2009年01月05日

でははじめます

4日夜にNHK教育で放送された、ETV特集「吉本隆明 語る 〜沈黙から芸術まで〜」を見た。80年代の終わり頃だったか埴谷吉本論争のまとめみたいなのを読んで「なんでこのおじいさんたちこんなに怒ってんの」と思い、ああこれは自分には関係ない世界なんだな、と思ったっきり吉本隆明とは縁がなかった。そして番組を見終え、「ある時代の教祖」ってどうやって終わっていくべきなんだろうか、みたいなことを考えていた。

年が明けたのにまだ何も書いていない。ならば今年は「終わる話」から始めてみようか、どうせパッとしない年なんだしさ、なんて思っていたのである。しかし、そんなことを考えたままネットをウロウロしている最中に、パーリスBravo!でGIRL NEXT DOORのアルバム評を読んでしまったわけだ。

私は反省した。「実のところ大して興味もないことを、それらしい口吻で語ってみせるような真似をするべきじゃない」と。興味があることじゃなきゃつまらんじゃないか、と。そんな文章は誰にとっても無意味なのである。

パーリスさんの名文を見よ。正直私のJポップ知識ではなにがなんやらわからないことだらけだが、この熱さはすごい。備忘録についてはともかく、そうでない文章は興味のあることだけ書こう、と新年に改めて自戒した次第である。

あと今年は去年よりもう少しガネスドを温かい目で見ようと思う。更新はもちろん今までどおり不定期だ。
posted by kaoruww at 07:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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