2014年01月02日

NHK高校講座がNHK上層部の意向によりエンタメ路線となったことでなにが起きたか

内藤正典(Wikipedia)
内藤 正典(ないとう まさのり、1956年9月29日 - ) は、日本の社会学者・地理学者・国際政治学者。同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科長・教授、一橋大学博士 (社会学)。
専門は中東の国際関係、特にヨーロッパにおけるムスリム移民の研究、9・11以降はイスラムと西欧世界との関係、現代トルコの政治と社会。80年代まではシリアを中心としたアラブ地域研究を行ってきたが、フィールドワークに重点を置くため、政治的な事情でトルコに研究対象を移し、さらに、9.11以降はヨーロッパ在住ムスリム移民および西欧とイスラームの衝突を抑止するための研究・著作を中心に発表。


























NHK高校講座・地理 出演者紹介魚拓










posted by kaoruww at 04:23| 東京 ☀| Comment(13) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そんなに考えてくださってありがとうございます。ただ、実は大抵のことは授業よりも自分で解説本を読むことで学びました。対面での指導や映像では、面白いと興味を持たせてくれること、モチベーションをあげてくれることです。扱える内容は少なくなっても、お笑いの方々の方が私にはよかったです。
Posted by 高校講座で、大学いきました at 2014年01月03日 04:34
自分もNHKにいましたけど、
だいたい高校講座のような型にはまった番組制作に行くのは
他の「おもしろい」番組に行けなかった落ちこぼれPDで、
彼ら彼女らはそのことにコンプレックスを持っているし、
毎年毎年代わり映えのしない内容だとPDとしての存在意義が問われると思って
「新しい試み」をしたがるのが彼ら彼女らの特性なので、まあ。

きらっといきる→バリバラへの流れも同様。
福祉はPDの進路先としては不人気トップスリーですから。
Posted by kiya2014 at 2014年01月03日 07:34
ヒストリー・チャンネルの「失敗」から学んでくれるといいのですけど。
(とうのヒストリー・チャンネルの上層部が今の状態を失敗と思ってるかどうかは別として。)
Posted by 米国在住者 at 2014年01月03日 09:12
先生として譲れない部分があるのはわかりますが、お笑いタレントの面白さには敵いませんし、お笑いのせいにするのも違うと思うんだよね! ちゃんと構成すれば誰が出て喋ってもいいのでは? 結局、自分に喋らせろ!ってことなんでしょうけど、それでしたら他の番組や自分のメディアでやるべきです。高校講座はあくまでも通信の高校生がリポートを出すために見るもので、生涯学習としての役割まで求めるのは本来の目的から外れます。学習成果はテストで確認されるわけですし、どういう番組がよいかどうかは実際の通信高校生を見てから述べるべきです。
Posted by 通信在学中 at 2014年01月03日 18:57
高校教員です。通信在学中の方の、お笑い推しコメントを見てなおさら、先生が正しいし頑張っていただきたいと思いました。番組の本旨は彼らへのサービスではなく、あるべき姿に彼らを教育することですから。NHKに存在意義があるとしたら当然そこなわけですから。
Posted by 武田真樹 at 2014年01月04日 00:59
「お笑いの人がやると面白い」
当たり前だと思う。でも、お笑いの人が見たいなら、お笑い番組を見ればいいと思う。
楽しく笑って20分過ごして、さて、何が身についた? 多分、楽しかった思い出だけだろう。

内藤先生のご意見を全面的に支持します。
Posted by Navi at 2014年01月04日 11:10
放送大学の卒業生です。
NHKの高校講座は、放送大学と統合して、放送大学付属高校にするのが一番良いと思います。高校から大学院までの一貫教育も可能です。もちろん、生涯学習にも対応できます。
Posted by OUJ卒業生 at 2014年01月04日 11:41
コメント欄拝読しました。皆さんの有意義なコメントに感謝します。
特にお二人に感謝を。

kiya2014さんへ。
NHKの内部情報ありがとうございます。NHKは純公務員とは一味違った独特の組織文化があり、漏れ伝わってくるいろいろなおもしろエピソードを楽しんでいます。
しかしNHKは実際に世論形成にたいへん大きな影響力を持っているわけで、あまり笑ってるわけにはいかないのですよね…

OUJ卒業生さんへ。
ご意見に100%同意します。後から言うのは恥ずかしいことですが、このエントリをまとめた時に同じことを思いました。直後に建設的な提案を書いたエントリを更新すれば、いっぱしのブロガーなのでしょうが……筆不精を反省しています。
放送大学のさらなる充実(下は高等学校、上は博士号)への展開は、日本の硬直した教育システムに風穴を開ける重要な施策だと確信しています。ありがとうございました。
Posted by kaoruww at 2014年01月05日 02:47
私は先生の支持者ですが、しかし、
映像と音声で興味を惹きつけることが必要という指摘には驚きました。
放送大学にはそんな学生はいませんから…。

中卒でコンビニ等で働いて、学問の必要を痛感してから通信制高校に入れば、わざわざテレビの光と音で刺激を与えなくてもすんなり学習へと入っていけるのかな。
そのためにはコンビニなのに高卒以上を募集したり、さらには大学卒の新卒採用に25歳までとか制限をつけたりするのをやめさせないといけませんが。

