昨日久しぶりに更新してみたら、Seesaaの使い勝手がかなり変わっていて戸惑った。
Seesaaブログ、vlog(ビデオブログ)やタグサービスなどを追加
7月20日の変更を今ごろ知るのもなんですが。ちょっといじってみたんだけど、付け加えたい新しいコンテンツをドラッグして、blogの見た目どおりの場所にそのまま引っ張っていって置けばOKということになっていた。この説明では判りにくいか。うー、つまりズルズル引っ張って行ってください。私もしばらく判らなくて、何度か再構築してしまった。Googleのパーソナライズをやったことがなかったら未だに判らずじまいだったと思う。これまでの数字を打ち込むやり方より格段に簡単になった。これはいいです。
かなりの変更と機能強化があったようだが、このリンク先のエントリー自体まだちゃんと読んでいない。長いんだもん。これはおいおい読んできちんと使っていきたい。
-----
ヤフーのSNSは米の「360°」から「Days」に変更(CNET Japan)
「mixiを追いかけても意味がない」――ヤフーSNS、会員向けに開放(IT media)
という記事を読んだので、Yahoo! Daysとやらのアカウントを作ってみた。
事実上誰でも入れるようなSNSなのだが、試しに入ってみたいという人は右下にあるGmailからメールを送って下さい。片っぱしから招待状を送りつけます。ただ、このアドレスに来るスパムはいっぱいあるので、これから3日ぐらいはスパムも含めてなるべくきちんと見ますが、それを過ぎたらスパムのフォルダーに入っちゃったメールは見つけられないような気がします。だから興味のある人はお早めにどうぞ。
2006年07月31日
2006年07月30日
おひさー
東北除き列島梅雨明け…気象庁発表(読売新聞)
関東は平年に比べ10日遅かったそうだ。
1993年、気象庁は梅雨明け宣言をしなかった。今回もまたそうなるのかと思った。梅雨というのは6月のイメージがあるが、7月も丸々梅雨というのはなんだかひどい。そしてこれからやって来る8月はめちゃくちゃ暑いのだそうだ。6月から8月にかけていいことなしである。
「毎日天気悪くて辛気くさいし梅雨明けまで休むかーもうすぐ明けるんだし」と思っていたのだが、ぜんぜん明けない。どうなっとんじゃーと思うもblogというのは書かなきゃ書かないで済んでしまうものであり、結局しばらく休む旨の告知を除いて2週間もあいだが空くこととなった。うむ。
今、休んでからのアクセス数の推移を見てみた。減ってるといえば減ってるんだが、どうもこれまでの貯金でいろんなところから検索されるらしく、それなりであった。2年半ほどやって文字が蓄積されていると、どうやってもゼロにはならないらしい。むしろ昨日2ちゃんに近○来○信(検索よけです)がらみで誰かがリンクを張った(905)ので普段より増えてしまっている。なんでだよ。たぶんblog検索で「近未○通○ 破綻」で検索して貼ったのだろう。あー、言っておきますが私はこの会社のことは公開情報でわかること以外は何一つ知りませんから。あとは自分のblogの解析結果ぐらいで。
そういうことで、晴れて梅雨も明けたことだし通常ペースに戻ることに決定。
つまり通常ペースというのはこんなふうに突然何週間もしくは何ヶ月あるいは何年かお休みするかもねということだが。
ではまた。
関東は平年に比べ10日遅かったそうだ。
1993年、気象庁は梅雨明け宣言をしなかった。今回もまたそうなるのかと思った。梅雨というのは6月のイメージがあるが、7月も丸々梅雨というのはなんだかひどい。そしてこれからやって来る8月はめちゃくちゃ暑いのだそうだ。6月から8月にかけていいことなしである。
「毎日天気悪くて辛気くさいし梅雨明けまで休むかーもうすぐ明けるんだし」と思っていたのだが、ぜんぜん明けない。どうなっとんじゃーと思うもblogというのは書かなきゃ書かないで済んでしまうものであり、結局しばらく休む旨の告知を除いて2週間もあいだが空くこととなった。うむ。
今、休んでからのアクセス数の推移を見てみた。減ってるといえば減ってるんだが、どうもこれまでの貯金でいろんなところから検索されるらしく、それなりであった。2年半ほどやって文字が蓄積されていると、どうやってもゼロにはならないらしい。むしろ昨日2ちゃんに近○来○信(検索よけです)がらみで誰かがリンクを張った(905)ので普段より増えてしまっている。なんでだよ。たぶんblog検索で「近未○通○ 破綻」で検索して貼ったのだろう。あー、言っておきますが私はこの会社のことは公開情報でわかること以外は何一つ知りませんから。あとは自分のblogの解析結果ぐらいで。
そういうことで、晴れて梅雨も明けたことだし通常ペースに戻ることに決定。
つまり通常ペースというのはこんなふうに突然何週間もしくは何ヶ月あるいは何年かお休みするかもねということだが。
ではまた。
2006年07月19日
少し休みかな
東京は毎日雨ばかりです。
西の方は被害が出たりしてもっとたいへんみたいですね。
梅雨明けまでもうしばらく我慢しなければいけないようです。
気持ちが萎えます。ではまたその内に。
西の方は被害が出たりしてもっとたいへんみたいですね。
梅雨明けまでもうしばらく我慢しなければいけないようです。
気持ちが萎えます。ではまたその内に。
2006年07月16日
ママンは元気みたいだ
もうW杯も終わったことだし書くこともないだろうなー、と思っていたのだが補遺というかなんというか。
ジダンVSマテ 親が代理戦争(スポニチ)
これを読むと、ジダン母は入院中でその母への侮辱のためにジダンは激したのだなどという噂もあったのだが、やたら元気そうである。引用するのもはばかられるが、とか言いつつ引用するが
アクセス解析のいいところとして思いがけないページと出会うきっかけになることが挙げられる。gooのウェブ検索で「カミュ ジダン」から来ている人がいた。当blogは5番目だったが、トップに興味を覚えて読んでみた。
ジダンのレッドカード(Cafe Eucharistia)
んあー。私の頭にもちらっと「考えられうる最大最高の舞台でこうならざるを得ない不条理」みたいなことがよぎったような気もするが、そのあまりの理不尽さが奇妙な笑いになってしまい、blogにも「びっくりするよりつい笑ってしまった」と書いたわけだ。
