2008年10月16日

七瀬ふたたび

いつからか、テレビの連続ドラマをまったく見なくなった。

週に一度決まった時間に放送するという連ドラのフォーマット自体が生活サイクルに合わない。録画してまとめて見ればいいようなものだが、録画をすると「そのうち見よう」と思っているうちに、そのままほったらかしにしてしまう。そして結局興味をなくして消去する。そんなことを繰り返していたら、録画自体をしなくなった。また、ふと思い立って録画したものを見たら、あまりにしょうもない代物で腹が立ったということが続いたという理由もある。レンタルビデオ屋の広大な棚を占拠する海外ドラマは、可処分所得のある大人たちが現在の日本のドラマをどう思っているかを表しているのだろう。


先週の木曜からNHKで、筒井康隆の七瀬三部作の第二作目「七瀬ふたたび」を原作とするドラマが始まった。このドラマに興味を持ったのは、笠浦友愛が1・2・3話目の演出を担当するからだ。初回を見て、とりあえず3話目までは見ることに決めた。

七瀬ふたたび(NHK)
笠浦友愛(Wikipedia)

事件が湾岸で起きるところや音楽に、「熱の島で〜ヒートアイランド東京」(Wikipediaの記述は間違い)との共通点があり、懐かしかった。Wikipediaの笠浦の項を読んで、意外に若いことに驚いた。97年のこのドラマを見た時点で、すごくキャリアのある演出家だと思い込んでいたからだ。この作品を演出した時の笠浦は、今の私よりも若かったらしい。ショックだ。なんだか途方に暮れる。

以前この「熱の島で」について少し触れたことがある。その時に「評価の高い作品ぐらいDVD化して売れや」とか、NHKの商売っ気のなさに文句をつけたのだが、受信料の引き下げが決まったというニュースもあったことだし、これは本当に検討してもらいたいものだ。受信料で制作されたものなのだから、タダで、さらにはネットで公開されるのが一番ありがたいけれども。笠浦作品は見逃した後に気づくことばかりで、実は「熱の島で」しか見ていない。手元にある録画したビデオを元にレビューを書いてみたい気もするのだが、誰も見られない作品を語ってもなんだか張り合いがない。傑作なんだけど。

そういうわけで、まだ「七瀬ふたたび」は始まったばかりだし、今夜8時からの笠浦演出作品を見てみるのもいいのではないかということで。あと七瀬を追う刑事役で、前回の大河ドラマ「風林火山」で武田信玄を演じた市川亀治郎が出ている。風林火山がテレビドラマ初出演だったらしい。つまり歌舞伎→時代劇→初の現代劇にチャレンジ中というわけで、芝居がものすごく大きくて一人だけコントみたいになっている。そこらへんも注目だ。
posted by kaoruww at 12:32| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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