2008年10月07日

アイスランド政府破産の危機、そして大物次官また挫折

金融危機 アイスランド政府、全銀行を管理下へ(朝日)

これ、ものすごい内容なのだが。

 【ロンドン=大野博人】アイスランド議会は6日深夜、同国の全銀行を政府管理下に置く法案を可決した。軒並み経営危機に陥った金融機関の緊急救済策だが、グローバル化で同国の金融機関は急速に肥大している。国が支えきれるか、懸念も強い。

 レイキャビクからの報道によると、この立法措置で政府は銀行を事実上国有化し、役員を更迭したり合併させたりできる。また、銀行の持つ住宅ローンも公的機関が引き取る。

 同国の通貨は米金融危機の始まりから対ユーロで4割以上も下落。このためカウプシング、ランズバンキなどの主要行が次々と破綻(はたん)の危機に直面している。

 この日、ハーデ首相は議会での審議前に異例のテレビ演説を行い、「国家破産の危機にある」「米国の場合、銀行救済策は巨額でも国民総生産(GNP)の5%弱。だが、わが国の銀行の経済的重みはGNPの数倍になる」などと悲痛な調子で国民に理解と覚悟を求めた。
で、私がしつこくいじってきた、もとい批判してきた円キャリー取引で、金利が高いからってアイスランドの通貨を買えと勧めていた業者がたくさんある。つい最近まで金利が15.5%だったらしい。アイスランドの通貨単位なんて知ってる?私は知らなかった。投資が自己責任なのは確かだが、これはいくらなんでも勧めるほうも悪い。 


さらに。これまた繰り返しいじってきたくりっく365が、10月27日からトルコリラだのポーランドズロチだのを扱うようになるんだと。正気か。公設取引所がなにやってんだ。

取引所為替証拠金取引に係る新規上場通貨の証拠金基準額及び注文受付価格等の設定について(東京金融取引所)

まだ中止のリリースは出していないらしい。さっさと出せばいいのに。小沢一郎・斎藤次郎の国民福祉税導入失敗コンビは大事なところでタイミングが悪い。呪われているのだろうか。
posted by kaoruww at 18:12| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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