総集編というか、今年書いたエントリーからいくつかを時系列にピックアップ。
2月25日 終結
オリジン弁当の買収合戦に決着がついた時のエントリー。長文です。「オリジン争奪戦」のカテゴリー全体を読み返してみたが、結果は予想の範囲内とはいえ、途中本気で不安になっているのがわかる。落ち着くところに落ち着いてよかったけど。
4月10日 子供はなんでもわかっている
「分裂勘違い君劇場」を受けて書いたもの。実は結論部分は本気だったりする。
5月3日 フェミがらみで
「弟よ!」を受けて書いたもの。「なぜその筋の人は松田聖子や松浦亜弥が大好きなのか」という疑問が解消し、とてもすっきりした。
8月24日 おめでとうございます
伊藤清からパチンコへの振り幅が自分じゃ結構気に入っている。真に受けて大阪証券取引所の株を買った人、礼はいらんですよ、ふっふっふ。
9月3日 日本人なら日本茶を飲めというのはネット右翼の発想ですよ!
カフェばなしをダラダラ。
9月8日 日本人が受け入れられないアメリカのファストフードとは(その1)
ド−ナツとタコス、日本外食産業の謎。
11月11日 経営者の逃亡先
株主無視の焼肉屋批判。
12月17日 レッドブルから横溝正史へ
お薬3部作。
こうして振り返ってみると、もはやチェーンストア系blogといった感じもある。
さて、2006年qzmp blog最多アクセスエントリーは。
2月2日 はてなっぽいエントリーになってしまいました
日経ビジネスの大橋巨泉インタビュー「金持ち、勝ち組、インテリはテレビなんか見なくなった」を受けて書いたもの。はてなー向けのタイトル詐欺のようなエントリーでホッテントリに入ってしまい、ごめんなさい。1つ前のエントリーからの続きだが、これ単独で読めるようになっていたのがよかったのかもしれない、と後で思った。
実はこの数日前にはてなブックマークというサービスの存在を知ったのだ。その時1位になっていた大橋巨泉のインタビューがあまりにもバカバカしく、しかもそれを読んだ人のリアクションに「そういえば僕も最近テレビは見ないなあ、僕って勝ち組」みたいなものが結構あった。その様子が巨泉に輪をかけてバカといった風情だったので思わずツッコんだらえらいウケた、というエントリー。はてブコメントなるものをもらって驚いたり。
今年のネット関係では、はてブをよく利用するようになったのが一番大きな変化かもしれない。
-----
今年はこれでおしまい。来年も基本は備忘録、たまにちゃんと書く、ぐらいな感じでまったりいきます。
よいお年をお迎えください。
2006年12月31日
2006年12月30日
治ってよかった、としみじみ思う
うー、今日も天気が素晴らしい。ちょっと積み残したような、書きそびれたこともあるので、それを片付けたら近所にお散歩でも行こうかな。
-----
献血の検査結果が何日か前に届いていた。当blogでγ-GTPを記録し続けていて、すぐに呼び出せるので重宝している。しかし今回の検査結果通知は、過去4回の記録も含めて5回連続の結果が比較できる形式のハガキに変わっていた。サービスが向上していてたいへんよろしい。標準値は10〜65IU/Lで、過去4回は古い順に51、43、37、52である。そして12月15日の最新結果は59。晴れて自己新を更新した。でっでも、まだ標準値の範囲内なんだからね!と自分に言い聞かせつつ年末年始に臨む。南無。
-----
以前チラッと書いたことがあるが、昔々フジテレビで深夜に、浅田彰が変な映像と共に長時間しゃべる特番があった。「TV EV 電視進化論」という番組だ。ビデオに撮ったかどうかは忘れたが、3時間だか4時間だかのこの番組を全部見たのは確かだ。1986年に放送された。この年は85年のプラザ合意と87年のバブル発生に挟まれた無風状態。80年代初頭のニューアカブームの余韻が少しは残っていた頃ではなかったか。
私は学校のトイレでタバコを吸うでもなく、盗んだバイクで走り出すでもなくこんな番組を見ていたわけで、私の中二病の発現の仕方がこういうふうだったのだ、と思うほかない。実際には中二じゃなかったけども。今あんなものを3時間も見ろと強制されたらただの拷問である。若気の至りというのは怖いわねーそう思わない奥さんというのはともかく、ソフトとして発売されているわけでもなく、再放送するはずもない番組だから二度と見る機会はないと思っていたのだ。ところが!
いまだに持ってる人がいるのはわかるが、これがYouTubeに上がり誰もが見られるようになるとは。番組冒頭の1時間ほどのしゃべりが9個に分割されているので、年末年始にヒマを持て余してるYouは見ちゃいなよ、とおすすめしておく。ちなみに私はNo.1を懐かしさを支えになんとか見ただけで精一杯だった。無理。No.2になると途端にアクセス数が減っている。そりゃそうだよねえ。
タイムマシンに乗り、この番組を見ている深夜の私のところに行きたい。そして私の肩をつかんで揺さぶりながら、「そんなもん見てないでとっとと寝ろ!寄り道ばかりしてるとロクな大人にならないぞ、こんなふうに!」と言ってやりたい。
ちなみに浅田彰が来年3月には50歳になると知りちょっと驚き。今年めっきり増えた私の白髪も、もはや若白髪とは言えないんだよなあ、と遠い目になる年の瀬である。
-----
献血の検査結果が何日か前に届いていた。当blogでγ-GTPを記録し続けていて、すぐに呼び出せるので重宝している。しかし今回の検査結果通知は、過去4回の記録も含めて5回連続の結果が比較できる形式のハガキに変わっていた。サービスが向上していてたいへんよろしい。標準値は10〜65IU/Lで、過去4回は古い順に51、43、37、52である。そして12月15日の最新結果は59。晴れて自己新を更新した。でっでも、まだ標準値の範囲内なんだからね!と自分に言い聞かせつつ年末年始に臨む。南無。
-----
以前チラッと書いたことがあるが、昔々フジテレビで深夜に、浅田彰が変な映像と共に長時間しゃべる特番があった。「TV EV 電視進化論」という番組だ。ビデオに撮ったかどうかは忘れたが、3時間だか4時間だかのこの番組を全部見たのは確かだ。1986年に放送された。この年は85年のプラザ合意と87年のバブル発生に挟まれた無風状態。80年代初頭のニューアカブームの余韻が少しは残っていた頃ではなかったか。
私は学校のトイレでタバコを吸うでもなく、盗んだバイクで走り出すでもなくこんな番組を見ていたわけで、私の中二病の発現の仕方がこういうふうだったのだ、と思うほかない。実際には中二じゃなかったけども。今あんなものを3時間も見ろと強制されたらただの拷問である。若気の至りというのは怖いわねーそう思わない奥さんというのはともかく、ソフトとして発売されているわけでもなく、再放送するはずもない番組だから二度と見る機会はないと思っていたのだ。ところが!
いまだに持ってる人がいるのはわかるが、これがYouTubeに上がり誰もが見られるようになるとは。番組冒頭の1時間ほどのしゃべりが9個に分割されているので、年末年始にヒマを持て余してるYouは見ちゃいなよ、とおすすめしておく。ちなみに私はNo.1を懐かしさを支えになんとか見ただけで精一杯だった。無理。No.2になると途端にアクセス数が減っている。そりゃそうだよねえ。
タイムマシンに乗り、この番組を見ている深夜の私のところに行きたい。そして私の肩をつかんで揺さぶりながら、「そんなもん見てないでとっとと寝ろ!寄り道ばかりしてるとロクな大人にならないぞ、こんなふうに!」と言ってやりたい。
ちなみに浅田彰が来年3月には50歳になると知りちょっと驚き。今年めっきり増えた私の白髪も、もはや若白髪とは言えないんだよなあ、と遠い目になる年の瀬である。
2006年12月29日
2006年12月27日
散歩日記(牛丼混入)
普通に日記で。
ここ2日ほど寝不足なので、昨夜22時半頃とっとと就寝したものの、雨戸を叩く激しい雨音と直撃気味のすごい雷鳴で目が覚めたのが1時。2時間半しか寝てない。今日も朝早いのに、と天気を恨めしがりながら再び寝る。次に起きたのは目覚ましが鳴った5時半。即2度寝。次に目覚めたのが6時20分。出かけるまであと10分しかない。軽いパニックを起こしつつ、すっかり晴れた駅までの道をダッシュ。
水道橋駅に降りると、駅前には「エイキュウヘイワノジョセイトー」と壊れたレコードみたいに機械的に叫ぶ女たちがいる。チラシを配っていたので受け取ってみた。内容は全くしょうもないもので触れるまでもないが、案の定西山の「に」の字も出てこない。そういえば来年は参議院選挙か。こいつらまだやるつもりなのだ。ファウンデーション1`をごはんに、乳液1gを飲み物に食事をして死ねばいいのに、と思った。
-----
本郷近辺での仕事が12時前に終わり、もうあとは予定がない。うれしいー。早起きした甲斐があった。天気は昨日とうって変わって最高だ。このままウチに帰る気には全くなれず、本郷通りをひたすら歩く。御茶ノ水駅を通過し秋葉原に到着。裏通りをウロウロ。ミニスカメイドが路地の両側に立ち通行人にチラシを渡している。片方はメガネっ娘で、ルックス的にもメイド喫茶で働いていても全く差し支えないと思える。しかしもう片方はかなりガタイがよく、スカートから伸びる逞しい足はかなりいいローキックを出しそうで頼もしい。
彼女の未来に幸多からんことを祈りつつ、なぜかチラシをもらいそびれる。あんな連中から受け取ってこっちから受け取らないのは明らかに間違っている、と気がついたのはたった今だ。一日を振り返るのは大事なことだね。
-----
起きてからまだ何も食べていない。歩きながら小さなペットボトルのお茶を飲んだだけだ。私は外食する時、つい上場企業の展開する店舗に入りいろいろ観察してしまうという悪癖がある。だから選択肢が少ない。反省。よーし、今日はチェーンの牛丼屋ではなく独立系の牛丼屋に行っちゃうぞーと決意。変わらんだろ。
デイリーポータルZでも紹介されていたインディペンデント牛丼屋サンボへ。「ザ・サンボ 牛丼専門店」というサイトもある。参照されたい。
かなりワイルドな店らしいから男しかいないのだろうと思ったら、カウンターに若い女の子が一人で食べに来ているではないか。えらい、えらいぞと思いつつその隣りに座る。他に席が空いていなかっただけで、他意はない。
量が多いということは知っていたので、朝ご飯を食べていなくてものすごく腹が減っているにも関わらず、慎重に並を注文。注文を取るおばちゃんとのやりとり。
私「並と味噌汁」
婆「並と味噌汁ねー」
その1分後
婆「おたく並と味噌汁だっけ?」
私「並と味噌汁」
その10秒後
婆「おたくなんだっけ?」
私「並と味噌汁」
間隔が短くなっているのが怖い。なのに自分がオウムになったような気もし、ちょっと楽しくなってきた。仕事の合間にお昼を食べに来ているのだったらイライラするのだろうが、なにしろもう予定がない。次に聞かれたら「並と玉子」といきなり変えてみようと身構えていたら、ちゃんと出てきてしまった。ちょっと残念。
味については好みの問題なんで特にコメントなしというか、このジャンクさがたまらないという人がいることはよくわかる。ちゃんと全部食べた。「空腹は最高の調味料である」という。なるほど。私は味噌汁が気に入った。好奇心が満たされたのでこの食事は成功だ。
アキハバラデパートが今月末に閉店(ITmedia)するので、ぐるっと外観を見てみる。古いとは思っていたがこんなにボロボロだったとは知らなかった。これでは取り壊しが残念とか言えない。むしろ引っぱり過ぎである。従業員出入り口あたりが特にすごい。
-----
久しぶりに東京駅あたりまで散歩することにする。食べた直後だからか、すでに結構歩いているからか、やたら暑い。風が強いからまだいいが、風が止むとあったかいというより暑いのだ。シャツの袖をまくって歩いたのだが、考えてみたら12月27日である。押しも押されぬ年末にこの気温は何だ。異様だ。
神田駅を通過した頃、パ・マルがどうなったか見てみたくて中央通りから路地裏へ入る。店があった場所はもも焼きの店になっていた。寂しい。六本木ヒルズのパ・マルもかなり厳しいと聞く。次の更新は難しいかもしれない。結構評判のよかったある店もいつの間にか閉店してしまったし、金回りのいい人もいるらしいのになんでこういうことになるのかよくわからない。そういう人たちまで牛丼食ってるわけではないと思うのだが。
日銀前を抜けて中央通りに戻る。日差しがまぶしい。東京駅で中央線に乗ろうと思ったのだが、興が乗ってきたので銀座に行くことにする。週刊ダイヤモンドだったか、最近銀座の中央通り沿いの土地取引で坪1億8千万を記録したとか書いてあった。バブル期を超えたらしい。歩いてみると、かなり間口の広い土地でビルを建てようとしているところもあった。こうなると松屋(牛丼屋でない方)がいかにももったいないというか、どうせTOBかけられて騒ぎになるに決まってるんだからさっさと非公開化するなり、上場廃止がイヤなら30年とか50年の賃貸契約を結んだ上で土地を証券化して売っぱらったらいいのに、と思う。冷やかしに足を踏み入れたことすらないわ、ここ。
ウザいことに、中央通り沿いのそこここに黄色地に黒い字で「悔い改めよ」とか書いたでかいのぼりみたいなものを持っている奴がいる。しょぼくれたホ−ムレスといった風体の、煤けた男ばかりだ。それだけならまだしも、大きな音を出して「キリストはあなた方の代わりに」どうたらこうたらと流している。あちこちでだ。これ信教の自由とかが理由で排除することができないわけか。のぼりを持っている奴は少なくとも12人はいた。大音量を流すライトバンが走っているのも見た。教団名は書いてない。立っている連中については道路の使用許可などにからめて取り締まろうと思えばできるはずで、それをやらないのは憲法問題やらなんやらで裁判に持ち込まれたりしたら面倒ということなのだろうか。やることはちゃんとやってほしい。
銀座8丁目の博品館で中央通りから離れ、並木通りへ。ここからは新橋駅も見える。Uターンして有楽町駅から電車に乗るのだが、軽い靴擦れになっている。水道橋発秋葉原経由で実質的に新橋まで歩いたことになり、寄り道を考えると3時間で6〜7kmか。散歩欲が満たされて、気が済んだ。いつも年の瀬は銀座から神田あたりまで厚着をしてのんびり歩くのだが、今年は半袖で歩いてしまい季節感がまるで無かった。もう年内は行かないだろうし、なにか納得がいかないが仕方ない。年末年始は中央線沿線に引っ込み、静かに過ごすことになるのだろう。
ここ2日ほど寝不足なので、昨夜22時半頃とっとと就寝したものの、雨戸を叩く激しい雨音と直撃気味のすごい雷鳴で目が覚めたのが1時。2時間半しか寝てない。今日も朝早いのに、と天気を恨めしがりながら再び寝る。次に起きたのは目覚ましが鳴った5時半。即2度寝。次に目覚めたのが6時20分。出かけるまであと10分しかない。軽いパニックを起こしつつ、すっかり晴れた駅までの道をダッシュ。
水道橋駅に降りると、駅前には「エイキュウヘイワノジョセイトー」と壊れたレコードみたいに機械的に叫ぶ女たちがいる。チラシを配っていたので受け取ってみた。内容は全くしょうもないもので触れるまでもないが、案の定西山の「に」の字も出てこない。そういえば来年は参議院選挙か。こいつらまだやるつもりなのだ。ファウンデーション1`をごはんに、乳液1gを飲み物に食事をして死ねばいいのに、と思った。
-----
