまり分ける意味はないんだけども。

ツイッターでちびちび小出しに書いてるからブログ更新意欲がわかず、その結果前エントリのように1年間のブログ活動をまとめようとしても、ろくに書いてないからたいしてふりかえることもできない始末だ。

ブログももうすぐ区切りの丸10年だというのに、こんなネタ切れのままではどうなんだという反省がある。そこで正月だしなにかやってみようというわけで、自分のツイートをネタにすることにした。

ツイッターには、RT(リツイート)というツイートを拡散する機能、Fab(ふぁぼ)という「お気に入り」に入れる機能がある。どちらを重視するかは人によって違うようだ。私はいくつふぁぼられたかにはほとんど興味がなく、同じリアクションがあるならFabよりRTされたほうがおもしろいと感じている。

そういうわけで、今エントリでは私のツイッターアカウント @kaoruww が2013年につぶやいたツイートの中から、RT数の多いツイートベスト5を公開しよう。


第5位!


年明けのジャニーズカウントダウンに錦織が出てたんだけど、でかいニットの帽子をかぶっていました。懲りたのでしょうか。もう帽子なしで姿を見せることはないかもしれません。


第4位!


女性週刊誌の広告の見出しに出た段階でこのツイートをし、まだネットで読めるニュースになっていなかったので拡散されたらしい。その結果、元渋谷系おばさんからソースを問い質されるハメになったが、華麗にスルーしたことは言うまでもありません。


第3位!


佳子さまが米国へ出発 夏休み利用しホームステイ(共同)
1ヶ月後帰国した空港にて
皇族の、しかも未成年の女の子をいじる時の気の使い方が逆に妙な効果を発揮し、はからずも不敬なニュアンスが感じられたとしたら大変残念であり、そんなつもりじゃなかったんですと言い訳したい。無理かしら。なおご帰国後はすみやかに元に戻られた模様。慶賀に堪えない。


第2位!


ソーシャルメディアを積極的に活用することで知られる東京女子流。まとめサイトなどでもこの動画はずいぶん取り上げられ話題になったようだが、YouTubeに削除要請を出さず、あえてそのままにしているところがお見事。実際彼女は大いに同情を買った。ファンの撮影した動画をかたっぱしから削除することが仕事だと思い込んでいるような事務所・運営は、東京女子流運営(主にS竹氏)の爪の垢を煎じて飲むべきだろう。


そして第1位!


ゆうきまさみ先生がRTしたのをきっかけに爆発的に拡散したらしい。いやあのですね、これツイート内にリンクしてある漫棚通信さんのブログを読んで、朗報だと思ったから139文字にまとめてツイートしただけなんですよ。カギカッコばかりで自分の言葉が一文字も無い。それがRTダントツ1位で、私の全ツイートの中でも唯一の1000RT超えなんですね。どうすんのこれ。はずかしいじゃないの。なんかすんまへんという気持ちと同時に、いつまでこれが最多RTツイートなのか、早く2位以下になってほしいけどそうそう1000RTなんていかないし、というとほほな感じになっております。


その他favstarが計測したベストツイートはこちら。2013年のツイートが多く入っているのは、フォロワーの数が亀の歩みでじわじわ増えているのでその影響だろうか。もっともブログの読者を増やすためになにかしたことがないように、ツイッターでも思いついたことを書き散らしているだけだ。これからも特にリアクションを狙ったりせず、テキトーに続けていくことだろう。
posted by kaoruww at 23:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月31日

2013年qzmp blogをふりかえる、ほどの量がない

だって1年に7エントリしか書いてないし。これ入れても8つだ。

9月に「来年2月にブログ開設10周年、それまで月一くらいは更新したい」と書いたものの、翌10月に一度更新したのみで11月12月と更新なし。うむむ。まさに開店休業。ツイッターばっかりやってしょうがないねどうも。いちおう3つだけリンクしておこうっと。

2月1日 美少女クラブ21「Da Di Da☆Go!Go! 」
現代に甦った美少女クラブ21(甦るニーズなし)ことX21はいまだに曲も出さず、しかしオスカーとテレ朝の特別な関係を利用して「GO!オスカル!X21」なる冠番組を開始した。なんでオスカルなのか知らないが、こんな名前にするなら全員男装でもしたらどうか。それじゃ腐男塾か。ともあれ一番目立つMCは、ゴリゴリ剛力こと剛力彩芽なのであり、これじゃX21と剛力のどちらを売り出したいのかわからない。「露出が増えりゃなんでもいいから両方まとめて出しちまえ」ということかもしれないが、剛力が出るだけで観るのを避ける視聴者だっているのだし、抱き合わせるのがいいことかどうかは不明である。


4月17日 吉野家明日から値下げ、そしてさようなら牛鍋丼
「牛鍋丼」で検索すると上位に出てきてしまうので、13年のエントリでは一番読まれたというかいまだに読まれてるエントリ。吉野家の牛鍋丼のページが削除される前に、魚拓にしておいたのは我ながらグッジョブであった。


5月11日 【Blog Update】ウェンディーズと大江千里
大江千里が出たドラマ「十年愛」のメリーゴーランドの動画を貼りたいから書いたエントリ。悲しい時やつらい時、生きることに心折れそうになった時は、この動画を観ることを勧めたい。
posted by kaoruww at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月24日

永谷園、シュークリーム専門店買収へ 94億円で(日経)

 永谷園は22日、シュークリーム専門店「ビアードパパ」を運営する麦の穂ホールディングス(HD、大阪市)を11月28日付で買収すると発表した。取得額は94億4000万円。麦の穂HDは中国や米国など17カ国・地域で国内とほぼ同じ200店強の店を持つ。永谷園は共同でのメニュー開発や店舗開発ノウハウを吸収し、年間で数億円にとどまる海外売上高の拡大を狙う。

 麦の穂HDの全株式を投資ファンド、アント・キャピタル・パートナーズ(東京・千代田)などから取得する。麦の穂HDは内外でシュークリーム専門店のほか、焼き菓子店やうどん店などを手がける。海外ではフランチャイズチェーン(FC)のシュークリーム店を中心に展開、海外売上高比率は約1割を占める。

 少子高齢化で国内の食品市場は縮小が避けられない。永谷園は米国での持ち帰り用すし店や中国での袋麺の製造・販売を細々と手がける海外事業を強化する考え。今後は海外の和食ブームに対応し、麦の穂HDと共同で和食や和菓子などの持ち帰り店や飲食店の展開などを検討する。

 麦の穂HDの2013年2月期の連結売上高は83億7400万円、最終利益は3億1000万円だった。永谷園の13年3月期の連結売上高は685億円で調理食品事業が約4割、みそ汁中心のスープ事業が約3割、お茶漬け・ふりかけ事業が約2割を占める。

http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNASGF2202Z_22102013000000


株式会社 麦の穂ホールディングスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ (永谷園)


06年08月31日のブログで日興アントファクトリー(現アント・キャピタル・パートナーズ)が麦の穂を買収したことに触れている。短いので全文引用。
麦の穂っていうのはシュークリームの「ビアードパパ」のところだ。なかなかおいしいですね。カロリーめちゃめちゃ高そうだけど。業績好調で本格的金利上昇が始まる直前に売却とは、高値で売るタイミングとしては文句なしだ。売却金額は数十億円。設立は平成9年12月。Web2.0で一山当てようとかいうより外食の方がいいんでないの。

7年経過し利益を得て売却できたようだ。永谷園はかなり高い値段で買ったように思えるが、このままドメスティックな市場だけでお茶漬け売ってるわけにもいかないという判断は妥当だろう。いやお茶漬けの割合は2割しかないんだけども。もっと早く動いていればこんな値段で買わなくて済んだのだろうが、3年後に決断するよりは安く買えたと思うほかない。


ネットを見ていたら、06年頃に日興アントが「スイーツHD構想」なるものを推進しているという噂が立ったと書いているブログが。ほー。なんでまたスイーツしばりで、とちょっと面白かったのでメモ。

永谷園による麦の穂の買収(リーマンあれこれDiary)


そういやしばらく近江屋のケーキ食べてないな。年内に一度行っておこう……
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2013年09月23日

能年玲奈と有村架純、あまちゃん以前

前回の更新は5月11日だったようで、もはやSeesaaの管理画面のいじり方も忘れてしまった。今月2度目の3連休の最終日で暇なのはいいが、久々に更新してみっかと思い立っても書くことがなくて困る始末。日々のログという意味ではTwitter+Twilogで足りてしまうので、なかなかブログに書き残そうと腰を上げる動機がない。前回のように大江千里の動画を貼りたかったとか、そういうことでもないと。というわけで、今回はブログ更新のリハビリがわりに動画と画像でも貼ってみようということでひとつ。

2013年春のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」も今週でついに最終回を迎える。物語の最初から最後まで観る朝ドラはちょっと記憶にない。最近では「ゲゲゲの女房」を最後まで観たものの、最初の子供時代を観てないし、「カーネーション」は傑作だったと思うが、こっちは最後の1ヶ月で主人公が尾野真千子から夏木マリに替わった段階で挫折した。

「あまちゃん」は最初からずっと物語に乗れていたのだが、震災後のところでちょっと乗れなくなった。主人公・アキがいきなり北三陸に帰ると言い出すところ。故郷の状況が心配だから様子を見てきたいというのはよくわかるが、突然東京での仕事を放り出す形で地元に帰ってそのまま居着いてしまうのだ。舞台を前半の舞台である北三陸に戻すにも、もう少しやり方はないものかと思ったが、ともあれまた東北で物語は動きはじめ、最終週までやってきた。どうやら最後まで観ることになりそうだ。

と、ドラマを観てない人にはよくわからない話をしつつ、この作品で一気にブレイクした主人公・アキ役の能年玲奈と、アキの母・春子の若い頃を演じた有村架純が「あまちゃん」以前にCMで共演していたというので記録しておこう。能年の女優としての将来はよくわからないが(おもに使い道が)、有村はおそらくこれから10年20年と仕事に切れ目なく女優として活躍し続けるのではないだろうか。うまいよね。あとGMTのリーダー・入間しおり役の松岡茉優も息の長い女優になるのだろう。

能年と有村が共演したのは2011年のディズニーリゾート・春のキャンパスデーパスポートのCM。有村にとってこれが初のCMだったとのこと。



チュロス.png

左が能年・真ん中が有村。能年の見た目の印象が、あまちゃん以前と多くの人が初めて知ったあまちゃんのアキとではかなり違うために、ネットでは色々言われているらしい。成長ですよ成長。たぶん。もう2枚はひろい物。

千葉鼠園.png

両はじですね。

千葉鼠園2.png

少し小さい画像だが、全体的にこのCMでは有村がセンター付近にいることが多かったようだ。この2年後、2人はあまちゃんをきっかけに大きく飛躍することになる。

それはおめでたくてけっこうなのだが、能年が所属する芸能事務所・レプロの若手女優、川島海荷は一気に追い抜かれてしまった。さらに川島がメンバーであるアイドルグループ・9nineは、あまちゃんの劇中歌「暦の上ではディセンバー」を能年のバーターで歌わせてもらった後輩グループ・ベイビーレイズに激しく追い上げられている。ついには9nineが出られないミュージックステーション出演も先を越されてしまい、ライブで泣き出す始末(泣いてるのはPerfumeのセンター・西脇綾香の妹)。半沢直樹がどうとか言ってるのは、次の9nineのシングルが半沢を演じた堺雅人主演ドラマ「リーガル・ハイ」のオープニングテーマになっているからだ。こっちの曲はヒロインを演じる新垣結衣がレプロなので、そのバーターである。正直「バーター同士で小競り合いしながら勝手にガンバレや」としか言いようがない。


そんなこんなで、ブログは4ヶ月もあいだを置かず、月イチぐらいは更新しようかなーと思っております。来年2月でブログ開設10周年だしね。そこまではなんとか。
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2013年05月11日

【Blog Update】ウェンディーズと大江千里

大江千里、渡米後に結婚していた お相手は「20年来の一般女性」(オリコン)

このニュースで久々に大江千里の名前が出たためだろう、当ブログにも大江関連の検索で人が来ている。もっともその検索フレーズが「大江千里 盗作」なわけで、こういう記事見たさの読者が来てしまうあたり、当ブログの性格を物語っていて無念である。それはともかく、09年の当該記事を読み返してみたので内容に関して少しアップデートを。

2009年12月10日 ウェンディーズ撤退・日本人に愛されすぎるダリル・ホールなど

まずゼンショーがウェンディーズとの契約を打ち切った話。
ウェンディーズの日本再進出は時間がかかりそうだと思っていたが、10年2月に日本におけるドミノ・ピザの株式をベインキャピタルに売却したヒガ・アーネスト・マツオ氏が、11年3月にウェンディーズと資本業務提携を結んだ。金に余裕もできたことだし、ドミノ・ピザの日本での成功をウェンディーズで再び、ということだろう。

ゼンショー時代ともアメリカ本国とも違うプレミアム系ハンバーガーショップというコンセプトで11年12月に再進出1号店を表参道に開店。期間限定でフォアグラ入りバーガーを提供するなど話題を集めたが、再進出から1年半になろうとする現在でも3店舗しかない(12年8月六本木・13年3月曙橋開店)。ファストカジュアル業態はファストフードよりオペレーションのハードルは低いはずだが、ドミノとは色々と勝手が違うのだろう。しかし曙橋よりましなファストカジュアル向けの土地があるのではなかろうか。立地実験なのだとは思うが……


さて後段の大江千里。ていうかダリル・ホール。まさかこのあとガルネクの女が北島康介と婚約するとはなあ。世の中なにが起こるかわからんですね。しかしガルネクのPVがダリル・ホールのPVからのパクリとか、およそ世の中にこんなどうでもいい話もないな。

大江千里については特に付け加えることはないんだけど、大江関連にはこのパクリ曲よりもっとおもしろい動画があるんだよね。92年のTBSドラマ「十年愛」。Googleで「大江千里 十年愛」と入力すると「メリーゴーランド」とサジェストされてしまうほど一部で有名だ。

十年愛(Wikipedia)
全11話で、1話ごとにストーリーが1年分進行し、最終話では10年後になっているという斬新なコンセプトと、大江千里扮する田村雅一が、操作盤の故障(壊したのは斉藤慶子扮する吉野文)により高速回転するメリーゴーラウンド内に取り残された娘・雅美を助けようとして単身乗り込み、回転の遠心力で飛ばされて地面に強打され、病院に搬送された後死亡してしまうという、“笑撃的"なシーンが当時話題になった。
このメリーゴーラウンドのシーンは、あまりにも強烈なインパクトであったため、放送から15年近くが経過した現在でも語り草となっており、このドラマの概要を説明する際にしばしば「大江千里がメリーゴーラウンドで高速回転して死ぬドラマ」という表現が用いられるほどである。

 「どうしてこうなった」と唖然とするような珍シーンなのだが、YouTubeからはもう消されていた。なんてこった!! しかし探しました。我々スタッフが一生懸命探しました。十年愛、見つかりましたよ(アゴをしゃくらせながら)。コメントが多くて弾幕みたいだから消したほうが見やすいかも。どうぞ!


 
シリアスなドラマを観ていたらクライマックスで突然のこの展開。観ていた人は笑うか怒るか。いくらバブルの残り香が漂うデタラメな時代でも、さすがにこれはない。なさすぎる。そりゃ急に活動をやめて48歳からアメリカに渡ってジャズピアニストになりたくもなるわー(たぶん関係ない)。いやほんとにすごいよねこれは。
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2013年04月17日

吉野家明日から値下げ、そしてさようなら牛鍋丼

吉野家は4月10日、主力商品である牛丼の価格を18日から下げることを発表した。

吉野家の商品戦略に関するお知らせ(PDF)

gyudon_130410_ph001.jpg牛肉の輸入規制緩和を値下げの理由としている。BSE騒動によりアメリカ産牛肉は03年末に輸入停止となり、吉野家は04年牛丼の販売休止を決断。牛丼屋から牛丼がなくなるという異例の事態となった。
05年12月に月齢20ヶ月以下の牛肉の輸入が認められ、06年9月から並盛380円で再開。そして今回、輸入対象が月齢20ヶ月以下から30ヶ月以下に規制緩和されたため280円に値下げ、というのが一連の経緯である。これにより牛丼並盛の価格は輸入規制直前までの01年〜04年と同じ水準に戻ることになる。

しかしこの告知ポスター。目を引きたい時に「止まれ」の赤を使うのは「注意」の黄色より目立つのはたしかだが、文字がドーンと黒でしかも上下に黒枠までつけてるものだから、どこかしら不吉なニュアンスが漂わなくもない。不祝儀じゃあるまいし。


それはともかくアベノミクスとやらの、実質金利を下げるための強制インフレ政策が発動したとたんに牛丼並盛26.3%の値下げである。この空気の読めなさ加減が素晴らしい。国家の方針に逆らったとして牛丼屋が権力から弾圧されないか心配になるほどだ。
実のところ、今回の輸入規制緩和でコストが多少は下がるにせよ、こんな大きなコストダウンができるはずもない。ではなぜ今になってこんな大幅値下げを決めたのか。実は大々的に値下げを発表した5日後の15日、吉野家は今14年2月期の連結決算が3億6400万円の最終赤字に転落すると発表している。

すき家と松屋が定価を下げる価格競争を行なっても、吉野家は期間限定のフェアを行うだけでかたくなに並盛380円を守ってきた。だがもはや悠長なことは言っておられず、適当な理由をつけて値下げして客数を増やそうというわけだ。これによりようやく落ち着いていた牛丼値下げ競争も再燃してしまうだろう。すでに値下げフェアの効果はすっかり薄れているから、外食業界では吉野家の動きを懐疑的な目で見る人も少なくない。相変わらずのズレっぷりである。


親会社の伊藤忠にも見限られた吉野家の迷走ぶりはいつも通りなのでどうでもよろしい。この小文の目的はただひとつ。望まれずに生まれ、今まさに黒歴史の闇に葬られていこうとしているあるメニューを書き残しておきたいのだ。

吉野家は主力商品である牛丼の定価を決して下げなかった。泥沼の価格競争に本格参入したあとの展開を考えた時、会社更生法を申請したトラウマが甦ってしまったのかもしれない。しかし客数は二桁減だし何もしないわけにもいかない。そうして生み出された苦しまぎれのメニューが牛鍋丼である。

価格はすき家松屋と同程度の並盛280円。肉が少ないかわりに豆腐としらたきが入っている。肉を減らしたからってそうは原価は下がらない。ただただ本丸である牛丼の価格に手をつけたくないという理由で生まれたメニューだ。しかしこの時吉野家が牛鍋丼を発売した名目は「創業111周年記念」である(PDF)。ふつうに新商品を発売すればいいのに妙な理屈をつけるのは今回と同じ。癖なのであろう。

結局追いつめられて牛丼の定価に手をつけ、牛鍋丼と同じ280円にした以上、この望まれて生まれたわけではないかわいそうな子は闇に消えてゆく運命だ。上記の赤いポスターに「牛鍋丼の販売は、材料がなくなり次第終了とさせていただきます」とある。なんだか盛り上がらない飲み会が流れ解散するみたいで哀しい。

そんなわけで昨日、久しぶりに牛鍋丼を食べてきた。平均年齢が上がる一方の日本で、ちょっと軽めの丼にはそれなりのニーズもありそうな気がしたが、吉野家にとってはあまり思い出したくない時期の思い出したくないメニューだ。黒歴史化されるのは間違いない。ウェブサイトからも消されるから、先ほどの牛鍋丼のリンクは魚拓にしておいた。確実に食べられるのは今日まで。そんなに思い入れがあるわけでもないけれど、さようなら牛鍋丼。
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2013年03月29日

とんかつチェーンの「かつや」に行ってきた

かつやに行くのは2年半ぶり。カレーカツ丼なるB級どころかD級の期間限定メニューに興味を持ったからだ。
ところが卓上のメニューを見てもカレーカツ丼がない。店員に聞いてみるともう終わったのだという。グズグズしてるとこうなる。まあいい。ふだんは690円のヒレカツ丼がフェアで540円だというのでこれを注文。
カツ丼がくるまで、かつやを展開するアークランドサービスの株価の推移を確認しておこう。

z.gif


株式分割をはさみ、ここ1年3ヶ月で押し目も入れず3倍になっている。業績はたいへん好調。同じ揚げ物だからと天ぷら店にまで進出を始めている。

さて丼がやってきた。グルメ批評ごっこをする気もないのでそっち方面は「値段相応 要はまあまあ ちょっと玉子に火を通しすぎ」ぐらいで済まし、気づいたことをいくつか。ストアコンパリゾンではなく、お客が感じた印象ぐらいなものだが。

※いい面
テーブルに割干し大根の漬物が置いてあり自由に取れる。割干し大根が好きなのでこれはうれしい。また、麦茶のポットもあるのでいちいち店員を呼ばないですむ。

※悪い面
メニューすべてに消費税抜き価格と税込価格を併記し、安い税抜き価格の方を大きく書くという表記。今どきまともなチェーン店でこんな姑息なことをしているところは滅多にない。
割り箸の質が低すぎる。口の中に入れるものなのだから、もっとマシなものを使うべきだ。
ドレッシングを入れているボトルが、ファンシーショップで売ってるような、家庭でも使うのを躊躇するほどしょぼいもの(変なロゴ入り)。


どうもあまり褒めるところがなかったためにいい面に無理やり感がにじんでしまったのは否めないが、新潟地盤のホームセンター子会社のセンスというのはこういうものなのだろうか。売上高が100億を大きく超えてくるような会社になったのだから、目立つところでコストダウンしてみっともなくなるようなことはせず、工夫してもらいたい。

最近は松屋のとんかつ部門・松八が店舗を増やしているようだが、かなり昔からチキン亭などの揚げ物業態を手がけてきたにもかかわらず、かつやに店舗展開でずいぶん遅れを取ったのはどういうわけだろうか。同商圏でバッティングすれば、松八が勝ちそうな気がするが…
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2013年03月25日

大連商品取引所が年間出来高世界一に

2013年2月12日、東京工業品取引所が東京穀物商品取引所を引き受ける形で統合し、東京商品取引所が発足した。

東京商品取引所(公式HPWikipedia

略称はTOCOMのまま変わらず。その東商取が、世界の主要商品取引所における2012年の年間出来高を発表した。大連商品取引所が前年比で3倍近く出来高を伸ばし、一気にトップに立った。

1位 中国・大連商品取引所(DCE)5億2,135万枚(前年比185.1%増)
2位 米・ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)4億8,371万枚(同11.2%減)
3位 インド・マルチ商品取引所(MCX)3億8,646万枚(同12.1%増)
4位 中国・上海期貨交易所(SHFE)3億6,532万枚(同18.5%増)
5位 ICEフューチャーズ・ヨーロッパ2億8,212万枚(同4.9%増)
以下、
米・シカゴ商品取引所(CBOT) 
英・ロンドン金属取引所(LME)
米・ICEフューチャーズUS
インド・国立商品デリバティブ取引所
と続く。東商取は12位であった。

なお、ドットコモディティ会長の車田直昭氏は、取引所の競争力を比較する場合は「自国の個人・法人にしか取引を認めない取引所」は国際競争に参加していないから比較の対象にはできず、中国とインドは除くべきとの見解を示している。また同じ持株会社の下にある複数の取引所は合算すべきとも。

世界で通用する商品市場(車田のつぶやき)
 
NYMEXとCBOT・CMEの2つからなるシカゴ商品取引所をCMEグループとして合算すると7億枚を超え、大連の5億2135万枚をかなり上回っていることになる。ともあれ前年の出来高から2.85倍にも膨張した大連の成長ぶりは著しい。車田氏のブログにも停滞する日本商品市場への嘆き節が見られるが、果たして巻き返すことはできるだろうか。


<関連>2009年10月22日 大連商品取引所がアジアの一位から世界一を目指す(qzmp blog)
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2013年02月01日

美少女クラブ21「Da Di Da☆Go!Go! 」

「今思うと美少女クラブは普通じゃ無かった。
 普通に制服着てボーカルなんてユニゾンでCoCoみたいなゆるい曲をやれば良かったのに、出てきたのがオレンジ色のツナギみたいな衣装でバタ臭い顔のベニさんをセンター&メインボーカルにして半端なダンスミュージック、ダディダゴーゴーという。

 前者の普通な路線は森田クラブでひっそりやってた。ぜひ森田の路線でやって欲しい。ダディダゴーゴー出てきちゃったらそれはそれでネタとしてイケるけど」(ex-スーパーリスナークラブ 13-01-31)

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オスカーがやってた美少女クラブ21のことはリアルタイムでは知らなかったが、解散してずいぶん経ってから音楽専門チャンネルで流れたこのPVを観て知った。ひどいグループ名だなあと呆れたが、すでにグラビアで活躍してた原幹恵や中村静香が出ていて「まさかあんなに育つとは予想しなかったのではないか、オスカーラッキー」などと思った。それはともかくこのPV、けっこういい。なぜこんなに安良城紅をプッシュしてるのかわからず、第一この衣装なんだよと思うけど、それ込みでおもしろい。

この度オスカーがまたもや始めるX21(公式)もどうせ商業的には失敗するのだし、もうアイドルブームも終わるし、せめて「Da Di Da☆Go!Go! 」みたいな「ほんとに売る気あんのか」と思わせる不可解なPVを作ってもらいたい。X21のPVには将来オスカーがゴリ推しするタレントが含まれてるわけで、「昔はこんな顔をしていた」という資料になることは確定しているが、それだけじゃつまらない。変なPVなら何かしら芸能史に爪痕を残せるかもしれないではないか。美少女クラブ21くらいには。いや残ってないんだけども。
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2012年12月31日

2012年qzmp blogをふりかえる

はい、去年の大晦日エントリは1月3日に書きましたが、今回は2日に書いております。大晦日はなにかと忙しいからね。グダグダテレビ観ないといけないし。いつものように大晦日は本年の当ブログを回顧するわけですが、ここ数年のペースと変わらずこのエントリを含めて21回更新、書く内容はほぼ備忘といった感じで安定していました。

最多PVエントリはなんだったのかな。2011年はサブウェイに関するエントリだったようだが、12年はそれほど目立つものはなかった。ウェブから消えてしまう新聞記事のコピペ保管庫みたいになっているから当然だろう。だから最も読まれたエントリは今年書いたものでなく、『はるかぜちゃんのツイートでリンクされた+毎日「ドグラ・マグラ」の検索から流れてくる』という理由で、07年に書いたエントリだったのだと思う。Twilog経由のはるかぜ砲がすごかった。当ブログの1300を超えるエントリの中で、唯一読者を意識して書いたハウツーものなのだが、5年経っても検索の1ページ目に出てきてなかなか埋もれない。全エントリの中で一番読まれているのだと思う、たぶん。

激動の2011年に比べると12年は比較的穏やかな年であったようだ。年が押し詰まってから民主から自民へと再びの政権交代があり、なにやら保守というより復古の空気が漂いはじめた今日この頃である。2013年は社会を憂うのはほどほどに、自分の身は自分で守る方向でなけなしのやる気をふり絞る所存だ。
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2012年12月21日

アドバンテッジが三洋電機のデジカメ部門を買収

一昨日のエントリでファンドによる総合電機の再編について言及したが、今日パナソニックから三洋電機をアドバンテッジ・パートナーズへ売却することが発表された。

パナソニック、三洋電機のデジカメ事業を譲渡へ(C-NET Japan)

山陽は95年にデジカメ事業に参入、OEM生産を主体に一時は年間15万台を生産する世界有数のメーカーになった。しかしスマートフォンの普及に伴いデジカメ市場が縮小、10年度の売上げは1100億円と最盛期の半分にまで減り、現在はさらに減少しているとみられる。売却額は公表されていないが、関係者によると数億円とのこと。

パナソニックは三洋買収後も自社のデジカメ部門とは統合せず、売却を模索していた。これにより三洋本体が手がける主要事業はアメリカのテレビ事業のみとなり、三洋の事業整理については一応のめどがつくことになる。

しかしパナソニックのデジカメ事業にしてもローエンドはスマホに食われ、ハイエンドはカメラ専業メーカーとの厳しい競争に晒されている。買収した事業だけでなく、自社が起こした部門を自ら整理する決断ができるのだろうか。それこそパナソニック全体がファンドの支配下に入らなければ無理な相談なのかもしれない。
posted by kaoruww at 20:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ICEがNYSEユーロネクストを買収

巨大取引所の統合が最終章へ。

NY証取、米ICEが買収発表 総額82億ドルで (日経)
米インターコンチネンタル取引所(ICE)は20日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営するNYSEユーロネクストを総額82億ドル(約6900億円)で買収すると発表した。両社の統合により現物株式からエネルギー先物など金融派生商品(デリバティブ)まで幅広く扱う大型取引所が誕生する。

 買収は現金と株式交換で実施。現在のNYSEユーロネクスト株主は保有1株につき、33.12ドルの現金かICE株0.2581株、もしくは両者の組み合わせを受け取る選択肢がある。買収条件はNYSEユーロネクスト株の19日終値に約38%を上乗せした。

 買収完了後の本社はアトランタとニューヨークに置き、歴史的建造物であるニューヨーク・ウォール街のニューヨーク証取ビルも維持する。

 NYSEユーロネクストは主力の現物株式の売買が低迷。昨年、デリバティブに強いドイツ取引所への身売りをいったん決めたが、欧州委員会の否決で断念した経緯がある。
経緯を簡単に振り返ると、
・11年、NYSEがドイツ証券取引所に身売りを検討
・そこにICEがナスダックOMXグループと共同でNYSEに敵対的買収を仕掛けるも、NYSEは拒否。買収断念。
・しかし12年2月、EU委員会から独占禁止法の観点から合併案を否決され、身売りに失敗。
ということになる。
 
ICEとナスダックが共同買収提案を行った時は約110億ドルの買収額だったのだが、今回は82億ドルで決着。NYSEは1年足らずで28億ドルも安い提案を受け入れることになった。国境を越えた統合が不可能ということになるとこういう価格になるのだろう。ともあれこの発表を受け、NYSEユーロネクスト株は時間外取引で32%上昇しているわけだし、株主もあまり文句を言っても始まるまい。

これによってICEはNYSEユーロネクストが保有するロンドンのLiffeを手に入れることになり、念願の債券先物への参入を果たすことになる。

2000年に設立された新興デリバティブ取引所ICEが200年を超す歴史を誇るニューヨーク証券取引所を飲み込んでしまうわけで、アメリカのダイナミズム健在の感を新たにする。


<関連>
2007年03月17日
ICEは2000年に店頭市場として設立されて以来、エネルギー取引の主要な電子市場として成長してきた。2001年にロンドンの国際石油取引所を買収、今年初めにはニューヨーク商品取引所を10億ドル以上で買収し、ココア、コーヒー、オレンジジュース、砂糖などの先物市場に進出している。

2007年7月10日
ICEトップのJeffrey Sprecherは、ICEが買収交渉に参入したことによりCBOTの株主はCMEの最初のオファーよりも30億ドル高い評価を得た、と負け惜しみを言いつつも、取引所という産業の未来の勝者は、最も大きいか最も古いかではなく、市場の変化に素早く順応し敏感に革新する能力で決まるだろう、と述べた。
posted by kaoruww at 01:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月20日

