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バイト給与額、親の控除対象内に…サイゼリヤ店長改ざん(読売)
もはやサイゼリヤ関連のことしか書く気がないと言われてもしかたのない当ブログ。いつもならスルーする程度のどうでもいいニュースなのだが、ちょっと不思議だったので。
ファミリーレストランチェーン「サイゼリヤ」(本社・埼玉県吉川市)の複数店舗で、アルバイト店員らが親の扶養対象などから外れないようにするため、別の店員に給与を払ったように装い、給与収入が年間103万円を超えないように工作していたことがわかった。人手が足りなかったから学生が扶養から外れずに働けるようにした、と。しかしこういうのってどこから明るみに出るのだろうか。このアルバイト学生からであるはずもなし、店長でももちろんない。協力した休職中の店員が会社に含むところがあったとか、経理に関わった者の告発とかか。
同社は「店長の独断だった」としているが、6年間で少なくとも7人に対して同様の不正があり、全国約770店舗の実態調査を始めた。
いずれにせよこのタイミングでこんな細かい話まで出てくると、いろいろ深読みしたくもなる。組織的にやっていたという展開に持っていき経営陣への責任追及、できれば現経営陣外しをしたい人たちでもいるのかなあ、とか。株価は今10%以上上げているが、なんかおもちゃにされているような。(3ヶ月チャート)
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すかいらーく再建のメド立たず、野村プリンシパル泥沼へ(読売)
というタイトルにしたほうがいいんじゃね、という内容の記事。勝手にタイトルを捏造してみた。追加出資により野村プリンシパルの出資比率は6割から8割へ上昇する。今回の出資分は銀行からの協力を維持するため借金返済にまわすというのだが、当然↓こうなる。
他社との交渉が不調だったのは、9月に作成した再建計画が評価されなかったためだ。サントリーは、「資金を新規出店や店舗改装などに回さないと意味がない」と出資要請を拒否した。大手商社は再建の見通しが厳しいとみて、出資額を巡り、野村PFと折り合わなかったとされる。私はドラゴンボールを知らない人間なんだけど、「これからが本当の地獄だ…」(AA略)と言わざるをえない。
野村ホールディングスの資本増強の記事が出たけど、そんなことしながらこんな泥舟に1400億も突っ込んでどーするんでしょうかね。企業は手を出さないし、どこかの新興市場に無理やり再上場しても投資家だって相手にしないし。怖ろしい話である。
<追記>野村、劣後調達で最大4100億円 個人向け3000億円(日経)