本郷近辺での仕事が12時前に終わり、もうあとは予定がない。うれしいー。早起きした甲斐があった。天気は昨日とうって変わって最高だ。このままウチに帰る気には全くなれず、本郷通りをひたすら歩く。御茶ノ水駅を通過し秋葉原に到着。裏通りをウロウロ。ミニスカメイドが路地の両側に立ち通行人にチラシを渡している。片方はメガネっ娘で、ルックス的にもメイド喫茶で働いていても全く差し支えないと思える。しかしもう片方はかなりガタイがよく、スカートから伸びる逞しい足はかなりいいローキックを出しそうで頼もしい。
彼女の未来に幸多からんことを祈りつつ、なぜかチラシをもらいそびれる。あんな連中から受け取ってこっちから受け取らないのは明らかに間違っている、と気がついたのはたった今だ。一日を振り返るのは大事なことだね。
-----
起きてからまだ何も食べていない。歩きながら小さなペットボトルのお茶を飲んだだけだ。私は外食する時、つい上場企業の展開する店舗に入りいろいろ観察してしまうという悪癖がある。だから選択肢が少ない。反省。よーし、今日はチェーンの牛丼屋ではなく独立系の牛丼屋に行っちゃうぞーと決意。変わらんだろ。
デイリーポータルZでも紹介されていたインディペンデント牛丼屋サンボへ。「ザ・サンボ 牛丼専門店」というサイトもある。参照されたい。
かなりワイルドな店らしいから男しかいないのだろうと思ったら、カウンターに若い女の子が一人で食べに来ているではないか。えらい、えらいぞと思いつつその隣りに座る。他に席が空いていなかっただけで、他意はない。
量が多いということは知っていたので、朝ご飯を食べていなくてものすごく腹が減っているにも関わらず、慎重に並を注文。注文を取るおばちゃんとのやりとり。
私「並と味噌汁」
婆「並と味噌汁ねー」
その1分後
婆「おたく並と味噌汁だっけ?」
私「並と味噌汁」
その10秒後
婆「おたくなんだっけ?」
私「並と味噌汁」
間隔が短くなっているのが怖い。なのに自分がオウムになったような気もし、ちょっと楽しくなってきた。仕事の合間にお昼を食べに来ているのだったらイライラするのだろうが、なにしろもう予定がない。次に聞かれたら「並と玉子」といきなり変えてみようと身構えていたら、ちゃんと出てきてしまった。ちょっと残念。
味については好みの問題なんで特にコメントなしというか、このジャンクさがたまらないという人がいることはよくわかる。ちゃんと全部食べた。「空腹は最高の調味料である」という。なるほど。私は味噌汁が気に入った。好奇心が満たされたのでこの食事は成功だ。
アキハバラデパートが今月末に閉店(ITmedia)するので、ぐるっと外観を見てみる。古いとは思っていたがこんなにボロボロだったとは知らなかった。これでは取り壊しが残念とか言えない。むしろ引っぱり過ぎである。従業員出入り口あたりが特にすごい。
-----
久しぶりに東京駅あたりまで散歩することにする。食べた直後だからか、すでに結構歩いているからか、やたら暑い。風が強いからまだいいが、風が止むとあったかいというより暑いのだ。シャツの袖をまくって歩いたのだが、考えてみたら12月27日である。押しも押されぬ年末にこの気温は何だ。異様だ。
神田駅を通過した頃、パ・マルがどうなったか見てみたくて中央通りから路地裏へ入る。店があった場所はもも焼きの店になっていた。寂しい。六本木ヒルズのパ・マルもかなり厳しいと聞く。次の更新は難しいかもしれない。結構評判のよかったある店もいつの間にか閉店してしまったし、金回りのいい人もいるらしいのになんでこういうことになるのかよくわからない。そういう人たちまで牛丼食ってるわけではないと思うのだが。
日銀前を抜けて中央通りに戻る。日差しがまぶしい。東京駅で中央線に乗ろうと思ったのだが、興が乗ってきたので銀座に行くことにする。週刊ダイヤモンドだったか、最近銀座の中央通り沿いの土地取引で坪1億8千万を記録したとか書いてあった。バブル期を超えたらしい。歩いてみると、かなり間口の広い土地でビルを建てようとしているところもあった。こうなると松屋(牛丼屋でない方)がいかにももったいないというか、どうせTOBかけられて騒ぎになるに決まってるんだからさっさと非公開化するなり、上場廃止がイヤなら30年とか50年の賃貸契約を結んだ上で土地を証券化して売っぱらったらいいのに、と思う。冷やかしに足を踏み入れたことすらないわ、ここ。
ウザいことに、中央通り沿いのそこここに黄色地に黒い字で「悔い改めよ」とか書いたでかいのぼりみたいなものを持っている奴がいる。しょぼくれたホ−ムレスといった風体の、煤けた男ばかりだ。それだけならまだしも、大きな音を出して「キリストはあなた方の代わりに」どうたらこうたらと流している。あちこちでだ。これ信教の自由とかが理由で排除することができないわけか。のぼりを持っている奴は少なくとも12人はいた。大音量を流すライトバンが走っているのも見た。教団名は書いてない。立っている連中については道路の使用許可などにからめて取り締まろうと思えばできるはずで、それをやらないのは憲法問題やらなんやらで裁判に持ち込まれたりしたら面倒ということなのだろうか。やることはちゃんとやってほしい。
銀座8丁目の博品館で中央通りから離れ、並木通りへ。ここからは新橋駅も見える。Uターンして有楽町駅から電車に乗るのだが、軽い靴擦れになっている。水道橋発秋葉原経由で実質的に新橋まで歩いたことになり、寄り道を考えると3時間で6〜7kmか。散歩欲が満たされて、気が済んだ。いつも年の瀬は銀座から神田あたりまで厚着をしてのんびり歩くのだが、今年は半袖で歩いてしまい季節感がまるで無かった。もう年内は行かないだろうし、なにか納得がいかないが仕方ない。年末年始は中央線沿線に引っ込み、静かに過ごすことになるのだろう。
2006年12月24日
タコベル再進出、キモキャラ、「カーネル・サンダースの呪い」がWikipediaによって全世界に知られることについて、そしてバイト君・バイトさんに祝福を
全国3700人のタコスファンのみんな、こんばんは!!
極東でマイノリティとして強く生きてるYouたちに、耳よりな情報を教えちゃうYO!
今発売中の月刊食堂2007年1月号の特集に、日本ケンタッキーフライドチキン(KFC)の社長のインタビューが出てるんだ。KFCはヤムブランズ(公式)(Wikipedia)という会社が展開してる。そう、アメリカの巨大なファストフードコングロマリットだ。そしてタコベルもこの会社がやっているのはみんな知ってるよね!
そのインタビューには、タコベルの業績が好調なので海外展開に積極的になっていると書いてあったよ!すでに実験店舗を数ヶ国で始めてるんだって。肝心の日本はまだ市場調査をしようかどうかという段階だけど、最近タコベルから4人の幹部が来日して、ちょっぴり調査をしたんだ。それで本格的な検討段階に入ったんだけど、今後どうなるかはまだ報告待ちなんだって!一回しくじってるだけに、今度来る時はゼッタイうまくいってほしいよね!来るかどうかわかんないけどさ!日本側にはなんの決定権もないから仕方ないよね!
お日柄を考え多少浮かれた感じでいこうと思ったのだが、2行目あたりで書き出しに失敗したことはわかった。なのにむりやり押し切ってしまって、疲れ果てた。元に戻します。
<関連>KFCから米資本撤退、あと恒例のダスキン不祥事(qzmp blog)
-----
米ファストフード・キモキャラランキングというのがあった。まずは見てほしい。
The Top 10 Creepiest Fast Food Mascots (The Legendary Ads Spot )
10位からいきなり強烈なのが登場する。最近日本に再進出したクイズノス(Wikipedia)のマスコットなのだが、これはキモがらせるために作られたとしか思えないだろう。ズバリ言って奇形のネズミ。絶対飲食店では使ってはいけないキャラだと思う。アメリカ人の考えることは本当にわからない。
我々日本人が真っ先にこのランキングで思い浮かべるのはヤツではないだろうか。そうあの白塗りの。井上和香に酷似した。おどけてみせてもなにかが怖いあのピエロが1位に違いない、と思うはずだ。だがヤツは4位であった。意外だ。しかしそこはファストフード世界ナンバーワンの底力。3位に古いタイプ、7位にグリマスも送り込み、面目を保っている。つーかマクドナルドのキャラクター政策は根本的に見直すべきではないだろうか。
栄えある第1位はバーガーキングのザ・キングであった。そりゃBurgerのKingだから必然的におっさんになるとはいっても、これをキャラとして投入することでお客の食欲を喚起できると思ったのだろうか。これが決まった会議の様子を見てみたい。煮詰まりすぎてわけがわからなくなっていたのではないか。
ともあれハンバーガー業界の2トップが、どちらも堂々たるキモキャラを採用しているあたりにアメリカの病理を見る思いがした、とか超テキトーなことを言っておきたい。
しかし6位は納得いかない。カーネル・サンダースさんじゃないですか。こんな気の良さそうなおじいちゃんをキモい呼ばわりするなんて、いくら味覚バカの気の毒な諸君だって許せませんよ。どういうつもりだ!君たちには敬老精神というものが無いのか!そんなこと言うからほら、
カーネルおじさん、16歳若返る ケンタッキーがロゴマーク変更(イザ!)
なんてことになる。65歳から49歳へ。49歳なんておじいさんじゃなくて中年ですよ。いいじゃないかじいちゃんで。
ところでこの6位のコメントの中でリンクされてて知ったのだが、「Curse of the Colonel」なんて項目が英語版Wikipediaにできているのだね。誰だ書いたのは。こんなことを書く奴は日本人に決まっているが。異人さんはこれを読んで、「オー、ジャパニーズフーリガン!」とか思うのかしら。
-----
そして今日明日はケンタッキーフライドチキンがものすごく売れる日。特にイブの今日は一年で一番売れる日だ。遊びにも行かず、一生懸命働いているバイトの人たちがいる。正月もそうだが、こういう時に働く人はえらいと思う。2年前の今日、ちょっとアレな話を書いたこともあるが、それは彼らには関係のない事だ。てんてこ舞いで働くバイト君とバイトさんのために。メリークリスマス。
極東でマイノリティとして強く生きてるYouたちに、耳よりな情報を教えちゃうYO!
今発売中の月刊食堂2007年1月号の特集に、日本ケンタッキーフライドチキン(KFC)の社長のインタビューが出てるんだ。KFCはヤムブランズ(公式)(Wikipedia)という会社が展開してる。そう、アメリカの巨大なファストフードコングロマリットだ。そしてタコベルもこの会社がやっているのはみんな知ってるよね!
そのインタビューには、タコベルの業績が好調なので海外展開に積極的になっていると書いてあったよ!すでに実験店舗を数ヶ国で始めてるんだって。肝心の日本はまだ市場調査をしようかどうかという段階だけど、最近タコベルから4人の幹部が来日して、ちょっぴり調査をしたんだ。それで本格的な検討段階に入ったんだけど、今後どうなるかはまだ報告待ちなんだって!一回しくじってるだけに、今度来る時はゼッタイうまくいってほしいよね!来るかどうかわかんないけどさ!日本側にはなんの決定権もないから仕方ないよね!
お日柄を考え多少浮かれた感じでいこうと思ったのだが、2行目あたりで書き出しに失敗したことはわかった。なのにむりやり押し切ってしまって、疲れ果てた。元に戻します。
<関連>KFCから米資本撤退、あと恒例のダスキン不祥事(qzmp blog)
-----
米ファストフード・キモキャラランキングというのがあった。まずは見てほしい。
The Top 10 Creepiest Fast Food Mascots (The Legendary Ads Spot )
10位からいきなり強烈なのが登場する。最近日本に再進出したクイズノス(Wikipedia)のマスコットなのだが、これはキモがらせるために作られたとしか思えないだろう。ズバリ言って奇形のネズミ。絶対飲食店では使ってはいけないキャラだと思う。アメリカ人の考えることは本当にわからない。
我々日本人が真っ先にこのランキングで思い浮かべるのはヤツではないだろうか。そうあの白塗りの。井上和香に酷似した。おどけてみせてもなにかが怖いあのピエロが1位に違いない、と思うはずだ。だがヤツは4位であった。意外だ。しかしそこはファストフード世界ナンバーワンの底力。3位に古いタイプ、7位にグリマスも送り込み、面目を保っている。つーかマクドナルドのキャラクター政策は根本的に見直すべきではないだろうか。
栄えある第1位はバーガーキングのザ・キングであった。そりゃBurgerのKingだから必然的におっさんになるとはいっても、これをキャラとして投入することでお客の食欲を喚起できると思ったのだろうか。これが決まった会議の様子を見てみたい。煮詰まりすぎてわけがわからなくなっていたのではないか。
ともあれハンバーガー業界の2トップが、どちらも堂々たるキモキャラを採用しているあたりにアメリカの病理を見る思いがした、とか超テキトーなことを言っておきたい。
しかし6位は納得いかない。カーネル・サンダースさんじゃないですか。こんな気の良さそうなおじいちゃんをキモい呼ばわりするなんて、いくら味覚バカの気の毒な諸君だって許せませんよ。どういうつもりだ!君たちには敬老精神というものが無いのか!そんなこと言うからほら、
カーネルおじさん、16歳若返る ケンタッキーがロゴマーク変更(イザ!)
なんてことになる。65歳から49歳へ。49歳なんておじいさんじゃなくて中年ですよ。いいじゃないかじいちゃんで。
ところでこの6位のコメントの中でリンクされてて知ったのだが、「Curse of the Colonel」なんて項目が英語版Wikipediaにできているのだね。誰だ書いたのは。こんなことを書く奴は日本人に決まっているが。異人さんはこれを読んで、「オー、ジャパニーズフーリガン!」とか思うのかしら。
-----
そして今日明日はケンタッキーフライドチキンがものすごく売れる日。特にイブの今日は一年で一番売れる日だ。遊びにも行かず、一生懸命働いているバイトの人たちがいる。正月もそうだが、こういう時に働く人はえらいと思う。2年前の今日、ちょっとアレな話を書いたこともあるが、それは彼らには関係のない事だ。てんてこ舞いで働くバイト君とバイトさんのために。メリークリスマス。
2006年12月23日
ある意味地雷
休日にもかかわらず割と普通の時間に起床。二日酔いもない。久しぶりに天気もいい。いやいい気持ちだねー、と思いつつネットを見ていたら、はてなブックマークのホットエントリー1位と2位が今現在こう並んでいる。
萌えたコピペ <妻からの間違いメール>
なげーなオイ、と思いつつ読了。感想。えーーー!?(←これ感想か)
NHKスペシャル「ワーキングプアII 努力すれば抜け出せますか」の感想
これは話題になった番組だが見てないのだ。うまいまとめだな、と思いつつ読了。感想。どよーん。だから感想を書け。
ちょっとシャウトさせてもらう。
返せ!私の爽やかな朝を返せ!!
萌えたコピペ <妻からの間違いメール>
なげーなオイ、と思いつつ読了。感想。えーーー!?(←これ感想か)
NHKスペシャル「ワーキングプアII 努力すれば抜け出せますか」の感想
これは話題になった番組だが見てないのだ。うまいまとめだな、と思いつつ読了。感想。どよーん。だから感想を書け。
ちょっとシャウトさせてもらう。
返せ!私の爽やかな朝を返せ!!
2006年12月22日
なんということだ
ええええ、今ごろ知ったよ。きのう流れていたニュースなのに。井上義啓氏が亡くなったのだという。72歳。死因は胃癌。いくら冬だからって、なんでこんなに人が死ぬんだ。思い入れのある人ばかりが。いやニヤゾフのことではなくて。あーこれはショック。紙プロの前号で、いつも楽しみにしている「I編集長の喫茶店トーク」が休載だったからがっかりしたのだ。そしたらこんなことに。週刊ファイトの休刊と共に逝ってしまったということか。あのI編集長節がもう聞けないというのは信じたくない。本当に残念だ。そして私がこんなにも井上編集長の死にショックを受けていることに我ながら驚く。失ってみなければその人がどれほど大事だったかわからないものなのか。ご冥福をお祈りいたします。
YOU!やっちゃいなよ!
きのう書いたキルギスの解散うんぬんというのはソース貼ってなかったですな。一応ということで。
キルギス:内閣総辞職 新憲法に合わせ(毎日新聞)
トルクメニスタンと国境を接してる国なのだが、揉め事が同時に起きているのが興味深い。ただあまりにも遠すぎるし情報が少ないのが残念。なんでこんな全く利害関係のない国の事に興味があるのか考えてみると、やはり共産圏の一気の崩壊が刺激的だったからだと思う。チャウシェスクとかさ。おもしろくって毎日ニュースに釘付けだった。そうだ、私は誤魔化しはしない。あんなおもしろい見せ物など滅多にない。だからニヤゾフがこんな形で死んでしまったことが残念でたまらないのだ。
独裁者の悲惨な末路に快哉を叫ぶぐらいのことはしてもいいだろう。何の関係もない他国民でも。
キルギス:内閣総辞職 新憲法に合わせ(毎日新聞)
トルクメニスタンと国境を接してる国なのだが、揉め事が同時に起きているのが興味深い。ただあまりにも遠すぎるし情報が少ないのが残念。なんでこんな全く利害関係のない国の事に興味があるのか考えてみると、やはり共産圏の一気の崩壊が刺激的だったからだと思う。チャウシェスクとかさ。おもしろくって毎日ニュースに釘付けだった。そうだ、私は誤魔化しはしない。あんなおもしろい見せ物など滅多にない。だからニヤゾフがこんな形で死んでしまったことが残念でたまらないのだ。
独裁者の悲惨な末路に快哉を叫ぶぐらいのことはしてもいいだろう。何の関係もない他国民でも。
2006年12月21日
中央アジアでドミノ倒しの予感
うわ、いきなりキター!!
独裁体制20年、ニヤゾフ大統領が死去 トルクメニスタン(CNN Japan)
すごいんだよこの独裁者。私はあいにくトルクメニスタン人に知り合いがいないものだから、どうもSF的パラレルワールドみたいに思えて笑ってしまうのだけど。申し訳ないっす。でも現実の話だからなあ。北の独裁者よりもっと滑稽に見えるのは、危害が加えられないほど遠いということが関係しているのだろう。いやそれにしても突然ですな。
誰もが思うのはアメリカの関与だろうが、ここは最近米軍基地ができるとか何とかで、けっこう関係はよかったのである。するとほら、やっぱりねえ。最近はロシアも怖いし。こんなのもあった。
トルクメニスタン:「CISと距離を」−−ニヤゾフ大統領が表明(毎日新聞)
ロシアから距離を置くっていうことを日本の大使に語ったと。そらロシアも怒りますよ。いやもしかしたら個人の頼みでデューク東郷かもしれない、と日本の外務大臣が思っていたらうれしい。いやうれしくないです。
なんかご近所のキルギスでもこのタイミングで議会を解散とかいってモメてるらしい。風雲急を告げてきました。
しかし私が一番興味があるのはベラルーシの行方である。いろんな独裁者がいるが、歴史を見るとやることは決まりきっている。個人崇拝と自民族優越主義だ。しかしここは違う。個人崇拝はさせるのだが、自分の国を持ち上げない。こんなオリジナリティのある独裁者も珍しい(追記 実は独裁者の中ではかなり個人崇拝色が薄いという話もある。そうなるとますます個性的だ)。ここしばらくは目が離せない。
<関連>
独裁君がゆく(qzmp blog)
謎の永世中立国トルクメニスタン(週刊オブイェクト)
独裁体制20年、ニヤゾフ大統領が死去 トルクメニスタン(CNN Japan)
すごいんだよこの独裁者。私はあいにくトルクメニスタン人に知り合いがいないものだから、どうもSF的パラレルワールドみたいに思えて笑ってしまうのだけど。申し訳ないっす。でも現実の話だからなあ。北の独裁者よりもっと滑稽に見えるのは、危害が加えられないほど遠いということが関係しているのだろう。いやそれにしても突然ですな。
インターファクス通信によると、アタエフ議長は21日、刑事事件の捜査対象となったため、同副首相が大統領代行に就任するという。刑事事件の内容は不明。(読売新聞)
ロシア通信は21日、トルクメニスタンのニヤゾフ大統領が同日死去したとの公式発表について、同国の野党勢力筋が「本当は3日前に死亡した。国民は政府発表を信じていない」と述べたと報じた。野党勢力筋によると、ニヤゾフ大統領は2週間前、複数の外国人医師の診察を受けたが、外科手術もできない病状に陥っていたという。(毎日新聞)こえー。
誰もが思うのはアメリカの関与だろうが、ここは最近米軍基地ができるとか何とかで、けっこう関係はよかったのである。するとほら、やっぱりねえ。最近はロシアも怖いし。こんなのもあった。
トルクメニスタン:「CISと距離を」−−ニヤゾフ大統領が表明(毎日新聞)
ロシアから距離を置くっていうことを日本の大使に語ったと。そらロシアも怒りますよ。いやもしかしたら個人の頼みでデューク東郷かもしれない、と日本の外務大臣が思っていたらうれしい。いやうれしくないです。
なんかご近所のキルギスでもこのタイミングで議会を解散とかいってモメてるらしい。風雲急を告げてきました。
しかし私が一番興味があるのはベラルーシの行方である。いろんな独裁者がいるが、歴史を見るとやることは決まりきっている。個人崇拝と自民族優越主義だ。しかしここは違う。個人崇拝はさせるのだが、自分の国を持ち上げない。こんなオリジナリティのある独裁者も珍しい(追記 実は独裁者の中ではかなり個人崇拝色が薄いという話もある。そうなるとますます個性的だ)。ここしばらくは目が離せない。
<関連>
独裁君がゆく(qzmp blog)
謎の永世中立国トルクメニスタン(週刊オブイェクト)
リモコン操作がわからなくなったら老人という気がするが、もういいや
マクドナルドが「メガマック」発売 ビーフが4枚も(フジサンケイビジネスアイ)
罰ゲームだ。
-----
昨日書こうかと思ったのだが、まとまりを考えて別にすることにした。
岸田今日子さんが死去(朝日新聞)
今回「犬神家の一族」がリメイクされるという発表があったとき、公表された配役は石坂浩二だけだった。しかし私は「他の役はともかくお琴の師匠だけは岸田今日子で間違いない、いやそれ以外だったらけしからん」と思っていた。だってこれまで2回やってるし、神主の大滝秀治と並んで絶対に変えてはいけない配役なのだ。なのに、岸田ではなく前回梅子役の草笛光子になってしまったのである。なんでじゃー!と大変な憤りを感じていたのだが、記事には「06年1月に脳腫瘍が見つかり、薬物治療などを続けていた」とある。そうか。出られなかったのだ。まったく残念である。日本人女性の平均寿命が90歳に近づいている現在、76歳というのは早死にといえるのではないか。「傷だらけの天使」や「ムーミン」、数多くのナレーションなど、印象深い仕事が多い。合掌。
-----
今日ケーブルテレビのチューナーを交換し、地上波デジタルなるものが入るようになった。まだまだ番組的にショボいという話は聞くが、そんなことよりリモコン操作が煩雑になったのが困る。さっきまで使っていたリモコンより、見たいチャンネルを出すのにボタンを押す回数が倍になった。いちいち「チャンネル番号入力ボタン」を押してから数字を押すとか、地デジでこれまでの民放を見ると画面が小さくなるから切り替え、またケーブルのチャンネルに変えようとするともういっぺん切り替え、さらにビデオ2に合わせるとか。あとチャンネルを変えた時に次のチャンネルが出てくるのが遅いし。後退しているではないか。
こうして読みかえすだけでもウザいが、これがずっと続くと思うともっとウザい。チャンネルが増えたことで、ますますテレビを見る時間が減りそうな気がする。せいぜい民放とNHK衛星ぐらいでいいんだよな。ロクに見てないんだし。それ以前に地デジが入るくせにDVDプレーヤーが無いというのが根本的に間違ってると思う。
罰ゲームだ。
-----
昨日書こうかと思ったのだが、まとまりを考えて別にすることにした。
岸田今日子さんが死去(朝日新聞)
今回「犬神家の一族」がリメイクされるという発表があったとき、公表された配役は石坂浩二だけだった。しかし私は「他の役はともかくお琴の師匠だけは岸田今日子で間違いない、いやそれ以外だったらけしからん」と思っていた。だってこれまで2回やってるし、神主の大滝秀治と並んで絶対に変えてはいけない配役なのだ。なのに、岸田ではなく前回梅子役の草笛光子になってしまったのである。なんでじゃー!と大変な憤りを感じていたのだが、記事には「06年1月に脳腫瘍が見つかり、薬物治療などを続けていた」とある。そうか。出られなかったのだ。まったく残念である。日本人女性の平均寿命が90歳に近づいている現在、76歳というのは早死にといえるのではないか。「傷だらけの天使」や「ムーミン」、数多くのナレーションなど、印象深い仕事が多い。合掌。
-----
今日ケーブルテレビのチューナーを交換し、地上波デジタルなるものが入るようになった。まだまだ番組的にショボいという話は聞くが、そんなことよりリモコン操作が煩雑になったのが困る。さっきまで使っていたリモコンより、見たいチャンネルを出すのにボタンを押す回数が倍になった。いちいち「チャンネル番号入力ボタン」を押してから数字を押すとか、地デジでこれまでの民放を見ると画面が小さくなるから切り替え、またケーブルのチャンネルに変えようとするともういっぺん切り替え、さらにビデオ2に合わせるとか。あとチャンネルを変えた時に次のチャンネルが出てくるのが遅いし。後退しているではないか。
こうして読みかえすだけでもウザいが、これがずっと続くと思うともっとウザい。チャンネルが増えたことで、ますますテレビを見る時間が減りそうな気がする。せいぜい民放とNHK衛星ぐらいでいいんだよな。ロクに見てないんだし。それ以前に地デジが入るくせにDVDプレーヤーが無いというのが根本的に間違ってると思う。
2006年12月20日
星一からあの店へ
(続き)
星一の履歴はWikipediaにあるとおりだが、一般に伝えられる星一像を決定づけたのは、息子・星新一が書いた「人民は弱し 官吏は強し」によってだろう。
国家権力の様々な妨害により追い詰められていく父の姿を、愛情を込めて描いた作品である。アメリカ留学から帰り、薬品の製造を始め、国会議員になるのだが、政敵の度重なる攻撃により会社は傾いてゆくという話。あえて部外者からの言い方をすれば、メシの種である阿片の払い下げには後藤新平という後ろ盾があり、その後藤が権力闘争に負けたんだからしょうがないねといった感じではある。帝国主義の時代に大きな仕事をしようと思えば、政商的なふるまいをする必要もあっただろうし。
もっとも、この作品ではほとんど触れられていないと思うが(高校生の頃読んだので記憶が定かでなく断言できない)、星一は大陸進出派の巨魁・杉山茂丸の門弟なのである。それを知ると、この小説から得られるイメージとはだいぶ違った印象になる。
それはそうと、杉山茂丸の息子は夢野久作なのだ。あのめくるめく奇想の作家と端正なショートショートを残した星新一がこんな関係で結ばれているというのは本当に意外だ。
-----
さて、その映画版「犬神家の一族」のモデルとなった星製薬は、星新一がたびたび「私は親から継いだ会社を潰した」などと書いてはいるが、実は今でも存続している。
星製薬(Wikipedia)
ホテル・ニューオータニを作ったことでも知られる大谷米太郎が引き取り、「東洋一の製薬工場」と言われた五反田の広大な土地をTOC(東京卸売りセンター)にした。ここは今ではずいぶん古臭い感じだが、私が子供の頃はけっこう見本市会場としてはメジャーだったと思う。そして製薬事業は分離され、細々と続いている。
TOCの関連会社のところに「星製薬株式会社」とあるのにリンクされていない。Wikipediaの「星製薬」のところにもない。なんでだと思い会社名でググってみたが、公式HPが出てこないのだ。作ってないからリンクしていないのかと思いかけたが、大衆薬を作っている製薬会社にHPが無いとも思えない。そこで商品名で検索したら、ようやく下のほうに出てきた。どうなっておるのか。URLを見たらなんのことはない、普通にhoshiseiyaku.co.jpだったのだけど。見よこのソリッドなHPを。クールすぎてシビれる。ここでリンクを張ったら多少は順位が上がるだろうか。というかなんでTOCがリンクしていないのかわからんのだが。
-----
政治家としての親分・後藤新平は「金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ」という言葉を残しているが、その考えを受け継いだのか、星は教育にも多大な情熱を傾けた。星製薬商業学校(現在の星薬科大学)を設立し薬学の普及に努め、星製薬の製品を取り扱う薬局をホシチェーンストアとして系列化すると同時に、店主達にアメリカ仕込みの近代的な経営手法を教えた。
ここに一人の少年がいる。彼は小学校に入学する頃父親を亡くし、15歳で丁稚奉公に出た。奉公先は薬局。店主は星一の影響を受け、少年を星製薬商業学校の夜学に通わせてくれた。彼は23歳で独立し薬局を開業、33歳の時に町議に当選した。38歳で県議、47歳で県議会議長、60歳で市長になった。
星との共通点に気がつくだろう。製薬会社経営と薬局経営、国会議員と地方議会議員の違いはあれ、少年にとって星一は憧れのロールモデルだったのではないだろうか。あんなふうになりたい、と。
彼は42歳の県議時代、「どうせ選挙で名前を覚えてもらうなら」と、経営する薬局の屋号を自分の名前にしてしまうという大胆な人でもあった。まさかこの店が日本一のドラッグストアチェーンになろうとは。
一応公式的には、小学生の時の出来事により政治家を志したということになっているし、実際そういうこともあったのかもしれないが、彼の人生を辿ると星の影響というものを強く感じる次第である。
-----
これで最初に戻り、マツキヨにレッドブルが売られていたら一周回ってまとまりもいいのだが、そういうことはない。あら。というわけで、珍しくシリーズ物になりました。
<関連>
星一
星一の足跡(谷底ライオン内コンテンツ)
おそらくダントツ日本一の星一マニアの方がまとめている。ものすごい。
