この美術館は吉祥寺や武蔵野にゆかりのある芸術家の展示をすることが多い。この織田一磨(Wikipedia)という人も吉祥寺在住だったそうで、あの夜明け前から並ばないと羊羹が買えないという和菓子屋小ざさの箱や包装紙の意匠を手がけたらしい。ものすごくローカルなトリビアだが。
私はこういう行列を作る方々の精神状態がわからぬ人間なので、もちろんここの羊羹は食べたことがない。その隣りにある「肉のサトウ」のメンチカツなら人から貰って食べたことがある。いつ行っても3〜40人は並んでいる。そりゃ材料がいいんだからうまいけど、食い物に行列する気持ちはやっぱりわからない。食っといてナンだけど。
美術館から出て、当然並ばなくてすむドトールコーヒーへ。4月11日発売開始のスモークサーモンベーグル(プレスリリース・メニュー)を注文。350円。ベーグルサンドのスタンダードだからはずしようのない味。オサレカフェならこの脇にピクルス1個転がして750円に以下略。
ただこういう組み立てるだけのような簡単なものなら、うっすらではなくたっぷりのクリームチーズとペラッとではなくどっさりのスモークサーモンを入れたものをウチで食べた方がいいかもしれない。そんなこと言ったらよほど特殊な外食しかできなくなってしまうが。
というわけで、行列嫌いにはガラガラの美術館は最高だ、という締めでいいか。あー、東博の春の庭園開放が明日まで。また行かずじまいになりそうだ。