月に1度しか書かないblogというのもどうかと思うので連投してみます。
ナンシー関のことを書いたので連想したのだが、
くりぃむしちゅー有田の長州力のものまねは素晴らしい。
なんで連想したかというとナンシーはプロレス好きでお笑い好きで、だからレスラーのものまねをする芸人についての文章も書いているからだ。
人気のあるものまね芸は、ものまねする人のものまねになりがちなこと、特に馬場と猪木のものまねにその傾向が強い事、そういった記号的なものまねを脱し独自のスタイルを打ち出した関根勤と春一番はこの芸だけでも演芸史に残ると絶賛している。
有田のものまねは、新日本プロレスがUインターと対抗戦をした時の試合後のインタビューに長州が答えるというものである。
周りの人に「試合中キレてませんでしたか?って聞いてください」と頼み、振られると、
「キレてないですよ、キレてないですよ
俺をキレさせたらね、たいしたもんですよ
キレてないですよ、ええ、キレてないですよ」
とえんえんキレてないを連発するのである。
しつこく繰り返していくうちにどうしようもなくおかしくなってくる、というタイプの芸である。
長州のインタビューは何を言ってるのか分かりにくいことで一部では知られている。
まず、滑舌が異常に悪い。
主語が無くなった状態でずっと話をしているので、何について話しているのかわからなくなる。
直接的なことを言わず婉曲な表現をするから、何を言いたいのか慮らなければならないが、それもなんだかよく分からない。
雑誌のインタビューを読むと、インタビュー起こしや意味の通る文章にする為のライターの苦労が伝わってくる。
プロレスラーはボディランゲージのプロだから神無月のように入場シーンや試合中の動きのまねをしやすいのはわかる。
こういうレスラーのしゃべりのものまねをしようということ自体がまずチャレンジである。
それを元ネタのわからない人にまで面白いと感じさせるようなネタを創って提示してみせるのだから立派だ。
同じく他の人がやらないものまねで高田延彦もおもしろいのだが、こちらはむしろ「あー、こりゃほんとに似てるなー」とか「よく高田なんかのまねしようと思ったよなー」等の感心する気持ちの方が強い。
長州の方は繰り返しの効果もあってただただバカバカしくおもしろい。
今後は「なんかについてしゃべってるのはわかるが、何についてしゃべっているのかさっぱりわからないインタビュー」なんてのに発展したら面白そうだが。
2004年04月19日
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