星一の履歴はWikipediaにあるとおりだが、一般に伝えられる星一像を決定づけたのは、息子・星新一が書いた「人民は弱し 官吏は強し」によってだろう。
国家権力の様々な妨害により追い詰められていく父の姿を、愛情を込めて描いた作品である。アメリカ留学から帰り、薬品の製造を始め、国会議員になるのだが、政敵の度重なる攻撃により会社は傾いてゆくという話。あえて部外者からの言い方をすれば、メシの種である阿片の払い下げには後藤新平という後ろ盾があり、その後藤が権力闘争に負けたんだからしょうがないねといった感じではある。帝国主義の時代に大きな仕事をしようと思えば、政商的なふるまいをする必要もあっただろうし。
もっとも、この作品ではほとんど触れられていないと思うが(高校生の頃読んだので記憶が定かでなく断言できない)、星一は大陸進出派の巨魁・杉山茂丸の門弟なのである。それを知ると、この小説から得られるイメージとはだいぶ違った印象になる。
それはそうと、杉山茂丸の息子は夢野久作なのだ。あのめくるめく奇想の作家と端正なショートショートを残した星新一がこんな関係で結ばれているというのは本当に意外だ。
-----
さて、その映画版「犬神家の一族」のモデルとなった星製薬は、星新一がたびたび「私は親から継いだ会社を潰した」などと書いてはいるが、実は今でも存続している。
星製薬(Wikipedia)
ホテル・ニューオータニを作ったことでも知られる大谷米太郎が引き取り、「東洋一の製薬工場」と言われた五反田の広大な土地をTOC(東京卸売りセンター)にした。ここは今ではずいぶん古臭い感じだが、私が子供の頃はけっこう見本市会場としてはメジャーだったと思う。そして製薬事業は分離され、細々と続いている。
TOCの関連会社のところに「星製薬株式会社」とあるのにリンクされていない。Wikipediaの「星製薬」のところにもない。なんでだと思い会社名でググってみたが、公式HPが出てこないのだ。作ってないからリンクしていないのかと思いかけたが、大衆薬を作っている製薬会社にHPが無いとも思えない。そこで商品名で検索したら、ようやく下のほうに出てきた。どうなっておるのか。URLを見たらなんのことはない、普通にhoshiseiyaku.co.jpだったのだけど。見よこのソリッドなHPを。クールすぎてシビれる。ここでリンクを張ったら多少は順位が上がるだろうか。というかなんでTOCがリンクしていないのかわからんのだが。
-----
政治家としての親分・後藤新平は「金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ」という言葉を残しているが、その考えを受け継いだのか、星は教育にも多大な情熱を傾けた。星製薬商業学校(現在の星薬科大学)を設立し薬学の普及に努め、星製薬の製品を取り扱う薬局をホシチェーンストアとして系列化すると同時に、店主達にアメリカ仕込みの近代的な経営手法を教えた。
ここに一人の少年がいる。彼は小学校に入学する頃父親を亡くし、15歳で丁稚奉公に出た。奉公先は薬局。店主は星一の影響を受け、少年を星製薬商業学校の夜学に通わせてくれた。彼は23歳で独立し薬局を開業、33歳の時に町議に当選した。38歳で県議、47歳で県議会議長、60歳で市長になった。
星との共通点に気がつくだろう。製薬会社経営と薬局経営、国会議員と地方議会議員の違いはあれ、少年にとって星一は憧れのロールモデルだったのではないだろうか。あんなふうになりたい、と。
彼は42歳の県議時代、「どうせ選挙で名前を覚えてもらうなら」と、経営する薬局の屋号を自分の名前にしてしまうという大胆な人でもあった。まさかこの店が日本一のドラッグストアチェーンになろうとは。
一応公式的には、小学生の時の出来事により政治家を志したということになっているし、実際そういうこともあったのかもしれないが、彼の人生を辿ると星の影響というものを強く感じる次第である。
-----
これで最初に戻り、マツキヨにレッドブルが売られていたら一周回ってまとまりもいいのだが、そういうことはない。あら。というわけで、珍しくシリーズ物になりました。
<関連>
星一
星一の足跡(谷底ライオン内コンテンツ)
おそらくダントツ日本一の星一マニアの方がまとめている。ものすごい。
2006年12月18日
横溝正史から星一へ
(続き)
「犬神家の一族」の原作にはモデルがいるとされる。
戦前の一時期、横溝正史は長野県上諏訪に住んでいたことがあり、土地鑑のあるこの場所を舞台に選んだ。「信州の」「湖のほとりにある」「製糸業から始まった財閥」が実際にあった。片倉財閥だ。
片倉工業株式会社 沿革
こんなに長い会社沿革も珍しい。
「かたくら諏訪湖ホテル」のHPに片倉財閥歴代当主の写真がある。二代目片倉兼太郎が財閥の礎を築いたのだが、この名前は当主の名前を継いだものであり、若い頃の名は片倉佐一という。彼が犬神佐兵衛のモデルである。映画版の佐兵衛は顔を似せたのだろうか。まあ昔の偉い人はたいてい髭をはやしていたものだが。
原作と映画の設定はほぼ同じとされるが、大きく変わっているのが犬神財閥の事業が製糸業から製薬業になっていることだ。76年の映画化では、脚本が市川崑、日高真也、長田紀生の3人になっている。諸説あるが、誰の発案だったのかはわからない。誰か監督が元気なうちに聞いてきてほしいものだが。
戦前の主力輸出産業であり殖産興業の本命という華々しい事業よりも、阿片の精製により巨額の財産を築いたという方が、暗く怪しげな映画のトーンをより強調する効果があるだろう。この変更は成功していると思う。
そして、この製薬会社にもモデルがあるのだ。戦前の日本で独占的に阿片を調達し、キニーネやモルヒネを精製していた会社だ。その名を星製薬という。創業者は星一(ほしはじめ)。SF作家星新一の父である。星一には経営者・政治家・教育者の3つの顔があった。とても興味深い人物だ。
次回は彼と、意外なところに彼が我々に残した影響について。これにて完結。
「犬神家の一族」の原作にはモデルがいるとされる。
戦前の一時期、横溝正史は長野県上諏訪に住んでいたことがあり、土地鑑のあるこの場所を舞台に選んだ。「信州の」「湖のほとりにある」「製糸業から始まった財閥」が実際にあった。片倉財閥だ。
片倉工業株式会社 沿革
こんなに長い会社沿革も珍しい。
「かたくら諏訪湖ホテル」のHPに片倉財閥歴代当主の写真がある。二代目片倉兼太郎が財閥の礎を築いたのだが、この名前は当主の名前を継いだものであり、若い頃の名は片倉佐一という。彼が犬神佐兵衛のモデルである。映画版の佐兵衛は顔を似せたのだろうか。まあ昔の偉い人はたいてい髭をはやしていたものだが。
原作と映画の設定はほぼ同じとされるが、大きく変わっているのが犬神財閥の事業が製糸業から製薬業になっていることだ。76年の映画化では、脚本が市川崑、日高真也、長田紀生の3人になっている。諸説あるが、誰の発案だったのかはわからない。誰か監督が元気なうちに聞いてきてほしいものだが。
戦前の主力輸出産業であり殖産興業の本命という華々しい事業よりも、阿片の精製により巨額の財産を築いたという方が、暗く怪しげな映画のトーンをより強調する効果があるだろう。この変更は成功していると思う。
そして、この製薬会社にもモデルがあるのだ。戦前の日本で独占的に阿片を調達し、キニーネやモルヒネを精製していた会社だ。その名を星製薬という。創業者は星一(ほしはじめ)。SF作家星新一の父である。星一には経営者・政治家・教育者の3つの顔があった。とても興味深い人物だ。
次回は彼と、意外なところに彼が我々に残した影響について。これにて完結。
2006年12月17日
レッドブルから横溝正史へ
オーストリアの強豪ザルツブルク、G大阪・宮本獲得へ(サンスポ)
三都主だけでなく宮本も獲るそうだ、などとサッカーに詳しくもないのに書くのにはわけがある。移籍先がレッドブル・ザルツブルクとあるからだ。
レッドブル(Wikipedia)
栄養ドリンクがバカ売れしていて儲かってるらしいという話は聞いたことがあるが、いろいろスポーツチームを持ってるんだなあ。Wikipediaに書いてあるだけでF1に2チーム、WRCに1チーム、サッカーはオーストリアとアメリカにそれぞれ1チーム、スポンサー活動は数知れず。公式HPにいろいろ書いてあるが、ヨット・サーフィン・飛行機・Xスポーツに、崖や高層ビルから飛び降りるスポーツだかなんだかわからないものまでカバーしている。共通点は「若い奴がドキドキするようなもの」か。
日本ではセブンイレブンで売られていてこのパッケージで知られるが、もともとはWikipediaの画像に出ているようなもっさりしたデザインだった。タイで生まれたレッドブルは低所得者層(主に肉体労働者)に照準を合わせて大ヒットしたのだが、タイ以外の全世界での販売権を獲得したディートリッヒ・マテシッツ(Wikipedia)により、おしゃれだけどちょっと危なそうなイメージの「クールなエナジードリンク」になりおおせた。P&Gの歯磨き粉のマーケティングを担当していたそうで、宣伝上手も納得である。
しかし残念というかなんというか、このレッドブルの元ネタはリポビタンDなのだ。タイバージョンはどこかで見たことがあるような気がするのも無理はない。80年代初めにレッドブルCEOのマテシッツが、リポビタンDを作っている大正製薬の会長が日本の長者番付ベスト3に入っているのを知り、「アジアでこんなに売れているのだからヨーロッパでも売れるんじゃないか」と思ったのがきっかけというのだから、なんで大正製薬がやらなかったのよと言いたくもなる。もっとも何十年も続けている「ファイトいっぷぁぁつ!」の宣伝フォーマットをいまだに変えていないことからもわかるように、欧米の若者に斬新なマーケティングで売り込む可能性なんて全く無かったわけで、それは無いものねだりというものだろう。
「薬九層倍」と言われるボロい商品(栄養ドリンクの原価なんか10分の1どころではなく低いし)で既に大成功しているのだから、わざわざリスクを取る必然性がない。
このように、ドラッグ(精神状態を変える物質)というのは当ればものすごくデカい。
-----
と、ここまでが話の枕だったのだが、ちょっと長くなりそうなので、続きは多分あした。
映画「犬神家の一族」に自信の松嶋!あの2本足も“公開”(サンスポ)
の記事を踏まえ、当主・犬神佐兵衛が犬神財閥を作った事業が、横溝正史の原作では製糸業なのに市川崑の映画版では製薬業に変更されている、という話から。
三都主だけでなく宮本も獲るそうだ、などとサッカーに詳しくもないのに書くのにはわけがある。移籍先がレッドブル・ザルツブルクとあるからだ。
レッドブル(Wikipedia)
栄養ドリンクがバカ売れしていて儲かってるらしいという話は聞いたことがあるが、いろいろスポーツチームを持ってるんだなあ。Wikipediaに書いてあるだけでF1に2チーム、WRCに1チーム、サッカーはオーストリアとアメリカにそれぞれ1チーム、スポンサー活動は数知れず。公式HPにいろいろ書いてあるが、ヨット・サーフィン・飛行機・Xスポーツに、崖や高層ビルから飛び降りるスポーツだかなんだかわからないものまでカバーしている。共通点は「若い奴がドキドキするようなもの」か。
日本ではセブンイレブンで売られていてこのパッケージで知られるが、もともとはWikipediaの画像に出ているようなもっさりしたデザインだった。タイで生まれたレッドブルは低所得者層(主に肉体労働者)に照準を合わせて大ヒットしたのだが、タイ以外の全世界での販売権を獲得したディートリッヒ・マテシッツ(Wikipedia)により、おしゃれだけどちょっと危なそうなイメージの「クールなエナジードリンク」になりおおせた。P&Gの歯磨き粉のマーケティングを担当していたそうで、宣伝上手も納得である。
しかし残念というかなんというか、このレッドブルの元ネタはリポビタンDなのだ。タイバージョンはどこかで見たことがあるような気がするのも無理はない。80年代初めにレッドブルCEOのマテシッツが、リポビタンDを作っている大正製薬の会長が日本の長者番付ベスト3に入っているのを知り、「アジアでこんなに売れているのだからヨーロッパでも売れるんじゃないか」と思ったのがきっかけというのだから、なんで大正製薬がやらなかったのよと言いたくもなる。もっとも何十年も続けている「ファイトいっぷぁぁつ!」の宣伝フォーマットをいまだに変えていないことからもわかるように、欧米の若者に斬新なマーケティングで売り込む可能性なんて全く無かったわけで、それは無いものねだりというものだろう。
「薬九層倍」と言われるボロい商品(栄養ドリンクの原価なんか10分の1どころではなく低いし)で既に大成功しているのだから、わざわざリスクを取る必然性がない。
このように、ドラッグ(精神状態を変える物質)というのは当ればものすごくデカい。
-----
と、ここまでが話の枕だったのだが、ちょっと長くなりそうなので、続きは多分あした。
映画「犬神家の一族」に自信の松嶋!あの2本足も“公開”(サンスポ)
の記事を踏まえ、当主・犬神佐兵衛が犬神財閥を作った事業が、横溝正史の原作では製糸業なのに市川崑の映画版では製薬業に変更されている、という話から。
2006年12月16日
これから朝まで
休日なのでぐっすり眠り、目が覚めたのは13時半。だから日付が変わる頃になってもまるで眠くならない。普段なら呑んでる時間なのに、ズレ込んでしまってまだシラフである。
ソーダが無いのに買いに行くのが面倒なので、バーボンの水道水割りに決定。
ツマミは、冷凍ホタテの酒蒸し・長芋と椎茸のオーブン焼き・ツナ缶とブロッコリーの和え物・白菜と大根の浅漬けの4点。あと適当に柿の種やチーズなど。こうして見るとありあわせの割には結構ヘルシーな感じだ。
では始めまーす。誰に報告しているのだ。
ソーダが無いのに買いに行くのが面倒なので、バーボンの水道水割りに決定。
ツマミは、冷凍ホタテの酒蒸し・長芋と椎茸のオーブン焼き・ツナ缶とブロッコリーの和え物・白菜と大根の浅漬けの4点。あと適当に柿の種やチーズなど。こうして見るとありあわせの割には結構ヘルシーな感じだ。
では始めまーす。誰に報告しているのだ。
2006年12月15日
もう12月も後半であります
当blogのトップページをざっと見たら、食い物の話ばかりだ。強引に変なのも混ぜてるけど。特にテーマを決めたblogでもないのに、これではファストフード系か外食株投資系blogだと思われそうだ。樽ドル系blogと思われるよりはマシな気はするが。そういうわけで久しぶりに日記いきまーす。
-----
今日も今日とて吉祥寺。先日赤十字から献血のお願いのハガキが来ていたことを思い出す。冬は服を脱ぐのが面倒だったり、体調を崩している人が多かったりで、いつも血液が足りないのだそうだ。
