5月2日に米ニューズ、ダウ・ジョーンズに買収提案・総額6000億円(日経)というニュースがあった。
米メディア大手のニューズ・コーポレーションが、ウォールストリート・ジャーナルなどを発行する新聞大手の米ダウ・ジョーンズの買収に乗り出すことが1日に明らかになった。買収総額は50億ドル(約6000億円)になる見通し。成功すれば、時価総額でタイムワーナーを上回る世界最大のメディア企業が誕生する。ウォールストリートジャーナルの発行・ダウ30種平均の算出と、米経済メディアを代表する企業ダウ・ジョーンズが、SNS世界最大のマイスペースを5億8000万ドルで買収するなどネット事業に注力するニューズ・コーポレーションから買収提案を受けたという。ダウ・ジョーンズの反応はというと
新聞各社はインターネット・メディアの台頭で業績や株価が低迷している。ロサンゼルス・タイムズなどを発行する米トリビューンが4月に米不動産王に会社を売却するなど、再編の動きが本格化してきた。
ダウ・ジョーンズ買収、オーナー・労組は反対(日経)
米ダウ・ジョーンズ、ニューズへの回答を保留・買収提案に(日経)
と抵抗しているわけだけど、この案件自体がどうなるかはわからないが、伝統的メディアがネット系メディアに飲み込まれる流れは強くなる一方だ。さらに今日、
英ロイター買収で打診=株価は一時30%超急騰(時事通信)
というニュースがあった。まだ買収を打診したのがどこか公表されていないのだが、ここもニューズか、カナダの学術・医療関係の情報会社トムソンと噂されている。あと金融情報サービス会社大手といえば、おととい書いたブルームバーグか。一気に再編が進みつつある。
-----
などと書いてるうちに大ニュースが出てきてびっくり。
マイクロソフト、ヤフーに買収提案 (産経)
4日付の米紙ニューヨーク・ポストは消息筋の話として、ソフトウエア最大手のマイクロソフトがインターネットサービス大手ヤフーに約500億ドルの買収提案を行ったと報じた。強力なライバルのネット検索エンジン最大手、グーグルに対抗する狙いがあるとみられる。うへえ。ダウ・ジョーンズの10倍。最初にこの噂が出たのはちょうど1年前のことだ。
米Microsoft,米Google対抗策として米Yahoo!の買収を検討 (IT Pro 06/05/08)
この時は全然間に受けてなかったんだけど、1年経ったらすっかりリアリティのある話になってしまった。旧メディアと新メディアの戦いなんて話題どころではなく、IT業界最終戦争みたいなことになっている。これでMS・Yahoo!連合軍が結構巻き返したら、GoogleがAmazonと一緒になり、SFとして語られていたグーグルゾンが本当に出現しかねない。動き速いわー。
かなり株を売却したとはいえ、ソフトバンクは今でもYahoo!の大株主だ。どう動くのか。MSが完全買収を目論んでも、日本におけるYahoo!ブランドを手離すわけはない。長期にわたる日本でのブランド使用権を得ることと引き換えに本社の株を手放し、同時に益出しもした上でYahoo!Japanを独立させるか。
いずれにせよこの取引がまとまったら、IT業界のみならずメディア・電機業界を含めた大変動につながる事は確実で(アップルやソニーはどうするのとか)、非常に興味深い。



