2012年01月29日

サブウェイで「菜彩鶏のモーレソース」を食べてきた

サブウェイが1月26日〜2月14日までバレンタインキャンペーンとして「菜彩鶏のモーレソース」という商品を出している。菜彩鶏のモーレソース公式画像.jpg
モーレソースとは、メキシコ料理に使われているカカオの入ったスパイスかおるコクのあるソースです。コクと濃厚感のあるカカオをベースに、シナモン・クミン・唐辛子などのスパイスでアクセントを加え、トマトペーストの酸味で全体を引き締めました。すりゴマが食感のアクセントになっています。
チョコレートと言っても甘くないスパイシーな大人の味。今まで体験したことのない独特なソース。くせになる味です。
との商品説明。
 
「またメキシカンに挑戦する無謀な外食企業が現れてしまった……」
うれしい気持ちと暗い予感が交錯する。横着をして以前書いたエントリから引用。

なにしろチェーンストアというのはアメリカが本場であるから、関係者は常にアメリカのトレンドに注目している。そしてアメリカのファストフードを日本に持ってくるとほとんど定着しているという経験がある。こうなると誰だって「アメリカであんなに人気のあるメキシカンフードなら日本でも必ずビッグビジネスになる」と思うのは当然だろう。実際、日本でもいろんな会社が頑張ったのだ。ロイヤルが経営するシズラーでタコスを扱ったこともあった。でも人気が出ない。セブンイレブンではもう20年程前からブリトーを売っている。でもやっぱり人気が出ない。いつもサンドイッチの近くで寂しそうにしているが、ほとんど意地になって売り続けている。

今でも外食関係者には「いつかアメリカみたいに日本でもメキシカンフードはモノになるはずだ」という信仰にも似た見通しを持つ人がいるのだが、そういう人は東ハトの暴君ハバネロがヒットすると喜んだりする。「日本のメキシカンフードの夜明けだ!」とばかりに。でもやっぱりタコスもブリトーもナチョスも一般に普及するには至らない。
 
私はメキシカンが好きなのだが、日本では全くのマイナー料理だ。タコスなんか簡単なものだし、わざわざメキシコ料理店に行かなくても気軽に食べられたらいいのにと思う。でもファストフードとしてのメキシカンが日本で普及することはもう諦めている。理由を考察しても結局のところわからないし、わかったところで大手企業がことごとく失敗している歴史を見れば「どうやら日本では少数の店が成り立つ程度の市場から伸びることはなく、メジャーになることはない」と結論づけざるをえない。文句言わずにおとなしくカルディでディップでも買ってきて自分ちで食えということなんだろう、と理解するに至った。サイゼリヤが事実上タコスのファストフード化を断念したことも、期待していただけに心が折れた大きな理由である。

この商品の発売を知った時も「どうせ売れないのに…」と遠い目をしていた。だが日本サブウェイの社長はサントリーが海外に展開するレストランの経営のため、メキシコやスペインに駐在経験があることを思い出した。そうか、ここにもまだメキシカンに可能性を見出す外食関係者がいたのだ。うれしいことである。及ばずながら加勢しましょうということで、行ってきた。

菜彩鶏のモーレソース


例によってクリックすると無駄に大きくなります。
いきなり文句を言うが、菜彩鶏というネーミングがよくない。慣れない物を注文させる時に「な…?さい…?あや…いいや…別のにしよう……」と思わせてはいけない。店頭にこの鶏肉に関する特徴が掲示してあるわけでもなく、要は客に発音させる必要がない。普通に「ハーブチキンのモーレソース」かなんかにしておけばいいのに(正しくはさいさいどり。肉のうんちくは結局不明)。それはともかくお味は中々けっこう。カカオソースのコクにチリの辛味が軽めに潜んでいる。スパイシーな風味があるがキツくはなく、苦味もない。カカオを甘いチョコレートとしてしか食べたことのない人でも違和感なく食べられるのではないか。

海外のファストフードはまずはファッションフード、つまり流行りものとして日本にやってきた。1971年7月、マクドナルドが銀座三越に開店し歩行者天国で歩きながら食べることが話題になった時からそれは始まった。新しいスタイル・大袈裟にいえば新しい文明との出会いが賛否両論を巻き起こし、それがムーブメントとなりある時代の象徴になっていった。

しかし日本マクドナルド社長藤田田(デンと発音してください)は市場拡大のため、たまにしか食べないファッションフードから日常食路線に舵を切る。盛り場から生活道路への出店、和風味の導入(テリヤキソース・竜田揚げを応用したチキンタツタ)・低価格化と相次ぐ施策により、マクドナルドは狙い通りに日本人の生活に溶けこむことに成功した。だが日常性の強調は、外食することにともなう小さな期待や浮立つ気持ちを消していく過程でもあった。その行き着く先が現在の殺伐としたマクドナルドの店内環境だと言っても、決して言いすぎではないだろう。