逆に私は12月によく行く。去年は12月29日に行った。「今年もまるで社会の役に立たなかったなあ」という忸怩たる思いが、私をいてもたってもいられなくさせるようだ。なにこの動機。献血手帳を見たら3月29日に行ったのが最後になっている。いかんな。というわけでちょっと抜いてもらうことにした。成分献血は1時間半ほどかかるという。去年の12月の時が成分献血初体験だったのだが、時間はともかく両腕に針が刺さっているから手が使えない。鼻がかゆくなって困った。看護婦さんに頼めば掻いてくれるとは思うが、それもアレだし、しばらくふがふがしていた記憶がある。そういうわけで400ml献血にする。チュ−ッと抜いてやってくれぃ。
で、ほんの10分ほどで終了。たいへんスムーズ。結構かかることもあるのだが。献血をした人は1人1個ドーナツを食べられる。また登場。なにこのドーナツ系blog。言わずと知れたダスキンドーナツである。せっかくだからありがたくオールドファッションをいただく。
すると10月から献血手帳ではなく献血カードになったので交換するとのこと。はいわかりましたと待っていると、新しいカードを持ってきてくれた。しかしそこに書かれているこれまでの献血回数が100回を超えている。なんだこれは。別にこのままでもいいかなとチラと考えるも、そんなことをしたところでなんの得になるわけでもなく、第一自分の献血回数がわからなくなるのは困る。「あのう、まだ20回もやってないんですけどう」と申告すると、受付の皆さんが鳩首会議を始める。結局前回の時に入力ミスがあって、1桁多くなってしまったとのこと。はー。そんなことあるのね。しかしあと100回やるには何年かかるのだろう。そんなにやる前に自分がお世話になるトシになりそうだが。
そういうわけで、冬場は血液が足りないようだ。今年誰かの役に立った人も、そうでない人も、風邪などひいていないようなら行ってみることをおすすめします。
日本赤十字
-----
今日も今日とて吉祥寺。先日赤十字から献血のお願いのハガキが来ていたことを思い出す。冬は服を脱ぐのが面倒だったり、体調を崩している人が多かったりで、いつも血液が足りないのだそうだ。
逆に私は12月によく行く。去年は12月29日に行った。「今年もまるで社会の役に立たなかったなあ」という忸怩たる思いが、私をいてもたってもいられなくさせるようだ。なにこの動機。献血手帳を見たら3月29日に行ったのが最後になっている。いかんな。というわけでちょっと抜いてもらうことにした。成分献血は1時間半ほどかかるという。去年の12月の時が成分献血初体験だったのだが、時間はともかく両腕に針が刺さっているから手が使えない。鼻がかゆくなって困った。看護婦さんに頼めば掻いてくれるとは思うが、それもアレだし、しばらくふがふがしていた記憶がある。そういうわけで400ml献血にする。チュ−ッと抜いてやってくれぃ。
で、ほんの10分ほどで終了。たいへんスムーズ。結構かかることもあるのだが。献血をした人は1人1個ドーナツを食べられる。また登場。なにこのドーナツ系blog。言わずと知れたダスキンドーナツである。せっかくだからありがたくオールドファッションをいただく。
すると10月から献血手帳ではなく献血カードになったので交換するとのこと。はいわかりましたと待っていると、新しいカードを持ってきてくれた。しかしそこに書かれているこれまでの献血回数が100回を超えている。なんだこれは。別にこのままでもいいかなとチラと考えるも、そんなことをしたところでなんの得になるわけでもなく、第一自分の献血回数がわからなくなるのは困る。「あのう、まだ20回もやってないんですけどう」と申告すると、受付の皆さんが鳩首会議を始める。結局前回の時に入力ミスがあって、1桁多くなってしまったとのこと。はー。そんなことあるのね。しかしあと100回やるには何年かかるのだろう。そんなにやる前に自分がお世話になるトシになりそうだが。
そういうわけで、冬場は血液が足りないようだ。今年誰かの役に立った人も、そうでない人も、風邪などひいていないようなら行ってみることをおすすめします。
日本赤十字
下からの続きなんで
下からどうぞ。
今気がついたんだけど、ロッテとリヴァンプが組んで展開する店の1号店が今日オープンなんで、それに合わせてバーガーキングの再進出を発表したのだね。
クリスピー・クリーム・ドーナツ日本第1号店が東京・新宿にオープン!(柴田書店レストランニュース)
基本のオリジナルグレーズドが150円。な、なんだってー!?12個で1500円。中にクリームとかジャムとか入ってるのが170円。ちなみに本国では店にもよるが、オリジナルグレーズドが79セント。1ドル116円換算で92円ですかそうですか。これ以外は89セント、103円。7割方高い。ぬぬん。でも日本においては、アメリカみたいにバカスカ食う日常食ではなくファッションアイテムに近いのだからこれでいいんだろう、しらんけど。きっと行列作ってるんだろうなあ。
ラスベガス関係の情報サイトでは一番メジャーな「ラスベガス大全」に、たまたまクリスピークリームのことと、アメリカでドーナツがどんなふうに食べられているのかが書いてあった。「時間帯の棲み分け」と「大資本と個人経営の棲み分け」について。要約すると、ドーナツは朝食べるもので、ハンバーガー屋は大資本だがドーナツ屋は個人経営が基本だというお話。
そういう習慣があるからアメリカのマクドナルドは朝の時間帯にハンバーガーを出さない。だから日本でも「朝マック」というのをやっているのだけど、アレ日本では意味ないんだよね。朝から油甘物を食べる習慣なんかないんだから。同じラインナップでいいのに。そういうわけで、朝マックはホットケーキを除いてしょっぱいものばかりである。つーかマクドナルドはなんでもしょっぱすぎだけど。
あと前エントリーでリンクした「バーガーキング再進出」の記事につけられたはてブコメントが、ほぼ歓迎一色。マジでか。君たちこれまで一体どこに隠れていたのだ。もしかしてドクターペッパーとかマウンテンデューが好きな変わり者か。まるで隠れキリシタンのようだ。
ついでに日本マクドナルド出身の外食コンサルタント・王利彰氏の書いたリポートも。
バーガーキング社の日本撤退の背景 (Food104)
そうそう、ファストフードのブランドを定着させるのはものすごく金がかかるのだ。
やはりサイゼリヤの正垣社長にイート・ランをがんばってもらうしかないだろうな。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 タコス!タコス!
⊂彡
今気がついたんだけど、ロッテとリヴァンプが組んで展開する店の1号店が今日オープンなんで、それに合わせてバーガーキングの再進出を発表したのだね。
クリスピー・クリーム・ドーナツ日本第1号店が東京・新宿にオープン!(柴田書店レストランニュース)
基本のオリジナルグレーズドが150円。な、なんだってー!?12個で1500円。中にクリームとかジャムとか入ってるのが170円。ちなみに本国では店にもよるが、オリジナルグレーズドが79セント。1ドル116円換算で92円ですかそうですか。これ以外は89セント、103円。7割方高い。ぬぬん。でも日本においては、アメリカみたいにバカスカ食う日常食ではなくファッションアイテムに近いのだからこれでいいんだろう、しらんけど。きっと行列作ってるんだろうなあ。
ラスベガス関係の情報サイトでは一番メジャーな「ラスベガス大全」に、たまたまクリスピークリームのことと、アメリカでドーナツがどんなふうに食べられているのかが書いてあった。「時間帯の棲み分け」と「大資本と個人経営の棲み分け」について。要約すると、ドーナツは朝食べるもので、ハンバーガー屋は大資本だがドーナツ屋は個人経営が基本だというお話。
そういう習慣があるからアメリカのマクドナルドは朝の時間帯にハンバーガーを出さない。だから日本でも「朝マック」というのをやっているのだけど、アレ日本では意味ないんだよね。朝から油甘物を食べる習慣なんかないんだから。同じラインナップでいいのに。そういうわけで、朝マックはホットケーキを除いてしょっぱいものばかりである。つーかマクドナルドはなんでもしょっぱすぎだけど。
あと前エントリーでリンクした「バーガーキング再進出」の記事につけられたはてブコメントが、ほぼ歓迎一色。マジでか。君たちこれまで一体どこに隠れていたのだ。もしかしてドクターペッパーとかマウンテンデューが好きな変わり者か。まるで隠れキリシタンのようだ。
ついでに日本マクドナルド出身の外食コンサルタント・王利彰氏の書いたリポートも。
バーガーキング社の日本撤退の背景 (Food104)
そうそう、ファストフードのブランドを定着させるのはものすごく金がかかるのだ。
やはりサイゼリヤの正垣社長にイート・ランをがんばってもらうしかないだろうな。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 タコス!タコス!
⊂彡
タコス!タコス!
バーガーキングで検索が来てるからなにかと思ったら、このニュースか。
米バーガーキング、日本に再上陸 (日経)
おーまたロッテとリヴァンプ。そんなに外食に力入れていいのか。
タコベルについて
バーガーキングはマクドナルドよりは食べる気になるけれど、日本市場でウケない理由は割とはっきりしている。一般的に日本人は肉に限らずジューシーなものが好きだ。食べ物を誉める時も「やわらかーい」とか「とろっとしてる」とか、まろやかな食感で表現することが多く、歯ごたえを評価することは少ない。特にファストフードに関しては歯ごたえのあるものはほとんどないといっていいぐらいだ。バーガーキングはパティを、油をひいた鉄板の上でソテーするのではなく直火でグリルするのだが、そのため「パサパサしてる」と感じてしまう人が多い。余程の肉好き、それも霜降り中心の焼肉好きとかではなく、赤身が好きという人でないとおいしいと感じにくい。つまり日本においてはかなりマニア向けとなる。市場が小さいため、ファストフードの「規模の経済」が働きにくい店だ。
かといって日本向けにカスタマイズするとロッテリアと大同小異となり、ロッテが展開する意味もなくなる。もともと少ないお客も来なくなる。5年で100店作るというが、無理矢理出店だけしても赤字店舗だらけの弱いチェーンになることは目に見えている。なにか前回とは違った戦略でもあるのだろうか?大きく味を変えるわけにはいかない。味が変えられないのなら立地か。前回は西武線沿線にボコボコ店を作って案の定ダメだった。もしかしたらバーガーキングが成立する特殊な立地を100ヵ所発見したのかもしれない。すごーい。
ともあれロッテとリヴァンプは日本で市場性の低いファストフードを選んで持ってきているようだが、なかなか興味深い戦略だ。もしかしたら100万人に1店舗の大商圏型で120店舗ぐらいは作れないとも限らない。ものすごく効率悪いけど。このまま勢いに乗ってタコスチェーンをはじめて、華々しく玉砕していただきたいものである。(ぇ
<関連>
日本人が受け入れられないアメリカのファストフードとは(その1)
食べ物ネタならなんか書ける
本国の業績の悪さは日本では取り返せないだろうなあ(いずれもqzmp blog)
米バーガーキング、日本に再上陸 (日経)
おーまたロッテとリヴァンプ。そんなに外食に力入れていいのか。
タコベルについて
日本に進出したこともあったのだが、ぜんぜんウケずに撤退してしまった。今でもバーガーキングの復活を願う人と同じぐらいにタコベルの再進出を願っている人もいるようだ。つまりほとんどいないという意味だが。などと書いたが、バーガーキングが撤退してからまだそんなに時間が経っていないのにまた手がける会社が出てくるとは思わなんだ。物好きな。いや失礼。
日本人が受け入れられないアメリカのファストフードとは(その2)
バーガーキングはマクドナルドよりは食べる気になるけれど、日本市場でウケない理由は割とはっきりしている。一般的に日本人は肉に限らずジューシーなものが好きだ。食べ物を誉める時も「やわらかーい」とか「とろっとしてる」とか、まろやかな食感で表現することが多く、歯ごたえを評価することは少ない。特にファストフードに関しては歯ごたえのあるものはほとんどないといっていいぐらいだ。バーガーキングはパティを、油をひいた鉄板の上でソテーするのではなく直火でグリルするのだが、そのため「パサパサしてる」と感じてしまう人が多い。余程の肉好き、それも霜降り中心の焼肉好きとかではなく、赤身が好きという人でないとおいしいと感じにくい。つまり日本においてはかなりマニア向けとなる。市場が小さいため、ファストフードの「規模の経済」が働きにくい店だ。
かといって日本向けにカスタマイズするとロッテリアと大同小異となり、ロッテが展開する意味もなくなる。もともと少ないお客も来なくなる。5年で100店作るというが、無理矢理出店だけしても赤字店舗だらけの弱いチェーンになることは目に見えている。なにか前回とは違った戦略でもあるのだろうか?大きく味を変えるわけにはいかない。味が変えられないのなら立地か。前回は西武線沿線にボコボコ店を作って案の定ダメだった。もしかしたらバーガーキングが成立する特殊な立地を100ヵ所発見したのかもしれない。すごーい。
ともあれロッテとリヴァンプは日本で市場性の低いファストフードを選んで持ってきているようだが、なかなか興味深い戦略だ。もしかしたら100万人に1店舗の大商圏型で120店舗ぐらいは作れないとも限らない。ものすごく効率悪いけど。このまま勢いに乗ってタコスチェーンをはじめて、華々しく玉砕していただきたいものである。(ぇ
<関連>
日本人が受け入れられないアメリカのファストフードとは(その1)
食べ物ネタならなんか書ける
本国の業績の悪さは日本では取り返せないだろうなあ(いずれもqzmp blog)
2006年12月14日
おみやげに持ってこられても…ねぇ……
11日に発表されたニュースで取りあげるのが遅いんだが、一応備忘ということで。
不二家の外食事業、みずほ証券系ファンド主導で再建(日経)
大体「不二家レストラン」が97店舗もあったこと自体知らない。年商130億で2006年3月期は5億5900万円の赤字。不二家洋菓子店約800店舗は引き続き不二家が運営するという。初めてメニューを見てみたのだが、びっくりするぐらいオーソドックスなファミレスだ。いまとなってはこの変わり映えのなさは逆に貴重な気がするくらい。
一応上場外食企業はほぼカバーしているつもりだったのだが、完全に失念していた、というよりはなっから気がついていなかった。不二家はお菓子屋だという意識だけで、あと古い話だが是川銀蔵が買い占めたことぐらいしか印象にない。100店ほどあるナショナルチェーンでこんなに話題にならないところも珍しい。
専業会社が必死でやってもなかなかうまくいかないのに、本業とは別の子会社としてやっていてもどうにもならないだろう。競争がゆるい頃ならともかく。
第一完全売却ではなく、これからも不二家が35.4%持つというのが未練たらしい。スイーツ専門の飲食店というわけでもないし、シナジーなどないのだ。スパッと切り離せばいいのだが、それができない。単に丸ごと買ってくれるところがないから投資ファンドに、というだけのことかもしれないが。その方が余計悲しいけれど。