このキリスト教の伝道をされている方のblogではそのあたりのことをきちんと書いていて、とりあえず笑ってしまう私とは違うなあ、と。「そうそうそうなのよ」とか思いつつ読んだのだけど。
わかってはいることだが、知性の面はともかくとして最後まで真面目に書ききれないというのはどうにかならんかしら。
ならんのだろうなあ。
ジダンVSマテ 親が代理戦争(スポニチ)
これを読むと、ジダン母は入院中でその母への侮辱のためにジダンは激したのだなどという噂もあったのだが、やたら元気そうである。引用するのもはばかられるが、とか言いつつ引用するが
マリカさんは自身を「汚らわしいテロリスト」と侮辱したとされるマテラッツィへ「事実なら彼の局部を切り取って料理してやる」と吐き捨てたと報道されていた。だそうで元気良すぎである。まだまだ「ママンが死んだ」ということにはなりそうになく、よかったよかった。
アクセス解析のいいところとして思いがけないページと出会うきっかけになることが挙げられる。gooのウェブ検索で「カミュ ジダン」から来ている人がいた。当blogは5番目だったが、トップに興味を覚えて読んでみた。
ジダンのレッドカード(Cafe Eucharistia)
んあー。私の頭にもちらっと「考えられうる最大最高の舞台でこうならざるを得ない不条理」みたいなことがよぎったような気もするが、そのあまりの理不尽さが奇妙な笑いになってしまい、blogにも「びっくりするよりつい笑ってしまった」と書いたわけだ。
このキリスト教の伝道をされている方のblogではそのあたりのことをきちんと書いていて、とりあえず笑ってしまう私とは違うなあ、と。「そうそうそうなのよ」とか思いつつ読んだのだけど。
わかってはいることだが、知性の面はともかくとして最後まで真面目に書ききれないというのはどうにかならんかしら。
ならんのだろうなあ。
2006年07月15日
いい日旅立ち
マルクスとロングテール(池田信夫 blog)
この手の話はとても興味深くて面白いんだけども、結局考えることは「霞食って生きるわけにもいかないしなー」ということなんである。
もちろんこれから先、ネットが全世界を覆いWebに人類の過半数がアクセスできるような日がいつか来るとしたら、その時何が起こるのかぜひ見てみたいとは思っている。そこに至る以前にも様々な変化が起こるだろう。ある者は国境を意識せず自分が世界に偏在するようなイメージで生きはじめ、逆にアイデンティティをおびやかされて国民国家の一員であることを強く意識し、ナショナリズムに身を焦がす者も出てくる。税収が得られなくて崩壊する国家も出てくるだろうし、場所によってはフランス革命以来の国民国家の概念が消滅し連邦制とも道州制とも言えない新しい地域の枠組みも生まれるかもしれない。そんなこんなを、私は見てみたいと思っている。
でもなー、いくらネットの世界が面白いとか集合知がうんぬんとか言っても、そこにどっぷりひたってられるのは親が食わせてくれる学生とか引きこもりとかダンナが食わせてくれる主婦とかで、稼がなきゃいけない人はそういうわけにもいかない。いきなり自給自足に走る人もいるかもしれないけど、みんなにそうしろと言うわけにもいかないし。
どうもWeb2.0という言葉の賞味期限が世間的にももうすぐ切れそうな気がするのだ。「金にならない」という認識が共有されつつある。ロクに利益も出していないドリコムが馬鹿げた時価総額になったが、こういう状況はもうすぐ終わる。
「資本」というのはなにも金のことだけを指すわけではない、知的資本だってあるわけで、これからはそちらの重要性が増す一方だとよく評論家は言うわけだ。堺屋太一とかな。パソコンがあってネットにつながってれば大きな仕事ができると。製鉄所を一つ作るのに1000億円以上かかるけどパソコンだったら10万だと。それでも全世界を相手に勝負ができるんだと彼らは言う。それはまあ、極端ではあっても嘘ではないかもしれない。
でもGoogleがなんで人を集められるかといったら、「技術者としての刺激が」とか「開発環境が」とかいろいろ言うけども、どこにも負けない高収入があることを無視してはいけないわけで。それらをひっくるめて魅力があるから良い技術者を圧倒的に集められるのである。
つまり私が言いたいのは、SF的な未来を考えるのはとても楽しいけれど、それはそれとしてお金は大事だよ〜ということである。エゲツないですかロマンないですかそうですかでも世間はたいがいエゲツないんですよ奥さんと申し上げたい。
中田英寿29歳、近藤淳也30歳。自分探しのお年頃である。
上場して創業者利益をしっかり得て、それからアメリカに何をするかも決めずに行ってもいいのではないか。先は長いって本人も言ってるんだし。
でもこういうことを言うとはてなーの皆さんに「この守銭奴!」とかすごい勢いで怒られそうなのでこのへんでドロンします。
この手の話はとても興味深くて面白いんだけども、結局考えることは「霞食って生きるわけにもいかないしなー」ということなんである。
もちろんこれから先、ネットが全世界を覆いWebに人類の過半数がアクセスできるような日がいつか来るとしたら、その時何が起こるのかぜひ見てみたいとは思っている。そこに至る以前にも様々な変化が起こるだろう。ある者は国境を意識せず自分が世界に偏在するようなイメージで生きはじめ、逆にアイデンティティをおびやかされて国民国家の一員であることを強く意識し、ナショナリズムに身を焦がす者も出てくる。税収が得られなくて崩壊する国家も出てくるだろうし、場所によってはフランス革命以来の国民国家の概念が消滅し連邦制とも道州制とも言えない新しい地域の枠組みも生まれるかもしれない。そんなこんなを、私は見てみたいと思っている。
でもなー、いくらネットの世界が面白いとか集合知がうんぬんとか言っても、そこにどっぷりひたってられるのは親が食わせてくれる学生とか引きこもりとかダンナが食わせてくれる主婦とかで、稼がなきゃいけない人はそういうわけにもいかない。いきなり自給自足に走る人もいるかもしれないけど、みんなにそうしろと言うわけにもいかないし。
どうもWeb2.0という言葉の賞味期限が世間的にももうすぐ切れそうな気がするのだ。「金にならない」という認識が共有されつつある。ロクに利益も出していないドリコムが馬鹿げた時価総額になったが、こういう状況はもうすぐ終わる。
「資本」というのはなにも金のことだけを指すわけではない、知的資本だってあるわけで、これからはそちらの重要性が増す一方だとよく評論家は言うわけだ。堺屋太一とかな。パソコンがあってネットにつながってれば大きな仕事ができると。製鉄所を一つ作るのに1000億円以上かかるけどパソコンだったら10万だと。それでも全世界を相手に勝負ができるんだと彼らは言う。それはまあ、極端ではあっても嘘ではないかもしれない。
でもGoogleがなんで人を集められるかといったら、「技術者としての刺激が」とか「開発環境が」とかいろいろ言うけども、どこにも負けない高収入があることを無視してはいけないわけで。それらをひっくるめて魅力があるから良い技術者を圧倒的に集められるのである。
つまり私が言いたいのは、SF的な未来を考えるのはとても楽しいけれど、それはそれとしてお金は大事だよ〜ということである。エゲツないですかロマンないですかそうですかでも世間はたいがいエゲツないんですよ奥さんと申し上げたい。
中田英寿29歳、近藤淳也30歳。自分探しのお年頃である。
上場して創業者利益をしっかり得て、それからアメリカに何をするかも決めずに行ってもいいのではないか。先は長いって本人も言ってるんだし。
でもこういうことを言うとはてなーの皆さんに「この守銭奴!」とかすごい勢いで怒られそうなのでこのへんでドロンします。
2006年07月14日
コカコーラのブランド毀損について
日経がウォールストリートジャーナルの翻訳を載せているのだが、その中にこんなのがあった。
コカ・コーラ、日本の販売不振で業績に懸念
で、ポイントは
第一四半期の業績不振の大きな理由の一つが、「ジョージア」の販売促進企画が功を奏さなかったことなのだが、これはまさに当blogでネタにしたあのキャンペーンのことではないか。第一四半期って1〜3月のことなのだが、アレは2月のエントリーだった。
階層分化過程における広告表現の変遷について
はっはっは。広告屋大失敗の巻である。思うに「下流」と「DQN」は確かにかぶっているところもあるのだが、ごっちゃにしてはいけないということだろう。「下流」を大雑把に定義すれば「人生への欲望が薄い人」いうことになるらしいが、こういう「活性の低い人」と「DQN」はちょっと違う気がする。生活程度そのものは同じぐらいかもしれないが精神的には「どんより」と「イケイケ」ぐらい違うわけで、この時の島田紳助を使ったCMは「下流マーケティング」ではなく、単に「DQNマーケティング」になってしまったということだろう。ドンキホーテのCMに使うならぴったりだと思うけれども。
まあこんなことをごちゃごちゃ考える以前に「なんでこんな物件を使う意思決定をしたのか」の方がよほど興味深い。わざわざ大金を使って自らブランド価値を毀損している。もしかしたら日本コカコーラはものすごいマゾなのだろうか。
その次のキャンペーンは安倍なつみが森高千里の「ストレス」を歌うというもので、こうなると広告が効く効かないという議論にもならない。どんな狙いがあるのか考えるだけで途方に暮れる。一体どんな謎かけなのか。レベル高すぎである。WSJに「マーケットシェアが、第1四半期のやや減少から、第2四半期には減少幅がさらに拡大している」などと書かれるまでもなく、当然の帰結であろう。米本社に叱責されたら「マゾなんだから仕方ないだろ」とか逆ギレしてほしい。
さて、迷走の果てに新キャンペーンが始まった。
極楽!ジョージアカンパニー
Webの方では「ぜんぜんCMが来ない。くやしかったら俺を使ってみろ」などと言っていたみうらじゅんが出ている。それは別にいいのだが、テレビCMにはさすがに使えなかったようだ。どうせダメならヤケになって使ってみればいいのに。テレビCMの方は木村拓哉と渡哲也。これは「もういろいろ考えるよりオーソドックスにいこう」という、野球で言うところの「置きにいった」ことがわかる分だけ安倍なつみの時よりはマシかもしれない。
昨日初めて「着メロ編」をテレビで見た。Webでも見られる。
コメディーというのは難しい。しかもそれが15秒、30秒という短時間になればなおさらだ。男を売っている俳優というのは、伝統的にみんな大根である。これは悪口ではない。鶴田浩二だろうが高倉健だろうが、男くささを売りにした俳優というのは、寡黙で、難しそうな顔をして、虚空を見つめているだけで画面が持つ人である。象徴的には「不器用ですから」というCMだ。多彩な表現を駆使して笑わせたり泣かせたりするのではなく、存在感で勝負する。「それも演技力のうちだ」という意見もあろうが、基本的には座りのいい置物のようなもので、周りが動くことで彼らの魅力を引き立たせる、ということになる。
で、このCMなのだが。
日常の一瞬を切り取りちょっと笑わせる、いわゆるコントのつくりなのだが、演じるのが渡哲也と、どんな役でも自分なりのナチュラル演技(つまり常に同じ)の木村拓哉である。渡哲也と芸達者ならわかるが、こういう二人がコントをするとどうなるかという悲しい実験作だ。
CMとしてはもう下流うんぬんは考えずわかりやすくリーマン狙いになっているのだが、現在のリーマンは「キムタクみたいになりたい」とか「渡哲也みたいな上司がほしい」とか思うのだろうか。
安全策を狙ったはずのものですら外してしまう。
昔からCMには定評があり、大きな流行も作ってきたコカコーラだが、現在では大量に設置した自動販売機にアドバンテージを持つだけの停滞した企業になってしまった。
日本における元締めである日本コカコーラは米本社直轄領として非上場だが、各地域のボトラーの中には上場しているものもある。無借金の会社も多くいわゆる優良企業なのだが、成長性がまるで無いために完全にディフェンシブストックになっている。最近のように暑くなると話題になるシーズンストックでもある。株式投資の対象というよりは、債券投資の対象としての方が評価は高いだろう。まあ債券を発行する動機もないほど金は余っているのだが。
最近ゲイツ財団への4兆円を超える寄付で話題になったウォーレン・バフェットの投資で最も有名なのが米コカコーラへの投資だろう。すでに成熟した大企業と見られていたコカコーラの、ブランド力を含めた真の企業価値を発見したのが成功の理由である。このコカコーラへの投資の理由は通常のファンダメンタル分析では決して出てこないもので、実に興味深い。詳しくは本を読んでほしいが、残念ながらバフェット本は腐るほど出ているものの読むに値するものは少ない。元ネタから引き写しているだけだからである。バフェット自身が協力した数少ない本がこれだ。
私が持っているのは96年7月発行の3版だが、今ではこの新版になっているらしい。違いは数字の部分を新しくした程度だそうだ。考え方にブレがないので内容は変えないのだろう。経済・投資関係の本で10年持つのは中身がすでに古典といっていいからだと思う。
ともあれ日本のボトラーには地域限定の縛りもあり、成長性に限りがあるのは仕方のないことだ。実際株式市場での評価は低い。潜在価値は高いのだろうけれど、それが顕在化しようのない下手な手ばかり打っていて、ブランド価値を自ら落としている。それがコカコーラの世界全体での業績に悪影響を与えるほどになっているのだから、低評価は当然なのだろう。残念なことである。
コカ・コーラ、日本の販売不振で業績に懸念
コカ・コーラは世界中で飲料を販売しているが、日本は同社の年間利益のおよそ20%を産み出しており、もっとも重要な市場の一つである。ペプシがやる気ないからイージーな市場なんである。
その利益の源泉は主として「ジョージア」コーヒーである。これは、1975年以来サラリーマンの間で人気商品となっており、彼らは至る所に設置してある自動販売機でこのカフェイン入り飲料を購入している。改めてこう翻訳っぽく書かれると、なんだか日本人はみんなヤク中みたいだなあ。
で、ポイントは
問題となっているのは、第1四半期に日本での販売が予想外の不振となり、その後回復していないことである。そして、アナリストらは、この販売不振がしばらく続く可能性を懸念している。「ジョージア」の販売促進企画が功を奏せずということであり、
日本のコカ・コーラのボトラーによる月間販売報告書でマーケットシェアが、第1四半期のやや減少から、第2四半期には減少幅がさらに拡大していることだ。結果として、同氏はコカ・コーラの日本の販売量が第2四半期に前年同期比3%以上減るとみており、「日本での回復が順調に進んでいない」という。といったあたりか。
第一四半期の業績不振の大きな理由の一つが、「ジョージア」の販売促進企画が功を奏さなかったことなのだが、これはまさに当blogでネタにしたあのキャンペーンのことではないか。第一四半期って1〜3月のことなのだが、アレは2月のエントリーだった。
階層分化過程における広告表現の変遷について
はっはっは。広告屋大失敗の巻である。思うに「下流」と「DQN」は確かにかぶっているところもあるのだが、ごっちゃにしてはいけないということだろう。「下流」を大雑把に定義すれば「人生への欲望が薄い人」いうことになるらしいが、こういう「活性の低い人」と「DQN」はちょっと違う気がする。生活程度そのものは同じぐらいかもしれないが精神的には「どんより」と「イケイケ」ぐらい違うわけで、この時の島田紳助を使ったCMは「下流マーケティング」ではなく、単に「DQNマーケティング」になってしまったということだろう。ドンキホーテのCMに使うならぴったりだと思うけれども。
まあこんなことをごちゃごちゃ考える以前に「なんでこんな物件を使う意思決定をしたのか」の方がよほど興味深い。わざわざ大金を使って自らブランド価値を毀損している。もしかしたら日本コカコーラはものすごいマゾなのだろうか。
その次のキャンペーンは安倍なつみが森高千里の「ストレス」を歌うというもので、こうなると広告が効く効かないという議論にもならない。どんな狙いがあるのか考えるだけで途方に暮れる。一体どんな謎かけなのか。レベル高すぎである。WSJに「マーケットシェアが、第1四半期のやや減少から、第2四半期には減少幅がさらに拡大している」などと書かれるまでもなく、当然の帰結であろう。米本社に叱責されたら「マゾなんだから仕方ないだろ」とか逆ギレしてほしい。
さて、迷走の果てに新キャンペーンが始まった。
極楽!ジョージアカンパニー
Webの方では「ぜんぜんCMが来ない。くやしかったら俺を使ってみろ」などと言っていたみうらじゅんが出ている。それは別にいいのだが、テレビCMにはさすがに使えなかったようだ。どうせダメならヤケになって使ってみればいいのに。テレビCMの方は木村拓哉と渡哲也。これは「もういろいろ考えるよりオーソドックスにいこう」という、野球で言うところの「置きにいった」ことがわかる分だけ安倍なつみの時よりはマシかもしれない。
昨日初めて「着メロ編」をテレビで見た。Webでも見られる。
コメディーというのは難しい。しかもそれが15秒、30秒という短時間になればなおさらだ。男を売っている俳優というのは、伝統的にみんな大根である。これは悪口ではない。鶴田浩二だろうが高倉健だろうが、男くささを売りにした俳優というのは、寡黙で、難しそうな顔をして、虚空を見つめているだけで画面が持つ人である。象徴的には「不器用ですから」というCMだ。多彩な表現を駆使して笑わせたり泣かせたりするのではなく、存在感で勝負する。「それも演技力のうちだ」という意見もあろうが、基本的には座りのいい置物のようなもので、周りが動くことで彼らの魅力を引き立たせる、ということになる。
で、このCMなのだが。
日常の一瞬を切り取りちょっと笑わせる、いわゆるコントのつくりなのだが、演じるのが渡哲也と、どんな役でも自分なりのナチュラル演技(つまり常に同じ)の木村拓哉である。渡哲也と芸達者ならわかるが、こういう二人がコントをするとどうなるかという悲しい実験作だ。
CMとしてはもう下流うんぬんは考えずわかりやすくリーマン狙いになっているのだが、現在のリーマンは「キムタクみたいになりたい」とか「渡哲也みたいな上司がほしい」とか思うのだろうか。
安全策を狙ったはずのものですら外してしまう。
昔からCMには定評があり、大きな流行も作ってきたコカコーラだが、現在では大量に設置した自動販売機にアドバンテージを持つだけの停滞した企業になってしまった。
日本における元締めである日本コカコーラは米本社直轄領として非上場だが、各地域のボトラーの中には上場しているものもある。無借金の会社も多くいわゆる優良企業なのだが、成長性がまるで無いために完全にディフェンシブストックになっている。最近のように暑くなると話題になるシーズンストックでもある。株式投資の対象というよりは、債券投資の対象としての方が評価は高いだろう。まあ債券を発行する動機もないほど金は余っているのだが。
最近ゲイツ財団への4兆円を超える寄付で話題になったウォーレン・バフェットの投資で最も有名なのが米コカコーラへの投資だろう。すでに成熟した大企業と見られていたコカコーラの、ブランド力を含めた真の企業価値を発見したのが成功の理由である。このコカコーラへの投資の理由は通常のファンダメンタル分析では決して出てこないもので、実に興味深い。詳しくは本を読んでほしいが、残念ながらバフェット本は腐るほど出ているものの読むに値するものは少ない。元ネタから引き写しているだけだからである。バフェット自身が協力した数少ない本がこれだ。
![]() | 株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法 ロバート・G・ハグストローム 三原 淳雄 小野 一郎 ダイヤモンド社 2005-09-15 売り上げランキング : 41550 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
私が持っているのは96年7月発行の3版だが、今ではこの新版になっているらしい。違いは数字の部分を新しくした程度だそうだ。考え方にブレがないので内容は変えないのだろう。経済・投資関係の本で10年持つのは中身がすでに古典といっていいからだと思う。
ともあれ日本のボトラーには地域限定の縛りもあり、成長性に限りがあるのは仕方のないことだ。実際株式市場での評価は低い。潜在価値は高いのだろうけれど、それが顕在化しようのない下手な手ばかり打っていて、ブランド価値を自ら落としている。それがコカコーラの世界全体での業績に悪影響を与えるほどになっているのだから、低評価は当然なのだろう。残念なことである。
休肝終了
ここ4日間酒をほとんど呑まなかった。2日目に水割り1杯呑んだだけだ。これも酔ったんだかどうかわからないぐらいの量だったし。きっかけは特にないのだが、しいて言えばたまたまウチに酒がなくなったからだ。そのまま買いに行かなかったらこうなった。2日目も少し残っていたやつを整理したという感じ。
で、昨日はスーパーに行きいつもの安バーボンとソーダを買ってきた。呑んでみたら効く効く。あっという間に酔った。ボトル4分の1でもう眠気に耐え切れず即就寝。500mlのソーダ1本で割ったから、酒250円とソーダ90円で計340円。豚丼1杯でベロベロと思うとたいへんコストパフォーマンスが良い。ビバ家呑み。たまに酒を抜くのは大事である。なかなか難しいけど。それに今、朝起きて書いているのだが全然残っていない。目覚めがさわやかである。この程度が適量なのだろう。呑まない間も普通に眠れたしイライラすることもなかった。どうも依存症ではないらしい。
あと、呑まない日はblogを書きにくくなるようだ。「まあわざわざ書かなくてもいいか」と思うらしい。夜書くときはたいてい呑みながらだしなあ。少しだけ呑んだ日(10日)はやっぱり書いてるし。
というわけでまだ瓶に4分の3残っているので、また書き始める予定。
で、昨日はスーパーに行きいつもの安バーボンとソーダを買ってきた。呑んでみたら効く効く。あっという間に酔った。ボトル4分の1でもう眠気に耐え切れず即就寝。500mlのソーダ1本で割ったから、酒250円とソーダ90円で計340円。豚丼1杯でベロベロと思うとたいへんコストパフォーマンスが良い。ビバ家呑み。たまに酒を抜くのは大事である。なかなか難しいけど。それに今、朝起きて書いているのだが全然残っていない。目覚めがさわやかである。この程度が適量なのだろう。呑まない間も普通に眠れたしイライラすることもなかった。どうも依存症ではないらしい。
あと、呑まない日はblogを書きにくくなるようだ。「まあわざわざ書かなくてもいいか」と思うらしい。夜書くときはたいてい呑みながらだしなあ。少しだけ呑んだ日(10日)はやっぱり書いてるし。
というわけでまだ瓶に4分の3残っているので、また書き始める予定。
2006年07月10日
だぶりゅーはいのおわりに
昨日の日曜日はずっと体調が悪かった。目が覚めたら頭が痛くて二日酔いだと思ったのだが、いつもなら夕方にはよくなるのに夜まで治らず、酒も呑まずに夜9時ごろ寝た。そして深夜2時半ごろ自然に起きて、3時からのW杯決勝戦を見たようなわけである。呑まなかったのは本当に久しぶり。なかなか快適であった。
で、ようやく終わりましたな。最後ぐらいはちゃんと見た。私はどこのチームが勝つかよりジダンになるべく長くプレーしてもらいたいと思っていたので、90分で終わらずに延長に突入し、さらにもう20分見られるとは思わぬボーナストラックであった。あと10分出ていても多分点は入らなかったのであろうなあ、と。
退場については、挑発に乗せられてしまって本人は後味がよくなかったろうとは思うが、決勝戦で一発退場をくらった後に締め切られた投票でMVPに選ばれたことからもわかる通り、ジダンのプレーの価値を下げるものではない。ナイスヘディングであった。びっくりするよりつい笑ってしまったが。これもまたジダンの一面である。まあ戦いの最中なんだからいろいろあらあな。
-----
というわけで4年後は南アフリカ共和国で行われるというのだけど、外務省がこんなこと書いてる国で本当に開催できるのか。
どうでもいいことだが日本には利回り病という不治の病があるらしく、ランド建て債券を買っている人がけっこういるらしい。毎月利払型で1万ランド単位ってこれグロソブ買うようなじいさんばあさんを狙ってないか?償還は2014年とか。私には8年後どころか来年のランドレートすらまったく見当もつかないが、わかる人にはわかるのであろう。がんばってくだちい。
2014年のW杯は南米開催の方針らしいしヨーロッパを2回連続というわけにもいかないから、緊急避難先はオーストラリアあたりか。原油価格の高騰によりウハウハで、スター選手の年金リーグと化しているカタールなんかはアッという間にスタジアムを10個ぐらい作ってウチでどうぞとか言い出しそうだ。
いずれにせよ2010年は日本にとっては寂しいことになってしまいそうな気もする。しかし、それもまた成熟への試練というものなのかもしれない・・・などと深刻ぶってみました。最後はいつものように締めてみましょう。ガンバレ!野茂!
