2009年03月08日

枯れ木も伐採されるこんな世の中じゃ……(ポイズン気味に)

なんの気なしにアクセス解析を見てみたら、いつも日曜はアクセスが減るのに今日は激増。なんだなんだ宗教関連か、それとも樽の逆鱗にでも触れたのかと炎上の予感に身を焦がす。リンク元を見てみると2ちゃんではない金鉱株掲示板やそれを転載したブログから来ているようだ。2月21日の増田悦佐というかジパング関連エントリーに集中している。どうやら「ジパング 裏口」(google)あたりの検索で見つけた人が貼ったらしい。

すわ、目に血が入ったジパング信者襲来かと身構えたが、冷静にネタとしてジパングを面白がっている人が多いのか、取り立ててリアクションなし。だったらこちらもノーリアクションで、とも思ったが、あれを書いてから少し動きがあったみたいなのでちょっと書いてみよう。

3月6日に福岡証券取引所の新興市場Q−Boardに上場している会社の子会社になることを発表したとのこと。グリーンシートの岩盤浴屋の次はQ−Boardの住宅リフォーム会社。まるで西川きよしのようである。小さなことからコツコツと。しかし商売はこういう姿勢が大事なのだ。何千億円だかの金鉱脈を支配しているとか言うわりにはコマい案件ばっかりじゃねえかなどと言ってはいけない。小さなことを馬鹿にするようでは成功はおぼつかないのである。しらんけど。

そういえば松藤本との出会いはデビュー作である「脱・金融大恐慌」だった。かんき出版って最近聞かないけど今でもあんのかね。なんだかまたおもしろおじさんが出てきたなあというのが第一印象。93年12月発行だから、ずいぶん古い話である。最初は船井幸雄人脈の人として登場したんだよな。牛がどうとか宮がどうとか。ジパングの筆頭株主の名称がブルパレスだそうで、そのまんまである。変わってないんだなあ。なんだかじじいの昔話みたいですね。やめよう。

私は別に松藤ウォッチャーではないし(別のことのヲチャーだと思われているようだ。ヘンなカテゴリを作るとこうなる)、ジパングのことはよく知らないんだけど、もう松藤氏は本人所有の株を売り出しているらしい。あら。もう撤収なのか。これからが金価格上昇の本番や〜みたいなことを言っているのだから今売り出しちゃいかんだろと思うが、株式発行業としては「これからさらに信用収縮が進むのだから店じまいは当然」ということだろう。こういう「ビジネス」は過剰流動性が発生している時でないとうまくいかない。各新興市場の不思議銘柄も五月雨式に減ってしまった。これからもっと減る。反社会的勢力とつながっているところは論外としても、おもしろ銘柄の存在は「枯れ木も山の賑わい」みたいなところがある。昔の仕手株が担っていた部分が、上場基準の緩和によってこういう形で現れたのだろう。しかし今般のカネ詰まり状況は、それらの銘柄群を一掃するほどの厳しさであるから、そっち方面の好事家の皆さんはきっと寂しい思いをしているにちがいない。いや、私は別にどーでもいいと思ってますけどね、はい。


ともあれ金山開発・岩盤浴屋・住宅リフォームの三題噺をまとめ上げ、一つの作品にするのが落語家の務めというものだ。なんとか芸人魂を発揮して、うまい大団円を迎えていただきたい。なんだこの心の無いまとめは。
posted by kaoruww at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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