本体の業績もまあショボいこと。現場の人たちをうまく使ってくれる会社に店舗はすべて売って、ペコちゃんポコちゃんの商標管理会社としてやっていけば、誰もがハッピーになりそうな会社だ。でもフランチャイズシステムだから、仮にそうしたくてもできないのか。
このままなんとなく存在し続け、いつか行き止まり、とならないように念ずる。南無。
不二家の外食事業、みずほ証券系ファンド主導で再建(日経)
大体「不二家レストラン」が97店舗もあったこと自体知らない。年商130億で2006年3月期は5億5900万円の赤字。不二家洋菓子店約800店舗は引き続き不二家が運営するという。初めてメニューを見てみたのだが、びっくりするぐらいオーソドックスなファミレスだ。いまとなってはこの変わり映えのなさは逆に貴重な気がするくらい。
一応上場外食企業はほぼカバーしているつもりだったのだが、完全に失念していた、というよりはなっから気がついていなかった。不二家はお菓子屋だという意識だけで、あと古い話だが是川銀蔵が買い占めたことぐらいしか印象にない。100店ほどあるナショナルチェーンでこんなに話題にならないところも珍しい。
専業会社が必死でやってもなかなかうまくいかないのに、本業とは別の子会社としてやっていてもどうにもならないだろう。競争がゆるい頃ならともかく。
第一完全売却ではなく、これからも不二家が35.4%持つというのが未練たらしい。スイーツ専門の飲食店というわけでもないし、シナジーなどないのだ。スパッと切り離せばいいのだが、それができない。単に丸ごと買ってくれるところがないから投資ファンドに、というだけのことかもしれないが。その方が余計悲しいけれど。
本体の業績もまあショボいこと。現場の人たちをうまく使ってくれる会社に店舗はすべて売って、ペコちゃんポコちゃんの商標管理会社としてやっていけば、誰もがハッピーになりそうな会社だ。でもフランチャイズシステムだから、仮にそうしたくてもできないのか。
このままなんとなく存在し続け、いつか行き止まり、とならないように念ずる。南無。
2006年12月13日
2006年12月12日
2006年12月11日
今でも基本はリカードなんだろうか
スターバックス VS エチオピア
と
倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。(共にYAMAGATA Hiroo Official Page内The Economist セレクション)
を読んで、もう2年ほど行ってないスタバに行ってみる気になる。んが、夕方の吉祥寺でちょっと喉が乾いた時、やはりスタバに行く気にはなれない。コーヒーにさほどの思い入れを持たない私は、ラテというものを高級コーヒー牛乳と認識しており、そのようなものは冷やして銭湯で飲むものであるという結論をどこかの段階で出してしまった。スタバの食い物も私が最後に行った頃よりは多少マシになっているはずだが(なってなかったら驚く)、それでもやっぱりどうでもいい。
もう日も落ちたし、最近家呑みばかりだという反省もあって、酒場を探しはじめる。ええ、やっぱりですよ。すいませんね。仮店舗の内に一度いせやに行っておかなければと思うも、なんだか人がいっぱいで突入する気になれず。線路沿いにスゴスゴ駅に帰る途中、さくら水産の前を通りかかりつい入店。だはあ。業態の違いがあるから客単価が違うのは当然なのだが、おそらく客単価400円ほどだろうスタバに行くのはそうでもないのに、客単価2000円ほどのさくら水産に行くと一気に下流っぽさが強まる。もういいよ、アタイは下流さと荒みながらビールとモツ煮込み。次に芋焼酎ロックと海鮮ビーフン。この海鮮ビーフンなるものがびっくりするほどショボい。イカと芝エビがひとかけらづつ入っていたような気がするが、あれが「海鮮」を意味しているのだろうか。量も3口分ほどで、さすが280円といったところ。全くクレームをつける気を起こさせないところなど長年の経営により身につけたノウハウであろう。見事である。
注文を取るのは若い中国人女性、厨房にはスリランカもしくはバングラディシュっぽい男性が元気に声を出しつつ働いている。さくら水産が特別安くこき使っているというわけではなかろうし(ビザのことは知らぬ)、ここには農産物というモノの輸入よりは、人が関わるぶんだけ透明性があるのかもしれない。
国際貿易と貧富の差なんて話は、いろんな立場がある上にいろんな思想があってややこしいことこの上なく、ちょっと思いつきで書くにはハードルが高すぎる。ただ、私のように「フェアトレード」という字面を見ただけで「うわうさんくせえ」と思うような性格の歪んだ人ばかりではないはずだから、きちんとぶっかけるべき水はぶっかけておいた方がいいんじゃないかな、とは思う。それにしても「地元食品 (地産地消) 運動は、どう見ても古くさい保護主義が環境運動で偽装しているだけのようだし、たぶん貧乏国のことはどうでもいいのだろう」とか、キツすぎて笑った。というわけで、ホワイトバンド(懐)とかU2とかの方には行かず、さくら水産でごまかしてみました。いつか気合いが入ったら書いてみたいものです。
と
倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。(共にYAMAGATA Hiroo Official Page内The Economist セレクション)
を読んで、もう2年ほど行ってないスタバに行ってみる気になる。んが、夕方の吉祥寺でちょっと喉が乾いた時、やはりスタバに行く気にはなれない。コーヒーにさほどの思い入れを持たない私は、ラテというものを高級コーヒー牛乳と認識しており、そのようなものは冷やして銭湯で飲むものであるという結論をどこかの段階で出してしまった。スタバの食い物も私が最後に行った頃よりは多少マシになっているはずだが(なってなかったら驚く)、それでもやっぱりどうでもいい。
もう日も落ちたし、最近家呑みばかりだという反省もあって、酒場を探しはじめる。ええ、やっぱりですよ。すいませんね。仮店舗の内に一度いせやに行っておかなければと思うも、なんだか人がいっぱいで突入する気になれず。線路沿いにスゴスゴ駅に帰る途中、さくら水産の前を通りかかりつい入店。だはあ。業態の違いがあるから客単価が違うのは当然なのだが、おそらく客単価400円ほどだろうスタバに行くのはそうでもないのに、客単価2000円ほどのさくら水産に行くと一気に下流っぽさが強まる。もういいよ、アタイは下流さと荒みながらビールとモツ煮込み。次に芋焼酎ロックと海鮮ビーフン。この海鮮ビーフンなるものがびっくりするほどショボい。イカと芝エビがひとかけらづつ入っていたような気がするが、あれが「海鮮」を意味しているのだろうか。量も3口分ほどで、さすが280円といったところ。全くクレームをつける気を起こさせないところなど長年の経営により身につけたノウハウであろう。見事である。
注文を取るのは若い中国人女性、厨房にはスリランカもしくはバングラディシュっぽい男性が元気に声を出しつつ働いている。さくら水産が特別安くこき使っているというわけではなかろうし(ビザのことは知らぬ)、ここには農産物というモノの輸入よりは、人が関わるぶんだけ透明性があるのかもしれない。
国際貿易と貧富の差なんて話は、いろんな立場がある上にいろんな思想があってややこしいことこの上なく、ちょっと思いつきで書くにはハードルが高すぎる。ただ、私のように「フェアトレード」という字面を見ただけで「うわうさんくせえ」と思うような性格の歪んだ人ばかりではないはずだから、きちんとぶっかけるべき水はぶっかけておいた方がいいんじゃないかな、とは思う。それにしても「地元食品 (地産地消) 運動は、どう見ても古くさい保護主義が環境運動で偽装しているだけのようだし、たぶん貧乏国のことはどうでもいいのだろう」とか、キツすぎて笑った。というわけで、ホワイトバンド(懐)とかU2とかの方には行かず、さくら水産でごまかしてみました。いつか気合いが入ったら書いてみたいものです。
2006年12月09日
食欲よりも料理欲の強い日
調味料板がカオス杉ワロタ(喪男の書き留めたい事。)
醤油厨に嫌醤油厨、マヨ厨にソース信者と、このカオスっぷりはなんだ。これ真剣にやってるわけだろう。世の中いろんな人がいるねー。
-----
という前振りで、今日は料理欲を満たした話。いや単に料理をしたよというだけのことなんだけど。しばらくしてなかったから無性になんか作りたくなった。
13時起床。昨日買ってきたキューピー・パスタのためのオイルソース アンチョビ味を使い「ナスと牛肉のリングイネ」を制作。魚のソースに肉を合わせていいのかとかは気にしない。久々だったから、リングイネを茹でるときは始めの段階でよく混ぜないと麺が平らだからくっついてしまうのを忘れていた。茹で上がり直前に慌てて激しく混ぜ、なんとかバラバラに。仕上げにドライバジルを少々。
評価
数本くっついていたことを意識的に忘却すれば100点だ。
満足して食べ終わったはいいが、私の料理欲はまだ静まらない。特に料理のスキルが高いわけではなく、なんか手を動かしたり途中で味見をしたりしたいだけなので、とりあえず野菜を切ることに決定。大根をイチョウ切り、人参を小口切り、白菜を適当に、生姜は可能な限り細切りにして、ビニール袋に入れる。普段はここに塩と本だしを入れるのだが、今日は少し塩を控えめにして醤油を入れてみる。全体をよく揉み、空気を抜いて口を縛る。晩酌用の浅漬けなのでそれまで冷蔵庫に放置。
評価
OKだ。まあしょっぱすぎなければ失敗のしようもないが。
まだなんかしたい。やむを得ず大根に葉っぱがついていたのでこれをよく洗い、小口切りにしたものをゴマ油で炒める。醤油を入れ炒りつけて完成。5分も経ってない。これをご飯に混ぜ、ラップに包んでおにぎりを握る。晩酌の締めに食べる予定。だから評価はまだできない。うまいに決まっているが。なぜ大根の葉っぱだけを単独の商品として売らないのか、真剣に疑問に思う。
まだなんかしたい。細かいことをしていても料理欲がおさまらないと思い、時間のかかるものを作ることにする。なにか煮込もう。オリーブ油で牛肉を炒め、そこにキャベツ、蕪、人参、玉ねぎをそれぞれ大ぶりに切ったものと、皮を湯剥きしてタネをとったトマトを入れる。ちょっと炒めてから水とコンソメ2つを投入。しばらく煮ていると、ふと普段全然使わない調味料が気にかかる。そのサフランの瓶を見てみると、なんと賞味期限が昨日まで。肉や魚と違いハーブの場合の賞味期限は「この頃までならきちんと密閉しておけば香りはありますよ」ということだから、使ったからといってお腹が痛くなったりはしない。フタを開けてみるとあのサフラン独特のいいんだか悪いんだかわかりにくい香りがちゃんとする。きっと「コレもうそろそろどうにかしろよ」というクロッカスの精のお告げだと思い、ぬるま湯に15分ほど漬けて色を出し鍋に投入。これって魚介類に使うことが多いハーブだよな、とかは気にしない。ここで塩・コショウで味を決め完成。味はたいへんうまい、と思ったが、ジャガイモが入っていないとどうしても納得がいかない。雨降ってるし外出たくないなー、とグズグズする。18時半、酒も残り少ないことだしやっぱ行くか、と玄関を出ると雨がやんでいた。ラッキー。ジャガイモとキュウリとバナナと豚肉となぜか泡盛を買って帰宅。早速ジャガイモを適当に切り投入。さらに煮込み、ついに大作「具だくさんのスープ〜クロッカスからのメッセージ」が完成した!
評価
気が済んだ。
そういう休日でした。
醤油厨に嫌醤油厨、マヨ厨にソース信者と、このカオスっぷりはなんだ。これ真剣にやってるわけだろう。世の中いろんな人がいるねー。
-----
という前振りで、今日は料理欲を満たした話。いや単に料理をしたよというだけのことなんだけど。しばらくしてなかったから無性になんか作りたくなった。
13時起床。昨日買ってきたキューピー・パスタのためのオイルソース アンチョビ味を使い「ナスと牛肉のリングイネ」を制作。魚のソースに肉を合わせていいのかとかは気にしない。久々だったから、リングイネを茹でるときは始めの段階でよく混ぜないと麺が平らだからくっついてしまうのを忘れていた。茹で上がり直前に慌てて激しく混ぜ、なんとかバラバラに。仕上げにドライバジルを少々。
評価
数本くっついていたことを意識的に忘却すれば100点だ。
満足して食べ終わったはいいが、私の料理欲はまだ静まらない。特に料理のスキルが高いわけではなく、なんか手を動かしたり途中で味見をしたりしたいだけなので、とりあえず野菜を切ることに決定。大根をイチョウ切り、人参を小口切り、白菜を適当に、生姜は可能な限り細切りにして、ビニール袋に入れる。普段はここに塩と本だしを入れるのだが、今日は少し塩を控えめにして醤油を入れてみる。全体をよく揉み、空気を抜いて口を縛る。晩酌用の浅漬けなのでそれまで冷蔵庫に放置。
評価
OKだ。まあしょっぱすぎなければ失敗のしようもないが。
まだなんかしたい。やむを得ず大根に葉っぱがついていたのでこれをよく洗い、小口切りにしたものをゴマ油で炒める。醤油を入れ炒りつけて完成。5分も経ってない。これをご飯に混ぜ、ラップに包んでおにぎりを握る。晩酌の締めに食べる予定。だから評価はまだできない。うまいに決まっているが。なぜ大根の葉っぱだけを単独の商品として売らないのか、真剣に疑問に思う。
まだなんかしたい。細かいことをしていても料理欲がおさまらないと思い、時間のかかるものを作ることにする。なにか煮込もう。オリーブ油で牛肉を炒め、そこにキャベツ、蕪、人参、玉ねぎをそれぞれ大ぶりに切ったものと、皮を湯剥きしてタネをとったトマトを入れる。ちょっと炒めてから水とコンソメ2つを投入。しばらく煮ていると、ふと普段全然使わない調味料が気にかかる。そのサフランの瓶を見てみると、なんと賞味期限が昨日まで。肉や魚と違いハーブの場合の賞味期限は「この頃までならきちんと密閉しておけば香りはありますよ」ということだから、使ったからといってお腹が痛くなったりはしない。フタを開けてみるとあのサフラン独特のいいんだか悪いんだかわかりにくい香りがちゃんとする。きっと「コレもうそろそろどうにかしろよ」というクロッカスの精のお告げだと思い、ぬるま湯に15分ほど漬けて色を出し鍋に投入。これって魚介類に使うことが多いハーブだよな、とかは気にしない。ここで塩・コショウで味を決め完成。味はたいへんうまい、と思ったが、ジャガイモが入っていないとどうしても納得がいかない。雨降ってるし外出たくないなー、とグズグズする。18時半、酒も残り少ないことだしやっぱ行くか、と玄関を出ると雨がやんでいた。ラッキー。ジャガイモとキュウリとバナナと豚肉となぜか泡盛を買って帰宅。早速ジャガイモを適当に切り投入。さらに煮込み、ついに大作「具だくさんのスープ〜クロッカスからのメッセージ」が完成した!
