ドトール・日レスHD:新社長に星野氏 会長は山内氏(毎日)
ドトール・日レスホールディングスは15日、星野正則取締役(48)が社長に、山内実取締役(57)が代表権のある会長に就任すると発表した。5月29日付。去年の10月1日に統合したばかりのドトール・日レスホールディングスからそれぞれのトップが引き、ホールディング会社の下にぶら下がっているそれぞれの会社のトップに戻ってしまった。ホールディング会社の次のトップはドトール出身だ。業績が予想を下回っているのでテコ入れのためだという。しかし、たかだか半年で統合作業を後回しにして古巣に帰ってしまうというのは異常だ。なにか続報があるかと思ったのだが出てこない。
傘下のドトールコーヒー社長を兼任する鳥羽豊社長(44)と、日本レストランシステム会長を兼任する大林豁史会長(63)はホールディングスの取締役になり、それぞれ事業会社の経営に注力する。
外野から見るとこんなふうに見える。昨年11月19日にも当blogでイジったドトールの2代目と仕事をはじめた、外食産業ナンバーワンの高収益会社を作った大林氏が、「こっちも代表権外すからそっちも外してくれ、後任はそっちから出してもいいから」と持ちかけたのではないか、と。私見だがこの統合はドトールの長い目で見た存続にはプラスだが、日レスのような高収益会社がわざわざやらねばならなかったかどうかはかなり疑問である。仕事ができる創業社長は拙速を悔いているかもしれない。
結局離婚なんてことになったらそれこそ双方の責任問題になる。しかし本当に統合作業を続ける気なんてあるのだろうか?