外食大手のゼンショーは30日、コーヒー店「アートコーヒー」などを運営するアートカフェ(東京・港、若林悟社長)の事業を買収すると発表した。コーヒー店全35店と従業員45人を引き継ぐ。買収額は非公表だが、3億円程度とみられる。アートカフェは低価格のコーヒー店チェーンにおされ不振が続いてた。ゼンショーはメニュー改善などで立て直しを図る。アートコーヒーという喫茶店はこうして記事を読んでみると、全国的にはあまり知られていない会社なのだろう。非上場ということであまり情報もなかったが、焙煎・販売事業を売却したというニュースはなんとなく記憶している。それで従業員が減っていたにしても、45人しかいないとは意外だ。
買収後も「アートコーヒー」の店名で運営を続ける。ゼンショーは牛丼やハンバーガー、ファミリーレストランなど幅広い飲食店を運営するノウハウを生かし、コーヒー以外の商品を見直すことで既存店をてこ入れ。一部食材はグループで共同調達を進め、利益改善につなげる。
アートカフェは都内中心に店舗を運営し、コーヒー店事業の年間売上高は20億円強。利益は非公表だが、赤字だったもよう。業績低迷で2008年にコーヒー豆の焙煎(ばいせん)・販売事業を三菱商事に売却した後は、コーヒー店の運営に特化していた。
むかしJR新宿駅西口改札から丸ノ内線新宿駅に向かう通路の左側に、長いことアートコーヒーの店舗があって、子供のころの盛り場といえば新宿だった私にはなじみ深い店だった。その店舗もずいぶん前に撤退し、今ではサンマルクカフェになっている。その丸ノ内線きっぷ売り場があり、いくつかの商店がある空間を紹介したいと思ったのだが、いざ検索してもなかなか見つからない。小田急デパートと関係あるのかと思ったらそっち方面からでは見つからないし。ようやく見つけたが、メトロ食堂街というのだな。そこのB2。あまりになじんでいる場所というのは逆にいちいち名前など覚えていないものだ。「言われてみればそんな名前だったな」と思うぐらいで。
豆関連部門は三菱商事に、店舗部門はたった3億円でゼンショーに売却されてしまった。会社沿革を読んで、どうも創業者から次世代への継承がうまくいかなかったのではないかと想像するが、なにしろ大きな会社ではないから情報も少なく、なぜ会社がバラバラになるようなことになったのかは知るよしもない。店名は残すとのことだが、記事では35、HPによると32店舗しかないようだ。札幌や山梨にポツンポツンとあったりするのがおもしろい。ブラックだらけの外食業界の中でも特にブラックとして知られる会社に買われてしまったことは、従業員の皆さんにはたいへんお気の毒なことであるが、なんとかがんばっていただきたいと思う。
アートカフェ(公式)
消えていたとは知りませんでしたが、実は天神地下街にもあるのです。今でも残っているみたい。来福時はそこをよく待ち合わせ場所にしていたものです。
しかし3億円ですかー。安っ。
どうやったらそんな安値で(以下略
※会社の設立年月日が2008年となっているので、このあたりに何かしたかもしれません。
会社分割をしたために、残った小売部門である現「アートカフェ」は08年設立となっているようです。卸部門を売却した時は創業者である若林秀樹氏が社長でした。しかし現在の社長は若林悟氏。息子なのか確認はできませんが、血縁なのでしょう。その現社長が残った小売事業もゼンショーに売っぱらってしまったと。
理由はわかりません。「若林悟 宗教」で検索してもなんだかよくわかりませんでした。
入社した当時、社長の訓辞によると国内でも業界4位のそこそこ大きな会社でした。
TVで松崎しげるさんが譜を歌っているCM放送してました。社長は若林 秀雄と記憶してます。
私の人生の教えを向た会社の現状に愕然とし残念でなりません。