タレントが年を誤魔化しているとして話題になったりすることがままある。ネタとして取り上げるぶんにはいいが、「なぜ嘘をつくんだ」と本当に怒ったなら、それは怒る方が間違っている。
タレントが芸名をつけることを「なぜ本名じゃないんだ。この嘘つき」と責める輩はいない。
「
丹古母鬼馬二」という芸名から何を読み取るか。名付けた側としては恐ろしげな悪役であることを読み取ってほしいのだ。「小倉優子」だって同じことである。優しげな女の子であることを表象しているのだ。
「このように認知してほしい」という願望が芸名には込められている。まあ小倉優子は本名なわけだが。たとえを失敗した。
タレントが公表するプロフィールには「好きな食べ物・好きな色」などなど全てに意味がある。なんとなくプロフィールを作っているとしたら、それはプロとして甘いんである。
つまり、年齢だって「こういうキャラとして認識してほしい」という自己申告である。生身の当人とタレントとしてのキャラクターはまるで別であっても全く問題ないのだ。虚実のあわいを生きている人たちなのであるから。
水崎綾女(みさき・あやめ)という今年ホリプロイチオシのグラビアアイドルがいる。
「2004年度ホリプロタレントスカウトキャラバン ベストグラビア賞」を受賞。2004年12月に
初めてその水着姿を披露したときには、その大人びた表情と迫力あるバディ(正確には乳)により「こっこここれで本当に中3か!?」とその筋の好事家から驚かれたものである。
さて、その水崎が16歳になったのを機に活動を本格化させている。
初写真集を出し、各誌のグラビアにも出始めた。
気になることがひとつある。B92
W63 H93というスペックである。
そう、プロフィールには意味がある。ここから何を読み取るべきか。
@「まだまだ素人っぽいですが、これから洗練されていきますよ!」という前フリ。
A「最近樽ってのが流行ってるらしいね。この娘もそれでいってみっか」という短慮。
B田中陽子からあびる優に至るまでまともにタレントを管理できないホリプロの
「グラビアアイドルの管理にも失敗してしまいました」という告白。
C何も考えず正直な数値を発表。
といったところだろうか。
しかし私はひとつの結論を得た。
今週発売のFLASHに水崎が出ている。注目は無論ウエストのサイズだ。
なんと65となっている。
繰り返すがプロフィールというのはタレントサイドの「こう見てほしい」という申告書のようなものだ。育ち盛りで日々ウエストや体重が変動しているからといって、毎日プロフィールを変更しなければいけないわけでもない。
この「とりあえずウエスト60で」というグラビア界の風潮の中で63と明記することはそれだけでその真意を疑わせるに十分だが、さらに増やしてみせるところから考えるに答えはAと考えざるを得ない。「
樽でいきます」という宣言と解釈するほかないではないか。
ホリプロのことだからわずかにCの可能性もなくはないが、そこまでなんにも考えてないとはさすがに思いにくい。
しかし今年のイチオシをいきなり樽みたいなニッチマーケットに投入していいのだろうか?
最初に樽ドルとして認識されてしまったら、うまくいかなかった時売り方を変えても取り返しがつかないはずである。
痩せてウエスト58とかにしたところで大方からは「ああ、あの太ってた娘ね」と言われ、マニアからは「樽の時の方がよかった」と言われ、もはや行き止まりである。
「新しい娘はどんどん入ってくるんだから、ハズしたらハズしたで西田夏みたいに引退でいいじゃんはっはっはー」ということだろうか。
水崎には興味のなかった私だが、これからはチェックしていこうと思う。
ウエストサイズだけを。
posted by kaoruww at 23:55| 東京 🌁|
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