この「菜彩鶏のモーレソース」は、日本ではメキシカンが売れないというジンクスどおり、やっぱり売れないだろう。でも、チェーンストアには新たな味・スタイルに挑戦してほしい。マスコミと組んで珍奇な流行を作り、一儲けしたから3年で撤収するような自称起業家の店など文字通りの羊頭狗肉であり、そんなものはどうでもいい。全国津々浦々に新しい食の体験を提案することができるチェーンストアだからこそ、諦めないでほしいのだ。この商品が失敗しても、ほとぼりがさめた頃にまたメキシカンに再挑戦することを期待している。


<関連エントリ>サブウェイが世界最大の飲食店チェーンになったはいいが、日本では債務超過な件
posted by kaoruww at 04:40| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

「全力!アイドル 冬のオールスタースペシャル」オンエアリスト

2011年末にアイドルPV番組で流れたオンエアリストです。5年ぐらいしたら「こういう人たちいたよなあ」と懐かしむ予定です。100%個人的な検索用メモなのでスルーしてください。


M-ON! 全力!アイドル 冬のオールスタースペシャル  2011/12/26(月)19:00〜21:00 
2011年4月にスタートした女性アイドル満載のビデオクリッププログラム「全力!アイドル」。

ご好評いただいた秋のスペシャルに続き、年末スペシャルを2時間のロングボリュームでお届け!
AKB48、ハロー!プロジェクトからももクロまで、2011年の女性アイドルシーンをこの番組で総まとめ! 


オキドキ -Edit ver.-  SKE48
少女飛行  ぱすぽ☆
Sweet Jewel  Fairies
ベリシュビッッ  さくら学院
ブスにならない哲学  ハロー!プロジェクト モベキマス
Dear J  板野友美
女子力←パラダイス  SUPER☆GiRLS
Z伝説〜終わりなき革命〜  ももいろクローバーZ
HIGH POWERED  スフィア
Flower  前田敦子
この地球の平和を本気で願ってるんだよ!  モーニング娘。
Limited addiction  東京女子流
希望山脈  渡り廊下走り隊7
オーマイガー!  NMB48
タチアガール  スマイレージ
最初のメール  フレンチ・キス
ペラペラペラオ  Not yet
チクタク☆2NITE  9nine
Answer  ノースリーブス
Don't think. Feel !!!  アイドリング!!!
甘酸っぱい春にサクラサク  Berryz工房×℃-ute
上からマリコ  AKB48
posted by kaoruww at 04:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月05日

リンガーハット期待の女性向けちゃんぽん店「リンガール東京」、半年でひっそり閉店

リンガーハットが女性向け新業態を開発、1号店の池袋サンシャインシティアルタ店を開店したのは2011年6月2日のこと。

リンガーハットの女性向け新業態ちゃんぽん店 「リンガール 東京」(リンガーハット公式・魚拓)
「リンガール 東京」は、飲食業界に女性向け麺類専門店が少ないことを受け、働く女性が1人でも気軽に入れることを目指したお店です。(略)今回の新業態では「ステキがおいしい」をコンセプトに、女性を意識したメニューや店舗デザインを導入しました。メインメニューの「ちゃんPon」と「Saraうどん」はそれぞれ麺を選ぶことができ、「ちゃんPon」は3パターンの麺を選ぶことでカロリーがコントロールできます。内外装もホワイトと木目を基調にしたナチュラルなやすらぐ空間とし、女性のお客様の居心地の良い作りになっております。将来的には100店舗の出店を目指します。
 ところが12月17日あっさり閉店。23日に「リンガーハット 池袋サンシャインシティアルタ店」として再オープンした。魚拓に保存できてよかった。この魚拓の一番下にある「リンガール東京のホームページはこちら」というリンクをクリックしても、www.rin-girl.jpにはつながらず、404 File not foundになる。公式のニュース一覧にはまだリンガール関連のニュースが残っているが、唯一の店舗がなくなり公式HPにつながらないということは、女性向けちゃんぽんプロジェクトが消滅したということだろうか?スタートは華々しくてもおしまいのリリースは出さず、しれっとすっとぼけるケースは少なくない。

サンシャインシティアルタの飲食街には、喜多方ラーメン坂内、丸亀製麺、洋麺屋五右衛門、マクドナルドあたりが入っていて、学生やサラリーマン向けの店舗編集になっている。イタトマカフェが一応女性向けか。しかしリンガールほど「女性向け」に最適化してしまうと、男性客はまず来ない。カップルの場合でも男が嫌がり一緒に入りやすい店に流れてしまう。女性だらけの非日常空間・原宿あたりならなんとかなる可能性はあったのだろうか。いずれにせよ「100店舗の出店」というのは大風呂敷にもほどがあると思う。
11年05月13日の私のツイート
リンガーハット、女性向け業態「リンガール 東京」開店 http://j.mp/my5dhz リンガール…ちゃんPon…Saraうどん……なぜ女性向け業態というのは女を小馬鹿にしたようなものばかりなのか…?
「女はこういうもの喜ぶんでしょ」というマーケティングをすると、男性が来ないのは当然だが女性にまで相手にされないという残念な話であった。ところでリンガール東京という業態自体を捨てたのかどうかは結局分からずじまいだった。気になる。潰したのか継続するのか、リリースを出してほしいのだが……
posted by kaoruww at 15:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする