2007年07月30日

中毒者の論法

『「タバコは百害あって一利なし」のウソ』 武田良夫著(評:速水健朗)〜禁煙は、国策であるべきか?(日経ビジネスオンライン)

タバコの害については疫学的結論は既に出ていて神学論争ではないのだが、それでも異論を唱える論文を中毒者達が心のよりどころにしているという現実がある。自分のことを「中毒である」と認めてしまえば楽なのだが、頑としてそうしない。真実から目を背けるところが大人として恥ずかしく、ドラッグを嗜む者として覚悟がない。まわりの人は強制的に煙を吸わされる実害のみならず、そういう大人としてのダメさを軽蔑しているふしがある。しかし中毒者は当該ドラッグに関する認知が歪んでしまっているために、決してそのことに気づきはしない。

この書評を読んで興味深いところが1点あった。国家が個人の楽しみに口を挟むのはパターナリズムだと批判しているのだという。

タバコ中毒の人達の嫌煙者に対する罵倒の代表が「アメリカの運動にかぶれやがって」というものだった。今でもそう言いたがる人は多い。しかし航空会社や空港のタバコに関する扱いを見ても明らかなように、分煙は全世界的な傾向だ。全世界の街角でとまでは言わないが、少なくとも先進国ではそうなっている。だから嫌煙者を「アメリカかぶれ」と罵ることが難しくなったのだろう、その結果出てきたのがこの「分煙は管理社会化運動だ」という論法ということのようだ。なるほど。いろいろ考えるものだと感心する。

私も酒というドラッグを日常的に摂取するから分かるのだが、このように中毒者というのは問題を自分のことではなく、一般的かつ大きな問題にすりかえたがる傾向がある。問題はアメリカでもパターナリズムでもなく、自分が誰かの目の前で吐き出している煙なのだ、ということを考えたくない。考えると分煙という不自由を受け入れざるを得なくなるからだ。

中毒の何が恐ろしいかといって、ふだん十分常識的で、大抵のことにまともな判断をする人でも、その中毒になっている薬物に関しては突然わけの分からないことを言い出すことだ。しかもそれについて話すときは形相まで変わってしまう。薬物の怖さとは認知を歪ませ、その結果人格までも歪めてしまうことなのだ。たとえドラッグの種類は違っても、ごく軽いものであっても、依存ぎみなのは私も同じだ。おかしな人にならないように、十分気をつけたいと思う。
posted by かおる at 16:26| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

小泉氏の呪いはまだ解けていない

さきほどNHKで自民党が30議席台になることが確定したと報道された。全議席確定していないが、とりあえず。

秋の臨時国会でいきなり行き詰まれば年内に、そうでなくても1年以内に総選挙が行われることになるだろう。この惨敗でも安倍総理は続投を明言した。なんとしても自分の手で総選挙をやる覚悟を固めたようだ。政権選択選挙は総選挙なのだからそれはよい。ただ、これまでは自民党が大勝した直後の総選挙は自民が大敗している。国民が「勝たせすぎてしまった」と反省するからだ。「郵政民営化だけを争点とする選挙」という目くらましにより大勝利をおさめた小泉氏のケンカ上手ぶりはまさに天才的だったが、それは次の総選挙の敗北を約束したともいえる。また、比例代表制がある限りいくつかの小政党は残るものの、公明党を含めた第3党以下の退潮は、本格的な2大政党時代がゆっくりとではあっても確実に近づいていることを感じさせる。

これからどういう道筋で自民・民主のそれぞれの左派・右派が分裂し、ねじれを解消するのか。これが小沢一郎最後の大仕事ということになるのだろう。
posted by かおる at 23:54| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

そういや投票行ってきた

投票を棄権するということを、その是非は云々せず影響のみに限定して考えると、機械的加算効果があるよということになる。投票結果全体と同じ分だけ自分の票が割りふられるということだ。わかりやすく比例で考えると、今回の選挙は民主に0.4票、自民に0.3票、公明に0.1票、社民と共産に0.05票づつといった感じか。

で、今回ばかりは棄権するかどうか迷ったのだが、いくらなんでも自分の票がほんの少しではあっても某党や某々党に行ってしまうのは耐えがたく、やっぱり行くことにした。というか24日の火曜日に期日前投票に行ってきたのだが書きそびれた。別に報告する必要はないけども。

迷ったまま役所へ行き、すいた投票所で鉛筆を持ったまま延々と悩んでいたので、監視の人からなにやってんだと思われたかもしれない。結局これまでの自分からすると非常にイレギュラーな選択をしてしまった。まあいろいろ過渡期だし、と誰にともなく言い訳したい気分である。


で、投票を権利ではなく義務だと思い込んでいる人が結構いるようだが、あれはなんなんだろうか。誰でも小学校の社会科で習ったはずだが。権利というのは行使するのも放棄するのも100%当人の自由意志によるものなのは言うまでもない。はてブで「最初から行く気がないのは人間のクズだ」とか言ってる手合いもいるし。たかだか投票に行くぐらいのことでこんなに人を悪しざまに罵れる精神状態が不思議だ。気持ちの悪い話である。

自分の意思を表明しない人間の扱いが後回しにされるのはごく当たり前のことで、だから棄権する人は不利な立場に置かれることが多いというだけのことだ。せいぜい言っても「自業自得」程度のことであって、倫理面から責められるような事ではまるでない。棄権という行動自体が一つの意思表示であるという考え方もあるにはあるのだし。私自身は冒頭に書いたとおりそういう考え方はしていないし、そんなもの意思表示でもなんでもなく単なる現状追認でしかないと思っているが、それは「人によって考え方はいろいろだね」と思う程度だ。

逆に「自分が投票したからって大勢に影響を与えるわけじゃないし」という理由で棄権する人がいるが、それは裏を返せば「政府が自分の思い通りになるなら投票する」ということになる。これは「絶対王政を敷いた国の王様になりたい」とか「ヒトラーや金正日になりたい」と言ってるのと大して変わらないから、民主主義国家では頭のおかしい人として扱われかねない。だからあんまり人前では言わない方がいいと思うであります。
posted by かおる at 13:41| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

究極的には地デジの投票システムで決めたらどうすか

またしてもTOBがらみの話でなんなんですが。

ブルドックソースと東スポ(isologue)

東京高裁でブルドックソースの買収防衛策に関する決定を出した裁判長は、その昔、『東スポの記事なんて誰も信じないから、名誉毀損の損害は発生しない』、という判決を出したことがある。

(80へえ)
まーじでーすかー!?

司法試験のために人格を損ねるほど勉強漬けとなり、どう考えても異常な判決を出すことが珍しくない日本の裁判官。世間知らずの代表として笑いものになることもしばしばである。なのにこの「東スポ裁判」の判決の真っ当さはなんだ、これぞ日本裁判史に残る名判決、と高く評価していた。結局高裁でひっくり返されたことはこの記事で初めて知ったが、それはまた別の話だ。

で、その東スポ判決を出した裁判官がブルドックソースの裁判で、株主の平等原則をまったく無視した、世界初とも言われる「被買収企業による買収防衛策」を認めたと。んんーー。

これはあれだ、この裁判官の判断が真っ当というより、日本人の集合無意識をするどく感知しそのまま判決にしてしまう稀有な感覚の持ち主と考えた方がよろしいのではないか?

日本でこれから採用される陪審員制度は、アメリカのように全員一致でなく多数決が基本だという。となると、論理の一貫性より「なんとなく気に食わない」みたいな感情を屁理屈で糊塗したこの手の判決が普通になるということだろうか。

なんだかワクワクしてきました。
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2007年07月24日

TOCへの敵対的TOBが不成立ですって

テーオーシーへの敵対的TOB不成立・ダヴィンチが発表(日経)

ぐわー。TOBに応じたのは発行済み株式の34.6%で、ダヴィンチ保有分と合わせて40%程だから過半数を取れず失敗と。大谷家側はホテルニューオータニ名義で市場でコソコソ買うぐらいなことしかしてなかったのだが。敵対的TOBに対しカウンターオファーも出さないような所が防衛に成功してしまうというのはなんなの。

ダヴィンチの買い付け価格が1308円。昨日23日の終値が1255円。市場で買ってダヴィンチに売れば短期間に4.23%は確実に儲かったわけだが、日本市場にはサヤ取り屋は少ないということだろう。私にしても見てるだけだったけど。

ダヴィンチはもう一回やり直すかな。あと一息なのでがんばっていただきたい。
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2007年07月23日

だから星製薬はどうなる(しつこい)

ダヴィンチ、テーオーシーへの敵対的TOBが23日に期限(日経)

どうも日本初の敵対的TOB成立の公算が高いようだ。
「情報を発信すると情報が集まってくる」などというが、このblogをやっていることで事前にTOCの非公開化に興味を持っている人がいるらしいことを察知できたのは面白かった。

結局大谷家は手をこまねいて見ているだけだった。今のトップは三代目にあたるのかな。過去の遺産で食ってるだけだとこうなるわけですね。あと妙な宗教にハマったりすると。今ではホテル御三家なんて誰も言わなくなってしまったけど、ホテルニューオータニの外壁のボロボロぶりはひどいよ。五反田TOCよりもボロいかもしれない。

こういう連中に一方的にうまい汁を吸わせず、公の市場で勝負して株主が報われるなら結構な話だ。このTOBが成功すれば日本の資本市場も多少風通しが良くなったと言えるだろう。
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2007年07月21日

中田氏ビデオの元ネタが23年前の作品というのはちょっと古すぎないかの件

中田英寿氏が投票呼びかけ・動画共有サイトでメッセージ(日経)

 サッカー元日本代表で昨年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会を最後に現役引退した中田英寿さん(30)が、参院選の投票を呼びかけるメッセージ映像をつくり、18日夜からインターネットの動画共有サイト「ユーチューブ」で公開した。渋谷、有楽町など東京都内4カ所の大型ビジョンでも20日から放映する。

 映像は30秒間。中田さんの目と口をふさいでいる手が一つずつ取り除かれる間に消えていく森や地域紛争、大気汚染、貧困、過密する都市などの光景が映し出され、最後に青い地球を見つめる中田さんが登場する。

 投票を呼び掛ける「私たちにも出来ることがあります。7・29 Take Action!」という文字が現れる。「地球の未来を選択しようというメッセージを込めている」という。

村上龍「愛と幻想のファシズム」より
未熟児の絵を全て買い取ったゼロはコンピューターグラフィックスの専門家と契約し、ビデオ作品「狩猟人」製作に取りかかった。
そんなに多く売れなくてもいい、大切なのは質だ、そうゼロは考えていた。これは俺達のプロモーションビデオだ、ナチスで言えばマイン・カンプだ、いつか俺達が強大になって歴史に登場する時に誰もがその水準を認めるものでなくてはいけない……。
ビデオは三ヵ月かかって完成した。全体で11分の作品だ。
広大なアフリカサバンナの夜明けと俺のクローズアップ、二つのオーバーラップで始まる。(略)アップになった俺は目を閉じる、未熟児が描く目の裏側の世界が始まる。
 



龍先生と中田氏の次回作にご期待下さい!


posted by かおる at 17:39| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヨドバシ吉祥寺店に行ってきた

昨日は昼過ぎに起きて吉祥寺へ。混んでいるだろうからと今まで避けてきたヨドバシ吉祥寺に初入店。平日の17時前だとさすがにすいていた。まず上からということでレストランフロアへ。心配になるほどガラガラ。暇な時間とはいえ大丈夫か。店舗のメンツもなんか地味というか。ちゃんこダイニング若ってオーナーがどうとかいう話がなかったっけ。それはともかく夏場に商売になるんだろうか。

ユニクロの大型バージョンに初めて入ったのだが、ここもガラーンとしていた。広さをもてあましているような印象。吉祥寺駅の改札を出たらいきなり店の中というロンロン店にも行ってみたのだが、狭いこともあってお客が密集した感じがあり、活気があった。こんな至近距離にある2つの店をこれからも維持していくのだろうか。あとヨドバシのユニクロにはHotels Homesのコーナーがあり、これも初めて見た。この分野は伸びるかもしれない。今はまだ商品数が少なくてあまり選べないのだが、単独で店舗展開できるぐらいラインナップを充実させたら、柱の一つになりそうな感じはした。

そこから下のヨドバシは特筆すべきことなし。普通のヨドバシである。1階のパソコン売り場でやけにイーアクセスががんばっていたのが印象に残った。

ともかく、以前の近鉄百貨店よりも、三越と大塚家具よりも、こっちの方がいいに決まっている。レストラン街を何とかしてくれると助かる。
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2007年07月20日

無意識のおそろしさについて

たった今マックグリドルという、バンズ部分がホットケーキになったハンバーガーを食べた。ソーセージと目玉焼きとチーズを、2枚のホットケーキではさんである。これだ。見るからにちょっとどうかと思う食べ物だが、昨日の夕方からロクなものを食べていなくて、しかも酒も呑まずに働き詰めだったために、疲労で判断力が鈍っていたのだろう、うっかり注文してしまった。さらに悪いことに極端に腹が減っていたためか、またしてもうっかり「ちょっとおいしいかも」などと思ってしまい、今とても忸怩たる思いである。朝っぱらから油甘物を好んで食べるなんて、体質がアメリカンになっているのではないのかと、自分自身が不安だ。

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「自分自身が不安」で思い出したが、先日夢を見た。いや、他人の見た夢の話ぐらいつまらないものはないということは知っているが、まあ待ってほしい。これが見たこともないようなすさまじい悪夢だったのである。

まず評判が最悪のキリン缶チューハイ氷結のCMから始まる。そうだ。これだ(グロ注意)。倖田來未が「We Will Rock You」を歌うやつ。Yahoo!知恵袋にこんなのがあった。

倖田來未が「We Will Rock You」をカバーしていることをフレディ・マーキュリーは、草場の陰でどう思っていますか?

こんなこと質問してどうするんだという気もするが、聞いてみたくなる気持ちはわからんでもない。

私の見た夢は、

得意気に歌う倖田來未
     ↓
このあいだ部屋で大騒ぎしながら退治したゴキの断末魔の動き
     ↓
ドアップで「な!」と同意を求める倖田來未
     ↓
ゴキが裏返しになった状態での断末魔の動き
このコンボが延々繰り返されるというまじりっけなしの悪夢だった。こんな悪魔的な映像デビッド・リンチだって思いつくまい。いったい私の深層心理はどうなっているのだ。

長いことウンウンうなされていたのだが、そこに電話がかかってきた。朝早くに、しかも仕事がらみの歓迎できない内容のものだったのだが、電話を切ったあと起こしてくれたことに心から感謝した。あのままもう10分も続いていたら精神が破壊されていたかもしれない。 
 

自意識ではコントロールできない部分にどんな闇がひそんでいるかは自分にもわからない。朝から怖い話をしてしまった。もう酒呑んで寝る。
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2007年07月18日

選挙萎え〜

今さっきNHKをつけっぱなしにしていたら、参院選比例区の政見放送をやっていた。

よりによって社民党だ。そして福島みずほの隣には香山リカが座っていた。いつもテレビの音声は消しているし、即座にチャンネルを変えてしまったのでなにを喋っていたのかはわからない。ただ、彼女に何を期待していたわけでもないが、いくらなんでも迷走しすぎじゃないだろうかと思った。

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当blogを始めてからこれまで2回の国政選挙があったが、そのたびに選挙がらみのエントリーが増え、どうせだからとカテゴリ分けしていた。でも今回そっち系のエントリーもあまりないし、もうそういうことはしない。もはやこの選挙への興味自体が失せているし、正直「他の国のことは知らないが、日本は一院制でいいだろ」と思っている。正確な言い回しは忘れたが「二院制は意見が違えば害があるし、同じだったらただの無駄だ」みたいな箴言がある。ググる気力もないので原典は知らないが、なんだかイギリスくさいですね。とっても納得。院の構成がどちらもほぼ同じなんだからチェック機能なんか無いわけだし。

国政選挙の棄権をしたことは一度もないかもしれない。今回はどうだろうか。以前はわざわざ期日前投票に行ったりもしていたんだけど。10年に1度ぐらいは政権交代がおきてほしいと思っていた。今でもそう思っている。結局のところ民主党が過去のしがらみを断ち切るつもりがまるで無いといったあたりが気持ちを萎えさせている理由なのだと思う。自民に投票する気にはさすがになれないにしても、民主もかなりいやだ。残りは宗教・憲法・共産のカルト政党で、ミニ政党に至っては亀井静香に田中康夫ってどんな罰ゲームなんだよ。ありえないだろ。


そういうわけなので、今回は選挙特番を見るだけになるかもね。ホントはいやだけど。比較的ベターなところすらまったく無いってどういうことなの。
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2007年07月17日

連休明けでどよーんと

3連休中とりたてて用事もなかった。台風が来たり新潟で地震があったりで、なんとなくテレビを見てたら休みも終わってしまい、早くもいつもの平日である。一応日記だから書かなきゃなあと思うも書くことがなく、なんとなくちょっと前のやつを読んでいたら誤字発見。6月30日に、スーパーの店頭ポスターを見て檀れいと斉藤由貴の区別がつかなかったことを書いたのだが、数字が違っているから妙な文章になっている。

それとも若い芸能人の顔がすべて同じに見えるという、おっさん特有の症状なんでしょうか。やーね。と思ったらもうすぐ26歳だそうで。
これ36と書いたつもりなわけで、つまり「若い芸能人じゃないのになんで間違えるんだよ」という文章なのだが、26だったら「普通に若いんじゃね」ということになり意味が通らない。「あー、気がついてた人いるだろうなあ、お恥ずかしい。ツッコんでよ」と思ったが、コメント欄が不調なんだっけか。わからん。というわけで直しました。

うー、本当に書くことないな。テンションが低いのは天気が悪いせいだ、ということにしておきます。
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2007年07月13日

ダスキン・ペッパーランチの二大巨頭キターー!!

ミスド、スープの販売中止…ミートホープ社製品使用で(読売新聞)

 ドーナツチェーン店「ミスタードーナツ」が6日からスープメニュー「豆と野菜のミルクチャウダー」の販売を中止していたことがわかった。

 食肉偽装事件を起こした北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」社製ベーコンの使用が判明したため。運営する「ダスキン」(大阪府吹田市)は「品質に問題はないと考えるが、消費者に不安を与えかねず、中止を決めた」としている。

 スープは食品加工メーカーが調理し、レトルトパックで納入されていた。販売を始めた昨年9月以降、約1300店舗で約94万パックが売れたという。
さ、さすがや!!
気持ち悪い食べ物のニュースにはこうしてキッチリ顔を出してくるミスタードーナツ、というかダスキン。上場したぐらいじゃコスト削減のために客に変なもの食べさせる体質は変えませんよ、という揺るぎないスタンスに祈りの経営の真髄を見た。ある意味漢と言えよう。お詫びの文章も自動生成されているのではないかと思うほど手馴れたものだ(魚拓)。過去のいろんな話は右上の検索窓に「ダスキン」と入れると出てきますが、たぶん気持ち悪くなるのでおすすめしません。蛾とかマジ勘弁して。

ちなみに株価を見てみたら25円値上がりしていた。PER14.17倍、PBR0.99倍、配当利回り1.98%という、普通に考えれば割安株なのだが、値動きを見てもわかるようにもはやこういうニュースがあっても大して反応しない。まともな投資家からは完全に見限られているのがよくわかる。

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ペッパーが年初来最安値更新、今12月期の業績見通しを下方修正 (テクノバーン)

前日12日に2007年12月期の単体経常利益見通しを従来予想の5億4000万円から2億円に、単体当期純利益を2億7000万円から6000万円へとそれぞれ下方修正したことが手掛かりとなっている。

同社では業績下方修正の理由として「新規出店に伴なう費用及び人件費等の増加による利益率低下の回復に、時間を要していることに加えて、不採算の直営店閉鎖に伴う一時的な費用の発生」したことなどを挙げている。
あの事件が起きたのが5月。12月期の終わりまであと半年もある。この程度で済むのか?という以前に、下方修正の理由に事件のことをあげていない。影響ないわけないのだから、本当に反省してるのかと難じられても仕方ないのではないか。日経レストランにこんな記事があった。

女性客の11.3%が一人で外食をやめた〜「ペッパーランチ事件」を受けて(C-NEWS)

ペッパーランチの店舗に限った話ではなく、外食業全体に影響を与えているのだからたまったものではない。


以前は中国がらみをチェックしていればよかったようなものだったが今はその程度では済まないし、その他諸々も含めて外食産業自体のリスクが高まっているように思う。
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2007年07月11日

ナルミヤ・SBI・リヴァンプ。なにこの字面。

SBI、子供服のナルミヤにTOB、資本提携通じ経営改善を支援(日経BP)