コメダ珈琲店がファンドからファンドへ売却される

コメダ珈琲店を買収へ=アジア系ファンド、数百億円規模(時事通信)
 アジア大手買収ファンドMBKパートナーズは19日、喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)を買収する方向で最終調整に入った。MBKはコメダ筆頭株主である国内最大手の買収ファンド、アドバンテッジパートナーズと既に交渉を始めており、早期合意を目指す。買収額は数百億円規模となる見通しだ。
 MBKは大手銀行の融資も活用し、コメダを買収する計画。将来の中国や韓国、台湾進出を後押しし、企業価値を向上させるとみられる。アドバンテッジは7月、外食企業やファンドに買収を呼び掛け、複数回の入札を経てMBKが優先交渉権を取得した。 
というわけで、業績が順調に伸びているコメダ珈琲店がアドバンテッジからMBKに売却されることになった。MBKパートナーズとはカーライルのアジア担当幹部が設立したファンド。アドバンテッジがコメダを株式公開ではなく丸ごと売却するのではと11年5月30日のツイート
喫茶店のコメダ珈琲も78%はアドバンテッジが持ってると。へー。創業者からの事業継承。売上げ5,60億で喫茶店業態では公開してもあまりいい値段がつきそうにないし、買収好きの会社に売るしかないんだろうなー。
で予想はしていたが、ずいぶん早くにEXITできたなという印象。その後のコメダ関連ツイート。
11年10月3日
コメダが社長交代。新社長はエクソンモービルから日本マクドナルド上席執行役員という人。コメダは投資ファンドの持ち物なので、経営者を外部から連れてくる外資系っぽいやり方になるのだろう。そろそろ株式公開もしくは売却フェーズに入ったということかな。
12年7月23日
26日(木)カンブリア宮殿はのゲストはコメダ珈琲の代表執行役社長。http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20120726.html なにこの肩書と思ったが、アドバンテッジパートナーズの投資先だから執行役が派遣されてるということか。
コメダもそろそろEXITを見越してメディア露出増やしてるのかもなー
とある。まさにこの7月のツイートをした頃に買い手に声をかけていたと記事にはあるから、入札額を高めるプロモーションにテレビ東京が協力した形になった。

創業者の「事業を現金化したい」というニーズに応え買収、名古屋中心の事業を全国展開することで企業価値を高め、タイミングよく売却。投資ファンドビジネスの成功例と言えるだろう。
なにかと硬直した大企業、特に企業数が過剰で集約する必要があると長年言われている総合電機は、投資ファンドに買収されて事業の選択と集中を行うべきなんだろう。三洋電機はパナソニックに買収されたからまだいいが、シャープはあんなことになってしまうし、日立も三菱電機もなんとなくそのまま存在している。あのソニーだってブランドだけ欲しがられて、これから本格的な円安フェーズに入りでもしたらあっさり一飲みされかねない。まだまだ円が高いうちにファンドの力を借りて国内勢で集約してもらいたいものだが、今までできなかったことが急にできると思うほうが甘いのだろう。残念だが。ともあれこういった成功例が出てくるのはいいことだ。
posted by kaoruww at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月17日

2012-11-17

誰のためにブログを書くのか。

改めて考えてみると、想定読者は未来の自分だ。むかしあれについて考えたことがあったなーとか、あの出来事があったのはいつだったかなーとか、検索するとすぐに出てくる。ツイッターではなかなか蓄積ができない。一応Twilogというのはあるし便利に使っているけれど、Twitter社の公式サービスではないからいつどうなるかわからない。

なにしろブログというのは自分が興味のあることを書いているわけだから、一番楽しめる読者は将来の自分のはずだ。公開している結果として、どこかの誰かに何らかの感想を持たれることはある。でもそれはあくまで結果で、「メディアとしてのブログ」ではないフツーの個人ブログは、書き手当人に一番メリットがあるのだと思う。

私にとって振り返る機会がありそうで、それなりに記録しておくべきことがありそうなことというと、流通・チェーンストア・外食関連のよしなし事が多くなる。結果最近はご覧のようなエントリ群になっているわけだ。でもツイッターをやっていなかった頃は、もっとバラエティに富んでいた。日々の心象風景や芸能関係のニュースなどは、今はツイッターに書き捨てている。以前はブログに書いていたことだ。政治のことも少しは書いていた。この手の話題は「思い出すこともないから記録する必要もない」と判断しているようだ。

しかしこういった日常的な話題の中にも、将来思い出したくなるだろう出来事もある。久しぶりにツイッター開始前の気分になって、記録しておこう。

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Tomato n' Pineが解散を発表した。

Tomato n' Pineオフィシャルホームページよりお知らせ
2012年12月29日をもって、2010年5月からスタートしたTomato n' Pineシーズン2を終了とし、それをもってTomato n' Pineは散開致します。メンバーはそれぞれ、2013年から新たなステージに向かって進んで行きます。

2009年4月からのシーズン1から始まって約3年半の活動を見守ってきてくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました。
和田えりかよりお知らせ
みなさんお久しぶりです。和田えりかです。

突然の報告で驚かしてしまったと思うのですが、トマパイは12月をもって散開することになりました。

トマパイで芸能界に入って、たくさんの事を学び、いろいろな経験ができました。

たくさんの方と出会えてコミュニケーションがとれて嬉しかったです。

トマパイのWADA、そして事務所との契約も終了します。

今まで私を支えてくださったファンのみなさん、スタッフのみなさん、全ての方に感謝しています。

和田のブログはこれを最後に終了します。

今まで読んでくれて本当に本当に有難うございました。

残りわずかですが、トマパイをよろしくお願い致します。

最後に告知をさせてください。

@12.2 PS2U @12.29 ワンマンライブ

みなさん、一緒に盛り上がりましょう〜!

是非会いにきてください。

和田えりか

このニュースもツイッターで知ったわけだが、まず思ったことは「もったいない」だった。アイドル戦国時代などと呼ばれるようなガツガツしたシーンで、まるでガツガツしていないチルアウトアイドルとも言うべき独自のポジションだった。「ガツガツしてないからこうなったのかも」と思わないでもないが、だったら他のグループと同じようなノリになってほしかったかというと、まったくそんなことはない。

現場に足を運んだことはなく、またファンの自覚もなかったが、こんなに残念な気持ちになっているのが我ながら不思議だ。気がつかなかったけれど、もしかしてファンだったのだろうか?

「解散するとなると急にファン面する連中が出てくる」と揶揄する者もいるが、何かが終わる時(グループや組織、人の命も含め)に自分がそれを好ましく思っていたことに気づき、動揺を吐露することは誰しもあるだろう。元々のファンにしてみれば「こういう連中がお金を落としていれば解散しなくてすんだかもしれないのに」と言いたくもなるだろうし、その気持ちはわかる。しかし誰もがすべてのことに対応できるわけでもない。「こうなる前にどうにかしておけばよかった」という後悔は無念の解散には必ずついて回り、今まさに少なからぬ人が忸怩たる思いをしていることだろう。悔恨とともに別れを惜しんでいる人に冷笑を浴びせるのは、下衆なことだと思う。

当ブログの古くからの読者の中には覚えている人もいるかもしれない。08年にハレンチ☆パンチ(略称ハレパン)というグループが風前の灯になっている時に、こう書いた。
応援していたグループが、いつの間にかひっそり解散していたことに気づく。ちゃんとしたさよならも言わないままに。そんな経験を繰り返し、人は煤けた大人になっていく。あるいは遠巻きに見つめるウォッチャーとなっていく。私のように、とは言うまい。みんなそうなのだ。(あるガールズポップユニットの変遷
今の私は特に誰のファンということもなく、その時々の気に入った音楽を聴くだけだ。もとより党派性が嫌いということもあるが、あまり思い入れを持たないようにしているのかもしれない、と気づくこともある。

だから「実はファンだった」というつもりはない。ただ、長くトマパイのことを忘れず、折りにふれ曲を聴き返そうと思うばかりだ。


Tomato n'Pine(Wikipedia)

Tomato n' Pine(YouTube)
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2012年11月08日

シナモンロールのシナボンが日本再上陸

シナボン/日本再上陸、六本木の1号店を公開(流通ニュース)

アメリカのフォーカスブランズインターナショナルが運営するCINNABONは、世界51カ国に約900店を展開している。同社はシアトルズ・ベスト・コーヒーも運営しているが、日本でシアトルズを展開するブランドパートナーズ株式会社がマスターフランチャイジーとなり、11月15日に日本再上陸の運びとなった(シナボンジャパン公式)。

再上陸ということは過去に日本進出に失敗しているわけで、その時の運営主体が名古屋人のソウルフードといわれるスガキヤを展開するスガキコシステムズである。1999年に日本1号店をオープンし店舗を増やしたものの、早々にブームは終焉。2009年には最後の店舗がなくなり10年で終了という短い命であった。

シナボン何度か足を運んだことがあるが、個人的にはきらいではなかった。日本向けにローカライズする気のないそのシナモンロールは、世界でそれなりに受け入れられている説得力があった。ただし同時に、最初は行列店になったもののすぐに人気が下火になってしまった理由もよくわかった。アメリカのローカライズしてないスイーツはどういうものかというと、要はデカい・甘い・香りが強いの三拍子が揃っているということ。Wikipediaにも日本撤退について触れられているが、ともかく大きすぎる上に頭痛がするほど甘い。シナモンの匂いも容赦ない。客の主体となる女性客は見るだけで怖気づき、食べてカロリー過多を確信するという代物で、1度ならずも2度まで食べるのは余程のスイーツ好きであったろう。また日本のスイーツ好きとは単に甘ければいいというものではなく、可愛らしい見た目と適度な甘さ、繊細な風味を求めるものだ。巨大かつ過剰に甘いパンのような、言っちゃなんだが「雑なスイーツ」は、日本市場に居場所がなかったのだ。味が単調すぎるのも「一度食べれば十分」と思わせた理由の一つだろう。最後まで頑として味も量も変えなかったスガキヤは本場のやり方にこだわったのか、単に交渉力がなくて日本向けに変えたくても変えられなかったのか、今となっては藪の中である。

さて今回再上陸する新生シナボンはどんな方針なのか、注目していた。
取締役運営本部本部長は「米国のレギュラーサイズ商品は日本人には大きめのサイズなので、今回は小さ目のミニボンを中心に展開する。フォークとナイフが無くても食べられる一口サイズのシナバイツを投入する。今後は、日本市場にあわせた商品開発も実施したい」
シナボンクラシック税込380円、ミニボンは280円、シナボンスティックは4本300円、10本600円、シナバイツ4個320円、ドリップコーヒー280円
ミニボンは定番であるクラシックの3分の2の大きさで、こちらを主力にするとのこと。賢明である。ともかく小さくしなくちゃ始まらない。もう一つの問題である味はどうか。今日は報道関係者限定のお披露目なので、そこのところはわからない。だが、気になるツイートがあった。

だはぁ。ちょっとは加減しないと…

今後の日本での展開は「2017年には50店、60億円の規模にしたい」とのこと。5年で50店舗、年に10店ペースで出店ということらしい。シアトルズ・ベスト・コーヒーの店舗一覧を見たら42店舗しかないのでかなりチャレンジングな目標といえる。どう考えてもクリスピー・クリーム・ドーナツ同様大商圏でしか成立しない業態で、かつ飽きられやすいという弱点を持つシナボンである。あまり風呂敷を広げず、大都市の繁華街で地道に生き残ることができれば御の字だと思う。がんばってください。
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2012年10月21日

コロワイドがレックス・ホールディングスをDESにより子会社化

12年9月7日、牛角を展開するレックス・ホールディングスの株式66.6%をコロワイドが保有し、10月1日付けでレックスを子会社化するという発表があった。これまでの大株主アドバンテッジパートナーズから株を買収するという方法ではなく、デット・エクイティ・スワップによるものという。外食企業の合従連衡は珍しくないが、DESを使うのはちょっと珍しい。変わったことをするなと思ったが、2番目の社長インタビュー記事の最後の部分を読んで納得した。

ネットの記事はしばらくすると消えることが多い。あとで検索する時用に、遅ればせながら記録しておく。コメントは少しだけ。

<その1>
「甘太郎」が「牛角」買収へ コロワイド、外食界4位に(朝日 9月7日)
 居酒屋チェーン「甘太郎」などを展開する外食大手のコロワイド(本社・横浜市、東証1部上場)は7日、焼き肉チェーン「牛角」などを運営するレックス・ホールディングスを子会社にすると発表した。コロワイドがレックスの株式66.6%を10月1日付で取得する。
 レックスが抱える借金のうち137億円分の債権を、コロワイドが金融機関から買い取り、レックス株に換える形で取得する。買収でコロワイドの売り上げ規模は約1600億円になり、外食業では「すき家」のゼンショーホールディングス、日本マクドナルドホールディングス、すかいらーくグループに次ぐ存在になる予定。
 レックスは1990年代後半に始めた焼き肉チェーンの成功をばねに事業分野を広げたが、業績が悪化。創業者の西山知義氏らが2007年に自社株買収(MBO)を実施して上場を廃止してからは、09年にコンビニエンスストア「エーエム・ピーエム」、11年にスーパー「成城石井」を売却するなどし、再建を進めてきた。
 コロワイドの資本参加で、11年12月期に141億円あったレックスの債務超過は解消の予定。西山氏が今後も「牛角」などの経営を担うかは「協議中」(レックス)という。
 コロワイドは積極的な企業買収で規模を広げ、「甘太郎」や回転ずし「にぎりの徳兵衛」など計925店を展開する。レックスの「牛角」や居酒屋「土間土間」など、全国の1228店を手に入れれば、食材の調達力がさらに上がり、競争力も強まると判断した。

<その2>
「牛角」買収のコロワイド社長に真意を直撃――「外食の“ユニクロ”を目指す」(東洋経済オンライン 9月18日)

居酒屋「甘太郎」「北海道」、レストラン「ステーキ宮」などを展開するコロワイドは、焼き肉チェーン「牛角」を展開するレックス・ホールディングスの株式66.6%を取得し、10月1日付で子会社化すると発表した。レックスの経営権は投資ファンドのアドバンテッジパートナーズからコロワイドに移る。

 居酒屋を主軸とするコロワイドが焼き肉チェーンを買収する理由は何か。コロワイドの野尻公平社長が東洋経済のインタビューに答えた。

――レックスを買収した目的は何か。

 今まで、外食産業は店舗を造って、その売り上げから利益を得るという構造だった。しかし市場の縮小傾向は続いており、店舗の売上高を伸ばすことは難しい。売上高が落ちても成長するためには川上へ進まなければならない。アパレル「ユニクロ」のように製造小売業は外食でも1つの勝ちパターンになっている。

 そのためにコロワイドはバンノウ水産といったマグロ卸会社を買収したり、昨年11月に神奈川県・横須賀で食材調理・加工工場を竣工したりするなど、マーチャンダイジング(MD=食材の仕入れ、物流、加工、調理、商品開発といった一連の流れ)の機能を向上させてきた。

 MD機能を発揮するためには、こうした工場への設備投資以外にも、最低1000億円の売上高か、1000店舗の規模が必要だ。レックスの買収により直営・FC合わせて1200店の販売先が加わり、レックスとコロワイドの合計で2150店規模になる。レックス傘下の物流会社コスト・イズには食材加工・調理工場はないが、コロワイドのMD機能を持ち込むことで今2013年3月期から20億〜30億円のシナジーが見込める。こうした販売先の確保とMD機能の強化とが、資本参加をした最大の理由だ。

 もう1つの理由は業態の魅力だ。コロワイドとレックスの有力なブランドを不振店対策として相互に活用する。コロワイドは今まで多業態戦略でやってきた。といっても現在の42業態は多すぎるので中期的には10業態に集約していく。

 レックスは、日本最大の焼き肉チェーン「牛角」という強力なブランドを持つ。昨年、焼き肉業界はユッケ食中毒や放射能など風評被害の影響を受け、赤字に転落した企業も多い。その中でレックスの外食事業は25.9億円の営業利益(11年12月期)を確保した。これこそがブランド力の強さの表れだ。レックスは「牛角」のほかにも、「土間土間」「温野菜」「かまどか」という4ブランドを展開している。特に「土間土間」は居酒屋のブランドイメージ調査でいつも女性からの高い支持を得ており、魅力的な業態だ。

――レックスは11年12月期決算で141億円の債務超過。売上高も06年12月期の1618億円から、11年12月期は半分以下の746億円まで縮小している。

 レックスを連結で見ると巨額の債務超過だが、外食事業はしっかり利益を稼いでいる。事業会社のレインズインターナショナルや物流のコスト・イズは利益率が高いピカピカの会社だ。簡単に言うと財務内容を改善すればレックスグループは優良企業になれる。

 レックスの問題点は財務内容が落ち込んでいただけ。理由もはっきりしていて、外食事業の不振から来ているのではない。MBO(経営陣による買収)により毎期20億円ののれんを計上したことに加え、メザニンローン(融資と出資の中間の方法を採る融資方法)が残っており、多額の金利負担もあった。こうしたMBOの弊害に加え、コンビニ「am/pm」の売却損も財務上の重しとなっていた。

 「am/pm」以外にもスーパー「成城石井」を抱え、こうした外食以外の事業を整理しないと資本政策はできなかった。09年にコンビニ、11年にスーパーを売却し、最後に残った外食産業を自主独立で行くのか、新たな親会社を探すのかということになった。

――今回の買収のスキームは?

 ファンドが持ち株を売っていないため買収ではない。コロワイドがレックスに資本参加して、子会社化する。今回の話は今年2月末から動き出した。特にレックスには株主や外資系の債権者などさまざまなステークホルダーがいて、状況は複雑だった。

 投じる総額は137億円という理解でよい。金融機関からレックス向けの貸付債権をディスカウント価格(137億円)で取得する。いくらの債権を買ったかは、金融機関のプライドもあるので言えない。債権をディスカウント価格で買ってきて、デット・エクイティ・スワップ(DES)をする。債権免除益で債務超過をバーンと解消、資本を現物出資で入れるので百数十億円の純資産ができる。

 レックスはDESや債務免除益のおかげで、子会社化後のバランスシートは純資産「約150億円」、有利子負債「約180億円」という優良会社になる。メザニンローンである残り180億円の有利子負債も、投資銀行から商業銀行にリフィナンスすることで、大幅に金利を圧縮できる。こうした財務改善を進めることで、前期まで年間70億円以上あった金利負担を、来期以降は、同5億円程度に縮小する。

 開示情報を見ればわかるように、レックスは逆風下の11年12月期、外食事業の営業利益が25.9億円。そこから金利を5億円払っても十分、利益は出る。さらにMD機能を共通化することで20億〜30億円のシナジーも見込める。EBITDA(利払い前・償却前の税引前利益)で見れば、外食事業は53億円(11年12月期)と十分に利益は出ている。

 既存のアドバンテッジや、西山知義・レインズインターナショナル会長(レックス創業者)の持ち分は、彼らが決めることだ。売却の意向があれば相談に乗る。それよりもまずはコロワイドとレックスが組んで企業価値を上げることが大事だ。そうでなければ当社のような事業会社に話を持ってこず、ファンドからファンドへ売られるだけだろう。コロワイドがいちばん、レックスにとってリアルな提案を行えたということだ。

――西山会長の今後はどうなる。

 個人のことなので、われわれがとやかく言うことではない。西山氏とは債権譲渡の契約が決まるまで、どうやったら両者でシナジーを出せるのか、ずっと一緒に議論してきた。今後については西山氏には本人の考えがあるだろう。10月1日の子会社化までの残された時間で話をする。われわれは彼が言うことを理解するつもりでいる

――コロワイドは直営店主義、レインズはFC文化中心で社風が違う。うまくやっていけるのか。

 何も自動車メーカーや製鉄所を買うわけではない。同じ外食企業だ。お互いにおいしいものを出そう、お客様に喜んでいただこう、としか考えていない。すぐなじむだろう。

 確かにコロワイドにはFC展開のノウハウはないが、自社にないノウハウを取り込むのは当たり前の戦略だ。社風の克服はわれわれがいちばん得意としている。コロワイド会長の蔵人金男は一体感を作る天才。今まで12社を買収してきて、ここまで来た。それがあるから、絶対的な自信を持って買収に取り組むことができる。この“一体感を作る”ということは私にはとてもまねできない。

――今後の見通しは。

 まずシナジーを出すことを最初にやる。既存店の不振は外的要因以外にも店舗の老朽化が進んでいることもあるから、手を入れていかなければしょうがない。われわれが資金を出して積極的に既存店をリニューアルする。

 外食産業としてお客様に喜んでもらいたいという理念がある。顧客満足はわれわれの成長につながる。もう二度とレックスは外食以外のことはやらない。稼いだキャッシュフローは店舗に再投資していく。お互い成長拡大できるように力を合わせてやっていく。これはレックスもコロワイドも、直営店、FCも変わりない。

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のじり・こうへい
 1962年生まれ。国学院大学中退。88年岡三証券入社。93年コロワイドに入社。
取締役(97年)、代表取締役専務(2009年)を経て、12年4月から現職。

経歴によると26歳で岡三証券入社、5年後の31歳でコロワイド入社、35歳で取締役ということになる。金融業界出身という立場で、これまで多くの買収案件に関わってきたのだろう。

<その3>
「牛角」創業者・西山氏が経営から退く(朝日 10月1日)
 焼き肉チェーン「牛角」を創業した西山知義氏(46)が1日、同店などを運営するレインズインターナショナルの社長職と、親会社レックス・ホールディングスの会長職を辞任し、経営から退いた。レックスが1日付で、居酒屋チェーン「甘太郎」を展開するコロワイドの子会社になったのを機に、経営陣を刷新するため。今後は「顧問」として店舗指導に携わる方針だという。後任のレインズ社長には、同社の居酒屋チェーン「土間土間」の開業に携わった松宮秀丈専務(46)が昇格した。

 西山氏は1996年、牛角の前身の焼き肉屋を創業し、起業家として注目された。その後業績が悪化し、上場廃止などで再建を進めたが、レックスは約140億円の債務超過に陥っていた。

少数株主の立場で何ができるでもない。顧問という体でお飾りにし、そのうち売却を申し出てくるのを急かさずに待つという熟柿戦術なのだろう。
インタビューでも危惧されているが、直営主義で925店舗のチェーンにフランチャイズ主体の1228店が加わるのだから、コロワイドにとって創業以来の大変化ということになる。居酒屋業界縮小という流れの中で、さらなる規模拡大によりスケールメリットを追求する戦略が功を奏すか。
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2012年09月12日

埼玉地盤の「ぎょうざの満洲」、餃子激戦区の大阪に本日開店


ぎょうざの満洲、関西へ進出 5〜10年後に50店(日経 12年8月28日)
3割うまい.gif 埼玉県を中心に中華料理チェーンを展開するぎょうざの満洲(埼玉県坂戸市、池野谷ひろみ社長)は関西に進出する。9月以降に大阪市へ2店を出し、今後5〜10年で関西圏で50店舗体制にする。埼玉県と東京都西部に集中して出店してきたが、店舗網の偏りが災害時などのリスクになると判断し出店地域を広げる。

 まず9月中旬にJR大阪環状線の野田駅前、11月下旬に京橋駅前と大阪市内に2店を開く。2店合計で客席数は110席、月間1500万円の売り上げを見込む。設備投資額は8000万円。

 今後は大阪市内や阪神間で年間4店程度の出店を進め、15年には関西に生産工場を建てることも視野に入れる。関西圏へは当面は坂戸工場(埼玉県坂戸市)から冷凍ギョーザを運ぶ。

 ぎょうざの満洲は東武東上線や西武新宿線、池袋線沿いを中心に64店舗を展開する。自社の保養施設である温泉旅館内の1店を除き埼玉と東京西部にあり、坂戸工場から半径40キロメートル圏内に出店している。一定地域内に集中出店して顧客をつかむドミナント戦略をとる。

 この地域での出店が一段落し、工場の生産能力が限界に近づくことから人口が多く需要が見込める関西への進出を決めた。食い倒れの街として知られる大阪でも「素材にこだわる当社の製品は受け入れられる。(外食の激戦区で)接客ノウハウを吸収できる利点もある」(池野谷社長)と考えた。

 同社のギョーザの特徴は皮の水分量を示す加水率が50%と高く、もちもちした食感。大手外食チェーンなどの採用実績もある。農家との直接取引で食材の調達費を減らすなどし価格を低く抑え、味も素朴な味に仕上げることでリピーターを増やしている。定番の焼きギョーザ12個、ご飯、スープ、漬物がセットの定食は500円だ。

 こうした戦略で過去10年間、ほぼ年1割の増収を続ける。13年6月期の売上高は前期比13%増の58億円の見通しだ。

そして本日9月12日、大阪進出一号店、ぎょうざの満洲JR野田駅店がオープンした。


大きな地図で見る 

本社がある埼玉では土地勘があるので、西武線沿線の生活道路に出店し家賃を抑えることが多い。しかし餃子激戦区で認知度を高める狙いもあるのか、関西一号店は中之島近くのJR駅構内。よくある盛り場を選択したようだ。

埼玉・坂戸工場から40km県内にドミナント出店しているが生産能力の限界が近づいている。新たなドミナントを形成するにあたり、災害時などのリスク分散のために関西進出を選んだということらしい。難しい道を選んだものだと思う。地方のリージョナルチェーンが首都圏に出てくると「こんなにお客がいるのか」と市場の肥沃さに驚くものだが、逆パターンはどうだろう。埼玉南部という日本でも珍しい人口増加地域をたまたまホームにしたからこそ、そこそこ伸びた実績があるだけに。

関西と関東では餃子の位置づけがちがうというのも大きい。関西ではサイドメニュー扱いでついでに注文するものだが、関東では焼売や春巻と同じような扱い。満洲のような低価格帯チェーンであっても王将などより高い。皮に特徴があり、そこそこ受け入れられるとは思うが、関東ほど順調に店舗網は構築できないのではないか。本社から離れた飛び地にドミナントを作るのは難易度が高い。

神奈川あたりに新たなドミナントの形成を試みれば成功する可能性は高いだろう。まして「15年にも工場を建てる」と本格進出宣言をして引っ込みつかなくする必要などなかった。数店舗立地パターンを変えてテスト出店し、いけるとなったら大きくブチあげればよかったのに。だがもう始めてしまったのだから仕方ない。満洲の冷凍餃子のヘビーユーザーとして、成功を祈るばかりである。
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2012年08月31日

ブログ更新手抜きのお知らせ

09年6月6日にツイッターをはじめ、てきめんにブログの更新が減るというよくある状況になってからもう3年。8月も終わりだというのに、これが今年12回目のエントリ。更新してないかちょくちょく見に来ている方には悪いですが、これからもこんな調子なようです。RSSリーダーに登録して忘れておいてください。

ツイッターは文章が蓄積しにくいという特徴があります。記録自体は残りますが検索性が悪いので蓄積できてないのとたいして変わりません。Twilogというサービスを使えばこの問題はけっこう解消されますが、これがいつ使えなくなるかわからないのはSeesaaと同じです。Seesaaはまだログを引っ越せるだけマシですが。結局短い独り言はツイッター、まとまった文章はブログと使いわけるようになりましたが、最近ではツイッターでつぶやくことのハードルの低さからブログを書くことが大変に思え、ますます更新が減るという仕儀になっております。

ある話題についてツイートを連投した時など「これだけ書くならブログに書けばよかったのでは」と思うことがあります。しかし「前置きからはじめて結論みたいなところまで持っていきまとめる」という作業に億劫さを感じるようになっているので、そのまま書かずじまいなわけです。

ツイッターを始めるはるか以前、もう6年前になりますが同じようなことを考え、断章形式を試したことがありました。構成を考えず、論理的一貫性もあまり気にせず、思い浮かんだことをとりとめなく並べていく。考えてみるとこれはツイッターのスタイルによく似ています。06年9月3日に書いたカフェに関する文章がそれです。この頃からネット右翼なんて言葉があったんですね。内容とは無関係ですが。しかし断章形式にすると楽なものだからダラダラ長く書きすぎて、むしろ時間がかかってしまい、これ一度きりでやめてしまいました。

短文を断章形式で書く、つまりツイートをそのまま載せれば再構成する手間もかからないしログも残るしいいんじゃなかろうか。というわけで、ツイートをほぼ再掲する形で、あとで読み返す(かもしれない)メモのようなものをブログにちょくちょくアップすることにしました。もともとこのブログ、誰かになにかを訴えるようなものでなく、自分の備忘のために始めたものなので。人が読んでおもしろいものでもなさそうですけど、そういうもんだということでひとつ。




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2012年07月22日

厨房(機器の導入が市場の競争条件を一気に変えるん)ですよ!

夕飯は最近開店したとんかつ屋にストアコンパリゾンに行った。この店の隣には立ち食いではないがカウンター席中心で、自販機でチケットを買うタイプの簡易型そば屋がある。このそば屋の経営が順調らしく、同じ会社が隣にとんかつ屋を出したというわけ。「そば屋がとんかつ屋を始める」というと唐突な感があるが、この2つの店には共通点がある。最新の厨房機器を導入することでマーケティング上の比較優位を築こうとしているのだ。

まず先に出店したそば屋。こちらはそばを茹でる大鍋の上に壁掛け式製麺機(たとえばこういうもの)を設置し注文を受けてから生麺を茹で、熱々の天ぷらを供する。かき揚げをのせた天ぷらそば450円。他の店と同じ価格帯だ。

立ち食いそばで使用されているそばは、小麦粉が半分以上使われているものがほとんどだ。そば粉のほうが少ないのだから「そば風味のうどん」といった方が正確なのだが、なにしろ「そば粉が30%以上含まれていればそばを名乗っていい」という規定がある。だから立食いそば屋は大手を振ってそば風味のうどんを出している。(これは生麺の場合であり、乾麺に至っては配合割合さえ表示すれば1割以下でもそばを名乗ってかまわない。<参考>食品研究者の夜食日記『そば粉が何%入っていれば「そば」といえるのか?』)

ところがこの店のそばは明らかにそば粉が多い。そば粉の含有率が低いのはコスト削減もあるが、それ以上に比率を上げると茹でた段階でそばがバラバラになってしまうからだ。そば粉を麺の形にする部分こそが職人の秘法秘伝。品書きが相田みつを風書き文字で主人が作務衣を着た小うるさそうな店があるが、あれはそば粉をつなぐ技術をようやく身につけた主人のプライドを形にした自己主張なのである。ちょっと話がそれたが、新しく開発された壁掛け式製麺機はそば粉の含有比率を高めてもバラバラにならないそばを簡単に作ることができる。前述のリンク先に詳しいが、全くの素人でも十割そばができてしまうのだから、そば職人はこれまで以上に「心がこもってる」「魂がこもってる」「歴史の味がする」と神秘主義を強調するほかないだろう。今のところこの技術革新は従来型の茹で置きを温めて出す立ち食いそば屋の競争力を落としているに過ぎないが、長期的には歴史や職人技をアピールする店・酒を飲ませる客単価の高いそば屋以外は、この機器を導入することになるだろう。

そして冒頭のとんかつ屋である。一般的なとんかつ専門店でとんかつ定食を食べると1200〜1500円ほどか。今日食べたのはこのとんかつ定食。

001.JPG

値段は530円。自動フライヤーを導入しほぼアルバイトだけで回し、低価格化によって客数を増やすことによって利幅の薄さをカバーするというマーケティングだ。アークランドサービスが展開するかつやなどこの手法だけで上場企業になったようなものだし、牛丼市場で不毛な争いをしている松屋も松八というブランドでこの市場の開拓に励んでいる。

一つの地場企業が、意識してか知らずか厨房機器の発展を武器に新しい市場を取りにいっているわけだが、この2つの店は方向性が違う。そば屋の方は値段は富士そばや梅もとといった従来の簡易型そば屋と変わらないが、品質で圧倒する形で市場に受け入れられ、繁盛している。とんかつ屋の方は価格を半額以下にする典型的なディスカウンターだ。そしてあまり繁盛していない。なぜだろうか。

夏場に熱くて油っこい揚げ物は嫌われるという季節要因や、単純に商品のクオリティが低い(揚げ油の交換が遅く酸化しているからとんかつに嫌な臭いがついている・衣が硬すぎる)というこの店の事情を差し引いても、単品商売の難しさがあるのだろう。かつやも商品バリエーションが少ないため期間限定商品を多数投入しお客を飽きさせないようにしているが、そのラインナップを見るとなかなか苦しい。麻婆チキン丼など、商品開発に苦労してるんだなと思わせる。それでもこういう期間限定商品を次々に出せるのは企業としての体力があるからで、地場企業では難しい。店を次々に繁盛させるのは至難の技。商売とは厳しいものだ。