で、ようやく終わりましたな。最後ぐらいはちゃんと見た。私はどこのチームが勝つかよりジダンになるべく長くプレーしてもらいたいと思っていたので、90分で終わらずに延長に突入し、さらにもう20分見られるとは思わぬボーナストラックであった。あと10分出ていても多分点は入らなかったのであろうなあ、と。
退場については、挑発に乗せられてしまって本人は後味がよくなかったろうとは思うが、決勝戦で一発退場をくらった後に締め切られた投票でMVPに選ばれたことからもわかる通り、ジダンのプレーの価値を下げるものではない。ナイスヘディングであった。びっくりするよりつい笑ってしまったが。これもまたジダンの一面である。まあ戦いの最中なんだからいろいろあらあな。
-----
というわけで4年後は南アフリカ共和国で行われるというのだけど、外務省がこんなこと書いてる国で本当に開催できるのか。
(1)南アフリカは世界でも有数の犯罪発生率の高い国の一つであり、一般犯罪による治安は深刻な状況にあります。また、犯罪の特徴は、犯行時に銃器を使用する等、悪質且つ凶悪であること、また、複数犯で犯行に及ぶことです。そ、そうですか。
(2)ヨハネスブルグやプレトリア等の都市部では、武装強盗、強姦、窃盗等の犯罪が多発しており、悪化した治安状況は依然として改善の兆しが見られません。特に、銀行やショッピングセンター等を武装集団が襲撃する事件や現金輸送車襲撃、カージャック等の犯罪が多発しており、その殆どが銃器を使用した凶悪犯罪で、銃撃戦になる場合もあります。えーー。
特に、プレトリア駅周辺やバスターミナル付近では、日中でも邦人旅行者が路上強盗(首絞め強盗)に遭う事件が報告されておりますので、周囲に対する警戒を怠らず、身の安全を第一に考えて慎重に行動してください。開催地変更に100ランドといったところ。警察力が機能してない土地がたった4年でまともになるわけがないのである。
どうでもいいことだが日本には利回り病という不治の病があるらしく、ランド建て債券を買っている人がけっこういるらしい。毎月利払型で1万ランド単位ってこれグロソブ買うようなじいさんばあさんを狙ってないか?償還は2014年とか。私には8年後どころか来年のランドレートすらまったく見当もつかないが、わかる人にはわかるのであろう。がんばってくだちい。
2014年のW杯は南米開催の方針らしいしヨーロッパを2回連続というわけにもいかないから、緊急避難先はオーストラリアあたりか。原油価格の高騰によりウハウハで、スター選手の年金リーグと化しているカタールなんかはアッという間にスタジアムを10個ぐらい作ってウチでどうぞとか言い出しそうだ。
いずれにせよ2010年は日本にとっては寂しいことになってしまいそうな気もする。しかし、それもまた成熟への試練というものなのかもしれない・・・などと深刻ぶってみました。最後はいつものように締めてみましょう。ガンバレ!野茂!
2006年07月07日
おめ
えーっとね、結局フランスvsポルトガルは開始20分ぐらいで(また)寝てしまった。だはぁ。この寝付きのよさは素晴らしい。わしゃ子供か。
で、試合終了30分位前に眼が覚めて「うわああ!しまったあああ!」とびっくりしてテレビを見てみたら、1対0。反射的に「ああ、フランス負けてる」と思ったら、前回同様フランスが点を入れてた。なんでだよ。
試合終盤で緊迫してるから、ぜひとも見たいその1点が入った時のリプレイを流さないのだ。どうやって点が入ったんだようーー。教えてよううーー。
そのまま試合終了。えーー。いやフランスが勝ったのは結構なんですけど、なんか釈然としないわ。なにがどうしてこうなったんだ?
ようやくリプレイが流れた。ジダンがPKで決めたのだ。わーお。
やっぱり私が寝ているときのほうが、フランスは良いパフォーマンスをするみたいだなぁ。
決勝も寝るよ・・・
で、試合終了30分位前に眼が覚めて「うわああ!しまったあああ!」とびっくりしてテレビを見てみたら、1対0。反射的に「ああ、フランス負けてる」と思ったら、前回同様フランスが点を入れてた。なんでだよ。
試合終盤で緊迫してるから、ぜひとも見たいその1点が入った時のリプレイを流さないのだ。どうやって点が入ったんだようーー。教えてよううーー。
そのまま試合終了。えーー。いやフランスが勝ったのは結構なんですけど、なんか釈然としないわ。なにがどうしてこうなったんだ?
ようやくリプレイが流れた。ジダンがPKで決めたのだ。わーお。
やっぱり私が寝ているときのほうが、フランスは良いパフォーマンスをするみたいだなぁ。
決勝も寝るよ・・・
2006年07月06日
ママン
「五時に、音立てて電車が着いた。それは、郊外の競技場から踏段や手摺にしがみついた鈴なりの観衆を運んで来た。続く電車は、その小さな鞄で見分けがついたが、選手たちを運んで来た。彼らは、われらがクラブは敗れずと、胸一ぱいわめいたり歌ったりした。何人も私に合図をした。一人は「勝ったぞ」と私に叫びさえした。私は頭を振って、「そうだね」といった。この頃から、自動車があふれ出した。」
なんということもない日曜日に、主人公がベランダで椅子に座ってぼんやりしている時の描写だ。穏やかである。とても数日前に母親が死に、数日後に人を殺し、その理由を問われて「太陽のせい」と答えるような雰囲気はない。
アルベール・カミュの「異邦人」の中でも、「眼がさめると、マリイは出て行ったあとだった。彼女は叔母のところへ行くつもりだといっていた。きょうは日曜日だなと考え、いやになった。私は日曜は好きではない。」から始まる、平凡な日曜日のくだりが一番好きだ。
あらゆる意味で「嘘」というものがつけない主人公ムルソーが、一人ぼっちの部屋で自由にふるまうこの部分が昔から特に好きであることの理由を考えてしまう。思い当たるところはあるが、それはまあいい。
早く大人になりたい子どもは大人のまねをする。タバコを吸ってむせてみたり、化粧をしてみたり。私の場合は「大人が読むような本を読むこと」だった。小学六年生のとき、カフカの「変身」とカミュの「異邦人」を買った。薄くて安いというのも子どもにとっては魅力だったのかもしれない。手元の「異邦人」の文庫には定価220円とある。だが、背伸びしたところでわかるような代物ではない。いつもは「児童向け怪人二十面相」みたいなものを学校の図書館で借りて読んでいたのだ。無理である。せっかく買ったのだから最後まで読んだものの、まったく面白くない。そのまま本棚にほったらかしておいた。