創業者がTOBに応じるとのこと。SBIはリヴァンプに6.5%ほど株を持たせる予定と。

ところでナルミヤという、文字通り子供だましの商売で、甘い親に高い金を払わせる会社についてちょこっと書いたことがある。本題は村上隆に対して東浩紀がツッコんだ現代美術がらみの話だけど。

誰から搾取するのが効率いいかって話か(qzmp blog 2006年4月26日)

ナルミヤの業績が悪くなった理由は知らない。うさんくさい会社だから衣料品のチェーンストアであっても完全に無視していたからだ。上記リンクにあるパクリ裁判の判決を受けての対応を見ても、あまりまともな会社ではないことがわかる。まともでないのは「幼い女の子を手なずけて高いジーパンやポーチを売りつける会社」というだけで誰にでもわかるけれども。結局、思い通りに稼げなくなった創業者がSBIに経営権を譲渡し、実際の経営はリヴァンプが行うということのようだ。リヴァンプは何も実績がないのに大人気ですね。まさかドーナツ屋の行列は実績とは言わないだろうし。

ともあれユニクロで一敗地にまみれた後に初めて手がける衣料品事業であるから、気合も入るというものだろう。ただ、気合を入れる対象がナルミヤである。もう少しマシな案件はなかったのだろうか。一度評価の落ちたファッションブランドを甦らせるなんてほとんど不可能だし、ずいぶん筋の悪い会社を引き受けたものだと思う。リヴァンプは不動産関連にまで手を出している。ずいぶん金主からの金が豊富なようだ。誰かは知りませんけどね。
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2007年07月10日

CME・CBOT合併決定

CME、CBOT買収合戦で優位に(日経)

CBOT買収で競っていた米インターコンチネンタル取引所(NYSE:ICE)は、提示条件を引き上げないことを決めたという。
この決定により、CMEのCBOT買収がほぼ確定となった。そして先ほどCBOT臨時株主総会においてCMEとの合併が決定、新生CME Groupが発足する。

CBOT-CME Is Done, at Last(WSJ)

ICEトップのJeffrey Sprecherは、ICEが買収交渉に参入したことによりCBOTの株主はCMEの最初のオファーよりも30億ドル高い評価を得た、と負け惜しみを言いつつも、取引所という産業の未来の勝者は、最も大きいか最も古いかではなく、市場の変化に素早く順応し敏感に革新する能力で決まるだろう、と述べた。

これにより昨年10月から始まったCBOT争奪戦は終了した。しかしこのICEというアグレッシブな新興取引所は、今後の世界的な取引所の合従連衡において台風の目となるだろう。これからも大物狙いでいくか、それとも自らが買収対象となるか。早くもNYSEユーロネクストに買収されるのではないかという見方も出ている。引き続き注目である。
posted by かおる at 09:21| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

あの文章を読んで、見たかった人いるのでしょうか

5月13日に書いた森高千里についてのエントリーのアップデートである。アップデートする必要があるのかどうかわからないが。「今度私どこか連れていって下さいよ」という曲に関連してこう書いた。
92年に同じアップフロント所属の加藤紀子がデビュー曲としてカバーし、レコード大賞新人賞を受賞したのだが、その加藤の歌いこなせなさっぷりはいまだ記憶に鮮明だ。ただミニスカをはいているというだけで、どうにもならない珍パフォーマンスになっていた。
この時は残念ながらYouTubeに動画がupされていなかったので貼ることができなかったのだが、先日紹介したunagipie氏が7月4日にupしている。

今度私どこか連れていって下さいよ


こ れ は ひ ど い 。
10代にもかかわらず、スピードスケートの岡崎朋美(35)みたいである。加藤紀子のなにを見込んでデビューさせたのか不思議だ。今見て気がついたがミニスカではなくホットパンツだったのだな。これが森高との差別化のつもりだったのだろうか。むなしい。

しかしこうして見ると、アップフロント(のえらい人)というのはロングでストレートの黒髪が好きなのだということがよくわかる。飯田圭織はともかく有賀さつきとかな。古い話だが。

また6月14日に小芝居付きフルバージョンなるものもupされていた。さらにひどい。どちらも最後まで聞き通すことができなかった。誰か私の代わりに見てください。

部屋の片隅に埋もれていたこのような珍品を、こうして見ることができる。ありがたいといえばありがたいような気もする。
posted by かおる at 20:59| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