評価
気が済んだ。
そういう休日でした。
2006年12月08日
穏やかなり
昨日のエントリーの終わりの関連リンク先を一部変更。2つの映画の予告編にリンクした。それにしてもYouTubeというのは、探せばいろんなもんがあるなあ。
-----
ドトールの新作、「ホットサンド ツナチェダーチーズ」(320円)を食べた。ツナと玉ねぎのみじん切りをマヨネーズで和えたフィリングとチェダーチーズをはさんだサンドをオーブンで温めて提供。2つに切って、それぞれを手が汚れないように紙袋に入れている。コクがあるこってり系なのはいいのだが、味が単調なので1つめはともかく2つめはちょっと飽きる。コショウやチリなどのスパイスで変化をつけるか、辛いのがだめならハーブでも入れないとちょっとな、という感じ。
-----
この週末はとても久しぶりに心安らかに過ごせそうで、たいへん嬉しい。
おやすみなさい。
-----
ドトールの新作、「ホットサンド ツナチェダーチーズ」(320円)を食べた。ツナと玉ねぎのみじん切りをマヨネーズで和えたフィリングとチェダーチーズをはさんだサンドをオーブンで温めて提供。2つに切って、それぞれを手が汚れないように紙袋に入れている。コクがあるこってり系なのはいいのだが、味が単調なので1つめはともかく2つめはちょっと飽きる。コショウやチリなどのスパイスで変化をつけるか、辛いのがだめならハーブでも入れないとちょっとな、という感じ。
-----
この週末はとても久しぶりに心安らかに過ごせそうで、たいへん嬉しい。
おやすみなさい。
2006年12月07日
映画「エコール」がいくらなんでもやりすぎなことについて
当blogが始まってから3年弱。なにかのついでに以前見た映画の紹介をしたことはあるが、今日見に行った作品のことを書くのは初めてだと思う。ということは、ここ3年近く映画館には行ってなかったということか。行ってたらなにかしら書いてるはずだし。
送られてくるメルマガで山形浩生氏がある映画を褒めていた。引用する。
そそそそんなのが隣りに座ったら私は逃げる。耐えられない。
いやしかし。考えてみれば私のファッションは司法浪人10年目スタイル(主にユニクロ一部GAP混入・命名自分)なわけであり、端から見れば十分にその筋の人に見えなくもない。いやむしろその筋だと断じられても抗弁できないようなそれっぽさがあるのかも知れず、この映画を見に行くのはかなりの羞恥プレイな気もする。(←自意識過剰)
しかし「幻想的」「シュール」といったキーワードもさることながら、なにか見逃してはいけないような予感がする。その予感は確かに当っていたのだけれど・・・・・
エコール(公式)
-----
意を決して向かうは渋谷シネマライズ。渋谷で映画を見るなんぞ、ずーっと前にユーロスペースで「ゆきゆきて神軍」を見て以来だろうか。たまに見る映画がそれかYO!いや違うな。その後、やはりユーロスペースで前述の「森の中に隔絶された学校が舞台の出来のいい映画」を見たのだった。1999年の話である。それまでにも見たことはあったのだが、この時が映画館でかける最終上映ということで、監督のトークショー付きということもありまた見に行ったのだった。その時監督は、「この映画はマニアックなファンがついてるみたいでありがたいですね。今日もそんな感じの人がいますが」と最前列にいた私をチラッと見ながら言ったような気がしましたが、たぶん気のせいだと思います。
ゴミゴミした道を進み、「どこがスペインなんだ」とツッコむのがお約束らしい坂を登りきったところにシネマライズはあった。ああ、そこには恐れていた光景がありました。20歳前後のいかにも文化系というか一目見て「その筋」としか思えない2人組がチケット売り場の前でウジウジしています。とっとと買えよ!しかしその後ろにいる私だってどう見られているか知れたものではなく、いやたぶんそう見られているという確信があるだけに余計にこんな所に並んでいたくありません。あー、やっぱ来るんじゃなかったかもー、とこの期に及んで気弱な私。
ともかく地下に降り、恥ずかしいからモギリのお姉さんの目を見ずに「いや違うんですそうじゃないんです」とつぶやきつつ(一部嘘)、指定された席に落ち着く。ほっと一安心。しかしここはそう簡単にリラックスさせてくれるような場所ではなかった。すぐ後ろの男3人組がなにやら声をひそめてボソボソミーティングをしている。上映直前に隣りに怪しげな男が座る。いくら指定席だからって半分ぐらいしか入ってないんだからわざわざ隣りに座るなよ!なんでこうなるんじゃー!!(泣)
仕方ないから適当に席を移動し、ようやく上映開始。枕が長い。ここからようやく本文である。
-----
森の中には何のためにあるのか説明されない奇妙なフォルムのオブジェ。
生徒がかけるLPレコード。流れ出すピアノの旋律。
四角い階段室を上から見下ろすショット。
湖に突き出した桟橋。そこにつながれた手漕ぎボート。
朝もやの中に浮かび上がる桟橋とそこにかぶせられた小鳥のさえずり。
なにこの既視感満載の映画。
ファンタジーだけにストーリーやプロットの妙を楽しむ映画ではない。
積み重ねられる映像的イメージの豊富さと美しさ、その見せ方こそがこの種の作品の命ではないか。そのことごとくにデジャブを感じるというのはどういうことなのだ。
蝶の標本作り。
さなぎから蝶が羽化する瞬間のアップ。
強調される柱時計。
体調を崩しベッドに横たわる生徒に、別の生徒がグラスで水を飲ませる構図。
この学校と外界を隔てる「壁」について生徒が語り合う。
どれもこれも見たことのあるシーンばかりだ。
さんざん引っぱったが、もういいだろう。前述の、森の中に隔絶された学校が舞台の出来のいい映画、監督のトークショーを見に行った映画からの、冗談にも「引用」などとは言えない「剽窃」の連続だ。その映画を「1999年の夏休み」(金子修介公式HP)という。今では深津絵里のデビュー作として知られているのだろうか。
上映開始30分ほど経った頃か、それまではなんとか「設定が似ているわけだし、似たようなイメージ・道具立てになることもあるのかな」と無理矢理思おうとしていたのだが、「夏休み」のクライマックスと全く同じシーンが出てきて「もう無理」と思った。「夏休み」で、どしゃ降りの中、湖に落ちた生徒を助けに行くシーンだ。静かな水中からカメラが浮上したら、湖面に激しい雨が打ちつけているという特に強烈な印象を残すシーンを、そのまんまやっている。さすがに呆れた。「この調子じゃ崖から飛び降りるシーンも出てくんじゃねーの」などと思っていたが、いくらなんでもそれはなかった。そのかわり、塀から飛び降りるシーンはあったが。
はい、ここで「夏休み」を見たことのある人に問題です。「学校」と「外界」をつなぐ交通手段はなんでしょう?はい、そのとおり。それもおんなじです。ここまでくると腹も立たない。感心して見てました。
他にも「湖に投げ込んだ手袋が沈む(「夏休み」では手紙)」など、気がついたところはいくつもあるが、これ以上の羅列は無意味なんで省略する。物語自体違うのだから、そういうことは置いといて別の部分を評価する、という考え方もわかるけれど、私の場合はもうすっかり鼻白んでしまった。とてもじゃないけど物語の中に入っていけない。いちいち「これも、ああこれも」と、記憶の中のビジュアルイメージが沸き出してしまい、元々ストーリーはあってないようなものだからそっちの方に没頭することもできず、もはや「この監督どこまでやるつもりだろう」という興味からしか見続けることができなくなった。あーあ。
私がもしロリコンだったなら、あるいは「1999年の夏休み」を見たことがなかったなら、それなりに楽しめたのかもしれない。でも、そうではないのだからぜんぜん楽しめませんでした、ちゃんちゃん、ということである。
それにしても、東京学芸大学映画研究会の先輩・押井守はハリウッドにパクッてパクッてパクりまくられているわけだが、後輩・金子修介も晴れて外国映画にパクられるようになった、ということなんだろうか。押井はよく「パクりパクられはお互い様」みたいなことを言うけれど、ここまでやられるのはさすがに限度を超えてるんじゃないの、と思った。
なんだか糾弾してるみたいに受け取られかねない文章になってしまったが、私はただ呆れ果てただけで、別に何をどうしようというわけでもない。「どんなB級・C級映画にも見どころはある」という淀川長治イズムに則って言うならば、「バレエの先生はエロくてよかったですよ」といったところ。なんだこの締めは。
-----
東京では明日までだというから急遽見に行ったのに、今公式HPを見たら土曜からは銀座シネパトスで公開決定とか書いてある。なにそれ。直前まで伏せておくとは。
「両方見たい」という奇特な方には、「夏休み」のDVDは後で見ることを薦める。先に見ると映画館で退屈してしまうだろうから。いずれにせよ、ファンタジー映画としてのレベルの違い、映像作家としての力量の違いは明らかだ。
関連リンクを少々。
『エコール』ルシール・アザリロヴィック監督ティーチイン!!
エコール 予告編
1999年の夏休み 予告編
エンジェルハウス 『1999年の夏休み』友の会
エンジェルハウス内コンテンツ 映画「1999年の夏休み」について
送られてくるメルマガで山形浩生氏がある映画を褒めていた。引用する。
先日、『エコール』を観てきたのですが、低予算なのに不思議な空間の味わいを出していてとてもよい映画でした。森の中にある隔絶された女子校で、寮から森の中に吊された街灯の下を少女たちが歩いてゆく様は、実にシュールで幻想的でほとんどSF的な雰囲気を醸し出しておりました。あ、面白そう。森の中に隔絶された学校が舞台の出来のいい映画を見たことがあるので、これも面白いんじゃないかと期待をしたわけです。ただ、続けてちょっと気になることが書いてある。
でも、炉な方々をねらい打ちしたようなあざとい映画でもありまして、隣にすわってきた、黄色い服を着た、絵に描いたようなデブのキモヲタの方が、少女たちのメコスジくっきりなバレエ場面になるたびに息を荒くなさるのがとても気持ち悪うございましたことですよ。イヤアアアァァ!!
そそそそんなのが隣りに座ったら私は逃げる。耐えられない。
いやしかし。考えてみれば私のファッションは司法浪人10年目スタイル(主にユニクロ一部GAP混入・命名自分)なわけであり、端から見れば十分にその筋の人に見えなくもない。いやむしろその筋だと断じられても抗弁できないようなそれっぽさがあるのかも知れず、この映画を見に行くのはかなりの羞恥プレイな気もする。(←自意識過剰)
しかし「幻想的」「シュール」といったキーワードもさることながら、なにか見逃してはいけないような予感がする。その予感は確かに当っていたのだけれど・・・・・
エコール(公式)
-----
意を決して向かうは渋谷シネマライズ。渋谷で映画を見るなんぞ、ずーっと前にユーロスペースで「ゆきゆきて神軍」を見て以来だろうか。たまに見る映画がそれかYO!いや違うな。その後、やはりユーロスペースで前述の「森の中に隔絶された学校が舞台の出来のいい映画」を見たのだった。1999年の話である。それまでにも見たことはあったのだが、この時が映画館でかける最終上映ということで、監督のトークショー付きということもありまた見に行ったのだった。その時監督は、「この映画はマニアックなファンがついてるみたいでありがたいですね。今日もそんな感じの人がいますが」と最前列にいた私をチラッと見ながら言ったような気がしましたが、たぶん気のせいだと思います。
ゴミゴミした道を進み、「どこがスペインなんだ」とツッコむのがお約束らしい坂を登りきったところにシネマライズはあった。ああ、そこには恐れていた光景がありました。20歳前後のいかにも文化系というか一目見て「その筋」としか思えない2人組がチケット売り場の前でウジウジしています。とっとと買えよ!しかしその後ろにいる私だってどう見られているか知れたものではなく、いやたぶんそう見られているという確信があるだけに余計にこんな所に並んでいたくありません。あー、やっぱ来るんじゃなかったかもー、とこの期に及んで気弱な私。
ともかく地下に降り、恥ずかしいからモギリのお姉さんの目を見ずに「いや違うんですそうじゃないんです」とつぶやきつつ(一部嘘)、指定された席に落ち着く。ほっと一安心。しかしここはそう簡単にリラックスさせてくれるような場所ではなかった。すぐ後ろの男3人組がなにやら声をひそめてボソボソミーティングをしている。上映直前に隣りに怪しげな男が座る。いくら指定席だからって半分ぐらいしか入ってないんだからわざわざ隣りに座るなよ!なんでこうなるんじゃー!!(泣)
仕方ないから適当に席を移動し、ようやく上映開始。枕が長い。ここからようやく本文である。
-----
深い深い森のなかに建つ、お城のような大きなお屋敷。そこは6歳から12歳までの少女たちが暮らしている、外界から遮断された謎めいたスクール。彼女たちは棺に入れられ、そこに運び込まれる。年齢ごとに7色のリボンでグループに分けられ、自然の生態を学び、ダンスの稽古をして6年の時を過ごすのだ…。前世紀の作家フランク・ヴェデキンドの短編小説が原作となった、秘密めいていてどこか恐ろしい影のある、美しい楽園の物語。サンセバスチャン映画祭やストックホルム映画祭で作品賞、監督賞などを受賞した。(cinemacafe.net)静謐な森、夕暮れの小道に印象的なランプ。
森の中には何のためにあるのか説明されない奇妙なフォルムのオブジェ。
生徒がかけるLPレコード。流れ出すピアノの旋律。
四角い階段室を上から見下ろすショット。
湖に突き出した桟橋。そこにつながれた手漕ぎボート。
朝もやの中に浮かび上がる桟橋とそこにかぶせられた小鳥のさえずり。
なにこの既視感満載の映画。
ファンタジーだけにストーリーやプロットの妙を楽しむ映画ではない。
積み重ねられる映像的イメージの豊富さと美しさ、その見せ方こそがこの種の作品の命ではないか。そのことごとくにデジャブを感じるというのはどういうことなのだ。
蝶の標本作り。
さなぎから蝶が羽化する瞬間のアップ。
強調される柱時計。
体調を崩しベッドに横たわる生徒に、別の生徒がグラスで水を飲ませる構図。
この学校と外界を隔てる「壁」について生徒が語り合う。
どれもこれも見たことのあるシーンばかりだ。
さんざん引っぱったが、もういいだろう。前述の、森の中に隔絶された学校が舞台の出来のいい映画、監督のトークショーを見に行った映画からの、冗談にも「引用」などとは言えない「剽窃」の連続だ。その映画を「1999年の夏休み」(金子修介公式HP)という。今では深津絵里のデビュー作として知られているのだろうか。
上映開始30分ほど経った頃か、それまではなんとか「設定が似ているわけだし、似たようなイメージ・道具立てになることもあるのかな」と無理矢理思おうとしていたのだが、「夏休み」のクライマックスと全く同じシーンが出てきて「もう無理」と思った。「夏休み」で、どしゃ降りの中、湖に落ちた生徒を助けに行くシーンだ。静かな水中からカメラが浮上したら、湖面に激しい雨が打ちつけているという特に強烈な印象を残すシーンを、そのまんまやっている。さすがに呆れた。「この調子じゃ崖から飛び降りるシーンも出てくんじゃねーの」などと思っていたが、いくらなんでもそれはなかった。そのかわり、塀から飛び降りるシーンはあったが。
はい、ここで「夏休み」を見たことのある人に問題です。「学校」と「外界」をつなぐ交通手段はなんでしょう?はい、そのとおり。それもおんなじです。ここまでくると腹も立たない。感心して見てました。
他にも「湖に投げ込んだ手袋が沈む(「夏休み」では手紙)」など、気がついたところはいくつもあるが、これ以上の羅列は無意味なんで省略する。物語自体違うのだから、そういうことは置いといて別の部分を評価する、という考え方もわかるけれど、私の場合はもうすっかり鼻白んでしまった。とてもじゃないけど物語の中に入っていけない。いちいち「これも、ああこれも」と、記憶の中のビジュアルイメージが沸き出してしまい、元々ストーリーはあってないようなものだからそっちの方に没頭することもできず、もはや「この監督どこまでやるつもりだろう」という興味からしか見続けることができなくなった。あーあ。
私がもしロリコンだったなら、あるいは「1999年の夏休み」を見たことがなかったなら、それなりに楽しめたのかもしれない。でも、そうではないのだからぜんぜん楽しめませんでした、ちゃんちゃん、ということである。
それにしても、東京学芸大学映画研究会の先輩・押井守はハリウッドにパクッてパクッてパクりまくられているわけだが、後輩・金子修介も晴れて外国映画にパクられるようになった、ということなんだろうか。押井はよく「パクりパクられはお互い様」みたいなことを言うけれど、ここまでやられるのはさすがに限度を超えてるんじゃないの、と思った。
なんだか糾弾してるみたいに受け取られかねない文章になってしまったが、私はただ呆れ果てただけで、別に何をどうしようというわけでもない。「どんなB級・C級映画にも見どころはある」という淀川長治イズムに則って言うならば、「バレエの先生はエロくてよかったですよ」といったところ。なんだこの締めは。
-----
東京では明日までだというから急遽見に行ったのに、今公式HPを見たら土曜からは銀座シネパトスで公開決定とか書いてある。なにそれ。直前まで伏せておくとは。
「両方見たい」という奇特な方には、「夏休み」のDVDは後で見ることを薦める。先に見ると映画館で退屈してしまうだろうから。いずれにせよ、ファンタジー映画としてのレベルの違い、映像作家としての力量の違いは明らかだ。
関連リンクを少々。
『エコール』ルシール・アザリロヴィック監督ティーチイン!!