とりあえず私はあんな油を使ってる店にはもう二度と行かないわけだが、それはそれとして新しい技術の開発によって市場の風景が一変するダイナミズムは実におもしろい。天ぷら用自動フライヤーなしにてんやの成功はなく、ジェットオーブンなしにサイゼリヤのチェーン化も不可能だった。エンドユーザーを直接相手にする外食産業の日々の変化は、見ていて飽きることがない。
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2012年04月23日

日本マクドナルド社長がコーヒーおかわり廃止に伴い「あれは一部のお客の特別な要求に対応していたサービス」との見解を発表

日本マクドナルドは4月20日、コーヒーのおかわりを廃止し、Sサイズ140円だった価格を100円に引き下げた。これに関し、日本マクドナルド社長が会見で意外な発言をした。

各種記事によるとコーヒーのおかわりは05年頃に全店舗で行われるようになった。Wikipediaには09年にマクドナルド広報がメディアの質問に答えているとある。

日本マクドナルド 5.7.3 コーヒーのおかわり自由(Wikipedia)
2009年(平成21年)5月時点において、一部店舗(スーパーやショッピングセンター内のテナントの一部等)を除き、店舗内で飲食する場合はホットコーヒーはおかわりが自由[63][97]。この情報は公式サイトには記載されていないが、同社広報が見解を示しており[63]、一部店舗の店内には掲示している場合もある。このサービスは2012年4月19日をもって終了した。
この注釈[63]のトレンドGyaOの記事というのは「マクドナルドはコーヒーお代わり自由 意外と知らないファストフード店の”暗黙のルール”」(09年5月7日)というもの。関係する部分を引用する。
――コーヒーのおかわりはできますか?
はい、マクドナルドでは全店でコーヒーがおかわり自由となっております。ファミレスのように「おかわりいかがですか?」とお声掛けはしておりませんが、スタッフにお声をお掛けいただければ。

――砂糖やミルクなどは何個まで貰ってよいのでしょうか?
基本的には、ご要望の個数をお出ししています。しかしコーヒー1杯で砂糖20個も30個もとなると…「常識の範囲内で」といったところでしょうか。

――店内に滞在する時間に制限はありますか? たとえばコーヒー1杯の注文で、何時間滞在して良いものなのでしょうか?
特に「何時間以上居てはいけない」といった決まりはありません。空いている時間帯でしたら、何時間滞在していただいても構いませんよ。ただしピーク時や、あと空いている場合でも寝てしまっているお客様には、スタッフからお声を掛けさせていただくこともあります。
このように広報が公式見解として発言していたのだが、今回の価格改定にともなう記者会見で日本マクドナルド社長原田泳幸氏は、「おかわり無料というサービスはなく、特定の店でほんの一部のお客の特別な要求に対応していたサービス」であるという見解を示したのだ。

マクドナルド、コーヒーを値下げへ - "おかわり無料終了"についても言及"(マイナビニュース)
日本マクドナルドは20日、「プレミアムローストコーヒー」(ホット・Sサイズ)をこれまでの140円から100円に価格変更し、発売した。これにより、「¥100マック」のメニューに加わることとなる。また同日、プレミアムローストコーヒーのホットMサイズも、これまでの190円から150円になる。

20日に同社本社で行われた記者発表会では、日本マクドナルド代表取締役会長兼社長兼CEOの原田泳幸氏が、「Twitterなどでコーヒーのおかわり無料が廃止という話もあるようですが、もともとおかわり無料というサービスはありませんでした。特定の店でほんの一部のお客様の特別な要求に対応していたサービスです」とネット上での騒動に言及し、「ですので、おかわり無料廃止と今回の価格改定とは一切関係はありません」とコメントした。
 おかわりできて140円か、なしで100円かは単にマーケティングの問題で、どちらが正解ということはない。滞店時間の長さや顧客満足度によって、日本マクドナルドが自由に方針を決めればよいことだ。にもかかわらず、原田氏はなぜ全店舗で行なってきた施策を、「特定の店で」「ほんの一部のお客の特別な要求に対応していたサービス」などと言うのだろうか。これではルールに従って利用していたお客をあたかもゴネる客・クレーマー扱いし、迷惑をかけられていたと言っているようなものではないか。

今回のことで思い出されるのが、08年12月に新商品のクォーターパウンダー発売時にサクラを1000人雇い行列をでっちあげたことが発覚した時のマクドナルドの対応だ。

「新商品を並んで買って食べるだけ」の短期アルバイトが登場、時給は1000円(Gigazine)
2ちゃんねるのまとめサイトの中に、MBS毎日放送で流れたニュースにおける原田氏のコメントが残っている。
23日に大阪に上陸したマクドナルドの新商品「クォーターパウンダー」。開店前からの長蛇の列の中にお金で雇われたいわゆる「サクラ」が含まれていたことが、JNNの取材で明らかになりました。

 巨大バーガー「クォーターパウンダー」。関西初上陸となった23日、大阪・ミナミの店の前には開店を待つ大勢の人。徹夜組も含めたおよそ2000人が、1キロにも渡る長蛇の列をつくりました。
 「販売開始いたしましたが、さきほど耳にしましたが2千数百人の方が並んでいらっしゃると。
 大成功だったなと思います
」(日本マクドナルド 原田泳幸CEO、午前11時半すぎ)

 しかし、この行列の中には、なんとお金で雇われた客、つまり「サクラ」が最大で1000人含まれていたことがJNNの取材でわかりました。人材派遣会社大手の「フルキャスト」が事前にアルバイトを雇い、並ばせていたのです。
 募集広告には「並んで買って食べるだけの仕事」と魅力的な言葉が躍り、時給1000円に加えて、ご丁寧に商品の購入代金まで用意するとあります。

 「ただ並ぶだけというよりは、商品のモニターの仕事だったんですよ。(Q.これは“サクラ”では ないのか?)モニターのお仕事ですので・・・」(フルキャスト広報)

 マクドナルドはこの翌日、初日の来店者数が1万5000人に上り、売り上げも1002万円と 最高記録を更新したと、ホームページなどで派手派手しく自慢しました。しかし、「サクラ」に買わせた数も含まれたこの数字は、純粋な売り上げと言えるのでしょうか。

 「景品表示法上は、売り上げ高が多いこと、あるいは来客数が多いことが誤解を招くような場合は、不当表示に該当するおそれがあると考えられます」(公正取引委員会 取引課長)

 自作自演との批判も上がっている今回の騒動を、日本マクドナルドはJNNの取材に対して、「モニターの募集は依頼したが、意図的に盛り上げようとしたわけではない」と話しています。(一部略)
 東京でもサクラを使って行列を作っていたことが発覚し、この4日後の読売新聞の記事には日本マクドナルドの見解が掲載されている。

マクドナルドの新商品発売、「サクラ」動員は東京でも(読売)
 日本マクドナルド(本社・東京都新宿区)が大阪市内の店舗で新商品を売り出した際、アルバイト1000人を動員し、「行き過ぎた演出」などと批判が出ていた問題で、東京都内での発売日にも、イベント会社が手配した「サクラ」に行列を作らせていたことが分かった。

 日本マクドナルドのコミュニケーション部によると、渋谷区で11月1日、新商品「クォーターパウンダー」を販売する臨時店舗を開設した際、「盛り上がりを演出するため」、イベント会社が手配したスタッフを開店前に並ばせ、商品を購入させるなどしたという。動員人数は公表できないとしている。

 客寄せのためのサクラとの批判について同部は「サクラの定義がないので何とも言えないが、消費者に誤解を与える手法は見直したい」としている。

謝罪するのかと思えばさにあらず、サクラを1000人雇って行列を作っておいて「サクラの定義がない」「誤解を与える手法」などと開き直るのだから恐れ入る。今回のコーヒーの件もそうだが、マクドナルドの公式見解は「頭を下げたら負け」と言わんばかりの対応をするという特徴がある。「ご了承ください」といった程度のことすら言わない。現場で働く人々に強いる「スマイル0円」との温度差がすごい。コーヒーおかわり廃止などという、単に経営上の選択で特に間違いとはいえないようなことにすら過剰に反応し、すぐにばれる嘘をつくのはいったいなぜなのだろうか?

原田氏はNCR→横川ヒューレット・パッカード→シュルンベルジェ→アップル→マクドナルドと外資系企業をわたり歩き、日本子会社の経営者にまでたどり着いた。なのに自分の施策の間違いを認めることはすなわち「現地管理者失格」の烙印を本社から捺されてしまうという危惧があるのかもしれない。いや、それは無根拠な強迫観念ではなく、実際に評価が下がるのだろう。長年かけて築き上げた"植民地における管理者"の地位を守るためには、米本社の経営ボードに対して「無理を言うワガママなお客をどうにか処理していた」という体裁を取る必要があったのかもしれない。

日本マクドナルドの業績は堅調で、米本社からの原田氏への評価は非常に高いようだ。それはご本人の優れた能力によるものだが、同時にマクドナルドの忠実なお客が原田氏の望むような「数字」を作っているからだということもまた事実である。だからこそ、米本社の経営陣に向かっていい顔をするために日本のお客を貶めるような嘘をつかない言い訳を考えていただきたい。それは極めて優秀なマーケティング専門家の原田氏ならば、造作もないことではないだろうか。

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2012年04月16日

池波正太郎が語る万惣

池波正太郎のエッセイ集「むかしの味」に”ホットケーキとフルーツ”という短文が収録されている。

「母が好きで、私も子供のころから食べさせられた所為か、今でもホットケーキを食べる」と書き起こすこのエッセイで池波は、両親が離婚したため三ヶ月に一度ほどしか会えなくなった父親と、神田にある高級果物店のフルーツパーラーで、一緒にホットケーキを食べた思い出を語る。
映画を観てから父が私に「何が食べたい」と尋いた。そこで「ホットケーキ」というや、父が「そうか。それなら、ちょうどいい」と、電車通りを向う側へわたると、そこに〔万惣〕があった。
「この店はね、果物屋さんだが徒(ただ)の果物屋じゃない。東京でも指折りの店だ」と、父がいう。
「へえ。果物屋にホットケーキがあるの?」
「あるどこのさわぎじゃない。万惣のホットケーキは天下一品だ」
勤め場所から近いこともあって、父も、ときどき食べていたらしい。
たしかに〔万惣〕のホットケーキは、それまで口にした、どこのホットケーキともちがっていた。
小学校を卒業した池波は兜町の株式仲買店で働きはじめ、自由になる金ができるとともに一人で万惣に行くようになる。
店を出て須田町でバスを降り、先ず〔万惣〕へ入り、ホットケーキを食べ、腹ごしらえをしてから〔シネマ・パレス〕へ駆け込むというのが、一週間に一度、かならずきまっていた。
その他の日は、他の映画館へまわる。
夜更けに帰り、たっぷりと食べてから眠る。
当時、十三歳の私の給料は七円だったとおぼえている。
しかし、十六、七歳になり、生意気ざかりとなり、商売柄、母にも内密な金がふところへ入るようになると、ホットケーキを食べてよろこんでいるだけではおさまらなくなってくる。
そこで、しばらくは〔万惣〕へ足が遠退いてしまったのである。
壮年となった池波は、万惣が八階建てのビルになったと聞いて昭和57年2月に久しぶりに足を運ぶ。
実に落ちついた美しいパーラーとなったばかりでなく、店員のサーヴィスは、先ず東京屈指のものといってよい。ポットのままで出す紅茶は香り高く、ブランデーがそえられているし、コーヒーも旨い。むろんのことに、私はホットケーキを食べてみて、これまた、むかしのままの味わいが保たれていることに感心をした。持続の美徳が消滅しつつある現代日本では、奇蹟といってよい。
〔万惣〕は、ホットケーキにせよ、フルーツにせよ、その仕入れのルートと、品物のえらび方において、他の追従をゆるさぬところがある。
ホットケーキなどでも、この製法を盗むために入店してきて、ついに、
「まねができない」
と、いうことになるらしい。
生クリームをかけたり、苺や、餡をつけたりするホットケーキなら、いくらでもまねができよう。
しかし、材料へかたむける店主の情熱だけは、まねしきれないのだろう。
万惣は、さほどに個性をもった店なのである。
私は一度だけだが、万惣に行ったことがある。丁寧に焼かれたホットケーキと芳しいコーヒーは、あまり広くはない中二階のフルーツサロンでお茶の時間を楽しむ常連らしいお客たちとともに印象深い。
なんとなく、このごろは神田へ出ると万惣へ立ち寄る習慣がついてしまった。
万惣のフルーツパーラーで、ホットケーキやフルーツカクテルなどを口にしながら、わずかに、むかしの面影をとどめている須田町の交叉点の風景をながめるとき、私の脳裡に浮かびあがってくるのは、二十二年前に死去した父の顔や姿だ。
父は母と離婚してから、ついに再婚をしなかった。


この1846年(弘化3年)創業の老舗果物店・万惣が全店閉店を発表した。

各店舗休業のお知らせ(万惣商事株式会社・pdf)
各 店 舗 休 業 の お 知 ら せ

  弊 社 で は 、 昨 年 3 月 の 東 日 本 大 震 災 に よ り 、 本 店 ビ ル も 多 大 の 影 響 を 受 け て し ま い まし た 。

  昭 和 5 6 年 以 前 の 旧 耐 震 基 準 で 建 築 さ れ た 当 本 店 ビ ル は 「 中 央 通 り 」・「 靖 国 通 り 」 に面 し て い ま す が 、 昨 年 秋 に 制 定 さ れ た 東 京 都 の 耐 震 化 施 策 「 東 京 に お け る 緊 急 輸 送 道 路沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 す る 条 例 」 に よ り 両 道 路 共 、 指 定 幹 線 道 路 と な り ま し た 。

  弊 社 と し て も そ の 対 策 を 迫 ら れ 、 専 門 家 の 耐 震 診 断 に よ る 耐 震 性 の 確 認 を 行 っ た 結 果は 建 物 の 耐 震 強 化 工 事 で は 不 十 分 で あ り 、 早 晩 、 建 物 自 体 の 取 り 壊 し は 避 け ら れ な い とい う 予 想 外 の も の と な り ま し た 。

  こ れ ま で 高 級 果 実 の 販 売 を 主 軸 と し た 堅 実 経 営 に 徹 し て ま い り ま し た が 、 最 近 の 厳 しい 経 済 環 境 の 中 で 、 短 期 間 で ビ ル の 建 替 工 事 を 行 い 経 営 を 継 続 で き る ほ ど の 状 況 に は あり ま せ ん 。

  こ の た め 、や む を え ず 本 年 3 月 2 4 日( 土 曜 日 )を も ち ま し て 果 実 の 販 売・フ ル ー ツ パ ーラ ー の 営 業 を 全 店 で 休 止 す る こ と を 決 定 し た 次 第 で あ り ま す 。

  創 業 以 来 今 日 ま で 、 格 別 の ご 愛 顧 、 お 引 き 立 て を 賜 り な が ら 、 ご 不 便 ・ ご 迷 惑 を お かけ す る 事 態 に 至 り ま し た こ と は 、 ま こ と に 申 し 訳 あ り ま せ ん 。何 と ぞ 、 事 情 ご 賢 察 の 上 、 ご 寛 恕 賜 り ま す よ う 、 心 よ り お 願 い 申 し 上 げ ま す 。

な が い あ い だ 、 ま こ と に あ り が と う ご ざ い ま し た 。 こ こ に 深 く 感 謝 申 し 上 げ ま す 。

震災後の建築規制の変更により本店ビルの建て替えが必要となり、系列の店舗も含め店じまいを決めたとのこと。銀座松坂屋店は3月4日に、そして最後まで開いていた丸の内 新丸ビル店が、昨日4月15日に閉店。これにより万惣は166年の歴史に幕を下ろした。

あって当然に思い、なくなることなど考えもしなかった店が、思いもかけない出来事で消えてゆく。あの震災は私たちの気持ちのありように大きな影響を与えたが、東京の風景にも引き返せない変化を与えている。できるだけ故郷の風景を眼に焼き付けることを心がけようと思う。

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2012年04月09日

夜桜

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ひと気のない大学構内にて

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2012年03月31日

tumblr開始のお知らせ

3月24日(土)にtumblrを始めてから一週間経って、ある程度掲載量も増えてきたので告知エントリを。tumblrってなによという向きにはこちらの記事を。

本当は超簡単!ゼロから始めるTumblrの使い方(nanapi)

2年ぐらい前にひと盛り上がりあった頃アカウントを作ってみたのだが、結局使わずに放置。パスワードどころかアカウント名すらわからなくなり再度取得した次第。またやろうとしたきっかけってなんだっけと一週間前を振り返ったのだが、すでに忘れている。たいしたきっかけはなかったのだろう。

再開して一週間で投稿数が200を超えたのは、簡単にリブログ(詳しくは上記のリンク先へ)できるchromeの拡張機能を入れたからだと思う。前回はこんなことすらしていなかった。tumblrは画像・テキスト・動画となんでもクリップできるし、当ブログ同様特にテーマを決めるわけでもないから、雑多なページになるのだろうと思っていた。ところが始めてみてびっくり、気の利いた文章などいっさいクリップしない。おもしろ画像を集めるでもない。リブログするのは食べものと飲みものの画像ばかりであった。自らupする画像は外食企業の期間限定メニューの告知画像とか。これには我ながら呆れた。あまりに興味が偏りすぎていて自分でも不安になるレベル。「食欲だけじゃないんだYO!」と言いたいために女性の画像をリブログしてみても、居酒屋はなこの従業員募集画像だったりする。大丈夫だろうか。

Twitterと同じく、フォローした相手がアップ(あるいはリブログ)したコンテンツが自分のページ(ダッシュボード)に流れてくる。だから誰をフォローするかがポイントになるわけだけど、どうにも方針が決まらない。Twitterみたいなリストが作れればいいのだが…


tumblrのアカウントがない人は自分のダッシュボードは作れないが、個別のページを見ることはできる。私のtumblrアカウントはこちら。http://kaoruww.tumblr.com/
わざわざ見に行かなくてもブログの更新チェックにRSSリーダーを使っているなら、リーダーに登録することで見ることもできる。http://kaoruww.tumblr.com/rss

図らずも、製作されたそばから消えていく期間限定メニュー画像を中心としたtumblrになってしまっているが、今後広がりが出てくるのだろうか。わからない。以上告知でした。
posted by kaoruww at 11:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月27日

ブラック企業が裸足で逃げ出すフォックスコンがシャープの筆頭株主に

シャープ、台湾の鴻海グループと資本業務提携 堺工場の株式も譲渡(ロイター) 
 [東京 27日 ロイター] シャープは27日、台湾の鴻海精密工業を中心としたグループ会社4社と資本・業務提携すると発表した。発行済み株式の10.94%に当たる新株を669億円で割り当てるとともに、大阪府堺市にある液晶パネル工場の株式46.48%を660億円で譲渡する。

 鴻海精密工業に4.5%、鴻海と資本関係のある鴻準精密工業とFOXCONN、Q─Run Holdingsにそれぞれ0.72%、2.8%、2.92%を割り当てる。鴻海精密単独の持ち株比率は4.06%と、日本生命に次ぐ、第2位の大株主になる。堺工場の株式は、鴻海の代表、郭台銘氏に譲渡する。シャープは割当先から取締役を受け入れる予定はないという。

 鴻海は堺工場で生産されたパネルの最大50%を引き取る。早ければ2012年度から引き取りを開始する。

 会見した奥田隆司次期社長は、鴻海が液晶パネルの半分を引き取るので堺工場の減損リスクはなくなると述べた。
 
ついに日本の総合電機企業が中国に買われる日がやってきた。フォックスコングループ全体で10%程の出資だが、今のシャープにこれだけの金を出す日本企業はなかろうし液晶パネルを半分引き取ってくれるお得意様になるわけだから、過半数を取らなくても首根っこを抑えられたも同然だ。遠くない将来三分の一の議決権を押さえて経営上の拒否権を持った段階で名実ともに子会社になるのだろう。 

レナウンが中国企業から4割の出資を受け傘下入りした時、エントリを書いた。
10年5月23日 レナウン、潰れる前に中国企業に買われる
別に日本企業が中国企業に買収されることで民族意識を刺激されるタイプでもないので「こんな昔の名前しか残ってない会社にカネ突っこんでご苦労さまです」ぐらいな感想しか出てこない。ホコリをかぶった洋服をヤフオクに出したら買っていく物好きがいただけのことだ。だがレナウンだダーバンだというと名前だけは知られているから、GDPが中国に抜かれて第三位に落ちることと相まって、妙な言説が出てくるのであろう。「こんなガラクタを買うとは目が利かねえなあ」と思っておれば十分なのに。 
(略)
心配なのは、儲からないわ、コングロマリット・ディスカウントで株価が安値に放置されてるわの総合電機を丸ごとパクっと食べられることだ。今のところは日本人技術者を一本釣りする方が低コストだからTOBをかけていないだけで、属人的な技術流出では手に入らない技術が必要になった時には、仕掛けてくるに違いない。安値で買い叩かれるのはつまらない話だ。かといって軍事技術でもなければ国が資本制限をするような話でもない。総合電機業界が統合をすすめて買いにくくするべきなのだが、これは10年以上前から言われているものの、まるで話が進まない。どこかの会社が実際にTOBをかけられるなり、レナウンやラオックスのように第三者割当で子会社化されるなりしなければ動かないのであろう。

発表では、フォックスコンは液晶パネルの堺工場の株式の約半分を660億円で買収している。シャープ本体への出資額が669億円であることを見れば、今回の出資目的が液晶パネルの安定調達にあることがわかる。「属人的な技術流出」によって基礎体力をつけた現在、必要なのは最新鋭設備になったということだろう。

フォックスコンといって真っ先に思い出されるのは労働問題だ。iPhoneの製造を受託しているため、世界的な注目を集めたことは記憶に新しい。

フォックスコン-労働問題(Wikipedia)
絶好調アップルを支える中国の搾取工場(ニューズウィーク日本版)

「夜中に従業員をたたき起こし、お茶とビスケット1枚の軽食を与えて、12時間ぶっ通しで働かせる」
中国と日本では労働法も違うし、シャープの社員が同じことをさせられたあげく自殺に追い込まれるわけでもなかろうが、こういう企業の強い影響下に入ることは事実である。

利益率のあまりの低さから長年にわたって集約化を求められてきた総合電機業界は、果たしてこれで危機感を覚え、統合に本気になるだろうか?本日伝えられたニュースはこちら。

日立が5年で総コストの5%を削減、海外調達拡大などで(ロイター)

5年で5パーて。この呑気なスピード感に水がぶっかけられて目が醒めたことを祈るばかりだ。
posted by kaoruww at 19:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月02日

林輝太郎氏逝去

2012年2月28日午後9時10分、林輝太郎氏が逝去されました。享年85歳。

投資家教育に情熱を燃やした方でした。また証券会社や商品取引業、その周りに集まるマスコミや投資顧問など、業界あげて個人投資家を食い物にする体制を強く批判し続けた正義漢でもありました。金の匂いを嗅ぎつけて業界に近づいてくる政治家も批判の例外にはしませんでした。
私はその著書から、相場に嵌り自らの欲に絡めとられ狂気に陥った者、幸せな家庭を破壊し自死した者、ごく稀に嘘ばかりの世界に生まれる厳しくも見返りを求めぬ善意を知りました。
心よりお悔やみ申し上げます。 

なお「お別れの会」は3月20日(火)、ホテルニューオータニで執り行われるとのこと。

林輝太郎お別れの会 ご案内(林投資研究所)
posted by kaoruww at 18:44| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月19日

サイゼリヤ、食品製造業への道程

サイゼリヤ会長の正垣泰彦氏が以前こんなことをインタビューで話していた。
「店をたくさん作るのはそのほうが儲かるからじゃない。食べ物を計画生産したいからだ。計画生産を可能にするためには安定した需要が必要。だから店を作るんだ」。さらに「計画生産ができるようになれば廃棄もなくなる。無駄がなければ価格は大幅に下げられる。計画生産ができるようになったらウチの店だけでなく、どんどん食材を外部に売っていきたい」と。

外食業というより食品製造業の経営者みたいな発言なので真意を疑う人もいるかもしれないが、サイゼリヤがこれまで着々と行なってきた自社生産の歩みを思うと、どうやら本気らしいことがわかる。自社専用農場で種から野菜を栽培し、オーストラリアに巨大な工場を建設して肉料理やソースを作り、自社仕様のワインをイタリアから直輸入してワイン消費量日本一になった。

だが、まだ外部への販売は行なっていない。ワインなどを関連会社で細々と通販するに留めている。ワインを店舗で販売せず「飲みきれなかったぶんだけ持ち帰ってOK」ということにしているのは免許の関係だろうか。店頭で売られているのはオリーブオイルとドレッシングだけだ。プロシュート(生ハム)なんか小分けにしてあるはずだからすぐにも売れるのになあ、いや、ウチでつまみにしたいから売ってほしいんだけど、と以前から思っていた。


昨日の外出先の昼下がり、生野菜を食べたくなってサイゼリヤに入った。外でしっかり生野菜を摂るのは意外と難しいのだが、そんな時コールドチェーンを厳密に運用するサイゼリヤがあると助かる。サラダとポテト、うっかり白ワイン250mlを注文して昼食とした。後から隣りに一人で座った20代の女性が、小エビのサラダとムール貝のガーリック焼き・赤ワイン500mlを頼んで本を読んでいて「ううむ、こういう使い方をする人が増えてるんだなあ」と勉強になったのだがそれはともかく、会計を済まそうとレジに行ったらオリーブオイルの隣にプロシュートの写真がある。あれ?テイクアウト始めたのか? 

レジの女の子に聞いてみると「店長呼んできます!」とすっ飛んでいってしまった。い、いや、ちょっと聞いてみただけなんだけど……やって来た店長が言うには、店で出しているプチフォッカ(小さいパン)2個は焼きたてをお出しするので4分ほど席でお待ちくださいとのこと。何の気なしに聞いてみただけだったのだが完全に買う流れになっている。2枚で399円だというしまあいいかと元いた席に戻ってしばし待つと、店長が袋に入れたプロシュート・プチフォッカ2個・プラスチックのフォークとお手拭き各2つを持ってきてくれた。あれ、1人前なのにフォーク2つなの、と思いつつ自宅に帰って撮った写真がこちら。

プロシュート

えーっと、これ夜に飲む時のつまみにする時撮影したのですが、帰宅直後にまだ温かいプチフォッカをひとつ食べてしまいましたのでこのようになっております。パックに入ったプロシュートは透明な2枚のシートにぴったり挟まれて空気に触れないようになっている。一枚はがして皿にぺたっと伏せ、慎重にもう一枚のシートをはがせばOK。適当な野菜と一緒に。

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熟成した肉の風味が実にいい。サイゼリヤのプロシュートを値段が安いからと侮るのは間違い。近ごろはコンビニでも生ハムを置いているが、ああいうのとは別物だ。食べてみれば誰でもわかるだろう。

というわけで、家飲み派念願のプロシュートのテイクアウトが実現したわけだが、やはりサイゼリヤ店舗だけでなく、プチフォッカなしでかまわないからスーパー・コンビニに卸してもらいたいところ。ワイン・オリーブオイル等も含め、大手流通業との提携が待たれる。
posted by kaoruww at 17:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

サブウェイで「菜彩鶏のモーレソース」を食べてきた

サブウェイが1月26日〜2月14日までバレンタインキャンペーンとして「菜彩鶏のモーレソース」という商品を出している。菜彩鶏のモーレソース公式画像.jpg
モーレソースとは、メキシコ料理に使われているカカオの入ったスパイスかおるコクのあるソースです。コクと濃厚感のあるカカオをベースに、シナモン・クミン・唐辛子などのスパイスでアクセントを加え、トマトペーストの酸味で全体を引き締めました。すりゴマが食感のアクセントになっています。
チョコレートと言っても甘くないスパイシーな大人の味。今まで体験したことのない独特なソース。くせになる味です。
との商品説明。
 
「またメキシカンに挑戦する無謀な外食企業が現れてしまった……」
うれしい気持ちと暗い予感が交錯する。横着をして以前書いたエントリから引用。

なにしろチェーンストアというのはアメリカが本場であるから、関係者は常にアメリカのトレンドに注目している。そしてアメリカのファストフードを日本に持ってくるとほとんど定着しているという経験がある。こうなると誰だって「アメリカであんなに人気のあるメキシカンフードなら日本でも必ずビッグビジネスになる」と思うのは当然だろう。実際、日本でもいろんな会社が頑張ったのだ。ロイヤルが経営するシズラーでタコスを扱ったこともあった。でも人気が出ない。セブンイレブンではもう20年程前からブリトーを売っている。でもやっぱり人気が出ない。いつもサンドイッチの近くで寂しそうにしているが、ほとんど意地になって売り続けている。

今でも外食関係者には「いつかアメリカみたいに日本でもメキシカンフードはモノになるはずだ」という信仰にも似た見通しを持つ人がいるのだが、そういう人は東ハトの暴君ハバネロがヒットすると喜んだりする。「日本のメキシカンフードの夜明けだ!」とばかりに。でもやっぱりタコスもブリトーもナチョスも一般に普及するには至らない。
 
私はメキシカンが好きなのだが、日本では全くのマイナー料理だ。タコスなんか簡単なものだし、わざわざメキシコ料理店に行かなくても気軽に食べられたらいいのにと思う。でもファストフードとしてのメキシカンが日本で普及することはもう諦めている。理由を考察しても結局のところわからないし、わかったところで大手企業がことごとく失敗している歴史を見れば「どうやら日本では少数の店が成り立つ程度の市場から伸びることはなく、メジャーになることはない」と結論づけざるをえない。文句言わずにおとなしくカルディでディップでも買ってきて自分ちで食えということなんだろう、と理解するに至った。サイゼリヤが事実上タコスのファストフード化を断念したことも、期待していただけに心が折れた大きな理由である。

この商品の発売を知った時も「どうせ売れないのに…」と遠い目をしていた。だが日本サブウェイの社長はサントリーが海外に展開するレストランの経営のため、メキシコやスペインに駐在経験があることを思い出した。そうか、ここにもまだメキシカンに可能性を見出す外食関係者がいたのだ。うれしいことである。及ばずながら加勢しましょうということで、行ってきた。

菜彩鶏のモーレソース


例によってクリックすると無駄に大きくなります。
いきなり文句を言うが、菜彩鶏というネーミングがよくない。慣れない物を注文させる時に「な…?さい…?あや…いいや…別のにしよう……」と思わせてはいけない。店頭にこの鶏肉に関する特徴が掲示してあるわけでもなく、要は客に発音させる必要がない。普通に「ハーブチキンのモーレソース」かなんかにしておけばいいのに(正しくはさいさいどり。肉のうんちくは結局不明)。それはともかくお味は中々けっこう。カカオソースのコクにチリの辛味が軽めに潜んでいる。スパイシーな風味があるがキツくはなく、苦味もない。カカオを甘いチョコレートとしてしか食べたことのない人でも違和感なく食べられるのではないか。

海外のファストフードはまずはファッションフード、つまり流行りものとして日本にやってきた。1971年7月、マクドナルドが銀座三越に開店し歩行者天国で歩きながら食べることが話題になった時からそれは始まった。新しいスタイル・大袈裟にいえば新しい文明との出会いが賛否両論を巻き起こし、それがムーブメントとなりある時代の象徴になっていった。

しかし日本マクドナルド社長藤田田(デンと発音してください)は市場拡大のため、たまにしか食べないファッションフードから日常食路線に舵を切る。盛り場から生活道路への出店、和風味の導入(テリヤキソース・竜田揚げを応用したチキンタツタ)・低価格化と相次ぐ施策により、マクドナルドは狙い通りに日本人の生活に溶けこむことに成功した。だが日常性の強調は、外食することにともなう小さな期待や浮立つ気持ちを消していく過程でもあった。その行き着く先が現在の殺伐としたマクドナルドの店内環境だと言っても、決して言いすぎではないだろう。

この「菜彩鶏のモーレソース」は、日本ではメキシカンが売れないというジンクスどおり、やっぱり売れないだろう。でも、チェーンストアには新たな味・スタイルに挑戦してほしい。マスコミと組んで珍奇な流行を作り、一儲けしたから3年で撤収するような自称起業家の店など文字通りの羊頭狗肉であり、そんなものはどうでもいい。全国津々浦々に新しい食の体験を提案することができるチェーンストアだからこそ、諦めないでほしいのだ。この商品が失敗しても、ほとぼりがさめた頃にまたメキシカンに再挑戦することを期待している。


<関連エントリ>サブウェイが世界最大の飲食店チェーンになったはいいが、日本では債務超過な件
posted by kaoruww at 04:40| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

「全力!アイドル 冬のオールスタースペシャル」オンエアリスト

2011年末にアイドルPV番組で流れたオンエアリストです。5年ぐらいしたら「こういう人たちいたよなあ」と懐かしむ予定です。100%個人的な検索用メモなのでスルーしてください。


M-ON! 全力!アイドル 冬のオールスタースペシャル  2011/12/26(月)19:00〜21:00 
2011年4月にスタートした女性アイドル満載のビデオクリッププログラム「全力!アイドル」。

ご好評いただいた秋のスペシャルに続き、年末スペシャルを2時間のロングボリュームでお届け!
AKB48、ハロー!プロジェクトからももクロまで、2011年の女性アイドルシーンをこの番組で総まとめ! 


