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「このままではプレナスのやりたいままになってしまう」
文章で検索されるとなんでか笑ってしまうな。
「デニーズ 閉店リスト」
最近増えている検索フレーズだが、そんな都合のよいものはここにはないです。
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というわけで、デニーズが573店舗のうち130店を閉鎖するという報道があった。デニーズが単体で上場している時だったらこんな思い切った売上げ減になる政策は取れなかったはずだが、セブンアンドアイホールディングスとしてイトーヨーカドー・セブンイレブン・デニーズが合流したからできることだろう。この程度の売上げ減少は目立たなくなるからね。
それにしてもファミレスという業態はきびしいことになっている。ファミレス御三家なんていわれた時代もあったが、すかいらーくは大部分がガストになってかなり減ってしまったし、ロイヤルホストは外食業界でも話題になることがほとんどなくなるほど古色蒼然としている。デニーズはいわゆるファミレスの中では一番いいと思うが、それでも店舗を維持できない。個人的には吉祥寺ラオックスの隣の店舗がなくならなければ問題ないにせよ、さびしい話である。話はそれるがヨドバシカメラの隣にあるラオックスというのはなんと悲哀を感じさせるものだろうか。ガッラガラである。これはデニーズどころではない。南無。
じゃ、どうすればいいかというとこういうことを言い出す人がいるわけね。
【飲食の鉄人】デニーズ130店閉店!どうなるファミレス!?“個人主義”なら面白くなる(日経トレンディネット)
前に「日本人なら日本茶を飲めというのはネット右翼の発想ですよ!」というグダグダエントリーでもちょっと揶揄したんだけど、コンサル屋じみた人はみんな言うこといっしょなんだよね。個性個性って。ゆとり教育のスローガンかよ。
チェーンストアが生業店のまねごとをすることをお客は求めているか。そういうお客は生業店に行くだろう。マクドナルドそれぞれの店舗に個性を求めているだろうか?店の個性を求めるような気分の時はマクドナルドには行かないだけのことだ。こう言うとコンサル屋はファミレスとファストフードの違いみたいな業態論を始めるんだけどさ。同じだよ。チェーンストアという意味では。際コーポレーションぐらいなら個性だなんだといってもいいけど、巨大チェーンに客はそんなものを求めはしない。
ファミレスが業態丸ごと滅びつつあるというのは、チェーンストアならではの強みを提示できていないからだ。それができればまたお客を引きつけることができる。これだけでは漠然としすぎていてそれこそ役立たずのコンサル屋みたいだから具体的に言うと、個人の生業店では絶対に不可能な大規模な調達を素材レベルから行うこと、そしてコールドチェーンをはじめとする完璧なロジスティクスを確立することだ。客単価の高い生業店でも食べられない、チェーンストアにしかできないものを出すことが最大の差別化になるわけで、個人経営の店のまねごとをしたって「だったらそっちに行くわ」と言われておしまいなんである。こういうチェーンストアのやるべきことをきちんとやろうとしているのがサイゼリヤぐらいしかないから、ファミレスは業態自体が終了だなんて言われているわけだ。
客がファミレスに求めているのは、ちょっと目先の変わった、個性があるふりをした店なんかじゃない。膨大な数の店舗をベースにしなければ決してできないことをやり切っている店だ。なんちゃって生業店が大量に増えたところで、それはお客の選択肢が増えたことにはならないだろう。
2008年04月22日
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