旧商工ファンドのSFCGが民事再生法 負債総額3380億円(日経)
外食業界一のブラック企業といったらモンテローザで異論はなかろうが、全産業でということなら「ブラックの中のブラック」、「キング・オブ・ブラック」の名をほしいままにしたSFCG(旧商工ファンド)で決まりだろう。通常ブラック企業というのは従業員を過労死させたりするものだが、ここは顧客を死に至らしめる会社だ。ブラックぶりの格が違う。そして、ついにこの日がやってきた。
しかしすでに大島氏は代表権のない会長に退避済み。準備万端整えて、満を持してのギプアップ宣言である。かなり以前から妙な組織改変などあれやこれやを行ってきていて、逃がすもんはかなり逃がせたものと思われる。すかいらーくから思うさまカネを抜けなくなった横川家が、ヴィア・ホールディングスに船を乗りかえたようなものだ。あーあ。
SFCGに触れた直近のエントリーにリンクしておく。
2008年10月20日
2006年ぐらいまでは業績的にはまあまあだったのかな。上記エントリーに書いてある「ちょっとした個人的なエピソード」っていうのはそんなたいしたことじゃない。大島氏とごく近い関係にあった人とひょんなことから知り合いになり、エグいエピソードを聞いたので笑い話にでもなればな、と思ったのだ。でもまあ潰れてしまったことだし、それはいいか。でもこのまま引き下がる人ではないと思うんだよね。そんなことあるわけない。しばらくしたらまた、なんらかの形で世間を騒がせるのであろう。
とりあえずいま私が気になっているのは、HPで(ある意味)好評連載中の大島氏の自伝マンガが継続されるのかどうかだ。最新号の22話では、奇しくも私がエントリーで書いた慶応大学首席卒業の件が、ものすごく綺麗ごととして描かれている。全号読む価値はさすがにないが、一編ぐらい流し読みしてもいいかもね。
ともかく、亡くなった方たちのご冥福をお祈りします。