オキドキ -Edit ver.-  SKE48
少女飛行  ぱすぽ☆
Sweet Jewel  Fairies
ベリシュビッッ  さくら学院
ブスにならない哲学  ハロー!プロジェクト モベキマス
Dear J  板野友美
女子力←パラダイス  SUPER☆GiRLS
Z伝説〜終わりなき革命〜  ももいろクローバーZ
HIGH POWERED  スフィア
Flower  前田敦子
この地球の平和を本気で願ってるんだよ!  モーニング娘。
Limited addiction  東京女子流
希望山脈  渡り廊下走り隊7
オーマイガー!  NMB48
タチアガール  スマイレージ
最初のメール  フレンチ・キス
ペラペラペラオ  Not yet
チクタク☆2NITE  9nine
Answer  ノースリーブス
Don't think. Feel !!!  アイドリング!!!
甘酸っぱい春にサクラサク  Berryz工房×℃-ute
上からマリコ  AKB48
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2012年01月05日

リンガーハット期待の女性向けちゃんぽん店「リンガール東京」、半年でひっそり閉店

リンガーハットが女性向け新業態を開発、1号店の池袋サンシャインシティアルタ店を開店したのは2011年6月2日のこと。

リンガーハットの女性向け新業態ちゃんぽん店 「リンガール 東京」(リンガーハット公式・魚拓)
「リンガール 東京」は、飲食業界に女性向け麺類専門店が少ないことを受け、働く女性が1人でも気軽に入れることを目指したお店です。(略)今回の新業態では「ステキがおいしい」をコンセプトに、女性を意識したメニューや店舗デザインを導入しました。メインメニューの「ちゃんPon」と「Saraうどん」はそれぞれ麺を選ぶことができ、「ちゃんPon」は3パターンの麺を選ぶことでカロリーがコントロールできます。内外装もホワイトと木目を基調にしたナチュラルなやすらぐ空間とし、女性のお客様の居心地の良い作りになっております。将来的には100店舗の出店を目指します。
 ところが12月17日あっさり閉店。23日に「リンガーハット 池袋サンシャインシティアルタ店」として再オープンした。魚拓に保存できてよかった。この魚拓の一番下にある「リンガール東京のホームページはこちら」というリンクをクリックしても、www.rin-girl.jpにはつながらず、404 File not foundになる。公式のニュース一覧にはまだリンガール関連のニュースが残っているが、唯一の店舗がなくなり公式HPにつながらないということは、女性向けちゃんぽんプロジェクトが消滅したということだろうか?スタートは華々しくてもおしまいのリリースは出さず、しれっとすっとぼけるケースは少なくない。

サンシャインシティアルタの飲食街には、喜多方ラーメン坂内、丸亀製麺、洋麺屋五右衛門、マクドナルドあたりが入っていて、学生やサラリーマン向けの店舗編集になっている。イタトマカフェが一応女性向けか。しかしリンガールほど「女性向け」に最適化してしまうと、男性客はまず来ない。カップルの場合でも男が嫌がり一緒に入りやすい店に流れてしまう。女性だらけの非日常空間・原宿あたりならなんとかなる可能性はあったのだろうか。いずれにせよ「100店舗の出店」というのは大風呂敷にもほどがあると思う。
11年05月13日の私のツイート
リンガーハット、女性向け業態「リンガール 東京」開店 http://j.mp/my5dhz リンガール…ちゃんPon…Saraうどん……なぜ女性向け業態というのは女を小馬鹿にしたようなものばかりなのか…?
「女はこういうもの喜ぶんでしょ」というマーケティングをすると、男性が来ないのは当然だが女性にまで相手にされないという残念な話であった。ところでリンガール東京という業態自体を捨てたのかどうかは結局分からずじまいだった。気になる。潰したのか継続するのか、リリースを出してほしいのだが……
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2011年12月31日

2011年qzmp blogをふりかえる

と、ふりかえっている現在、すでに年が明けて3日である。これまでは大晦日に必ずその年のまとめを書いてきたのだが、今回は更新してないのに気づいたのが23時過ぎだったので間にあわなかった。それだけブログから離れているということだろう。この更新も含めて2011年のエントリーは21回。奇しくも2010年も21回だった。月2回弱で安定しているみたいだ。

さて、2011年といえば東日本大震災、さらには福島第一原発のメルトダウンと、一生のうちでも忘れられないことが起きたが、これについてブログの方ではあまり触れていない。ツイッターで思いつくままにつぶやいていたからだ。Webに記録を残す(Log)からWeblog、短縮してblogというわけだが、日々のよしなしごとの記録はツイッターで垂れ流しているため、こちらのブログはもう少し長いものを書く場合に使うというように用途が分かれてきた。

しかしあの頃どんなことを考えていたんだろうとふりかえろうとしても、ブログにはほとんど記録がない。ツイッターのつぶやきもTwilogという形で記録されているから特に不自由はないようなものだが、もう少しまとまった記述があってもよかったかな、と今になって思う。あの頃はブログでまとまった文章を書く気もしなかったので、ないものねだりではあるのだが。


2011年に最もアクセスが多かったエントリーは、震災発生前最後の更新である3月8日「サブウェイが世界最大の飲食店チェーンになったはいいが、日本では債務超過な件」だった。こういうあまり世間に知られていない事実を伝える文章を書くのは、楽しくないこともない。文末のリンクから過去の記事もけっこう参照された。身近なことだけに、この手の話はウケがいいようだ。

原発事故以降、西日本在住者も含め日本人ならば一生続くことは間違いない食品による内部被曝の危惧、要は「低放射線との付き合い方」は、今後の外食関連記事にも影を落とすことになるのだろう。


そういうわけで、2012年も更新ペースは非常にゆっくりながら細々と続くようです。これだけ悪いことが起きたのだから、12年は静かな、穏やかな年になればいいなと思っております。
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2011年12月20日

牛丼業界の新しい挑戦者、東京チカラめしに行ってきた

居酒屋業界の売上げのピークはバブル崩壊直後の1992年、市場規模は1兆5千億円だったといわれる。
その後不景気と飲酒人口の減少を背景に緩やかに下がり続けてきた売上げは、2002年6月の道路交通法改正で飲酒運転の罰則が強化されたことにより大幅に落ち込むことになる。ハンドルキーパー運動なるものの効き目もむなしく、クルマを使って来店することが前提の郊外型居酒屋は大きく売上げを落とした。
さらに今年の震災発生後は宴会需要が大幅に減り、計画停電に営業時間の短縮とさらに追い打ちがかかった。外食業界の中でも居酒屋は特に売上げの減少が著しい。現在、居酒屋業界の売上げは1兆円を割ったとみられる。しかしそれでもオーバーストアが解消されたわけではなく、今後10年間でさらに2千億円減り、8千億円規模に縮小するというのが大方の見方だ。

タイトルと違って牛丼の話がまるで出てこないが、必要な部分なのでもう少し待ってほしい。

ここ20年で3割以上売上げが減り、今後もさらに減るのは確実という業界で企業はどのように対応しているか。ワタミは店舗を減らして、市場の拡大が続く介護事業に乗り出した。たいへん儲かっているらしく結構なことである。この事業は政府が採用する政策により業績が大きく変わるため、今後創業者は都知事選の落選など気にせず、ますます政治に近づいていくことだろう。

他業界へ進出せず、外食業界の中で事業ドメインを変えようという企業もある。都内で急速に店舗を増やす「東京チカラめし」を展開する三光マーケティングフーズがそれだ。91年に「東方見聞録」で個室居酒屋ブームを起こし、03年に株式を公開、その後デフレ環境に対応した低価格業態「金の蔵Jr.」を展開している。今年3月1日に公開されたインタビューでは「低価格居酒屋とうどんを2本柱に」と、金の蔵Jr.と丸亀製麺のパクリ業態・楽釜製麺所を中心にしていくことを明言していたが、その後「日常食業態の拡大」を強調し6月に東京チカラめしを開店、来年6月までに100店舗達成をブチあげた。

もともと東方見聞録というヒット業態がいきなり成功したわけではなく、1975年に神田駅のガード下に定食屋「三光亭」を創業、その後牛丼とカレーの店に業態転換してから居酒屋へという沿革なので、焼き牛丼とカレーを主力とする東京チカラめしは、いわば牛丼業界への再挑戦といえる。すき家・吉野家・松屋の牛丼御三家が芸のない価格競争を繰り返す不毛地帯に割って入ろうと、価格は同程度・煮るのではなく焼き牛丼という新機軸で殴りこんできたニューカマーの登場を歓迎する人は多い。「ウチの近所にもできないか」と期待している人もいるようだ。

確認になるが、当エントリの目的はB級グルメの印象批評をしたいわけではなく、多くの公開情報のひとつとしてストアコンパリゾンを行い、当該企業の市場競争力ならびに今後の企業価値の変化についての考えを述べることである。味の善し悪しと企業としての成功は全く関係ないとは言わないが、あまり関係ない。これがチェーンストアを見続けてきた私の感想だ。なにしろ脱法ばかりしている反社会的企業ゼンショーが外食業界売上げ日本一になってしまう国だ。私の食べ物の好みなど開陳しても仕方がない。

さて、この先行者利益もなければ残存者利益もない、日本で一番激しい競争が起きている血で血を洗うレッドオーシャンに、なにが悲しくて三光マーケティングフーズは殴りこんできたのか。社長の弁によると「牛丼屋は今や日本社会のインフラ」なのだという。そうかもしれない。日本人が米を好む限り回転寿司と牛丼屋はなくならないだろう。これまでどおり肉が格安で安定的に輸入できる環境が続くという前提つきでだが。しかし居酒屋の経営経験があればファストフードが経営できるというものではない。居酒屋で許されることがファストフードでは許されない。

東京チカラめしに行ってまず感じるのは、店舗オペレーションの低劣さだ。本社は人を集めていろいろがんばっているのがよくわかるのだが、それらのことも店舗段階ですべて台無しになるという状態。煮てある肉を丼に載せるから素早く提供できるわけだが、焼くとなると時間がかかる。これがネックであることは当然認識されている。開店当初、提供に10分以上かかるケースが常態化しファストフード店として完全にオペレーションが破綻している状態だったというが、先日私が行った時には3分〜4分に短縮されていた。最終的には1分以内を目指しているという。時間帯による見込み生産の精度も上がるだろうしそれはいいのだが、いかんせん商品のクオリティが低い。松屋で金属のヘラに体重を乗せて鉄板を磨いているのを見かけるが、ああいう面倒なことをしないからか粉々になった黒いコゲが肉全体にまぶされ、脂ギトギトの状態で出てきた。看板商品がこれではお話にならないだろう。

少し時間をおいてもう一度行った。ここは松屋や吉野家同様、カレーライスも出している。350円で味噌汁付きというのはまったく松屋と同じだ。注文したところ、出てきたカレーには具が全くない。なにか肉が粉々になったような痕跡はあるが、少なくとも固形物といえるようなものは一つもない。どうもメニューを見るとココイチのように具をトッピングすることを前提にしているようだ。バランス的にルーに具がない方がいいということかもしれない。しかしこの店でカレーを食べる客が比較するのはカレー専門店ではなく松屋なわけで、そこにいきなりルーのみカレーを出されるとけっこう驚く。これに関しては本社サイドの問題かもしれないが、では店舗段階でなにが起きるか。その具なしのルーがぬるい。外食でカレーを何度食べたかなど覚えているはずもないが、カレーのルーがぬるいのはさすがに初体験だった。鍋であたためっぱなしのものをご飯にかけるのが普通なわけだから、むしろどういうやり方をすればぬるいカレーを出せるのかに興味が湧く。

ストアコンパリゾンの場合、味が好みでなくても全部食べないと量に実感が湧かないから必ず全部食べることにしているが、さすがにこれは半分で席を立った。ちょっと耐えられない。私の隣の客は、店員が皿をバッシングした後にテーブルを拭かないので「ちょっとここ拭いてください」と言っている。もはやファストフード店として秒単位の精度の高いオペレーションができているかどうかをチェックするのも虚しい。

2度とも吉祥寺公園口店での話だが、不備なマニュアルがあるのだろうから特定の店舗だけレベルが低いとは考えにくい。また、仮に特定の店舗だけの問題だったとしても、チェーンストアの最低水準すらクリアできないとなるとチェーン全体に対してそういう見方になるのは仕方がない。はっきり言って、縮小を続ける居酒屋業態の穴埋めとして来年6月までに100店舗だ、再来年には300店舗だなどと言っている場合ではないと思う。財務はしっかりしているから店は借りられるし人も集まる。金さえ払えば店舗網は広げられるし、それなりに売上げも立つだろう。しかしこんなボロボロの状態で、頭打ちの売上げや下がり続ける利益水準を埋めるために出店していたら、開店当初の物珍しさと期待はすぐになくなり、前年割れの不振チェーン店ができるだけだ。


厳しいことを書いたが、価格競争ばかりでお客もうんざりしている牛丼業界に焼き牛丼という新機軸を持ち込んだことで、新しい競争を起こしたことは評価している。同じ土俵で勝負し埋没する愚を避け、弱者の戦略を採用したのは賢明だった。しかし6月に東京チカラめしが開店した後、松屋は9月に「ネギ塩豚カルビ丼」を発売。さらに吉野家が12月に従来の煮る豚丼を廃止し「焼味豚丼 十勝仕立て」を投入。さっそく同質化競争による企業防衛をはじめている。だから呑気に構えてもいられないが、かといってデタラメなオペレーションのまま店舗を増やすのは自滅への一本道である。店舗での作業の見直し、トレーナーの確保、メニューの手直し等々多くの施策が求められるが、3強の中に割って入ることができるかどうかは今後にかかっている。

結論としては、三光マーケティングフーズの「日常食業態の拡大」路線の成否は不透明。現在株主でない人は手出しせず、既存株主には慎重にウォッチ継続を勧める。



<追記>三光マーケティングフーズに関しては自己資本比率75.0%と、ゼンショーの15.6%とは比べものにならないほど財務体質が良く、PBR1倍割れでもあり、あまり冒険的な出店をしない限り株価の下値は知れているともいえる。問題はすき家を展開するゼンショーだ。M&Aで規模を拡大し有利子負債を積み上げてきたゼンショーは、金利が上昇すれば利払いは増え、財務を充実させようと増資をすれば株式の希薄化で株価は下がるという隘路に陥っている。徹底した独裁制を敷く創業者は独裁者のご多分に漏れず身内しか信用できず、1977年生まれの息子を取締役に引き上げ、ますます北朝鮮化が進んでいる。今後予想されるゼンショーの転落については、また改めて書く機会もあろう。
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2011年10月21日