クライマックスが迫る

米CME、シカゴ商取に対して3度目の買収条件引き上げ(IB Times)

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は6日、シカゴ商品取引所(CBOT)に対する買収提案額を7%引き上げ、株主による投票を3日前にして筆頭株主からの支持も得た。

今回の条件引き上げによって、買収額は110億ドルを超える。昨年10月に行われた初めての買収提案は80億ドルだった。買収条件の引き上げは今回が3度目で、競合の買収提案を行っているインターコンチネンタル取引所(ICE)に対抗するもの。

(略)

新たな買収条件ではCBOTの株主は同社株1株につきCME株式0.375株を受け取る。これに対し、CBOTの筆頭株主でこれまでCMEとCBOTの合併に反対していたオーストラリアのカレドニア・インベストメンツも、CMEの買収案を支持する声明を発表し、他の株主に対しても賛成票を投じるように呼びかけた。
これからおそらくもう一度ICEがカウンターオファーを出し、そこで9日(日本時間の火曜日)の臨時株主総会を迎えることになるのだろう。

いずれにせよ、時間帯で考えると全世界で3つに集約されるといわれる先物取引所の、アメリカ時間担当がこれで決まる。ここで負けた方が巻き返すには、さらなる経済環境の大きな変化とテクノロジーの発展を待たなければならない。正念場である。
posted by かおる at 23:59| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

ヨドバシ吉祥寺店がグランドオープンなど

何かが違うレアなチェーン店巡り(デイリーポータルZ)

おお、小野法師丸さんがまさに私の守備範囲を扱っている。ちょうど「コラム息切れ」を読んでいるところだ。そういやビルディはすべてガストに変わると月刊食堂に書いてあったなあ。もしかして出てくるかなーと思ったら、やっぱりイート・ランが!最後に「すごい構成のお徳用パック」なるものが出てくるが、こんなものがあるとは知らなんだ。青砥とか十条とか地味な所でいつまで実験をやっていますか。早く中央線沿線に出てきて下さい。ところでスパQタコQはどうなったんだ?

しかし外食のチェーンストアへの興味は今でもあるものの、前にも少し書いたように投資は手控えたい。むしろこれからは衣料のほうが何かと安全な気がしている。くわしくはそのうち。

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で、ヨドバシカメラ吉祥寺店本日グランドオープンという話につながる。アキバに次ぐ規模だそうだ。そこに通常の2.5倍の広さのユニクロが入る。

ヨドバシ吉祥寺に「ユニクロ」大型店―広い売り場面積を有効活用(吉祥寺経済新聞)

それは結構なのだが、バーニーズを買収するというのはどうなのか。

ファーストリテイリング、バーニーズ買収提案・1100億円で(日経)

柳井氏は早期に売り上げ高1兆円を達成することを宣言し、成長スピードが遅いと社長を更迭した。その結果リヴァンプができて、クリスピー・クリーム・ドーナツやらバーガーキングやらが日本に進出しましたというのは別の話だが、何もそんなに焦らなくてもいーじゃなーいという気がする。ニュースでは決まって「高級衣料品チェーンのバーニーズ」と紹介されるが、会社更生法を申請したり親会社がコロコロ変わったりという昔からの経営不振企業だ。ブランドにしても高く評価されているわけではない。ドバイ政府と争うほど欲しがるような企業とは思えないのだが。
posted by かおる at 16:53| 東京 不明| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

珍しく東証に同情。ダジャレだ。

金連動型ETF見送り 東証 (フジサンケイビジネスアイ)

2日の記事だけど、いつも東証にケチをつけているのでたまには気の毒がってあげようかと。記事の内容は、東証は金ETFを導入したかったんだけど、金融商品取引法の縛りがあって無理だったというもの。

東証はこれまで、値動きが比較的安定している金価格連動型の海外ETFの導入に主眼を置き、準備を進めてきた。だが、金商法は海外ETFについて、海外の株価指数や商品指数などに連動するものに限定。現物である金に連動する商品は対象外とした。
指数だとよくて現物じゃダメだという論理がさっぱりわからない。知りたいなあ。どんな屁理屈を繰り出すのだろう。

