おととい書いたエントリーのキーワードは「徴農」だが、私はこれをネタとして笑っていた。「エー、コラ!ファッキンニュージャパン!アイムチョーノウ!!」ってのはダメかしら、これはダジャレとしてかなり弱いのでは、いや勢いで押し切ればなんとか、などと思っていた。しかし首相官邸HPを見るに及んでそんな笑いも消えてしまった。昨日今日の話ではないが、私のようにこのページをまだ見たことのない人も居るかと思い、情報を供するものである。
教育改革国民会議報告→資料一覧→1.子どもへの方策
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html
どこから取り上げていいものやら途方に暮れる。面倒でもほんの30秒程でいいので全体をざっと見てほしい。熟読するようなものではないので。
・遠足でバスを使わせない、お寺で3〜5時間座らせる等の「我慢の教育」をする
・学校に畳の部屋を作る
・団地、マンション等に「床の間」を作る
・名刺に信念を書くなど、大人一人一人が座右の銘、信念を明示する
このサイトのURLはgo.jpであり、政府系機関であることを示しているが、やっぱりなんらかのネタサイトではないかという疑いを持たざるを得ないだろう。しかし大変遺憾なことだが、これは正真正銘首相官邸のサイトである。
・警察OBを学校に常駐させる
・マスコミと協力したキャンペーンを行う
・家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける
・バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う
・「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
もはやなにがなにやらわけがわからないが、これは冗談でもなんでもない。実際に自民党政権がこれらの方針を固めつつある。一見子供向けの教育限定と勘違いされそうだが、上記の名刺云々を見てもわかるとおり大人への強制もたくさん含まれている。
森・小泉・安部と実質的な森派政権が3代続くわけで、まさに森はわが世の春だ。そしてこの自称「日本を憂える文教族」は、以前から変わらずにこのような「教育を通じた洗脳・それに従わない者への徹底した罰」を主張し続けてきた。そしてごく近い将来、それは陽の目を見ることになる。
こういう話をして悦に入っている手合いの顔を見てみたいと思うだろう。不快だから見たくないって?なにしろ我々のこれからの生き方を決定してくれる指導者のツラだ。見ておくべきだろう。
教育改革国民会議
ドブネズミ色のスーツを着たじじいばかりであるが、森と嬉しそうに握手をしているのが江崎玲於奈だ。
江崎玲於奈(Wikipedia)
ノーベル物理学賞を受賞し、日本の国威発揚に大いに貢献した科学者である。「教育改革国民会議の会合において、遺伝子レベルでの出生選別(日本を背負って立つエリートを見つけ伸ばす為の)とも取られかねない発言をし、物議を醸す」というのは、国際的な感覚ではマッドサイエンティストとして即社会的生命を絶たれること確実だが、我が国においては国民の生き方を規定するほどの大きな権力を与えられるのである。
最後に、もう親になった人とこれから親になる人が知っておかなくてはならないことがある。
・子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
これができない親は非国民として批難され、罰を受けることになるだろう。
確かに覚悟が必要だ。
2006年09月14日
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