衆院選に併せ、最高裁裁判官の国民審査も行われる。前エントリーで触れた棄権者が多いということの背景には、一票の格差が大きいということもあるかもしれない。なにしろ都市部の票は田舎に比べ、衆議院で0.5票・参議院では0.2〜0.3票ほどにしかならない。「こんな選挙は無効だ」と訴えても、最高裁は合憲だと認めてしまう。一人一票にならなければ、国民の意思が反映されない歪んだ議会構成になってしまう。日本は今までずっとこういう異常な状態できたわけだ。
今回、新聞に一面広告を出したり、活発に活動している組織がある。
一人一票実現国民会議
別に怪しげな組織というわけではない。発起人・賛同者も左右関係なし。連合・森ビル・櫻井よしこ、なぜか長嶋一茂まで入っている幅広さだ。
ここは民主主義の根幹を歪めた選挙制度を合憲とする裁判官にバツをつけようと主張している。過半数のバツがつけば罷免ということになるが、多くの人は誰にバツをつけていいのかわからないし、実際に罷免までいくことはないだろう。投票の仕方もわかりにくくできている。しかし、「合憲とした裁判官がバツをつけられた割合が明らかに高い」ということになれば、裁判官にかなりのプレッシャーをかけることができるし、それ以上に立法府に選挙制度の見直しを迫ることになる。上記リンクをクリックして、自分の票が何票なのか確認してほしい。
2007年最高裁判決の中で、
「一票の不平等を定める公職選挙法は、憲法に違反せず有効である」
とした裁判官は那須・涌井の2人。審査用紙のサンプルはこちら。右から3番目と6番目だ。私は名前を忘れちゃいそうだったのでメモしていったが、「右から3と6」で覚えておけば楽だった。こっちの投票も大事なことなので、軽く予習をどうぞ。
2009年08月30日
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先週、日経の朝刊に一票の格差の意見広告が載っていましたが、そのまま忘れてしまっていたので、助かりました。