昔、世界的に利用されていた金利先渡契約を「刑法上の賭博罪に抵触する恐れがある」とかいう頭のおかしい理由で禁じていた(1994年解禁)大蔵省=財務省だったら、逆に「現物はいいけど指数は概念だからダメ」とか言いそうなものだが。ここらへんは真意を聞いても意味がないのかもしれない。「なぜ成田に国際空港を作ったのか」という質問に、いくら誠実に答えてくれても意味がないのと同じだ。とりあえず、今回に限り東証はお気の毒であった。合掌。
posted by かおる at 16:48| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

ちゃんと上がってくるなあ

1月6日に「中谷美紀の「天国より野蛮」がYouTubeに上がってない」と書いたのだが、6月19日にupされていた。中谷・坂本コンビの作品で一番好きかもしれん。詞が売野節全開でなんだかすごいことになっている(歌詞)。PVも狂っている。ただ、1月6日に貼った3つの動画はすでに3つとも削除されているので、これもいつ消えるかわからないということでよろしく。

天国より野蛮



変なPVだけだとなんなんで、普通に綺麗に撮ってるものもお口直しに貼っておきます。

フロンティア
posted by かおる at 14:01| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

政治家と文学性

久間氏が失言「原爆投下しょうがない」(日刊スポーツ)

思わず日刊スポーツにリンクしてしまったのは大江健三郎のコメントまで載せてるから。久々の出番という感じ。とりあえず皆さん「現職の防衛大臣のくせに、お前は昭和のいる・こいるか」と言いたいらしい。気持ちはわかる。

読めばわかるが言っている内容自体は、昭和15年に長崎で生まれた人間が、身の回りの非戦闘員を無差別に虐殺したアメリカの庇護のもとに生きざるを得なかった現実を、どのように受け入れたかという話である。かなり文学的な話と言ってもいい。

しかしこの内容自体にはあまり文句を言う気にはならないにせよ、なんで防衛大臣がわざわざこんなこと言わにゃならんのだ、とは思う。イラク戦争についても言わずもがなのことを言っていたし、Wikipediaを読んだら長崎市長銃撃事件の時も本人の死亡が確認されていないにもかかわらず「本人が亡くなった場合、 補充(の立候補届出)はいつでもできるよう公職選挙法を見直すべきだ」と余計なことを言って怒られていたようだ。どうも自分がどういう立場で、今これをしゃべるとどういう反応があるかといったことをまったく考えられない人らしい。こんなのでも防衛大臣という枢要なポジションに就けるというあたりが驚きだが、気になるのは大事な仕事をしているくせに、平気で自分の心象風景みたいなことを開陳する政治家がここのところ目に付くということだ。

与謝野馨が株の誤発注事件に関して「美しい話ではない」と言ったことについて、私は2005年12月14日に「ふざけんな」みたいなことを書いたのだが、どうもあの頃から「美しい国」とか、妙に文学的というか「政治家が言うことじゃないだろ」といった発言が目立つような気がする。塩野七生の「日本人は時々狂ったように抽象的なことを言い出す」という発言にも通じる話だが。


日本は政治と文学を同時にやるという国ではなくなった、あるいはそういう時代ではなくなったということだと思う。今でもそれをやっているのは石原慎太郎ぐらいか。さすがに田中康夫は文学者の括りには入れられないし。都の副知事になったちんちくりんの人も基本はルポライターだし。我々は政治家に淡々と仕事を処理してもらいたいわけで、個人的な心象風景を政策に反映したりモノローグをつぶやかれたりして外国に揚げ足を取られたりしたらすごく迷惑なんである。

国家がその行く先についてはっきりしない状況の頃は、理念と理念をぶつかり合わせ、必然的に文学的なり抽象的な話に立ち入ることにもなろうけれども、少子化ですね財政ボロボロですねどうしましょうねというのが喫緊の課題なんて時には、地味に普通に仕事をしてくれる人がいい。個人的な想いとかは引退してから回顧録にでも思い切りぶちまけていただきたいのである。

そういえば外山恒一が「政治と芸術は別のものではない」みたいなことを言っていたか。残念ながらそこらへんが外山のアナーキーならぬアナクロなところで、今の日本は政治と文学が融合するようなフェーズにはない。

職業政治家の時代とあれば世襲が増えるのも必然なのかな、と思わぬでもない。つまらない風潮かもしれないがそれは仕方のないことだ、と自分を納得させているのだが……
posted by かおる at 16:03| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする