「おすぎですっ!」
「ピーコですっ!」
「川久保玲でございます」(レツゴー三匹風で)
というわけで今日のお題はファッション。うはー何を語れというのか。
いやほれ、いくら日記とはいえ自分が興味のあること(例えばオリジン弁当とかオリジン弁当とかオリジン弁当とか)ばかり書いてたら片寄るわけです。「いろんなもの食べないと大きくなれないわよ」と言い聞かせられて育ってきたわけです。だからさほど知らんことも書かねばならぬ。ならぬってことはないが。それも一興ということでひとつ。
こんなことを思い立ったのにもやはり訳があって、今日仕事で法務省に行ったわけです。有楽町駅で降りて日比谷公園の脇を通り皇居のお濠の向かいのビルへ。その一ブロックが丸ごと法務省関連のビル群なんですな。人と待ち合わせしてたんですが、単に「法務省の玄関前」としか聞いていなかったんでどの建物なのかわからない。えらい年代物の赤レンガでできた重厚な建物もあれば近代的なビルもある。
で、そこここに立ってる警備のおじさんに「法務省の中心的なビルはどれか」みたいなことを聞こうと思い、近づいたわけです。そしたら「あのー」と声をかけた途端「あ、司法試験の受付はあっち」と言われました。今日は司法試験の願書の受付日だったらしいのです。
ここで私はかなりショックを受けたわけです。これには説明が必要ですね。
私にも「あなたのファッションへのこだわりは?」などと聞かれたら、
「んー、そうね。まあ動きやすい方がいいかな。体を締め付けるのはあんまりね。やっぱりフリー?もしくはフリーダム?そういうのって大事じゃない。だからどうしてもカジュアルなものになるかな。そう、アメリカン・カジュアルにちょっとアクセントを加えたような感じ。まあ大したこだわりなんかないよ。あはは」ぐらいのことを言う用意はあります。
聞かれたことはないですし、答えたこともないですが。
ただ残念なことに私にも客観性というものがありますから、鏡を見たりいつの間にやらユニクロに侵食されているタンスを見たりするたびに「これはアメカジじゃなくて司法浪人10年目って感じだな」と常々思っていたのです。
そんな私が本当に志願者と間違われました。どう見ても司法浪人生です。本当にありがとうございました。
と終わらせようかと思ったのですがそれじゃあんまり切ないのでもう少し書きます。
やっぱりねえ、都心に出るときはもう少しまともなカッコしなきゃダメよ。
確かに法務省でそんなカッコしてるのは願書を出してる奴らぐらいでした。
あと玄関前で誰かが入ってくるのを並んで待っていたテレビカメラマンとか。
まあ「労働者の制服としてのスーツ」を着ないで済むような人生を送りたいとは思ってますが、もうちょっとなんとかしなきゃと思いました。でもそのなんとかってのがよくわからないわけです。
懐かしの電車男ですけど、あの中で電車がいろいろ服装のアドバイスを受け、「今日はカットソーを買ってきました」とかスレに報告するわけです。すると「電車が俺の知らない言葉を使っている」とショックを受ける住人がいました。あれ、ヒッジョーに気持ちがわかります。問題はカットソーが具体的に何を意味するのか定かでないなら検索すれば瞬時にわかるというのに、それすらしないということでしょう。「人はこうやって無知なまま死んでいくのだ」と思います。なにか話がおおげさになっています。
なんか暗くなってきたので少し余談を。
法務省の受付で身分証明書など見せつつ待たされていた時、ぼんやりポスターを眺めていました。法務教官募集のポスターなんですけど、コレついこの間もどこかでチラッと見た覚えがあります。その時はなんとも思いませんでした。「もうちょっとかわいい子使ったらいいのに」ぐらいは思ったかもしれません。
で、待ってて暇ですから文章の方まで読んで、また写真を見て、改めて「なんだか安部麻美みたいでサエねえなあ」と心の中でケチをつけていましたところなにやら奇妙な心持ちに。ん?んんん?いやそんなはずは。いやでもこの特徴ありすぎる眉毛は。え。えええーっっ!?これ寺田椿じゃねえかーーっ!!と静まりかえった法務省内で叫びそうになりました。
捕まらないでよかったです。
いや、実は今でも確信は持っていません。というか見れば見るほど寺田椿なんですが信じたくありません。別にファッション誌みたいに撮れとは言いませんがもう少しまともに写ってる写真使えやコラァ!と法務省に対する怒りからこのままアナーキストになってしまいそうです。
余談はこれぐらいにしましてファッションの話に戻りますが、私は株式投資においては流通業を中心にしていますので必然的にアパレル会社のことは目に入ります。衣類のチェーンストアもウォッチ対象になるわけです。だから「SPAのリードタイム短縮を実現する戦略的サプライチェーンとは」みたいな話にはいくらでも食いつくのですが、「来年の流行色は」みたいな話には触手が動きません。カギカッコの中を比較しただけでも知識のなさがわかります。ファッションがわかったほうがより儲かるということなら全く嫌がらず勉強もしますが実はそういうことは関係ないのです、と言うと信じられない人もいるかもしれません。「流行をきちんと押さえたファッション性の高い会社が伸びるのではないか」と。確かにそういう伸び方をする会社もありますが、投資においてはその会社が「センス」を全面に押し出すかどうかは業績にほとんど何の関係もないのです。「しまむら」を例に出すとわかりやすいでしょうか。もちろんそれなりに時流に合わせた服を出してはくるのですが、それは決してハイファッションではありません。むしろ「マス」を狙うためにはハイファッションであってはならないのです。
と、「ファッションについて語る」と言いつつ、服飾に関するセンス・服を選ぶ楽しさ・装う喜び、といった話にはならず結局ゼニの話になってしまい、自分の中にないものは話の広げようがないということを確認するエントリーとなりました。とほほ。
2006年02月21日
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先日は、有難うございました。
(硬い文章で始めてしまいました・・)
法務省のくだり声だして笑ってしまいました。
ほんと文章上手いですよね。
頑張って見習います。
こちらのブログを読み始めてからから色々なこと
を知りました。
根底は銭の話なのでしょうが・・・良いではないですか!
私としては、「レッツゴー三匹じゃなくてレツゴー三匹なんだYO!」とわかってもらえればこのエントリーを書いた目的は果たせます。わかっていただけたようで何よりです。
本当にありがとうございました。(←これはくせになりやすいので注意)