アクセス解析報告
「180ml 純アルコール量 焼酎25度」(google)
計 算 し ろ
こっ、これがゆとり教育の成果なのか……恐ろしい子……!
-----
ステーキのどんの値動きの件について少し。
日経にスクープされた12日に、前日終値475円の80円(16.84%)高である555円まで上昇し、153万5000株の買い注文を残してストップ高比例配分となった。しかし昨日13日今日14日と、連日大幅安で494円で終了。結局行って来いでだいたい元に戻った。チャートはこちら。
デイトレーダーは、自分が売買している会社がどんな商売をしているのか知らず、値動きだけを追っているケースもよくあると聞く。ならば12日に買いを入れた人たちは、自分がどんなに危険なことをしているか、昨日今日でようやくわかったのかもしれない。それまでどんが債務超過であることを知らなかったか、あるいは知ってはいたがそれがこの場合なにを意味するのかわからなかったか。
会計的に見れば株主の持ち分はゼロ、というかマイナスの会社だ。吉野家が現在の株価で創業者一族から持ち株を買い取る可能性は極めて低い。12日に買いを入れた人たちは「吉野家はプレミアムをつけて株を買い取るだろうから、先に買っておこう」などと考えたわけで、無知を通り越している。
わかりやすいのが同じく債務超過だった焼肉屋さかいのケースだ。英会話のNOVAのスポンサーになったことで有名になったジー・コミュニケーションがここを買収したのだが、買収発表直前の4月19日の株価が480円にもかかわらず、買収価格はたったの100円だった。おや、どんの現在の株価と同じような水準だ。その時のことは私もうんざりしつつ書いている。そしてその後の株価はどうなったかというとこんな感じ。ディスカウントTOBをかけられた直後からもうグダグダである。「これだけの価値しかない」と認定されたようなものだから、当然だろう。
日経に出たにもかかわらず、まだTOB価格が発表されていない。少しでも高く売りつけたい創業者一族との間で交渉が続いているわけだ。しかし吉野家から安い価格しか提示されなくても、いまさら「やっぱり自分で経営を続けます」という展開はないだろう。焼肉屋さかいの時の、時価の2割というほど極端でなくても、結構なディスカウント価格によるTOBになるのではないか。よーこんな株買うわと思う。知らないというのはこわいことです。
2007年12月14日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック


