2008年10月11日

怒涛の一週間終了

いちおう金曜のまとめ。

東証パニック売り 1週間で時価総額の2割消える(東京)

 東京市場はこの日午後も売り注文がやまず、平均株価の終値は前日比881円06銭安の8276円43銭と、2003年5月26日以来、約5年4カ月ぶりの安値を付けた。

 下落率は9・62%と、8日に記録したばかりの9・38%を超え、過去3番目。1週間に2度も歴史的な暴落が起こる異常な事態となり、世界同時不況入りの懸念は一段と高まった。
いや大変な一週間でしたな。ブラックマンデーの時は一日でドーンと下げたけれど、今回は1週間かけてブラックマンデーの下落率を超えた。めったに経験できないことなのでまばたきするのももったいない。勉強になります。こういうと怒る人がいるんだろうけど、本当におもしろい。ワクワクしているのはここのところ当ブログにしては異常に更新頻度が高いことからも自覚しています。「この世の終わり」みたいなことを言い出す人もいてますますおもしろい。終わってくれたらいろんなことにカタがついてありがたいんだけど。でも終わらないんだよねえ。残念ながら。

ヨーロッパ主要市場も8とか7%の下げ。すでに細かい数字をあげるのがめんどくさくなっている。そして金曜の最後を飾るアメリカ市場は現在日本時間の午前3時過ぎで、ダウが-400ぐらい。もう200下げると8000割れといったところ。さっきから100ポイントぐらいは瞬時に動いているので、終値がどれぐらいのなるのか見当もつかない。しかし安くなってももはやなんの驚きもなく、完全に下げに麻痺している。

さて、問題のCME日経225は現在7700円あたりで、バブル崩壊後の最安値7607円(2003年4月28日)に絶賛アタック中。ただ、週明け火曜日の東京がどうなるかは週末のG7次第だ。もっとも、月曜の夜にはヨーロッパが開くので、その時に市場がG7にどう反応するかがわかる。それなりに思い切ったバズーカ砲(見せ金ともいう)を発表するんじゃないかと思うが。

ともかく今後何十年も「あの時は……」と語り草になる金融恐慌なのは間違いないし、実体経済を引きずり込む正真正銘の恐慌になるかどうかの瀬戸際にあるのも事実。実際状況はかなりシリアスなのだ。ただ、何百年に一度の富士山の噴火にたまたま巻き込まれることを「なんて運が悪いんだ」と感じる人と「珍しい経験ができたなあ」と思う人がいるわけで、これはどちらが正しいというものでもない。単に性格が違うというだけのことだ。「いろんな人がいて世の中回っている」ということなんだろう。

さて、ようやく1週間が終わった。これから下げ相場を見ながら酒を呑むことにする。いや別に屈折してるわけではなくて、本当に興味深いもんだから以下略。おやすみなさい。
posted by kaoruww at 03:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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