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7月27日にCNET JAPANに出ていた記事がいっぱいブクマされていた。今300ぐらい。インフォテリアという会社の誰とかが書いた文章。そのとき読んでみたのだ。これ。
上場にあたっての社内に向けてのメッセージ
上場というのは既存の投資家(含む起業家本人)にキャピタルゲインで報いるためのご褒美イベントなんだね、と割り切って理解してよいでしょう。ふおー。
これに対するブクマコメントがこちら。コメントを残す皆さんの素朴さというかなんというかに言葉がなかった。中にはまともな反応もあったが。
dadabreton かっこつけて書いてるけど投資家をバカにしている文章。上場後に株式を買った人からすれば、こんな人が会社に影響力持ってたら、ふざけるなと思うだろう。
xxxxxxxxxxxxxxx おそまつIR 『上場は既存の投資家(含む起業家本人)にキャピタルゲインで報いるご褒美イベント』ではないし『今は、まだそのお金をそういう風にして使うべきタイミングではない』なら何故今調達したのか?とかね。私はあんまりバカバカしいんでスルーしましたが。
そんでもって今日、暴落して値がつかない。理由はこちら。
6月上場のインフォテリア、今期は最終赤字に(IT Media)
公開した途端に黒字予想を下方修正して赤字に。理由は「取れると思ってた大口案件が取れなかったから」。子供か。投資家の皆さんの叫びがYahoo!の掲示板にあるが、まあこういう会社に手を出しちゃったのだから仕方ない。ここもマザーズ銘柄で、いまさら新興市場の質についてあれこれ言ってもむなしいだけだ。上場基準が、ビジネスモデルが、とか言う以前に、この手の会社にかかわっている人間の救いがたい無責任さばかりが印象に残る。
もうひとつ異様なのは、こんな文章に「かっこえー」だの「真っ当すぎる」だの書いてる人の多くはIT系のようで、この筆者に憧れているらしいこと。これらの人は、株式を発行して返済しないでいい金を市場から集めることを「既存の投資家(含む起業家本人)へのご褒美イベント」などと言っていることになんの違和感も覚えていないようだ。いったい何が悲しくて見ず知らずの人間が自分に対して大金をご褒美としてよこすなどと思うのだろうか。金融知識の有無の問題ではない。ごく当たり前の常識が根本的に欠けている。別の言い方をすれば、どうにかして上場し、市場から金を巻き上げてやると告白しているわけだ。
GoogleやYahooに会社を売って、これらの会社の株主から金を巻き上げたいというのも同じことだ。そういえば元MSの古川氏が
「おれは、何の技術もアイディアも無いヤツが、上場するだの、会社を買って欲しいだの、話すのを聞くことは俺にとって人生のもっとも無駄な時間だと思っているんだぁ」と怒っていた。「そらまあ確かに時間の無駄かもしれんけど、なにもそんなに怒らんでも」と思ったのだが、確かにこんな話を下卑たツラした連中から何度も聞かされたら少しはイラ立ちもするだろう。お気の毒である。
「しかしさすがIT土方などと呼ばれるだけあって、株式を公開することの意味などまるで考えず、IPO詐欺まがいのことに手を染めることになんの良心の呵責も覚えないんだなあ」などと言ったら、本職の土方業の方や星一徹にあまりにも失礼というものだ。こういう手合いがこれから会社を公開したいだのストックオプションが欲しいだの虎視眈々としているわけで、IT系が中心となっている新興市場がすっかりゴミ箱と化しているのもむべなるかなである。