なお私は元コンビニ店員です。
Posted by いこま at 2014年01月05日 19:54
こんにちは。現役の大学生です。先生のご意見を拝読し、まったくその通りだと思いましたのでコメントさせて頂きます。

私は大学受験のとき、クラスメイトとは違って塾には通っていなかったものですから、出遅れてしまった数学などを高校講座で手当てしていました。やはりそれは、公共放送であるNHK教育のスタッフの頭脳と出演される実力派の先生方を信用してのことでしたし、実際とても役立ちました。
また高校内容の習得の為でしたが、あやふやなままだった中学内容も復習でき、大変な助けとなりました。
これをみても感じるのは、視聴者が得て教養となったり、膝をうつような解説だったり、穴になっていたところが埋まるような、そんな非常に大きなものを提供出来る・すべきなのが高校講座なのではないかということです。

あの30分20分で全て解決するわけでは勿論ありませんが、映像と音声も併せたスタイルは記憶にも残りやすく、何より全国に配信されていることを踏まえても、あらゆる立場の学びたい人たちの力になっている筈です。

ですから、昨今のバラエティ路線になったときはとても残念に思いました。地理ひとつとっても、かつての“講師・アシスタント式”と比べると内容がかなり乏しくなっており、まさにこの点は先生のおっしゃる通りです。

今度からまた内容が改められるとのこと、嬉しく感じます。どのようなものになるのか分かりませんが、放送を楽しみにして先生への応援とさせて頂きます。
失礼しました。
Posted by hasy at 2014年01月25日 01:20
 いまさら、このまとめ記事を見ました。
 内藤先生の熱い気持ちは理解しましたが、20世紀終盤に高校生だった者から一言言わせてもらえば、そもそも若い女の子をMCを付けた段階で、TVの高校講座はエンタメ番組への道を進んだと思っています。
 ある年(ネット配信が始まったあたり)に、日本史・世界史・地理の3番組を見ました。その中で地理は、MCに最も恵まれていたように思います。しかし、世界史などはあの当時から、高校講座はいつからMCの宣伝番組になったんだ? と感じざるをえず、私はNHKに2回、クレームのメールを送っています。
 ネットではMCのオーディションを「登竜門」と呼ぶ人まで現れる始末。TVの高校講座はこの時から、目的を履き違えていたとしか、私には思えません。
 「NHKが、教師の意見よりも、視聴率のような数字を気にして、お笑いをつかえば観てくれるだろう、などという愚劣な発想で高校講座の番組をつくったことには今でも怒りを覚える」これはごもっともでしょう。しかし、「お笑いをつかえば」が、「MCをつければ」、さらには「若い女の子をMCに起用すれば」をたどった、その次のステップだったということに、先生はお気付きなのか、と思わずにはいられないのも事実です。
 なお、講師だけで講座が成立することは、ラジオの高校講座が証明していると思います。こちらは現在の通信高校の学生の目線に合わせつつ、講師が一人で仕切っています。
Posted by i at 2014年08月15日 22:52
先生や学者自身が講義したほうが、密度の濃い授業ができる。
その通りだと思います。
今の高校講座だと、興味を喚起することはできても、あれで教科の内容をカバーできるのか、大変疑問です。

とはいえ、話が単調な先生の話は、本当に眠たい。
教科書棒読みより眠たい。
そうなると、手本とすべきは、オンライン配信の予備校ではないかと思います。

正直、普通、というか公立進学校に通った私ですが、やっぱり授業は眠たかった。
でも、予備校では眠たい授業が少なかった。

今の高校講座も間違いがあると思いますが、学者先生の講義が眠たいことも事実。
「じゃぁ、お前は面白い授業できるのか?」といわれると困りますね。
教科書無視して、脱線してもOKなら、エキサイティングな講義もできますが、教科書の枠を守ると。。。。難しいですね。
なんせ、「この本に書いてること、正しいのかな?僕は違うと思うな。。。」が口癖ですから。
Posted by 私も学者の端くれですが at 2015年11月02日 17:14
この手のバラエティー化路線は高校講座に限らずNHKの番組全般に言えます。
高校講座新作として2011年に先行放送された高校講座「生物」を見て芸人がギャグを連発するのに唖然とした人は、とりわけ教育テレビのファンには多かったのでは。
それに高校講座をバラエティ化するのとNHK学園の学力に合わせるというのは別問題です。
昔「大学への数学」の学力コンテストにNHK学園の方が掲載されたこともあるし、学力が低いのではなく普通の学校に馴染めない人の受け皿としての機能もあるはずです。
こういう人たちが今のような高校講座を強制視聴させられるのは気の毒でしかたない。
伝え聞いたところではNHK学園のスクリーングの協力校である東海大学でNHK学園の生徒が番組改善のために署名を集めてたらしいです。
民放と同じような演出・番組構成・出演者の番組ばかりになるとわざわざ受信料を徴収して番組を作る資格をNHKには見いだせません(もちろん皮肉でNHKの解体を求めるものではなく、民放には出来上によい番組を作って欲しいということです)。
Posted by NHK名無し講座 at 2016年04月02日 07:50
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