2009年09月30日

チキンタツタを食べてきた

日本発のオリジナルバーガーとして04年までマクドナルドのレギュラーメニューだったチキンタツタを食べてきた。挟んであるのは醤油風ソースがかかった大きめのチキンナゲットとキャベツのせん切り。ナゲットというのは通常の鶏肉ではなく、大豆タンパクその他その他を加えて形を整えたものであるから、「大型成型肉バーガー」といっても差し支えない。いや、いろいろ差し支えるか。

急速に進行するデフレを背景に外食業界では激しい低価格競争が行われている。チキンタツタは単品だと320円なのだが、松屋のトマトカレー290円吉野家の豚丼330円、あるいは大手スーパーで売られはじめた298円弁当などと競争しなければならないわけだ。そう考えると、いかにも満足度は低い。元々マクドナルドは味を云々するたぐいの店ではないことを踏まえたとしても、前述の大型ナゲットなり旨みも香りも無いキャベツなりを思うと、とても競争には耐えられそうにない。

ただ、多くの客がケータイのクーポンを利用してメニュー価格より安いセットを注文していること、女性は丼系ファストフードには行きにくいことなどの理由で、直接の競争はある程度回避できている部分はあるのだろう。もっとも最大のアドバンテージは藤田田(デンと発音してください)の「子どもの頃に覚えた食べ物は一生食べ続けるから子どもを狙え」という長期洗脳計画が実を結んでいるということだと思う。食べた人の感想を読んでみると、「久々で懐かしい」といった感想だけでなく、「すごくおいしいからレギュラーメニューに戻せばいいのに」なんて声もあるようだ。それらの人々は、すでに舌の感覚がかなりアメリカ人に近くなっているものと思われる。

ファストフード店を使う時には使うなりの理由があるわけで、ご立派な方々の「ファストフードはけしからん」という意見には賛同しない。しかし「肉」と表現するのも躊躇するような成型肉もどきを食べるぐらいなら、同じファストフードでもあと60円足せば、一枚肉を使った似たような味付けのKFCのバーガーが買えるので、どうせ食べるのならそっちの方がいいんではないかなあ、と思った次第である。

ともあれ以前はこの程度のバーガーをこれぐらいの値段でなんの疑問も感じずに受け入れていたものだった。しかし外食の低価格化が進む昨今では、過去の値付けのままでは割高感を覚えてしまうのは当然のことだろう。マクドナルドの洗脳アドバンテージがいつまで効き続けるかは、まったくの未知数だ。


<関連エントリー>8月15日@マクドナルド吉祥寺南口店
posted by kaoruww at 23:59| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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