エコール 予告編
1999年の夏休み 予告編
エンジェルハウス 『1999年の夏休み』友の会
エンジェルハウス内コンテンツ 映画「1999年の夏休み」について
2006年12月06日
ジョルトはちょっと飲んでみたい
アクセス解析報告
「相田みつを風 ソフト」(Yahoo)
そうだ。こういう検索でひょっこりやってくる人を念頭に置いてこのエントリーを書いたのだった。
読んだ結果、どんな感想を持つかはわからない。ちょっと笑ってスルーすることができないぐらい、すごく不愉快な文章だと感じる人もいるかもしれない。その「不快」の表明は聞かなきゃいけないんだろう。「そう思った」という事実を、mixiのような限定された場所ではなく、誰でも読めるblogに書いたのだから。
誰に文句を言われたわけでもないが、相田みつをファンがなにかの間違いで当blogにやって来たときの心情を慮ってみました。「おもんぱかって」って字は難しいのね。
-----
【食の政治学】コーラ戦争 2大資本の中、気を吐くイスラム系(産経新聞)
産経が珍しく食関係で面白い記事を。
日本では「コーラという典型的寡占市場へ新規参入」には、Virgin Cola(公式)(Wikipedia)という先例がある。ポッカの自販機にヴァージンが入っているのはまず見かけないが、公式HPを見ると一応通信販売はしているみたいだ。
寡占市場に全く異なるコンセプトで参入し、ニッチなポジションを確立することを目指すのはかなりいいアイデアだ。日本で失敗したのは差別化がうまくいかなかったからだろう。もともと味にさほどの違いを打ち出せるわけではないコーラは(あんまり違ったらコーラだと思われなくなる)、ブランド力(広い意味でのファッション性)が命だ。ヴァージンはCD屋も売り飛ばしてしまったし(2003年4月に丸井ヘ。さらに今ではTUTAYAに)結局日本ではメジャーブランドになれなかったのだからしょうがない。
UCC(上島珈琲)が果敢にも発売したジョルト・コーラ(Wikipedia)も大失敗したが(2001年まで生産されていたことに驚く)、アメリカでは結構うまくいっているらしい。メジャーどころでは気がすまない偏屈な消費者もいるのである。
差別化という意味で、真っ向から「反アメリカ」を打ち出す中東産コーラは結構見込みがあるのかもしれない。ファッション性もさることながら、年中暑い土地だし若年人口は多いしで、清涼飲料水の市場としては理想的なのだから。
もっとも日本人から見ると、「そんな不健康なもんわざわざ飲まなくてもいいのに」と思うけれど。
そういうわけで、タリーズコーヒーなんか買収するより、ガンバレ伊藤園!!(ぇ
「相田みつを風 ソフト」(Yahoo)
そうだ。こういう検索でひょっこりやってくる人を念頭に置いてこのエントリーを書いたのだった。
読んだ結果、どんな感想を持つかはわからない。ちょっと笑ってスルーすることができないぐらい、すごく不愉快な文章だと感じる人もいるかもしれない。その「不快」の表明は聞かなきゃいけないんだろう。「そう思った」という事実を、mixiのような限定された場所ではなく、誰でも読めるblogに書いたのだから。
誰に文句を言われたわけでもないが、相田みつをファンがなにかの間違いで当blogにやって来たときの心情を慮ってみました。「おもんぱかって」って字は難しいのね。
-----
【食の政治学】コーラ戦争 2大資本の中、気を吐くイスラム系(産経新聞)
産経が珍しく食関係で面白い記事を。
日本では「コーラという典型的寡占市場へ新規参入」には、Virgin Cola(公式)(Wikipedia)という先例がある。ポッカの自販機にヴァージンが入っているのはまず見かけないが、公式HPを見ると一応通信販売はしているみたいだ。
寡占市場に全く異なるコンセプトで参入し、ニッチなポジションを確立することを目指すのはかなりいいアイデアだ。日本で失敗したのは差別化がうまくいかなかったからだろう。もともと味にさほどの違いを打ち出せるわけではないコーラは(あんまり違ったらコーラだと思われなくなる)、ブランド力(広い意味でのファッション性)が命だ。ヴァージンはCD屋も売り飛ばしてしまったし(2003年4月に丸井ヘ。さらに今ではTUTAYAに)結局日本ではメジャーブランドになれなかったのだからしょうがない。
UCC(上島珈琲)が果敢にも発売したジョルト・コーラ(Wikipedia)も大失敗したが(2001年まで生産されていたことに驚く)、アメリカでは結構うまくいっているらしい。メジャーどころでは気がすまない偏屈な消費者もいるのである。
差別化という意味で、真っ向から「反アメリカ」を打ち出す中東産コーラは結構見込みがあるのかもしれない。ファッション性もさることながら、年中暑い土地だし若年人口は多いしで、清涼飲料水の市場としては理想的なのだから。
もっとも日本人から見ると、「そんな不健康なもんわざわざ飲まなくてもいいのに」と思うけれど。
そういうわけで、タリーズコーヒーなんか買収するより、ガンバレ伊藤園!!(ぇ
2006年12月05日
可能性を拡げてみようよ
出版記念パーティー前座・サイン会(On Off and Beyond)
朝読んだ時、「スタバで自主的に(つーか無許可で)サイン会をするのが流行ってるのか!?」と思ったんだが、変更になったらしい。あら。ともかく、こういう場合ドトールが選ばれないのは納得だ。そういう雰囲気ではない。ドトールがやってるエクセルシオールカフェでもないだろう。煙いしね。
-----
「ゲームもスポーツ」 来年のアジア室内大会、『ウイイレ』などを種目に採用… しかしJOCは困惑(痛いニュース)
なにしろ今やっている、そして日本ではほとんど話題にならないアジア競技大会(Wikipedia)は、新しい競技の採用についてはかなりアグレッシブである。今大会でチェスが初めて採用され、その初代男子王者はカザフスタン人だそうだ。おめでとうございます。
テレビゲームが採用されることになったアジア室内競技大会(Wikipedia)というのはエアロビクスやダンススポーツという競技があるという。「体を激しく動かす」という点でここらへんはあまりツッコまれそうもないが。「アクロバット」って興味あるわー。
テレビゲームがスポーツとなり、ちょっと個性的というかアレというかそういうゲーマーの皆さんが、ガチで戦ったあげくにそれぞれの国のスターになったりしたらなんだかいい感じだ。ぜひNHKで放送してもらいたい。金メダルでも獲ったら、マスコミはメダル狂らしく大々的に持ち上げてほしい。スポーツの概念が変わるだろう。かなり面白い絵面になりそうだ。
以前アジア大会における採用競技の面白さについてネタっぽく書いたことがあったが、状況はますます好転しているようだ。これからも「なんじゃそら」と驚くような「スポーツ」を発明してほしい。いやマジでマジで。
朝読んだ時、「スタバで自主的に(つーか無許可で)サイン会をするのが流行ってるのか!?」と思ったんだが、変更になったらしい。あら。ともかく、こういう場合ドトールが選ばれないのは納得だ。そういう雰囲気ではない。ドトールがやってるエクセルシオールカフェでもないだろう。煙いしね。
-----
「ゲームもスポーツ」 来年のアジア室内大会、『ウイイレ』などを種目に採用… しかしJOCは困惑(痛いニュース)
アジア・オリンピック評議会(OCA)が、サッカー、バスケットボール、やってくれますアジアオリンピック評議会。期待を裏切りません。
自動車レースの三つの家庭用ゲームを「Eスポーツ」として、第2回
アジア室内大会(07年、マカオ)で新採用する。
「戦略で頭脳を使い、指先を動かす、れっきとしたスポーツだ」と、ドーハで開催中のアジア大会を利用してPRしている。
なにしろ今やっている、そして日本ではほとんど話題にならないアジア競技大会(Wikipedia)は、新しい競技の採用についてはかなりアグレッシブである。今大会でチェスが初めて採用され、その初代男子王者はカザフスタン人だそうだ。おめでとうございます。
テレビゲームが採用されることになったアジア室内競技大会(Wikipedia)というのはエアロビクスやダンススポーツという競技があるという。「体を激しく動かす」という点でここらへんはあまりツッコまれそうもないが。「アクロバット」って興味あるわー。
テレビゲームがスポーツとなり、ちょっと個性的というかアレというかそういうゲーマーの皆さんが、ガチで戦ったあげくにそれぞれの国のスターになったりしたらなんだかいい感じだ。ぜひNHKで放送してもらいたい。金メダルでも獲ったら、マスコミはメダル狂らしく大々的に持ち上げてほしい。スポーツの概念が変わるだろう。かなり面白い絵面になりそうだ。
以前アジア大会における採用競技の面白さについてネタっぽく書いたことがあったが、状況はますます好転しているようだ。これからも「なんじゃそら」と驚くような「スポーツ」を発明してほしい。いやマジでマジで。
2006年12月02日
居酒屋トーク
『相田みつをDS』発売間近!(DengekiOnline.com)
任天堂DS向けに「こころに染みる 毛筆で書く相田みつをDS」なるソフトが出るらしい。
オヤジの遺産で食ってる長男のコメントやら、「相田みつを氏のファンとして有名な女優の奥菜恵さん」の登場やら、どこからツッコめばいいのか途方に暮れる記事だ。
DSというハードが大人にまで普及したこと、さらに「えんぴつで奥の細道」のヒットをふまえて、急遽でっち上げられたソフトだということを差し引いても、このやっつけ仕事ぶりはひどいと思う。「相田みつを氏の作品が50以上も収録された」とあるが、「あんなもんが5、60あったからってそれがどうした」としか言いようがないではないか。
話は変わるが、居酒屋のメニューの字体が相田みつを風の書き文字の店で、満足できた店はこれまで一つもない。一つもだ。目先を変えただけのまずい創作料理を出すつまらない店は総じてこれだ。だから初めて入った居酒屋でメニューを開き、あの手の崩れた書き文字を見ただけで食欲が失せる。しかも最近は、看板や内装は普通なのにメニューを開いたら「みつを文字」が出てくるという悪質なフェイントをかける店まである。呑みに行っても油断がならない。
<関連>榊莫山 書百話(qzmp blog)
-----
アフリカのエイズ禍を拡大するある性習慣と、大衆居酒屋のデザイン・テロリストについて(日々是魚を蹴る)
チェーンの居酒屋に行ったら、テーブルの上一面が英字新聞のレイアウトになっているという小洒落たデザインだった。しかしその妙に読みやすく配置された英文記事を読んでみると、楽しい飲み会や憂さ晴らしのためにやってくる居酒屋には全くふさわしくないドス黒いものだった、というエントリー。
はてブでは「流石に女性が男性の6倍の感染というのは嘘だろ。そんな話聞いたことないぞ」とか、「これがすべて日々是の人の釣りだったらさらにすごい」とか、ウソだと疑っている人もいるようだが、検索してみたら実際に記事はあった。
Kenyan Women Reject Sex 'Cleanser'
こんな記事を見つけ出してきて新たにネタを作ったというのならそれはそれで驚く。実際にこの店は存在するのではないか。
飲酒運転規制の強化もあり、チェーン居酒屋への投資は一切ストップしているから、フィールドワークにも全然行っていない。だから最近の居酒屋チェーン事情というものがよくわからず、この店がどこだかわからない。非常に忸怩たる思いがある。わかる人はマジで教えてください。いやそれはともかく、こういうことをこっそり仕掛けるデザイナーも、簡単にスルーしてしまう居酒屋の内装担当者も(気がついたら絶対やり直させるから気がついてない)、どっちもグッジョブというか、こういうお話は嫌いではない。
-----
そんなわけで、今日は買っておいたもののしばらく置いていた本を読んでみた。石井誠二著 「居酒屋の道」(小学館文庫)。北海道の場末の、8坪しかない小さな店から大チェーンを築いたものの、大商社イトマンに騙され会社を追い出されてしまった、現在の居酒屋チェーンのフォーマットを作った経営者の自伝だ。2,3時間ですっと読める。和民の社長が弟子として寄稿している。
現在は「八百八町」という会社を立ち上げ、新たに居酒屋をやっている。上場計画は遅れているようだが、近い将来苦い経験を生かして上場するのだろう。梅屋敷とか京浜急行沿線ばかりに店があるのかと思っていたら、中央線沿線の阿佐ヶ谷駅前に「あぶり屋」という業態で出店しているようだ。ぜんぜん知らなかった。今度行ってみよう。
石井誠二 商道を語る
任天堂DS向けに「こころに染みる 毛筆で書く相田みつをDS」なるソフトが出るらしい。
オヤジの遺産で食ってる長男のコメントやら、「相田みつを氏のファンとして有名な女優の奥菜恵さん」の登場やら、どこからツッコめばいいのか途方に暮れる記事だ。
奥菜さんは初めて本作をプレイするにもかかわらず、見事なタッチペンさばきで3段階評価で2つの「みつをマーク」を獲得。プレイ後に奥菜さんは、「タッチペンを画面に長く置くことで、筆の墨がじわじわと広がっていくところがすごくリアルです。毛筆で字を書く楽しさが、本当に体感できますね」と感想を語った。そうか。よかったな。これ以上なんと言えというのか。これが成立する世界があると思うだけで、私のおなかはいっぱいだ。
DSというハードが大人にまで普及したこと、さらに「えんぴつで奥の細道」のヒットをふまえて、急遽でっち上げられたソフトだということを差し引いても、このやっつけ仕事ぶりはひどいと思う。「相田みつを氏の作品が50以上も収録された」とあるが、「あんなもんが5、60あったからってそれがどうした」としか言いようがないではないか。
話は変わるが、居酒屋のメニューの字体が相田みつを風の書き文字の店で、満足できた店はこれまで一つもない。一つもだ。目先を変えただけのまずい創作料理を出すつまらない店は総じてこれだ。だから初めて入った居酒屋でメニューを開き、あの手の崩れた書き文字を見ただけで食欲が失せる。しかも最近は、看板や内装は普通なのにメニューを開いたら「みつを文字」が出てくるという悪質なフェイントをかける店まである。呑みに行っても油断がならない。
<関連>榊莫山 書百話(qzmp blog)
-----
アフリカのエイズ禍を拡大するある性習慣と、大衆居酒屋のデザイン・テロリストについて(日々是魚を蹴る)
チェーンの居酒屋に行ったら、テーブルの上一面が英字新聞のレイアウトになっているという小洒落たデザインだった。しかしその妙に読みやすく配置された英文記事を読んでみると、楽しい飲み会や憂さ晴らしのためにやってくる居酒屋には全くふさわしくないドス黒いものだった、というエントリー。
はてブでは「流石に女性が男性の6倍の感染というのは嘘だろ。そんな話聞いたことないぞ」とか、「これがすべて日々是の人の釣りだったらさらにすごい」とか、ウソだと疑っている人もいるようだが、検索してみたら実際に記事はあった。
Kenyan Women Reject Sex 'Cleanser'
こんな記事を見つけ出してきて新たにネタを作ったというのならそれはそれで驚く。実際にこの店は存在するのではないか。
飲酒運転規制の強化もあり、チェーン居酒屋への投資は一切ストップしているから、フィールドワークにも全然行っていない。だから最近の居酒屋チェーン事情というものがよくわからず、この店がどこだかわからない。非常に忸怩たる思いがある。わかる人はマジで教えてください。いやそれはともかく、こういうことをこっそり仕掛けるデザイナーも、簡単にスルーしてしまう居酒屋の内装担当者も(気がついたら絶対やり直させるから気がついてない)、どっちもグッジョブというか、こういうお話は嫌いではない。
-----
そんなわけで、今日は買っておいたもののしばらく置いていた本を読んでみた。石井誠二著 「居酒屋の道」(小学館文庫)。北海道の場末の、8坪しかない小さな店から大チェーンを築いたものの、大商社イトマンに騙され会社を追い出されてしまった、現在の居酒屋チェーンのフォーマットを作った経営者の自伝だ。2,3時間ですっと読める。和民の社長が弟子として寄稿している。
現在は「八百八町」という会社を立ち上げ、新たに居酒屋をやっている。上場計画は遅れているようだが、近い将来苦い経験を生かして上場するのだろう。梅屋敷とか京浜急行沿線ばかりに店があるのかと思っていたら、中央線沿線の阿佐ヶ谷駅前に「あぶり屋」という業態で出店しているようだ。ぜんぜん知らなかった。今度行ってみよう。
石井誠二 商道を語る