中二になってもう一度「異邦人」を読んでみた。わからないのだが、なにかモヤモヤする。でもやっぱりつまらない。釈然としないまま、また本棚に戻した。
中三でまた読んだ。たぶん気になっていたのだろう。「変身」の方は一度読んだだけで今に至るも再読していないのに、こちらはまた読む気になった。なにかが引っかかっていた。そしてこの三度めの読書で大きなショックを受け、私は変わってしまった。「もう嘘をつくのはやめよう」と決意したのである。
それを子どもらしいというか、徹底して実行したら学校に行ってもほとんど話すことがなくなってしまった。話したくなければ話さないし、面白くなければ笑わない。この程度のことなのだが、それを徹底すると口をきくことなどまずなくなるのだ。今思えば凄まじく馬鹿だが、その時はそうすることが自然だったのである。というかそうすることしかできなかった。
もちろん今ではそれなりの社会性はあるし(ぇ)、愛想笑いだって「SMILE 0円」どころではなく大安売りする日々だが、一度折り曲がったプラスチックをまっすぐに戻しても白い痕が残ってしまうのと同じで、ムルソーの痕跡は確かに私の中に残っている。
つくづく思う。
親や教師が「情操にいいから」と子どもたちに読書を薦めるが、文学を舐め過ぎだ。読書好きの子どもなんかに育ててはいけない。運動ばっかりやらせてクタクタに疲れさせ、ウチに帰ったら即寝てしまう、というのが理想だ。生まれながらにインドア系で運動をしたがらないというのなら、ゲームをたっぷり与えてゲーム脳にでもした方が多少マシではなかろうか。
-----
ううむ。冒頭に引用した(おそらくはアマチュアの)サッカーチームの描写から始めて、アルジェリア出身のカミュからアルジェリア移民二世のジダンの話につなげて、それっぽい話に着地させるつもりだったのに、冒頭からいきなり逸れてしまい思いっきり濃厚な自分語りになってしまった。なんということでしょう。でももう四時から試合だし。このまま更新しちゃえ。
一つだけ心配なのは、ジダンがすでに一枚イエローカードをもらっている事なのだ。これから戦うポルトガルは挑発上手である。もう一枚出されたら、次の試合が決勝戦か三位決定戦かはわからないが、いずれにせよ出られなくなる。つまりイエローを出された時点でポルトガル戦が引退試合になってしまうわけで、それだけは避けてほしい。決勝戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのが理想だが、それが叶わなくてもちゃんと三位決定戦に出てほしいのだ。
ジダンも結構激しやすいほうなのだけど、ここはひとつ、審判がいろいろ配慮していただきたいところである。
なんということもない日曜日に、主人公がベランダで椅子に座ってぼんやりしている時の描写だ。穏やかである。とても数日前に母親が死に、数日後に人を殺し、その理由を問われて「太陽のせい」と答えるような雰囲気はない。
アルベール・カミュの「異邦人」の中でも、「眼がさめると、マリイは出て行ったあとだった。彼女は叔母のところへ行くつもりだといっていた。きょうは日曜日だなと考え、いやになった。私は日曜は好きではない。」から始まる、平凡な日曜日のくだりが一番好きだ。
あらゆる意味で「嘘」というものがつけない主人公ムルソーが、一人ぼっちの部屋で自由にふるまうこの部分が昔から特に好きであることの理由を考えてしまう。思い当たるところはあるが、それはまあいい。
早く大人になりたい子どもは大人のまねをする。タバコを吸ってむせてみたり、化粧をしてみたり。私の場合は「大人が読むような本を読むこと」だった。小学六年生のとき、カフカの「変身」とカミュの「異邦人」を買った。薄くて安いというのも子どもにとっては魅力だったのかもしれない。手元の「異邦人」の文庫には定価220円とある。だが、背伸びしたところでわかるような代物ではない。いつもは「児童向け怪人二十面相」みたいなものを学校の図書館で借りて読んでいたのだ。無理である。せっかく買ったのだから最後まで読んだものの、まったく面白くない。そのまま本棚にほったらかしておいた。
中二になってもう一度「異邦人」を読んでみた。わからないのだが、なにかモヤモヤする。でもやっぱりつまらない。釈然としないまま、また本棚に戻した。
中三でまた読んだ。たぶん気になっていたのだろう。「変身」の方は一度読んだだけで今に至るも再読していないのに、こちらはまた読む気になった。なにかが引っかかっていた。そしてこの三度めの読書で大きなショックを受け、私は変わってしまった。「もう嘘をつくのはやめよう」と決意したのである。
それを子どもらしいというか、徹底して実行したら学校に行ってもほとんど話すことがなくなってしまった。話したくなければ話さないし、面白くなければ笑わない。この程度のことなのだが、それを徹底すると口をきくことなどまずなくなるのだ。今思えば凄まじく馬鹿だが、その時はそうすることが自然だったのである。というかそうすることしかできなかった。
もちろん今ではそれなりの社会性はあるし(ぇ)、愛想笑いだって「SMILE 0円」どころではなく大安売りする日々だが、一度折り曲がったプラスチックをまっすぐに戻しても白い痕が残ってしまうのと同じで、ムルソーの痕跡は確かに私の中に残っている。
つくづく思う。
親や教師が「情操にいいから」と子どもたちに読書を薦めるが、文学を舐め過ぎだ。読書好きの子どもなんかに育ててはいけない。運動ばっかりやらせてクタクタに疲れさせ、ウチに帰ったら即寝てしまう、というのが理想だ。生まれながらにインドア系で運動をしたがらないというのなら、ゲームをたっぷり与えてゲーム脳にでもした方が多少マシではなかろうか。
-----
ううむ。冒頭に引用した(おそらくはアマチュアの)サッカーチームの描写から始めて、アルジェリア出身のカミュからアルジェリア移民二世のジダンの話につなげて、それっぽい話に着地させるつもりだったのに、冒頭からいきなり逸れてしまい思いっきり濃厚な自分語りになってしまった。なんということでしょう。でももう四時から試合だし。このまま更新しちゃえ。
