独政府、預金を全額保護…金融大手救済不調の動揺防ぐ(読売)
ドイツでは銀行が破綻(はたん)した場合、公的には最高2万ユーロ(約290万円)を上限として、預金の90%が保護される仕組みだが、金融危機の間に限って全額保護を打ち出した。ドイツは日曜日には商店を開けてはいけない「閉店法」なんてのがあり、アメリカの保守派とは別の意味で「キリスト教ってたいへんだなあ」と思うのだが、政治家とブンデスバンクは働いていたらしい。そんでもって朝方こういうニュースが。
欧州ではアイルランドが自国6銀行の預金を2年間に限り、全額保護することを決めた。メルケル独首相は、この政策を批判したばかりだが、新たな金融危機に直面し、方針転換に踏み切ったとみられる。
同時に、ドイツ政府は5日、HRE救済の検討に入った。独金融界から350億ユーロ(約5兆円)の信用供与を受けるはずだった救済策が白紙に戻ったためだ。
メルケル首相は記者会見し、「HREの経営がドイツ全体の銀行システムに影響を与えることがあってはならない」と述べ、アジア市場が始まる前までに救済策をまとめる意向を表明した。
独金融機関 緊急融資で救済へ(NHK)
メルケルさんの顔が疲れ果てている。お大事に。