カダフィ大佐42年の独裁政権に幕

リビアで42年独裁政権を維持していたカダフィ大佐が反政府勢力によって殺害された。

リビアのカダフィ大佐が死亡、拘束時に負傷=国民評議会当局者(朝日)
[シルト(リビア) 20日 ロイター] リビア暫定統治機構の国民評議会(NTC)当局者は20日、元最高指導者のカダフィ大佐が、拘束時に受けた負傷によりシルト近郊で死亡したと明らかにした。
 NTCのAbdel Majid氏は、ロイターに対し「カダフィ支援部隊に対し激しい銃撃が加えられ、大佐は死亡した。カダフィ大佐は頭部も負傷していた」と述べた。
 同氏はこれより先、大佐の身柄が拘束されたとし、大佐はNATOの戦闘機による攻撃から逃れようとした際、両脚を負傷したと話していた。
 同氏の発言について、正式な確認は取れていない。
 NTCの兵士によると、大佐は地下に潜伏していたところを押さえられ、捉えられた際、射殺しないよう求めたという。
 NTCのMohamed Abdel氏はロイターに対し「大佐の遺体は、安全上の理由から極秘の場所に搬送中だ」と述べた。

この直前、アメリカのヒラリー・クリントン国務長官がリビアを訪問している。
クリントン長官がトリポリ電撃訪問 反カダフィ派議長と会談(産経)
【カイロ=大内清】米国のクリントン国務長官は18日、リビアの首都トリポリを電撃訪問し、反カダフィ派代表組織「国民評議会」トップのアブドルジャリル議長らと会談、今後の政権移行プロセスなどについて協議した。クリントン長官のトリポリ入りは8月下旬のカダフィ政権崩壊後初めてで、米国としてはこれまでで最もハイレベルな高官の訪問。

 ロイター通信などによると、クリントン長官は地中海のマルタ経由で到着後、「評議会はリビア国民に対し、民主的な政権移行や法の支配の確立に真剣だと示す必要がある」と語った。

 米国は、内戦中にリビア国内で大量の武器が出回ったことを懸念。特に、カダフィ政権が旧ソ連などから購入した携行式地対空ミサイルが国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力などの手に渡ることを強く警戒しており、会談では兵器管理や武器回収の支援策なども協議されたとみられる。

 一方、全土の制圧を進めている反カダフィ派部隊は17日、カダフィ派部隊が抵抗を続けていたトリポリ南方のバニワリードを制圧した。これにより、カダフィ派部隊が残存する都市は、カダフィ大佐の故郷である中部シルトのみとなった。

ヒラリーはすぐにリビアを離れ、すでに制圧済みのアフガニスタンに向かった。
クリントン米国務長官、アフガン電撃訪問 大統領と会談(CNN)
カブール(CNN) クリントン米国務長官は19日、前日のリビアに続きアフガニスタンを予告なしに訪問した。

米国務省によれば、クリントン長官は20日にアフガニスタンのカルザイ大統領と会談、米国のアフガニスタンに対する支援の姿勢を示す予定だ。会談では、アフガニスタンとパキスタンの関係についても話し合われると見られる。

アフガニスタンでは、駐留米軍が完全撤退する2014年末に向け、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン側への治安権限移譲プロセスが進められている。

米国務省によれば、マーク・グロスマン特別代表(アフガニスタン・パキスタン担当)もこの地域を訪問中だ。

ここで記者からインタビューを受けている時、カダフィ拘束の報告を受けた。その時の模様がカメラに収められている。
ヒラリー長官「ワーオ!」カダフィ大佐死亡の報に(テレビ朝日)
 カダフィ大佐の死亡を受け、オバマ大統領は、NATO=北大西洋条約機構による軍事作戦が功を奏したと強調しました。

 8カ月前、NATOの空爆にアメリカが参加することを決断した時、野党から「新しい戦争を始めるのか」と厳しい非難を受けました。それだけに、カダフィ大佐の殺害はオバマ政権にとっても大きな成果といえます。
 オバマ米大統領:「明らかにNATOの作戦が非常に効率的に遂行された」
 今週、リビアを電撃訪問したクリントン国務長官は、訪問先のアフガニスタンで知らせを聞きました。
 クリントン国務長官:「ワーオ!」
 東京にあるリビア大使館には以前、カダフィ政権を象徴する旗やプレートがありましたが、現在はすべて取り外されています。
 駐日リビア大使館・オウン臨時代理大使:「(カダフィ大佐拘束の一報は)私を含め、全リビア人が待ち望んだ喜びの瞬間でした」
 在日本リビア大使はこのように話し、今後の日本からの協力に期待を示しました。

驚きというよりは確認という感じだ。
カダフィはパンナム機爆破事件のこともあり、アメリカが「国家の敵」と認定していた時期があった。その後宥和路線を取ることになったが、アメリカはどういう決着の仕方を望んでいたのだろうか。結果としてはパナマのノリエガのように裁判にかけるコースではなく、現地人によって殺害されるというルーマニアのチャウシェスクコースとなった。(余談だがノリエガが現在フランスの刑務所にいることを知って驚いている)


ヒラリーはアフガンの次にパキスタンを訪れている。パキスタンに拠点を置きアフガン情勢を混乱させているアルカイダをもっと厳しく取り締まれとねじを巻くのが目的だ。要は今回の中東歴訪は、訪問時点で形勢が決まっていたリビアが目的ではなく、アフガニスタンから米軍を撤退させるための根回しが主眼だったのだろう。単にリビアの独裁者の殺害過程を確認するだけなら、今年5月のアルカイダのトップであるウサマ・ビン・ラディン殺害の時同様、アメリカ兵のヘルメットにカメラを付けてホワイトハウスで生中継を観れば済むことだからだ。

Obama watched Bin Laden die on live video as shoot-out beamed to White House(dailymail)
ビンラディン殺害の一部始終をオバマ大統領が「衛星生中継」で見ていた(ニュー速VIPブログ)

こんなホワイトハウスの状況をよくカメラマンに撮らせているものだと思うが、こういう写真も公文書同様、後世に記録として残すのが政府の義務だという認識があるのかもしれない。


この一連の動きは次にシリア、最終目的地はイランということになる。アメリカが急いでいるのはイランが長距離ミサイルと核兵器を同時に持つ前に政権を転覆する必要があるからだが、核開発が成功するしないにかかわらず、イランに手をつけた段階でイスラエルが巻き込まれる可能性が高い。そうなるとほぼ自動的に第五次中東戦争になってしまう。きたるべき欧米の大不況は、数年後に砂漠に流れる大量の血を求めるのだろう。


<追記 11年12月12日>ノリエガ服役囚がパナマに22年ぶり帰国、フランスから移送(ロイター)
[パナマ市 12日 ロイター] 1980年代にパナマで軍事独裁政権を率いたノリエガ服役囚(77)が12日、収監されていたフランスから約22年ぶりに祖国へ帰国した。母国では、在任中の政敵殺害に関与した罪で禁錮20年の刑に服すことになる。

パリの刑務所を出発したノリエガ服役囚は、現地時間11日午前7時30分ごろ、民間機に搭乗。スペイン・マドリードを経由し、パナマ時間の11日夜に帰国した。同服役囚にはパナマの司法長官と医師が同行している。

ノリエガ服役囚は海外で服役中、パナマで複数の殺人罪で有罪判決を受け、禁錮20年の刑に処されることになるが、高齢のため自宅軟禁になる可能性もあるという。

ノリエガ服役囚は1989年に米軍によるパナマ侵攻後に逮捕され、米フロリダ州の刑務所で服役後、在任中に麻薬密売やマネーロンダリング(資金洗浄)を行った罪でパリの刑務所に収監されていた。
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2011年09月13日

11-09-13

ヨーロッパからアメリカに資金逃避が起きてるんだから、アメリカの被害は知れている。ユーロ圏限定の金融恐慌で済むんじゃないか、というのが今日の時点での予測。多少希望的観測が入ってるのは認める。

数年後に「微妙な時点でどうジャッジしていたか」を読み返すエントリを残しておきます。
posted by kaoruww at 02:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

東京都がとしまえんを買収し、防災公園化の意向を示す

「としまえん」が都立公園に 10年以内に着手へ 西武ホールディングスは「売却する予定ない」(産経)
 東京都は9日、西武グループが運営する遊園地「としまえん」(練馬区)の敷地など約22ヘクタールを買収し、防災機能を持った都立公園として整備する方針を明らかにした。16日公表の「都市計画公園・緑地の整備方針」の改定案に盛り込む。10年以内の事業認可を目指し、西武側とも交渉を進めていくという。

 都建設局は「交渉次第だが、遊園地が存在したままの公園化は困難」としており、都立公園化には遊園地の閉園が前提となる見通しを示した。買収費用は算定していないとしている。

 都によると、「としまえん」の敷地は、昭和32年段階で「練馬城址公園」として、都市計画決定されていたが、事業化には着手していなかった。これまでに都が都市計画決定したケースで未着手のものがなくなったことから、「としまえん」の公園化に乗り出すことになった。10年以内に国土交通相の事業認可を得て、事業化を進める考え。

 「としまえん」はすでに災害時の避難場所にも指定されているが、都は「都立公園になれば、永続的な避難場所として管理できる」と説明している。

 西武グループの持ち株会社西武ホールディングスによると、「都から詳細な内容は何も聞いておらず、現状でとしまえんを売却する予定はない。今までと変わらずも営業を続ける」とコメントしている。

すでに堤家の手を離れた西武鉄道だが、西武と東京都には土地をめぐって因縁がある。04年10月に目黒区の国立科学博物館付属自然教育園に行った時に書いたエントリから引用する。
庭園美術館と自然教育園は放っておいたら今ごろは白金台プリンスホテルになっていた所である。

猪瀬直樹の「ミカドの肖像」に詳しいが、近頃表舞台から消える事になった堤義明の父、康次郎が終戦直後のドサクサにまぎれて財産税で苦しむ皇族に近づき、実務を取り仕切る執事に将来の保障をする事と引き換えに二束三文で手に入れた土地だ。しかし住民運動によりホテル建設を防ぎ、昭和57年3月に都が138億円で買い上げた。
当時税金の無駄遣いとの批判も強かったのだが、それはやはり正しい判断だったのだと思う。
結局得したのは都民の税金を合法的に手に入れた西武なのだが。

旧皇族朝香宮家が1947年に皇籍離脱するまで過ごした朝香宮邸は、吉田茂が外務大臣公邸として利用したあと1950年に西武鉄道に払い下げられた。

旧李王家邸を赤坂プリンスホテルに、旧竹田宮邸を高輪プリンス、旧北白川宮邸を新高輪プリンスにと、手に入れた旧皇族の土地に次々とホテルを建て、皇族ブランドを「プリンス」の名称と菊の御紋をデザイン化したロゴマークで商業利用してきた西武鉄道。手に入れた朝香宮邸に茂る雑木林を潰してホテルを建設する計画を発表すると激しい反対運動が起き、結局都が買い上げたという経緯がある。

今回ふって湧いたようなとしまえんの公園化計画。東京近郊の遊園地は少子化のあおりを受け02年向ヶ丘遊園、09年多摩テックと閉園が続いている。としまえんも入場者数が減り、累積損失解消のために関連企業の再編をしたりと苦しい状況にある。売却金額は数百億円にのぼるとみられており、西武鉄道に投融資している企業・銀行にとってはありがたい話だろう。

ただこれだけの規模の話だと、たとえ震災後の「防災エリア拡充」という錦の御旗があったとしても十分な精査が必要なのは当然だ。なにしろとしまえんは現時点でも災害時の避難場所に指定されている上、北には光が丘公園・東に都立城北中央公園・西に石神井公園がある。

大きな地図で見る

記事にある「昭和32年段階で「練馬城址公園」として、都市計画決定されていたが、事業化には着手していなかった。これまでに都が都市計画決定したケースで未着手のものがなくなったことから、「としまえん」の公園化に乗り出すことになった」という理由もどうなのか。54年前の計画策定後に巨大団地・光が丘団地が整備され、見ての通りとしまえんの敷地よりも広大な光が丘公園ができたにもかかわらず、そのすぐそばにさらに都立公園が必要かという疑問はあるだろう。「永続的な避難場所として管理できる」ことを理由に数百億を費やすことが妥当かという議論は必要だし、より費用対効果の高い防災計画はないのか模索する必要もある。

いずれにせよまだ交渉が始まっていない段階だ。注目しておきたい。


<補遺>
・07年4月1日、プリンスホテルは堤時代の皇室ブランドを利用してきた過去と決別するかのようにロゴマークを変えた。
プリンスホテル 新ロゴマークを発表

・旧朝香宮邸の東京都庭園美術館はリニューアル工事のため11月1日より約2年間休館となる。そこで10月6日から30日まで、朝香宮邸の建物に焦点を絞った展覧会「アール・デコの館」を開催する。ふだん公開される機会の少ない部屋も観ることができるようだ。
東京都庭園美術館建物公開「アール・デコの館」
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2011年07月29日

日本最速ピッチャー・伊良部秀輝死去

元ヤンキースの伊良部さん死亡 ロス近郊の自宅で(朝日)
 プロ野球のロッテ、阪神や米大リーグのヤンキースなどで活躍した伊良部秀輝さん(42)が27日、自宅のあるカリフォルニア州ロサンゼルス近郊で亡くなっていることがわかった。ロサンゼルス捜査当局によると、伊良部さんは自宅で首をつった状態で見つかっており、死因は自殺と見られている。

 伊良部さんは、1987年のドラフト1位指名で尽誠学園高(香川)からロッテに入団。1997年から大リーグのヤンキース、エクスポズ、レンジャーズでプレーし、2003年に阪神に入団。04年を最後にプレーをしていなかった。通算成績は、日本のプロ野球は72勝69敗11セーブ、大リーグは34勝35敗16セーブ。
ロッテ時代からトラブルの多い選手だったが、ヤンキースへの移籍騒動の時に「生き別れになった父親をアメリカに探しに行きたいのでは」とのストーリーを作ろうとした取材陣と決定的に対立、日米の移籍ルールが確立していなかったこともあり野茂の時と同様、マスコミはロッテべったりのスタンスで徹底的に伊良部を叩いた。

鳴り物入りで入団したヤンキースでもマスコミとうまくいかず「獲得は失敗だった」と批判されたものの、実際の成績はそう悪いものではない。1年目こそ5勝どまりだったが2年目13勝・3年目11勝と、ヤンキースの2年連続ワールドチャンピオンに十分貢献している。アジア人初のチャンピオンリングを獲得したのが伊良部であることはもっと知られていてもいいだろう。ただし2個のチャンピオンリングを持ちながらもワールドシリーズでの登板機会がなかったあたりは、成功しきれなかった伊良部の人生をどこか象徴しているようでもある。

その後モントリオール・エクスポズ、テキサス・レンジャーズ、阪神と渡り歩き引退。グリーンカードを取得しロサンゼルスで「SUPER UDON」を開業。「伊良部がうどん屋に!?」と一部で話題になる。開店当初はそこそこの人気店だったようだ。07年に大阪のバーで店舗を破壊、マスターに暴行して現行犯逮捕されたが不起訴に。TBSの「波瀾万丈ドキュメント 俺たちはプロ野球選手だった…!」に出演、引退後初めてメディアに顔を出しうどん屋の店内を公開。この時のことをちょっと書いていた。野茂ファンではあるが伊良部ファンというわけではなく、なぜこんなに引退後の伊良部に興味を持っていたのか我ながらよくわからない。結局このSUPER UDONも閉店。この頃のWikipediaには「自らレシピを吟味し厨房にも立ったが、飽きてしまい閉店した」と書かれていた。もうちょっと書きようがあると思うのだが。

09年8月、四国・九州アイランドリーグで現役復帰。しかし翌9月に右手首腱鞘炎で全治3週間の診断を受け、伊良部側の希望により退団。2度目の引退を表明した。そして10年5月に酒気帯び運転によりロサンゼルス郊外で逮捕。これ以降、伊良部をメディアで見る機会はなかった。

あり余る才能を持ちながら最後は首吊り自殺ではやりきれない。センシティブで人づきあいが下手な、日本最速ピッチャーの冥福を祈る。
posted by kaoruww at 07:04| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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