一つだけ心配なのは、ジダンがすでに一枚イエローカードをもらっている事なのだ。これから戦うポルトガルは挑発上手である。もう一枚出されたら、次の試合が決勝戦か三位決定戦かはわからないが、いずれにせよ出られなくなる。つまりイエローを出された時点でポルトガル戦が引退試合になってしまうわけで、それだけは避けてほしい。決勝戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのが理想だが、それが叶わなくてもちゃんと三位決定戦に出てほしいのだ。
ジダンも結構激しやすいほうなのだけど、ここはひとつ、審判がいろいろ配慮していただきたいところである。
![]() | 異邦人 カミュ 新潮社 1954-09 売り上げランキング : 20824 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年07月04日
アンミラのパイは高いって
“カリスマ”三国シェフ、従業員に暴行
料理の世界ではまるで珍しくないことだが、改めて「全国各地の小学校で「食育」授業も行っている」とか書かれると笑える。
東京・恵比寿の仏料理店オーナーシェフ、放火で逮捕
HPは無いのでぐるなびを見てみたらフレンチレストランというよりガレット屋ですね。経営がうまくいってなかったんではないかと想像。そう流行る業態ではない。普通に原宿でクレープ屋をやった方が良かったかもしれない。それにしても暴力じゃなくて放火というのは珍しい。
この2つのニュースが読売新聞のサイトトップに並んでいた。並ばせたくなるわな。
交通事故(同乗者が死亡)で罪に問われた挙句、大麻で捕まる有名シェフがいたり(こっちはイタリアン)、「そういうことは個人所有が認められたスペインでやれ!」と言いたくなる(←違う)。
私にとってはこっちのニュースの方がショックだが。がーん。そして萌え〜。
料理の世界ではまるで珍しくないことだが、改めて「全国各地の小学校で「食育」授業も行っている」とか書かれると笑える。
東京・恵比寿の仏料理店オーナーシェフ、放火で逮捕
HPは無いのでぐるなびを見てみたらフレンチレストランというよりガレット屋ですね。経営がうまくいってなかったんではないかと想像。そう流行る業態ではない。普通に原宿でクレープ屋をやった方が良かったかもしれない。それにしても暴力じゃなくて放火というのは珍しい。
この2つのニュースが読売新聞のサイトトップに並んでいた。並ばせたくなるわな。
交通事故(同乗者が死亡)で罪に問われた挙句、大麻で捕まる有名シェフがいたり(こっちはイタリアン)、「そういうことは個人所有が認められたスペインでやれ!」と言いたくなる(←違う)。
私にとってはこっちのニュースの方がショックだが。がーん。そして萌え〜。
夏ですね
さっきインサイターさんで知ったのだが、大量の画像をのっけることでおなじみの毎日新聞のサイトに吉原夏紀という人がゲームのプロモーションで出ている。はー、ヤンマガとかでてるんですね。5人中2人の趣味が人間観察。これをアピールすることでどう思ってもらいたいのか。
それはともかく、これはいい樽ですねといった感じ。これとかも。
最近は着エロジュニアアイドルなどという異様なものが摘発前最後の盛り上がりかヤケっぱち気味になっていて、どうにも世も末感が漂う。樽方面の方たちにおかれましてはなお一層の奮起を期待します。
-----
滝沢乃南の眉も戻しつつあるようだ。今ぐらいにしただけなら文句も出なかったろうに。コレなんか「あんた誰?」と思ったものである。雉も鳴かずば撃たれまい。下手なイメチェンは自滅への一本道である。周囲の方は肝に銘じていただきたい。
それはともかく、これはいい樽ですねといった感じ。これとかも。
最近は着エロジュニアアイドルなどという異様なものが摘発前最後の盛り上がりかヤケっぱち気味になっていて、どうにも世も末感が漂う。樽方面の方たちにおかれましてはなお一層の奮起を期待します。
-----
滝沢乃南の眉も戻しつつあるようだ。今ぐらいにしただけなら文句も出なかったろうに。コレなんか「あんた誰?」と思ったものである。雉も鳴かずば撃たれまい。下手なイメチェンは自滅への一本道である。周囲の方は肝に銘じていただきたい。
2006年07月03日
2006年07月02日
勝っちゃった
フランスvsブラジルは4時からで、ジダンの最後の試合になる可能性が高いし今度こそ寝てはいかんと思っていた。なのにイングランドvsポルトガルを見終わってしばらくしたら寝てしまった。目が覚めたのは6時頃。うわああしまったああ、とつけっぱなしだったテレビを見ると1対0。ああ、やっぱり負けてる、と思いきやよく見りゃ1点取っていたのはフランスの方だった。あら。残り5分とロスタイム3分の間ハラハラしながら見て、結局そのまま試合終了。
もしかして私がちゃんと見ない方がうまくいくのだろうかなどと思ったがそれはともかく、決勝点はジダンからアンリという不思議と今まで一度も得点に繋がったことのないパスだった。それがここで出るというのが今のフランスである。一般的には「もうブラジルが見られなくなって残念」という人が多いかもしれないし、実は私もそう思うのだが、ここであたってしまったのだから仕方がない。決勝あたりであたってほしかったけどねえ。
24日に「次が絶好調のスペインでそれだけでもかなり厳しいのに、もし勝ったとしてもその次はブラジルである。つまりあと1試合か2試合だ」などと書いてしまった。戦前にそう思うのはやむをえまい。しかしこれでまたジダンのプレーを見られる。予想が外れてとてもうれしい。
面白くなってきたなあ。次の相手のポルトガルも強いし。次こそちゃんと見て応援しよう。いや、見ていいんだろうか。
もしかして私がちゃんと見ない方がうまくいくのだろうかなどと思ったがそれはともかく、決勝点はジダンからアンリという不思議と今まで一度も得点に繋がったことのないパスだった。それがここで出るというのが今のフランスである。一般的には「もうブラジルが見られなくなって残念」という人が多いかもしれないし、実は私もそう思うのだが、ここであたってしまったのだから仕方がない。決勝あたりであたってほしかったけどねえ。
24日に「次が絶好調のスペインでそれだけでもかなり厳しいのに、もし勝ったとしてもその次はブラジルである。つまりあと1試合か2試合だ」などと書いてしまった。戦前にそう思うのはやむをえまい。しかしこれでまたジダンのプレーを見られる。予想が外れてとてもうれしい。
面白くなってきたなあ。次の相手のポルトガルも強いし。次こそちゃんと見て応援しよう。いや、見ていいんだろうか。






