2008年10月29日

中間地点

今朝4時からの日本テレビ「おはよん」を見て驚いた。きのうは日経平均が5営業日ぶりに上昇し、しかも6.41%の大幅高だったにもかかわらず、トップニュースのタイトルが「株価下げ止まらず」だったからだ。おとといの再放送でも見ているのかと目を疑った。一瞬7000円を割ったことを指しているらしいのだが、終値にはちょっとしか触れずに下げが止まらない止まらないばっかり言っているのだ。これはどの部分に焦点を当てるかという解釈の違いなんてものではなく、単に嘘だろう。実際は大幅高だったわけだから。東スポじゃあるまいし、堂々と嘘ニュースを流してどうするのだ。こんなのはじめて見た。テレビの報道はここまでデタラメになってるのか。

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でまあ、はっきり流れが変わったと思ったのは、円が5%ぐらい下がったことと、なにより商品相場が上がったこと。ずっと下がりっぱなしだった銅とか。これからもいろいろ混乱はあるが、このあたりがターニングポイントだろう。去年の8月9日にBNPパリバが「サブプライムローンの相場が壊れたので保有する資産の価値を算出できなくなった」とぶっちゃけて、傘下のファンドを閉鎖したのが大混乱のはじまりだった。今が中間地点として、あと1年2ヶ月ぐらいはすったもんだするのだろう。来年いっぱいはこんな調子で、いいニュースは2010年に入ってからか。よろしいんじゃないでしょうか。

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独VW株が急騰=時価総額で瞬間世界一に(時事)

これ自体は冗談みたいなニュースだからいいとしても、ポルシェがVWへの出資比率引き上げというニュースはもっと注目されていい。

独ポルシェ、独VWへの出資比率を来年75%超に拡大へ(ロイター)

付加価値の高い製品を作っている企業が圧倒的に大きい普及品メーカーを支配するという形に、日本企業の進む方向性が見えるのではなかろうか。
posted by kaoruww at 12:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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