2012年12月20日

コメダ珈琲店がファンドからファンドへ売却される

コメダ珈琲店を買収へ=アジア系ファンド、数百億円規模(時事通信)
 アジア大手買収ファンドMBKパートナーズは19日、喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)を買収する方向で最終調整に入った。MBKはコメダ筆頭株主である国内最大手の買収ファンド、アドバンテッジパートナーズと既に交渉を始めており、早期合意を目指す。買収額は数百億円規模となる見通しだ。
 MBKは大手銀行の融資も活用し、コメダを買収する計画。将来の中国や韓国、台湾進出を後押しし、企業価値を向上させるとみられる。アドバンテッジは7月、外食企業やファンドに買収を呼び掛け、複数回の入札を経てMBKが優先交渉権を取得した。 
というわけで、業績が順調に伸びているコメダ珈琲店がアドバンテッジからMBKに売却されることになった。MBKパートナーズとはカーライルのアジア担当幹部が設立したファンド。アドバンテッジがコメダを株式公開ではなく丸ごと売却するのではと11年5月30日のツイート
喫茶店のコメダ珈琲も78%はアドバンテッジが持ってると。へー。創業者からの事業継承。売上げ5,60億で喫茶店業態では公開してもあまりいい値段がつきそうにないし、買収好きの会社に売るしかないんだろうなー。
で予想はしていたが、ずいぶん早くにEXITできたなという印象。その後のコメダ関連ツイート。
11年10月3日
コメダが社長交代。新社長はエクソンモービルから日本マクドナルド上席執行役員という人。コメダは投資ファンドの持ち物なので、経営者を外部から連れてくる外資系っぽいやり方になるのだろう。そろそろ株式公開もしくは売却フェーズに入ったということかな。
12年7月23日
26日(木)カンブリア宮殿はのゲストはコメダ珈琲の代表執行役社長。http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20120726.html なにこの肩書と思ったが、アドバンテッジパートナーズの投資先だから執行役が派遣されてるということか。
コメダもそろそろEXITを見越してメディア露出増やしてるのかもなー
とある。まさにこの7月のツイートをした頃に買い手に声をかけていたと記事にはあるから、入札額を高めるプロモーションにテレビ東京が協力した形になった。

創業者の「事業を現金化したい」というニーズに応え買収、名古屋中心の事業を全国展開することで企業価値を高め、タイミングよく売却。投資ファンドビジネスの成功例と言えるだろう。
なにかと硬直した大企業、特に企業数が過剰で集約する必要があると長年言われている総合電機は、投資ファンドに買収されて事業の選択と集中を行うべきなんだろう。三洋電機はパナソニックに買収されたからまだいいが、シャープはあんなことになってしまうし、日立も三菱電機もなんとなくそのまま存在している。あのソニーだってブランドだけ欲しがられて、これから本格的な円安フェーズに入りでもしたらあっさり一飲みされかねない。まだまだ円が高いうちにファンドの力を借りて国内勢で集約してもらいたいものだが、今までできなかったことが急にできると思うほうが甘いのだろう。残念だが。ともあれこういった成功例が出てくるのはいいことだ。
posted by kaoruww at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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