2011年07月10日

さすがに夏ともなるとラーメン屋もすいてますね

昨日梅雨が明けていよいよ夏本番。なんだか体がだるいのは早くも夏バテなのだろうか。

今日は昼間の強い日差しを避け、多少気温が下がった夕方サイクリングに行ってみた。意外と風は爽やかだ。通りかかったいつも行列の絶えないラーメン二郎には誰も並んでいない。衝動的に入店。並んで物を食うのが大嫌いなため一度も入ったことがなかったが、今日が二郎童貞喪失の日になるとは直前まで想像もしなかった。人生わからないものである。

店の中にもウェイティングなし。空いてる席があるので座る。小ラーメン(二郎では基本サイズ)の食券をカウンターに置くも目の前のおにいちゃん無反応。あれっ?後から入ってきたお客、カウンターの席が空いてるのにウェイティングの席に座る。あれっ?おにいちゃん「この食券まだ受けつけてませんでしたっけ?」と訊いてくる。「えっ、あ、はい」と答える。いきなり座るのはまずかったのだろうか。ネットでさんざんマシマシの呪文だのロットがどうだのといった話を読んでいるから疑心暗鬼になっているのだ。まあ特に問題はなかったんだけど。

初めての二郎だしあまり変わったことはするまいと700円の基本のラーメンに呪文も唱えず、「ニンニク多めに」とだけ言って出てきたのがこちら。画像をクリックすると無駄に大きくなります。  

jiro.JPG


カウンターに置かれたどんぶりを手元に持ってくる段階ですでに手のひらは脂でベタベタ。見た目の量以上のハイカロリーぶりが伺える。「いけんのか?」と一抹の不安がよぎるが、ゴチャゴチャ考える前に食うしかないと決意。この「余計なことを考えず喰らい続ける」という状態そのものが、二郎を好む人々にとっての魅力ではなかろうか。迷いの多い日常ではなかなか得ることのできない没我の境地を楽しんでいることが、カウンターに並ぶ無言の一人客たちから感じ取れた。(全員男でした)

味その他は巷間伝えられているとおりなので略。たしかに麺が独特。かなり茶色くて、ちょっと武蔵野うどんを彷彿とさせる色だ。野菜もいっぱい食べられるし、脂ギトギトでさえなければけっこう好きかもしれない。もともと肉を食べる時でも脂身はよける方なので、量よりも脂がキツかった。でも脂ギトギトでなければ二郎ではないだろうしなあ。

そういうわけで「出されたものは全部食べる」という悪癖により脂身とスープ以外は残さず食べたが、脂の塊が表面を覆うスープを完飲している人も多く、そういやラーメン評論家で死んだ人いたよな、と不吉なことを思い出した次第。黒Tシャツと白タオルを頭に巻いた「こだわりのラーメン屋」に足しげく通うラーメンオタクたちの健康を祈る。
posted by kaoruww at 21:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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